21. アズールとアスマール
《ネタバレ》 「夢中」という感想が一番ピッタリきます。どういった経緯、理由でそうなったのか?…そんなこと全く説明しません。話はトントン拍子で転がっていきます。 そう、これは映像と映像の間を自分の右脳で埋めていく映画なんです。 公式サイトではヨーロッパとイスラム、異文化の融合がテーマだと書かれていましたが、私はそうは思いません。 アズールは自分の国を捨てて異国へ旅立ち、両国の文化を知る乳母に助けられ、その国の妖精と結婚した。シンプルな話なんです。素晴らしいじゃないですか? 私はそう解釈します。 悪く言うと現実逃避。よく言うと……やはり現実逃避。スピリチュアルを強く感じるせいか、現実の生活に戻るのが嫌になります。 ツートンカラーの無機質な映像から不思議な温かみが感じられます。 ちっちゃなシャムスサバ姫がメチャクチャ可愛いです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-16 02:19:21)(良:1票) |
22. アデル、ブルーは熱い色
今回テレビで見たものは170分のセックスシーンを削除したバージョン。 印象的だったのは主人公の家庭はいつもスパゲティ。 もう一方は生牡蠣。 食生活からお互いの生活のレベルが伺えますね。 セックスシーンを追加したバージョンを見るには市販ソフトを購入するしかないみたい。 たった10分の劇場公開バージョンを見るのに高い金を出す気はないが、絶版となると一層見たくなってしまう自分がいる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-26 20:09:10) |
23. アンタッチャブル
《ネタバレ》 昔見たときは面白かったけど今見ると古さを感じます。 カメラワークも古典的。 駅の階段の演出も戦艦ポチョムキンそのまんま。 スローモーションもわざとらしく感じました。 でも、まあまあ面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-23 18:52:19) |
24. アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
人間の愚かさを描いた面白い作品だと思いました。 才能があっても、ちょっとした綻びで人生が狂ってしまう。 どんな人間にも当てはまる教訓みたいなものを感じました。 エンディングロールで流れたトーニャ・ハーディングの実際のスケートの映像がよかったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-08 22:09:58) |
25. アリスのままで
《ネタバレ》 2つの山場があります。 一つは、病状が悪化している時に行われた講演。 もう一つは、ラストでの娘との会話。「愛」という台詞。 脚本が上手いと思います。 病状が悪化した主人公が、パソコンに収録された、まだ病状が悪化していない動画の違いが、同じ役者さんが演じているように思えなかったのは素晴らしい証だと思います。 「あれ?」って感じで終わってしまって、ちょっと拍子抜けしました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-17 12:05:41) |
26. アポロ13
宇宙空間を味わう映画って「2001年宇宙の旅」以来、全く変わっていない。 本作の存在を今になって知ったが、やってることは「ゼロ・グラヴィティ」と同じ。 こういう雰囲気の映画って好きだ。 ケヴィン・ベーコンが若い。今(2015年)の方が渋みがあっていい。 トム・ハンクスも若いが、反対にこの頃の方がいい。今はただのおじさん。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-10 06:21:12) |
27. アンノウン(2011)
リーアム・ニーソンが主演とのことで観賞しましたが、とても楽しいサスペンス・アクション映画でした。 この映画、ネタバレしてしまうと面白くないので書きませんが、どっかでよくある「意外な展開」はお約束どおりです。 サスペンスものは、つまらないと最初の30分でリタイヤしてしまうのですが、時間を忘れさせてくれたところがよかったです。 [地上波(吹替)] 7点(2013-03-09 04:12:45) |
28. アナザー プラネット
《ネタバレ》 観終わって印象としては「惑星ソラリス」や「地球に落ちてきた男」でもやりたかったのかなぁなんて思いましたが、これ、別に第二の地球がなくてもドラマは成り立たせられないの?って疑問が残りました。何故って第二の地球に行くか行かないかは最後のシーンだけだし。その最後にチケットを渡しただけで乗組員変えられるのって笑ってしまいました。でも、その4か月後に向こうから自分がやってきていたというオチは面白かったです。 [地上波(字幕)] 7点(2013-02-23 16:12:56)(良:1票) |
29. アンヴィル!夢を諦めきれない男たち
《ネタバレ》 この映画、吹き替えで観ると滅茶苦茶面白いです。よくある海外ドキュメントのわざとらしい言い方で笑ってしまいます。 本作の内容ですが、私はダスティン・ホフマンと同じようにヘビメタは特に好きではないのですが、彼ら二人の情熱は十分伝わってきました。 迷惑をかけても助けてくれる家族たちの姿はリアルで、バンドが存続できるのも彼らのおかげなんだろうと思いました。 以前から日本は世界中で一番忠実なオーディエンスだと思います。 昔の海外アーティストが日本が第二の故郷というコメントは世界不況である今とても信憑性を感じます。 日本は本当に第二のマーケットと考える時代だと思います。 [地上波(吹替)] 7点(2013-02-17 01:28:21) |
30. アンネの日記(1959)
《ネタバレ》 どうみても20歳くらいにみえる13歳のアンネですが、やはり名作は、どう脚色しても不変です。 下の階の足音に静まり返るアンネたち。 それが約2年も続いたのですから私たちには考えられない世界です。 アンネ役の女優さんは可愛いのですが、やはり、これが実話だと思うと、アンネに生き延びてもらいたかった気持ちで胸が締め付けられます。 「アンネの日記」は2009年にも8時間ドラマとしてイギリスで作られていますが、どの作品も素晴らしいです。 本作は、ちょっとメロドラマっぽいので、点数はこれくらいにしておきます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-10 21:46:38) |
31. アンドロメダ・・・
《ネタバレ》 最近「地球外生物の存在が確認(?)」されたニュースのせいか、とても興味深く観賞することが出来ました。 子供の頃、テレビのロードショーで放送された数少ないSF映画の一つで、当時はレーザー光線に感動しただけで、話の内容は全く理解できませんでしたが、今、再び観賞して本作のストーリーを理解できました。 ただ、対象物の弱点が意外にあっけないものだったので拍子抜けしてしまった感もあります。 自爆スイッチのキーを持つ資格が独身でなければならない点は笑えました。 それなりにスリルがあって面白いですが、娯楽映画として期待してはいけません。 眠れなくて目が冴えてしまって、どうしようもないときに観賞するのがベストだと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-14 03:13:10) |
32. 秋のソナタ
《ネタバレ》 リヴ・ウルマンとベイルマンを期待して観たのですが、最後のクレジットまで母親役がイングリッド・バーグマンとはわかりませんでした。 バーグマンが娘が告白する過去の憎しみを聞いて落ちぶれていく過程が、全くバーグマンらしく見えないのは、彼女の演技力がいかに素晴らしいか捉える事ができます。 私も自分の母親とは映画と似たような関係を持ち、やはりお互いの心情をぶつけ合ったことがあります。 その時も、この映画と同じように自分が正論と思って口にしてしまったことを後悔し、母親は母親で、もう語り合いたくないという心境に陥っていました。 年齢もあるのでしょう。年寄りに過去に何があったか具体的に話しても疲れるだけなのかもしれません。 この映画の母親は自分が過去に捨てた娘たち以上に、まだ救いを求める人間がいるから、ラストシーン「死ねばいいのに」とケロッと口に出してしまうのだと思います。 ところで、ある作家が親子愛は読者、または映画では観客は人物関係を理解しただけで「(親子)愛」は存在すると理解すると言ってましたが、私はお互いが全て「親子愛」で永久に結びつくなんて信じてはいません。 意外と邦画では作られることのない稀な映画だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-24 03:03:40) |
33. 暗戦/デッドエンド
「男たちの挽歌」以上、「インファナル・アフェア」以下に位置していると思う。 どちらか一方でも満足された方は必見の娯楽作品。 いかにも「香港!」という感じのコミカルな要素もあるが、小道具や伏線がかっこよく、スピード感あふれる展開に観る者を退屈させない。 アンディ・ラウが香港の映画祭の金賞を取っただけあって、やはり見どころは彼の存在と言っていい。 それから90分でまとめた監督の実力を付け加えたい。 [DVD(吹替)] 7点(2009-02-09 15:02:50) |
34. アフタースクール
まず予備知識なしで鑑賞することを勧める。コメディタッチのサスペンスで完全娯楽として観るべし。どんな一流のサスペンスにも欠点は存在する。作品のアラ探しをすることでしか満足できない人間にはお勧めできない。 監督は前作から何年もの歳月と苦労をかけて製作させたようだが、もし直接お会いすることができたら「あの映画(本作)、すごく面白かったですよ!」って声を掛けたい。 肩肘張らずに観ることができるが、台詞の一つ一つに深い意味があるので、二度鑑賞する時間を作っておいたほうがいいかも。 役者は最高の演技をしてくれているが、音声解説の大泉洋は少々うるさい。 [DVD(邦画)] 7点(2008-12-10 00:13:31) |
35. アンフォゲタブル
まあまあな作品。 最初は面白いが中盤からダレる。 これくらいのB級サスペンスで2時間近くかかるのは編集が下手だからと思ってしまう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-14 20:25:35) |
36. アザーズ
《ネタバレ》 なかなか面白かったんだけど、どうしてニコール・キッドマンが枕で子供を殺してしまったのか、私にはわかりませんでした。 そのへんのことを書いているレビューが全くないのも、誰も疑問に思わなかったのかと言わざるおえません。 もう一度見直したけど、そこんとこ突っ込んでいる伏線も見つからないし。 それから、三人の召使いは一人でも間に合ったんじゃないかと思いました。 口の聞けない女性も庭師も必要ないと思いました。 [DVD(吹替)] 6点(2016-07-07 19:45:35) |
37. アイズ ワイド シャット
私の映画好きなことを知っている知人が、この映画について何を言ってるのか質問されたのですが、キューブリックファンの私にも、ちゃんとした答え(感想)は言えませんでした。キューブリックの映画は何も考えずに雰囲気を味わうのが大切。知人にはそう言ったと思いますが、実のところ私にもわかりません。この映画に関しては。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-16 03:13:58) |
38. 悪魔の追跡
DVDが1000円だったので購入しました。子供の頃に観たトラウマ。衝撃のラストシーン…。やはり子供の頃の記憶は大切に取っておきたいものですね。 因みにDVDの吹き替えが上映時間が短いせいか、途中字幕に変わることなく観ることができました。 山田康夫さんは一流の声優さんですが、ピーター・フォンダには向いてないと改めて思う。 [DVD(吹替)] 6点(2012-02-12 03:02:20) |
39. 悪人
《ネタバレ》 先日「罪と罰」を観賞したせいか、なんとなく下敷きにしているような作品に思えてなりませんでした。 私は俳優さんについてよく知らないせいか、始めに殺された女性は最後まで演じきるのかと思いました。 妻夫木聡は今までのイメージから全く変わっていて「ああ、これが俳優さんなんだな」って勝手に高評価してしましまた。 しかし、気になるのは、男女の出会いが、出会い系サイトとナンパ。あまりにもチープすぎる。 モントリオール映画祭で深津絵里が賞を取ったそうですが、主役が妻夫木から深津へ変わっているのも気になります。 深津演じる女性が寂しさからセックスをきっかけに男を守っていく過程も、こういう作品があるから、一般の男性は勘違いして、違う方向でロマンティストになるのだと思います。 少々批判的な言葉が並んでしまいましたが、う~ん…、でもやっぱり来年には忘れてしまいそうな映画です。 6点はおまけです。 [地上波(邦画)] 6点(2011-11-10 04:30:50) |
40. ある結婚の風景
上映時間168分と書いてありますが、実際には50分から60分の6話分のドラマなんです。168分というのは、このドラマを編集して劇場版のようです。私は衛星放送でドラマ版を観ました。第1話から、普通の夫婦の平和な生活が描かれていて何もありません。それが第2話から突然夫の浮気が発覚、第3話、第4話は忘れたけど、密室での二人芝居などがあり、セックスして離婚。ドラマに振幅を与えようとすぐがあまり、登場人物の二人の心境についていけないときもあります。最終回は数年後の話しで、お互い別の人と再婚しているのですが、再会してベッドを共にする。平穏な生活をしていない私には、なかなかセリフのやりとりも面白く、「普通」というものが面白く思えましたが、決して万人ウケする映画ではありません。眠ってしまう方も半分以上いると思います。しかし、この30年後に再び、この夫婦が再会する映画「サラバンド」の存在が、この映画、もしくはドラマをもう一度観賞してみたい理由になりました。 [地上波(字幕)] 6点(2010-06-22 01:27:45)(良:1票) |