Menu
 > レビュワー
 > まさかずきゅーぶりっく さんのレビュー一覧。8ページ目
まさかずきゅーぶりっくさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456789
>> 通常表示
141.  もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
映画というコンテンツの決定的な短所は、2時間余で起承転結はからなければならないので、明確なテーマがあってもそれが大きすぎるとどうしてもダイジェスト的展開で駆け足になります。登場人物の数が多すぎても個性が埋没してしまいます。この作品も「弱小野球チームを一冊のマネジメント本をきっかけに甲子園に連れていく」という軸こそぶれてませんが、本来はもう少し展開に時間をかけ、映画ではなくドラマのほうが、より野球部員の個性やみなみのマネジメントにかける本心を紐解けたのではないかと思います。  ドラッカーのベストセラーをきっかけにしていますが、「もしドラ」自体エッセンシャル本で、この映画はさらにそれのエッセンシャル版ですので、ドラッカーのマネジメントエッセンスは(この映画でマネジメントを理解しようとする人はあまりいないでしょうが)ごく微量です。うなぎパイ食って「やっぱりうなぎ食うと精力つくなー」というくらいの感覚です(笑)ただドラッカーという人物の存在や提唱をそれまで全く聞いた事がなかった方が、この作品をきっかけに知れ渡ったという意味では非常に大きかったのではないでしょうか。エッセンスの中でも「定義」「マネジメント」「イノベーション」といった単語が出てきて、それらを高校野球のマネージャーというわかりやすいテーマに置き換える心地良さは、近年池上先生がニュースをわかりやすく解説して人気を博したことと似ていて1つのブームなのではないかと思います。  主演の前田敦子さんは映画初出演にも関わらずナチュラルで瑞々しい演技がとても良かったと思います。あっちゃん好きな方が観たら総じて満足度は高く、彼女の魅力満載でとっても心地よい2時間です。あっちゃんファンの方は「Everyday、カチューシャ」でAKB選挙で上位にくるように彼女に投票するために複数枚買いするくらいなら「もしドラ」観に劇場に足を運んであげるほうがよっぽど彼女のためになるような気もしたり・・・。彼女は今度も映画やドラマにどんどんチャレンジしていけるだけの人気がありますし、今回の「もしドラ」でもその期待を裏切らない演技だったと思います。こういう青春ドラマで「そんなムチャな・・・」と強引な展開にまともにツッコミを入れたり、身銭切って観てない批評家連中が封切日に大人気なくケチつけるのは野暮。もっと単純に青春映画を楽しみたい方のための1本かと思います。
[映画館(邦画)] 7点(2011-06-05 14:34:12)(笑:1票)
142.  インランド・エンパイア
前作「マルホランド・ドライブ」でも夢と現実を対比に展開されてましたが、今回の現実と非現実は更にごっちゃごちゃに感じます。3時間なんですが、結局何を見せられてたのか全然理解できないまま終わります。友人に「どんな内容の映画?」と質問されて最も困るパターンの作品ですね。(もしかしてここはこういう意味なの?)と自問自答しつつ観ました。  この作品をリンチ以外の人が作ったとしたら、おそらく駄作とかってレッテル貼られそうな感じなんですけど、リンチの場合は全体がまったく不明でも何となく理解できる画面や瞬間にパワーを感じますし、確実に脳内に快感を与える瞬間があるので、見終わった後は「なるほど、リンチらしい」とか納得してしまいます。あのエンディングだって、それまでクッチャクチャだったはずなのに大団円のように思えますし。  しかし過去のどのリンチ作品よりも役者が振り回されてますね。「マルホ」のナオミ・ワッツなんか与えられた役を完璧に自分のものにしてこなしていましたが、今回は製作も兼ねている主演のローラ・ダーンですら、リンチの掌で踊らされててよく理解できていないまま演じてるんじゃないかと感じました。  それとデジタルで撮影したようですが、それによってリンチ独特の「闇の美」の魅力は薄れたのは残念でした。真夜中の場末のクラブも赤いカーテンも電気スタンドも、ビカビカ照らされる役者もウサギの部屋もリンチらしくていいんですけど、映像の綺麗さではフィルムに軍配でしょうか。カメラワークも役者の顔アップがほとんどで、俯瞰の美しさや景色に酔えたシーンは多くなかったのも残念でした。  あと今回は音楽が盟友アンジェロ・バダラメンティではないので、ダークで独特のリンチ・ワールドとして一抹の物足りなさを感じました。「ブルー・ベルベット」「ツイン・ピークス」「ロスト・ハイウェイ」「マルホランド・ドライブ」ら傑作と比較して最も違和感を覚えたのは音楽。是非次作はバダラメンティとコンビ復活でお願いしたいです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-22 00:50:59)(良:1票)
143.  永遠の片想い
主演の3人の良さと配役がバッチリ合っていて、掴みの部分から何の戸惑いもなく映画に入っていけます。映像もキレイで展開を押し付ける訳でもなく、淡々と進む中に心に「せつなさ」が残ります。チャン・テヒョンの心優しい雰囲気も「猟奇的な彼女」のキョヌさながらに見事です。病弱な2人の女の子の演技も素晴らしく、特にこの中でキャリア的には一番まだ短いソン・イェジンの抑えた演技は「ラブストーリー」のように引っ張っていく演じ方とはまた全然違った魅力を引き出し、醸し出しています。どこまでも魅力的な3人の若者に、どんどん切ない展開に向かう「韓流」手法がちょっと切なすぎて物足りない感もしますが、それでも若者の恋愛映画としては充分に素敵な映画だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2005-02-06 15:15:44)(良:1票)
144.  マイ・ブルーベリー・ナイツ 《ネタバレ》 
ウォン・カーウァイの作品はいつも観終わって暫くしてから思い返す時、ひとつひとつの場面というよりは、むしろ全体の雰囲気がボワッと浮かんでくる感じだが、この作品もまさにそんな感じだった。  90分の尺では、ヒロインが失恋してから旅に出て戻ってくるまでの300日を映し出す時にどうしても駆け足になるのは否めない。それぞれ愛に悩む人々とのご都合主義的な出会いが重なり、最後でヒロインが、イマイチ成長した感じにとれないのが残念な気がしたが、元々この監督の作品は展開に大きな起伏はそれほどないので、かえってこの長さのほうが間延びしなくて良かったのかもしれない。  ノラ・ジョーンズは作りすぎずに普通の女性を体現。ジュード・ロウは癖のある役もいいが、こういう普通の役もまた上手い(物足りない人も多いと思うけど)。デヴィッド・ストラザーン、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズと芸達者を次々と贅沢に使って作品に重厚さがあった。  映像の美しさ、とりわけネオンや夜の飲食店のライトに照らされる出演者が、物思いにふける表情は、言葉なくして心の葛藤を表現していて思わず唸らされた。最後のキスはまさに秀逸。美しくてため息が出ました。
[DVD(吹替)] 6点(2009-02-01 00:26:59)(良:1票)
145.  オットーという男
オリジナル未見。トム・ハンクスが原作を気に入り製作兼主演をする作品は地味なものが多いのですが、この作品も地味ながらとても良質な作品でした。 アメリカの良心と呼ばれるトムが偏屈な変人を演じられるか不安でしたが、そこは流石の演技力、途中から見事にイライラさせられました(笑)  若き日のオットーを演じた実子のトルーマン・ハンクスは太り過ぎとはいえ、抑えた演技で良かったですし現在に自然に繋げられました。トーマス・ニューマンもこうしたヒューマンドラマに音楽付けるのは相変わらず見事でした。  妻に先立たれた初老の男が周囲の方々との交流で徐々に希望を見出していく話自体は目新しいものではありませんが、回想交えながら悲哀と生きる希望を取り戻す主人公の描き方が丁寧で非常にステキなヒューマンドラマだと思います。  ただこの作品をコメディと位置づけるのは止めたほうが良いかもですね。クスっと笑えてもゲラゲラ笑う作品ではないので。
[映画館(字幕)] 7点(2023-03-15 23:41:52)(良:1票)
146.  ゲーム(1997)
実際にこんな会社があったとしても、まかり間違って事故を起こした時の保証が出来ない以上成り立たないだろうなあとか思いながら観ました。「セブン」のやるせない最後と比べ、「そうだったのかー」という風に無理矢理自分を「これで良かったんだ」と納得させたくなるサスペンスですね。あとやはり「ゲーム」というタイトルが良かった。これがもし「どっきりカメラ in USA」とかで、弟役がショーン・ペンじゃなく、野呂圭介とかだったら皆初めから疑ってみるでしょうしね。くだらない事言ってすいません・・・。
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-20 14:23:22)(笑:1票)
147.  ターミナル 《ネタバレ》 
私がトム・ハンクスをこよなく愛する1つは「その軽快な演じ方」にあります。コメディアン出身の彼は、「ビッグ」「ターナー&フーチ」「プリティリーグ」最近では「レディ・キラーズ」などで、彼にしか出来ない軽快なテンポの演技をしてきましたが、「フィラデルフィア」「フォレストガンプ」で2年連続オスカー受賞してからは比較的重厚な役回りが多い気がします。「プライベートライアン」「グリーンマイル」「キャストアウェイ」「ロード・トゥ・パーディション」など。  演技力を見せ付ける彼も素敵ですが「人間味あふれる等身大の演技」を見るなら彼の右に出る人はいません。当然この映画は「彼のためにある映画」であり、時には椅子をベッドにするシーンで間に落っこちそうになり、悪戦苦闘するシーンや、1つ嘘を付けばNYに出られると言われても決して嘘を付かない彼の姿勢に思わず笑わせられました(笑)<そのくせ、キャサリンゼタには何故ターミナルにずっといるか嘘をつく!  この映画は決して派手ではありません。クリスマスに他で上映されているどの映画よりも地味なヒューマンドラマです。それでも「ビッグネームが作り上げたテンポよい人間ドラマ」として見ると、本当に見てよかったと思える映画だと思います。  特にトム・ハンクスのファンの皆さんなら、このような、間に彼の笑いのテイストが散りばめられた作品は思わずうなづいてしまうのではないでしょうか!?「レディキラーズ」もですが、彼がどこか『笑い』を散りばめた人間的な作品を最近は選んでいるような気がして嬉しくてたまりません!  最近のスピルバーグは商業主義になってきたという人はいますが、彼が監督したという先入観を捨ててこの映画を「祖国に帰れなくなった男の9ヶ月間の物語」と思って観たら、これは中々の佳作だと思いますよ!文句無しに上手いトムの演技に6点。キャサリンゼタはやっぱり綺麗だったので+1点!スピルバーグとトムハンクスの4本目のコラボがいつか見れるのを期待してこの点を付けます!!
[映画館(字幕)] 7点(2004-12-23 20:56:06)(良:1票)
148.  隠し砦の三悪人 《ネタバレ》 
いやーこれは面白いですよ!群集にCGを使っていない本物の迫力も感じましたし、早川領に辿り着くまでの苦難の連続を、ハラハラしながら楽しめる娯楽活劇です。でもこれ「スターウォーズ」に影響を与えたとされてますが、C-3POとR2D2はあの百姓二人のようには足引っ張ってないよと叫びたかったです(あまりにダメな人たちなんでええ加減にせよと突っ込んでしまいました)。女郎として囚われてた秋月方の女性を馬にすっと乗せる六郎太のサマ、山名方の侍二人を馬で追ってしとめる六郎太、というよりむしろ三船先生の姿にも惚れ惚れですwでも笑えたのは火祭りで踊る三船先生の姿!晩年「全員集合」でヒゲダンスのジェスチャーをした彼の姿を思い出してしまいました(^^;あと突っ込まざるを得ないのは雪姫どの!あなた快活で健康的な太ももが何とも魅力的ですが、終始声張りすぎですから!
[DVD(邦画)] 8点(2006-08-06 16:45:33)(良:1票)
149.  グレイテスト・ショーマン
批評家からは散々だったのに作品としてはヒットしたというのがすべてだと思います。 金儲けに走り家族よりも歌姫にうつつを抜かす主人公にもご都合主義な展開にも感情移入できないものの、楽曲のクオリティーやワクワクさせるショーの演出、自信満々でめちゃくちゃイケメンな主役のヒュー・ジャックマンを見たらなんかわからないけど許せてしまうって作品なのかなと。 私もそんな批評家の評価と興行収入の賛否に興味が湧き、Blu-Rayを購入したら二度三度と見返しているヒュー・ジャックマン好きです(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-03-04 20:59:23)(良:1票)
150.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
「ミスティックリバー」以降、イーストウッド作品の「生命」に対する尊厳のメッセージはものすごいです。↓に書いている方もいらっしゃるが、この作品もその集大成になっていると思います。  また冒頭に実話とは表示されるものの、実際はどのくらい脚色されているのかと思ったら、本筋の事件はほぼそのままという事で余計に切なくなりました。今であればもっとマスコミ、市民や女性の立場が向上し、またインターネットなどもあるのでひょっとしたら救えた事件かもしれないですが、誘拐より何よりも腐敗しきった国家権力そのものに腹立った方も多いと思います。心のどこかで最後に希望を見出したかったのですが、コリンズ氏はきっと行方不明になったあの日の事を一生悔いて生き続けたのでしょうね。  アンジェリーナ・ジョリーの演技力は言うまでもないですが、コリンズの後の人生を心配し、前向きな声をかけ続けた牧師役のジョン・マルコビッチの確かな存在感にも拍手を送りたいです。  ただ敢えて書くとすれば、途中から警察との対決や裁判等に時間が割かれてしまい、若干親子愛や絆という部分のメッセージ性が弱くなった気がしました。国家権力と闘っている中でも、冒頭から描かれていた息子への愛がもう少し前に出てきてくれても個人的には良かったかなと思いました。でも140分以上の長尺を中だるみせずに演出したイーストウッドの手腕はいつもながら見事ですね。
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-29 23:49:03)(良:1票)
151.  ソウ2 《ネタバレ》 
犯人に驚愕した1作目。そして犯人が捕まっている所から始まる2作目。両作品共に全然違うタッチで演出し、観客を混乱させながら結局はのめりこませる。2作目の凄い所は、主役の刑事がでっちあげ逮捕した人間達の中に息子を放り込み、ジグソウと他7人の両方から刑事親子を追い込むという部分だと思う。軸は刑事である父親とジグソウの心理戦であって、モニター内の展開は完全に過去のゲームであり、ジグソウにとってそれはさほど重要ではない。むしろその様子を見ている刑事を試す心理ゲームだと考えると、監禁された家での脱出のヒントやゲーム攻略法がさほど演出・説明されていないのも何となく理解できる。元々あの監禁されたメンバーは、息子に目を向けさせるためだけの「ゲームの駒」だと思うし、助ける気すら無かったのではないか?実際ジグソウとの心理戦に負けた主役の男は「1」の舞台となった忌まわしき現場で2代目ジグソウから制裁を受ける。冒頭で死んだ情報屋、そして脱出を試みながら家で死んでいったメンバー、前科モノではなかった唯一助けられた息子。全ては主役の刑事が手を染めて与えられた結果だ(息子ですら死と隣り合わせになるまでは真剣に向き合おうとしなかった)。しかし何でこんなシナリオを書けるのかと本当に関心する。現場の2人とその人となりの回想、ジグソウと彼を追う刑事で見せた「1」、8人の脱出劇とそれをモニターで見ながら何も出来ない刑事とジグソウの心理戦の「2」。そのグロさもあり、決して生と死を真剣に考えるという映画では無いが、ラストのひっくり返し方(1と同じ、ネタばらしの前兆のあの定番のBGMが流れてくると鳥肌が立つ)といい最高のエンターテイメントの1本であると言える。多分別館内での展開の細かな説明が少なかったのは、更に「3」に繋がる意味でわざとだったのか?とも思う。「3」ではアマンダ演じる新ジグソウが色々ゲームを主導してると思わせつつ、実はアマンダを脅してて「1」のあの死んだカメラマンの奥さんが「私が真・ジグソウだー(旦那に恨みがあったとかで)」とかになったらもうムチャクチャですね・・・。
[DVD(字幕)] 8点(2006-03-28 16:40:36)(良:1票)
152.  タイタンズを忘れない 《ネタバレ》 
この映画が何度観ても好きで(^^)全編見せ場ですが、特にぐっとくるのは、いがみ合ってた白人黒人の選手たちが最初に打ち解ける合宿のところと、ヨーストとブーンが、一緒になって闘おうと団結する終盤です。   黒人コーチのブーンをクビにしようと、審判がフェアなジャッジをしない戦いがあって、そのままクビになればヨーストは総合コーチに復帰し、名誉も得られたのですが、彼はそれを捨てて紳士な戦いを挑むその男気にまず涙(笑)   最後の戦いで、ブーンはオフェンス、ヨーストはディフェンスと分担して指示を出してたところを「このままでは勝てない。我々も大人になる時がきたようだ」とか言ってコーチも団結するシーン。結果ヨーストが出した攻撃によってタイタンズが奇跡の大逆転を起こすシーン(黒人と白人のコーチが抱き合って喜びを分かち合う姿が感動)にまたまた涙(>_<)  スポコン&男の友情モノ、自然と高得点を入れてしまいます♪
[地上波(吹替)] 8点(2007-05-08 11:06:39)(良:1票)
153.  レベル・サーティーン 《ネタバレ》 
モラルを超える部分でのラインがこの作品を作った人間と私では違う。だから5つ目のゲームを見た後は「あ、こいつはこういう事を何でもやっちゃう人なのね」と思って一歩引いた目で観るので、普通なら徐々にエスカレートするはずの演出が盛り上がり切らないというか、盛り上げるペース配分を間違えてしまっている気がして残念だった(音楽面でも展開とミスマッチに思える選曲が多数)。キャラクターの描写もイマイチ。主人公の彼にもっと欠点が見えてれば、オチを知っても「ま、仕方ないか」と思えるけど、そういう側面がほとんど描かれていないので、なんとなく気の毒で後味が物凄く悪かった。但し作品そのものにはパワーがあり、タイ映画の新たな面を見られた気はする。でも200万程度のお金のためにウ○コ食う羽目になる前にまず自己破産しろよ(>_<)
[DVD(字幕)] 2点(2008-01-22 13:55:50)(良:1票)
154.  ミスト 《ネタバレ》 
モンスターの見せ方の度合いが非常に上手い。キング作品では引っ張りすぎてガッカリさせた「ランゴリアーズ」や、超常現象的な恐怖を煽っておいて単なる憑依モンスター映画だった「ドリームキャッチャー」などもあったが、これは始まって20分でもう「巨大モンスター」と分からせる。それでも見せるのは足先だけなので、全貌を見せない恐怖と、そんなもの端からいるわけないと認めない人間同士の対立も相まっていよいよ閉塞感が増してきた。  夜中に巨大イナゴやら魔界村のレッドアリーマーみたいなのが襲ってきたシーンは、虫嫌いの私としたら夢に出てきそうな位の恐怖だった(薬局の中の人体からウニョウニョ出てきたクモも鳥肌ゾゾーーーッ・・・)。  人は確かな解決方法やら逃げ道を見失った時、徐々にああいう宗教的な人間の言う事に傾くんですね、あれはリアルでした。だからあのおばちゃんが終盤殺された際、彼女をすがってた多くの人間たちが何とも言えない空虚感・絶望感をかもし出していて、分かる気がしました。  TVもラジオも携帯も繋がらず、視界がごく狭い空間の中にいたら、やはり絶望的になるし、結果あと数分待てば、息子や同乗の3人も生きていれたけど、それは結果論であって何ともリアルでした。少なくとも主人公が伝説になって世界を救う作品や、主人公連中が全滅して何も解決しないまま終わる作品よりよっぽどいい。でもやはり最後に腰がくだけた主人公の男性の姿、本当に切なくなりましたね。  「ショーシャンク」「グリーンマイル」とキングの非ホラー作品を良質に仕上げてきたフランク・ダラボンが、一転こんな怖い作品を作るなんて、本当に驚きました。スプラッター描写はもう少し抑えても良かった気もしますが、濃い作品でした。車がスーパーを脱出したスローのシーン。車に乗ったほうが正しいのか、それともスーパーに残ったほうが正しいのか、観客側にはあの時点で分からない辺りが面白い。ただ異次元空間を開いてしまってやってきた使者の設定なら、巨大昆虫よりはもっと見たことも無いような形の生命体でも良かったかもですね、そこだけ不満でもありました。
[DVD(吹替)] 7点(2009-01-30 00:54:52)(良:1票)
155.  16ブロック 《ネタバレ》 
酒びたりで過去に汚点を持つ刑事が、過去の自分を精算して正義感を取り戻すという、一見目新しさの感じられない話も、敢えて無駄な脚色やエピソードを減らし、スケール感も抑えたこの作品では見事良作にまとめる事ができたと思います。「リーサルウェポン」のリチャード・ドナーと「ダイハード」のブルース・ウィリスのコンビなので、派手な作品を予想して観るとちょっと違和感を覚えますが、悪徳刑事仲間との決別、護送する囚人との友情に加え、警察の中にいる内通者の存在にドキドキもさせられ、見所が沢山あります。DVDに収録されていた別エンディングは非常に切ないので、本編どおりのオチは綺麗すぎる感もありますが個人的には好きです。しかしデヴィット・モースって凄く目が優しいのにこんな役が多いですねー・・・。あと妹の存在は、逃げられた女房的な感覚を一瞬、観客に騙す為だけにあったのかな?後半、バスを乗っ取った後、もう一盛り上がりあれば更に興奮できたのですが、それを差し引いても中々のヒット作だと思います。哀愁漂うブルースの見事な表情と役作りに8点献上。
[DVD(字幕)] 8点(2007-05-13 13:27:09)(良:1票)
156.  マーダー・ライド・ショー 《ネタバレ》 
う~ん…、亜流の「悪魔のいけにえ」という感じが否めないですね。序盤は出演者全員が妙にハイテンションで、ピエロの男との絡みや「殺人鬼の館」なんかもユーモラスで結構面白かったんですが、中盤以降の雰囲気の一変はどうでしょうか…。そもそも映画として、あまりにも空気が違う2場面からの構成によって、中途半端なイメージになってしまった気がします。むしろホラーにこだわるなら序盤の思わせぶりは不要。逆にコメディホラーを目指すなら、残酷な展開の果てに救いを見せてあげないと…。「悪魔のいけにえ」は、ギリギリ「こんな変態一家に捕まったら怖いな」と思わせるリアリズムがありましたが、この映画の変態一家は妙にクリーチャー化してしまって、残酷描写内でのコメディ的な台詞も全て観客からしてみれば面白さに繋がりません、言わばタダの不快映像。しかも残酷描写が別々の人物に交互に見せられ、そこにドキュメンタリー風の全く別の映像も混ざってくるので、観ていて理解に疲れる部分がありました。あまりにも過度な残酷描写の連続と笑いは繋がらないと痛感。その微妙な部分を保ってた「悪魔のいけにえ」の凄さを改めて感じる作品となりました。低予算で頑張ってますが、救いの無い作品は嫌いなので-2点です。
[インターネット(字幕)] 3点(2006-08-18 03:42:43)(良:1票)
157.  セブン 《ネタバレ》 
オチが読みやすいとか色々言われたけど、今観返してもやはり物凄い映画。ケビン・スペイシーも含めて主要登場人物は皆素晴らしい演技をしている。ハワード・ショアの音楽も陰湿な雰囲気を盛り上げている。全編ダークで粗い粒子の素晴らしい画面構成も見事だし、ジョン・ドウの家まで行き、あと一歩の所で逃して、挙句の果てには逆に銃を突きつけられる雨のシーンとかの雰囲気がたまらなく素晴らしい。ブラピがラストでジョン・ドウを殺すか殺さないか(七つの大罪を自らの手で犯人の思惑通り完成させてしまうか)というシーンは本当に緊張感があり、葛藤が全面に出て、モーガン・フリーマンのやるせない顔も全部が凄い。あのシーンの荒野の色も淡々と刻まれる音楽も絶妙。自分の価値観で人を殺していく犯人に対してはちっとも賛成できないけど(フォーンブースしかり、ソウもしかり)。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-18 11:15:54)(良:1票)
158.  007/トゥモロー・ネバー・ダイ
当初は「007がアクションシーンをやっている」感じでしたが、最近は「このアクション映画は007シリーズなのか」という感じになってきて、勧善懲悪モノのマンネリと言うか、それを打破する為にスケールアップして頑張ってる感じがちょっと苦しいです。それでもこの作品は、ボンドガールのミシェル・ヨーが、若い頃ジャッキーに鍛えられたのも功を奏して非常に大活躍で目が離せませんでした。バイクのシーン、船のシーンが凄すぎて、最後の銃撃戦は少し疲れましたが、W主役っぽい流れで娯楽作としては出来がいいなと思いました。セリフがキザでどことなくエロい言い回しが、ピアース・ブロスナンに本当にハマってますね(笑)
[地上波(吹替)] 7点(2007-01-14 23:52:15)(良:1票)
159.  エル・マリアッチ
ロバート・ロドリゲスの凄い所は、切り詰めるべく所は全て切り詰めてこれを完成させた事ですよね。どんなに頑張っても普通7000ドル(80万位?)で映画1本撮れないと思います。B級臭漂う映画ですがテンポもいいし、小気味良い笑いも散りばめられていて退屈しません。ロドリゲス監督の1人8役ぶりも凄いですが、売れてから最新作「シン・シティ」に至るまでずっとそれを貫いてるのも素晴らしいです。だからこそ人件費が安く済み、監督がやりたい仕事(スパイキッズシリーズ等)も実現しやすくなるんですね。これはそんな監督の原点を感じるアクション映画です。カルロス・ガラルド演じるマリアッチ役は続編「デスペラード」以降はバンデラスに譲りますが、カルロス・ガラルドを「デスペラード」ではマリアッチの仲間として終盤にカッコよく登場させたり、「レジェンド・オブ・メキシコ」ではプロデューサーとして組んでいたりと、彼の仲間を大切にしてる感じも好きですwこの映画の無駄にアップが多いところ(電話取るシーンで何故にそんな顔に寄る!?)も笑えて好きです。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-07-25 12:16:51)(良:1票)
160.  ミクロの決死圏 《ネタバレ》 
政府の要人が脳に障害を負ってしまって、何とかその要人に証言を取りたくて主人公の男性が医師スタッフ数人と共に潜水艦に乗り込み、ミクロ化され体内へ入り込み、脳内の損傷を負った部分を治す話なんですが、首の血管から注射で入り込むのですが、当然簡単には目的地までたどり着けないんですよねさすがに。途中で様々な事故があって心臓部を通ったり、潜水艦内の空気が減って、肺から空気を取り入れたり。しかもスパイめいてる乗務員がいて、不信を募らせた1人が反乱起こしてみたりと、人間ドラマもありました。結局潜水艦は白血球に包まれてしまい、反乱起こした1人の乗組員以外は泳いで涙腺から脱出するんですが、結構面白かったですよ!  途中、唯一の女性乗組員であるラクエルウェルチが、内耳の所で外部の衝撃音で吹っ飛ばされるんですけどね。そこから船内に戻るまでの間に抗体みたいのに全身まとわりつかれてしまい、抗体に首を締められ窒息しそうになるシーンがあったんですが、首の回りの抗体取り除いて一命とりとめたはずなのに、なんでその後もまだ、4人そろって男がいつまでも、ラクエルウェルチの体ベタベタベタベタ触ってたんだろうか??(怪)  怪しいぃな~。。役得ってかんぢですか?ギャランティ少しは返還しなさい(笑)
6点(2004-09-22 18:23:10)(良:1票)

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS