81. アラクノフォビア
蜘蛛がちっちゃーーーい!ウルトラQ「クモ男爵」アメリカ版みたいなのを期待してたのに…。「眺めのいい部屋」のジュリアン・サンズも馬鹿みたい。「放射能X」とか「黒い蠍」みたいな古典を見習え、フランク・マーシャル!!よく見りゃ「スピルバーグ製作総指揮」ジャン!ダメだ、こりゃ。 4点(2003-01-08 01:48:43) |
82. アンナ・クリスティ
サイレント映画で”北欧の神秘”と謳われたスウェーデン出身の大女優グレタ・ガルボが初めて出演したトーキー映画。イメージに違わぬハスキー・ボイスでの第一声は「ジン・ウィスキー(を頂戴)」!ガルボが喋った最初の映画として以外では…特筆すべきコトは無い。 7点(2003-01-08 00:05:35) |
83. アンダルシアの犬
至高のアヴァンギャルド映画として不滅の光芒を放ち続ける傑作中の傑作。僅か17分に込められた狂気の連続に君は耐えられるか?コレこそが、否、コレのみが「シュールレアリスム」なのだ!天才監督ブニュエルと抽象画家の巨匠ダリが紡ぎ出す摩訶不思議な映像に…酔え!! 9点(2003-01-07 23:55:00) |
84. ア・フュー・グッドメン
豪華キャストと軍事法廷シーンは90年代作品では見応えのある方かな。売れっ子トム・クルーズも色々出てるけど、コレが一番マシ。ただ、あの結末は拍子抜けした。あんな若造の挑発に引っかかるなよ、ニコルスン…!ブレイクにはまだ程遠いキューバ・グッティング・Jrが黒人兵役で出てたナ~。ロブ・ライナーはとっつぁん(寒いコメディアンのカール・ライナー)の後を継がないで大正解! 7点(2003-01-02 16:18:44)(良:1票) |
85. 哀愁
何を期待してこの映画を観たのか知らないが、個人的にはコレはヴィヴィアン・リーの溜め息の出るような美しさを堪能する(だけの)映画だと思っている。チト「泣かせまっせ」映画ではあるけどね…。でもマーヴィン・ルロイに限らず、昔のハリウッドの監督には演出に品格があったね。そこが今のハリウッドと大きく異なる点。 7点(2003-01-01 13:47:47) |
86. 或る夜の出来事
流石に当時のオスカーを総ナメにしただけのことはある。コルベールもゲーブルも実に魅力的。モロに濡れ場を見せるような下品さを避け、「ウォール・オブ・ジェリコ」で表現する上手さ!ヒッチハイクの名シーンも後に数々の映画がパクったが、矢張りオリジナルが最高!結局こういうのって、作り手のセンスの問題であって時代の新旧じゃあないんだよね。キャプラの楽天性を嘲笑うのは簡単だけど、そういうシニカルを気取った連中って「エンターテインメント」というモノが分かってるのか?辛気くさいリアルさを描いてりゃ芸術だとでも?勘弁してくれ…! 9点(2003-01-01 04:56:25)(良:3票) |
87. ある愛の詩(1970)
エリック・シーガルって他に何書いたっけ?「かもめのジョナサン」?(そりゃリチャード・バックだろう)兎に角コノ原作は(一応読んだけど)ベタベタで寒過ぎる。しっかし、アーサー・ヒラーも器用貧乏な職人だねぇ(この後、「ホスピタル」に「大陸横断超特急」でっせ)。節操無さ過ぎて、或る意味感心するよなぁ。天邪鬼なもんで、こんな見え見えの「泣かせまっせ」映画にゃ感情移入できないタチなんよ。フランシス・レイの主題曲は意外に好きなんだけどね…。 6点(2002-12-26 02:18:59) |
88. 穴(1960)
皆さんエラク褒めてますけど…穴掘ったら、土が出ますよねフツー。その溜まった土はどう始末したのか劇中でチャンと描写してました?生憎私ゃ個人的にココで興醒め。『名匠ベッケルでもポカをやるんだなぁ、「肉体の冠」とは雲泥の差だわ…』ってのが私の偽らざる乾燥じゃなくて感想。 5点(2002-12-24 01:26:49)(良:1票) |