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1.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 
多くの矛盾点を逆に伏線として解読する。 冒頭のシーンで「夫が一泊の出張中であることを認識していた」ことと、「長女の顔に怪我が無かった」ことは、その後に経験する「日曜~水曜」とは別の、平凡な「日曜~水曜」を既に過ごしていたことを示す。それはつまり、「長女は怪我もせず、夫とは冷めたまま」の「日曜~水曜」ということだ。金曜と土曜のみが初めてで、「日曜~水曜」は二度目だったということ。で、二度目は一度目とは若干違う行動をすることで、夫の愛を取り戻したり、長女が怪我をしたり、事故現場に居あわせてしまったり、ということになったと考えれば辻褄があう。最初の水曜は、夫の出張を普通に見送ったために事故現場には居合わなかったと考えると、翌日の連絡で初めて事故死を知る流れも矛盾が無い。そして、二度目の「水曜」における、以前とは違う行動(夫の死の目撃)によって、夫の死を知らされる「木曜」を繰り返すことができなくなってしまったことから、それ以降は一度目とは違った「木曜~土曜」を過ごすことになり、「精神病院での拘束」も全て無くなる… なんて考えると、詰めの甘い映画を違ったストーリーとして捉え直すことができて面白いですね。
[DVD(字幕)] 6点(2011-07-08 11:55:01)(良:1票)
2.  クリーピー 偽りの隣人
ひどい、あまりにひどい映画でした。 前半で良い映画になる予感だけさせといて、後半のひどさと言ったら近年稀に見るお粗末さ。 もうどこを指摘したら良いのかわからないくらい穴だらけの脚本でもう最悪でした。 特に西野の子役は最近の朝ドラで良い役をやってたので好印象だったのに、これ見てガッカリしちゃいました。 あの娘が一番の被害者かもしれませんね。 あ〜時間のムダだった。
[インターネット(邦画)] 2点(2017-09-24 01:05:00)(良:1票)
3.  明日へのチケット 《ネタバレ》 
1作目5点、2作目5点、3作目8点、で平均6点という評価です。3作目の「難民に対する社会的正義」と、「ママにしかられる、サッカーの試合が見られなくなる」というアホらしい程に次元の異なる葛藤をリアリティを持って描けているところに映画本来の力を感じました。特にラスト、駅員が理解を示して無罪放免なんていう甘いハッピーエンドにはせずに、かつまた、正直者がバカを見るという芸の無いシニカルエンドでもなく、「人生は(旅での出会いも含めて)そんなに捨てたもんじゃない」というサラリとしたメッセージに抑えているところが好きです。
[DVD(字幕)] 6点(2007-07-22 15:26:03)(良:1票)
4.  THE WAVE ウェイヴ 《ネタバレ》 
貧困や社会不安の中でナチスのとった民衆掌握の手法の数々が、何不自由ない現代の若者にもそのまま通用するという設定が少々強引であることと、あそこまで短期間で熱狂していく過程がやや不自然ではありますが、「発言は手を挙げて、私語は禁止、白いシャツに統一、教師に経緯を払う」って、そのまんま日本の中学校の教室風景だし、集団によるイジメなんて、この映画の様子よりひどいかもしれない。すると、日本の中学校システムはファシストの実習体験の場なんだ(ただし、日本の中学校教師に独裁者としての権限は微塵もないのだけれど)、ということにいまさらながら驚き、日本人の集団行動好きや指示待ち姿勢、お上に逆らわない態度などは中学校システムに根っこがあることに気付かされる怖い映画です。確かに私も中学校のクラスの一体感は小学校や高校よりも強く、甘美な思い出として深く記憶の底に根をはっていたりします。ああ、中学校システムとはなんて恐ろしいものなんだ。
[DVD(字幕)] 9点(2010-05-16 00:19:27)(良:1票)
5.  帰ってきたヒトラー
ヒットラーや取り巻きの数人だけが突出して悪人であったとすることで非難の矛先をかわそうとすることなく、ドイツ人が民主的に選挙で選んだ代表(=ヒトラー)がドイツ人の望みを叶えただけだとする怖い話を突きつける映画。 難民問題に揺れる現在のドイツ社会をも風刺する深いメッセージの込められた作品でもある。  よくぞドイツ人が自らこんな映画を作ったものだ。  これと見比べると、アカデミー賞受賞作の中身の無さがよく分かる。  なお、冒頭のBGMを聞いた瞬間に、「時計仕掛けのオレンジ」の最期のセリフ「これで全ては元通り」が蘇ってきた…
[映画館(字幕)] 9点(2016-08-16 23:05:08)(良:1票)

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