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プロフィール
コメント数 63
性別 男性
ホームページ http://nothing-to-lose.seesaa.net/
年齢 43歳
自己紹介 昨年12月21日以降に初見、または再見した映画の超個人的感想です★
9月14日(火)
最近眠くなる映画が少なくなってきた。
”映画を見れる”ようになってきたのかなぁ。
そうだといいな。

にしても
未レビューが約40本。。。

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評価順1
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1.  クレイマー、クレイマー
誰が悪いとかそういうことではなく、誰もが同じ結果を望んでも現実はなかなかそれを許さない。そういう人間関係の不条理さ、哀しさみたいなものを感じました。子供のピュアさが、痛い。テッドもジョアンナも本当は子供と同じものを望んでいるのに。ただ、僕にはその後、2人は復縁したんじゃないか、と思う部分があります。フレンチトーストに象徴される、見栄っ張りなテッドが変わっていく過程に心打たれました。親は完璧でなくてもいい、子供に弱みを見せてもいいんだ。僕はそう思います。
8点(2004-02-26 15:26:06)(良:2票)
2.  テキサス・チェーンソー 《ネタバレ》 
この映画で僕がおぞましいと感ずるのは、全編に漂うおどろおどろしさよりも、青春真っ只中の若者たちが絶望していく様である。“死体を放置できない”といった良心が仇となっていくのも見ていて辛いし、特にモーガンが保安官に理解されず追い込まれていく過程は恐怖とは違った“やるせなさ”を深く心に刻み込む(この意味で、その保安官の正体の意外性は不要に感ずる)。加えて描かれる、閉鎖性が生むレザーフェイス一家の狂気。直接的なグロ描写はほとんど無いにもかかわらず、“嫌なものを見た”という気持ちになるのはこうした“精神的グロ”とでも呼ぶべきプロットのせいだろう。映画としての完成度で言えば10点でも良いのかもしれない。ただ、全くのフィクションをホントの話のように見せ掛け恐怖感を煽るのは卑怯(よくあることなのかもしれないが、この映画は程度が甚だしい)。もう1点不満を挙げれば、レザーフェイスをモンスターのように見立てるよりは、前半の”見えない恐怖”をもっと前面に出しても良かったのではないかと思う。多分本作は2度は見ないだろうが(ちょっとしたトラウマ)、いつかオリジナルは見てみたい。
8点(2004-09-14 06:53:26)(良:2票)
3.  めぐりあう時間たち
3人の女性を中心とした、宿命にも似た異なる時代の1日を描いた人間ドラマ。それぞれのストーリーを途切れなく、過不足無く、くどくなく描くその様は美しく、鮮やかで、また詩的だが、しかし残酷である。その映像美と残酷さのコントラストにまず、舌を巻いた。たとえ例えば同性愛が許容される時代であっても、人生は表層的な自己満足の連続に過ぎない。そのことを悟り、自分の為ではなく、生死を超えて本当に自分らしくあることを望むとき、過酷な選択が待ち受ける。ヴァージニアやローラやリチャードの選択を自己中心的であると責めるのはたやすい。しかし、この映画を見終わってカタルシスにも似た感覚を覚えるのは、彼らの選択に誰しもが心に秘める部分があるからではないか。ジュリアのようにローラを抱きしめてあげたいと思ったのは、僕だけではないはずだ。逆に言えば、静寂を覆い隠す為にパーティーを繰り返すダロウェイ夫人にも、誰もが自分自身を投影する部分があるだろう。そして、意識的であれ無意識的であれ、誰かを”殺している”のかもしれない。ストーリーや演技は言うまでもないだろうが、それを支える演出、音楽の完璧さ(確かに音楽はややでしゃばり感が否めないが、それによって醸し出されている統一感は特筆すべきだろう)。この映画の見事さには、溜め息が出た。文句なしの満点。
10点(2004-02-19 19:12:25)(良:2票)
4.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
極上のサスペンスでありながら、大変な問題作。一晩寝たら心に何も残らない映画が跋扈する昨今、こうした深い余韻を残す映画こそ高く評価したい。ベースにあるものが中立的とは程遠いと思うが(会話の端々に出て来るデータなどに意図を感じてしまう)、ゲイルらの選択に対して偏ったスタンスは取っていない点に注目したい。人権に敏感でありながら死刑制度(それも絞首刑)を持つ国の国民として絶対に見て欲しい1本。
10点(2004-02-26 15:51:11)(良:1票)
5.  雨に唄えば
全編ハイテンション、否、もうハイエスト・テンションって感じで、本当に楽しい。サイレントからトーキーへの過渡期という割と重いテーマを扱いつつも、良い意味であっさりしている。映画産業の舞台裏、という設定が作り手と見る者の距離を格段に縮める。アップなし、長回しの嘘偽りごまかしの無いジーン・ケリー、ドナルド・オコナーのアクロバティックなダンスには思わず口が開いてしまう。昔の人はすごいなー、と。凹んでる人には特に薦めたい。逆境の象徴とも言える“雨”をも味方にしてあれだけ楽しそうに歌い、踊るジーン・ケリーを、是非見てもらいたいから。
8点(2004-03-19 09:23:26)(良:1票)
6.  キング・コング(1933)
古い特撮を見るのはそのチープさ、あるいはその裏にある知恵を見て楽しむ為としか思えなかった僕にとって、現代でも充分迫力を感じられるこの1本は衝撃的な出会いとなった。素直に、すごい。鳥獣が、大蛇が、キングコングが、生きている。自然v.s.人間の象徴とも言えるキングコングの偏愛は、人間と動物との一方的で独善的な関係に鋭い疑問を投げかける。高度文明の象徴であるエンパイアステート・ビルで最期を迎えるとは、何とも示唆的である。
9点(2004-03-19 09:47:00)(良:1票)
7.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
25年前の悲劇を今もそれぞれに引きずる3人。彼らにとって、この映画の結末はある意味では救済なのかもしれない。音楽や効果音など、個人的に好きでない面があるのだが、それでも、これ程までに深い余韻を残す映画が最近あっただろうか。哀しみに満ちた物語を演じる3人の演技は、一級品でありながら調和が取れていて、素晴らしいの一言である。
8点(2004-01-06 03:04:14)(良:1票)
8.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
平均の低さにびっくり(笑)。アイディアだけでも充分高評価に値すると思うのだが(もちろん原作ものなわけだが)。まず素直に楽しめたし、何よりドリアン・グレイの苦悩や、ジキル博士の葛藤といった、それぞれの原作文学のエッセンスをきちんと描いていて、それらがある程度ストーリーに関わってくるのが好印象。もちろん表層的な描写であることは事実だが、それぞれのキャラクターをじっくり描くのは時間的にも不可能であるし、もともとそれら内面的な機微を映像化するのは他のジャンルの映画が専売特許とするところであろう。むしろ、“分かる人に分かってもらえれば”という姿勢はこの映画においてプラスに働いていると思う。背景知識を持たなくてもきちんと楽しめ、知っている人はニヤリと出来る。ただ、透明人間の白塗りには思わず失笑。
9点(2004-03-19 09:13:41)(良:1票)

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