41. カブキマン
トロマ作品、かねてより噂には聞いていたけれど、初鑑賞でごんす。正直言って、結構面白かった。少なくとも中盤でヒロインとベッドインする辺りまでは「日本文化の勘違いっぷり」を抜きにしても、ギャグやテンポは良かったと思う。もちろん悪趣味なバカ映画には違いないんだけど、中途半端にポリティカリー・コレクトな体裁を装った「上品」な作品よりもむしろこういう映画の方がある意味現代のアメリカを体現してるような気がする・・・と言ったらアメリカ人に怒られるか。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-01 21:03:23) |
42. がんばれ!ベアーズ
これは、子供の時に観たかったなあ。オトナになると、どーも観方がヒネくれていかんよね。んでも、最後の試合で一番下手くそな子がフライをキャッチしたとこは少し泣いた(自分もスポーツ駄目だったもんで)。多分、あの子にとっては自分の出てない試合のチームの勝利よりもあのプレイの方が価値のあるものだと思う。 6点(2004-04-21 15:57:07) |
43. 風が踊る
なんとなく、倉本聰の雰囲気。嫌いじゃないです。 6点(2004-02-03 17:18:57) |
44. 風の中の牝雞
正直、現代とは違い過ぎる道徳観についていけませんでした。でも戦後って、こういう話って(語られていないだけで)意外と多かったんじゃないでしょうか。「小津は不気味」という【まぶぜたろう】さんの意見にはちょっと賛成(なぜ「ちょっと」かというと、その不気味さの正体が何なのか、つかみ切れていないから。ま、つかみ切れないからこそ「不気味」なのですが)。しかし、【まぶぜたろう】さんが鋭い分析をされていたのに対して、田中絹代のパンチラを凝視してしまったワタクシはまだまだ修行が足りない。 6点(2003-12-19 16:17:37) |
45. 学生ロマンス 若き日
現存する小津作品としては一番古いものだそうです。正直コメディとしては今観ると物足りないものがありますが、ヒロインの女優さんがとても可愛らしいのと、当時の大学生の風俗(・・・・・・え?風俗ってそう意味じゃないですよう、やだわお父さんったら)を垣間見ることができるのでなかなか楽しめました。それと僕の大好きな「第七天国(原題“7th Heaven”)」のポスターが主人公の下宿に張ってあって、ちょっとした話のキーになってるのがちょっと嬉しかったです。 6点(2003-12-03 22:02:02) |
46. 関東テキヤ一家 喧嘩仁義
則文・文太コンビが「トラック野郎」以前にタッグを組んだシリーズものの二作目(本当は待田京介と共演している一作目が観たかったのだけれど、近所に置いてねぇでやんの)。トラック野郎シリーズファンとしては結構期待してたのだけれど、う~ん、まだ鈴木則文のオリジナリティが完全に確立しておらず、それまでの仁侠映画のパターンを踏襲しただけのような印象。コメディっぽい所はあるけど文太自身はいかついキャラクターだし、それにテキヤの口上があまり上手じゃないのもちょっと物足りない。せっかく冒頭で新幹線と大阪万博を出していたのだからもっと「新しい時代」と「それに取り残される人々」の対比を強調して描けば良かったのになあ・・・と思うと残念です。 [ビデオ(邦画)] 5点(2006-03-22 14:06:40) |
47. カラマリ・ユニオン
アキカリ(勝手にあだ名つけてみました)エッセンス満載ですのお。謎の男達が全員グラサン(何故か全員名前がフランク)で、時折挿入されるR&R、ブルース・・・これはアキカリ版「ブルース・ブラザーズ」か?しかしいかんせん、シュール過ぎました、僕には。 5点(2004-01-23 17:57:45) |
48. 神田川淫乱戦争
今をときめく黒沢清の、最初に観る作品がこれっていうのは、我ながらどうなんだろう?でも、これが35ミリデビュー作なんだそうです。聞くところによるとゴダールの手法を取り入れている作品なのだそうですが、なんせゴダール作品はあんまし観てないんで、「攻撃!」とか「キッスで殺せ」などの映画のタイトルが引用されてることくらいしか分かりませんでした。印象に残ってるのは、主人公の女性二人が全裸で愛撫し合ってたと思ったらいきなりゲラゲラ笑い出すところかな。ポルノ映画なのにセックスに対してすごく冷めてる感じがしました。公開当時エッチな気持ちで劇場に足を運んだ人は戸惑っただろうなあ。 5点(2004-01-14 18:03:32) |
49. 榕樹(ガジュマル)の丘へ
ある意味、中国版「渡る世間は鬼ばかり」かな。中国でも日本と同じ様に、嫁姑問題や農村の若者離れの問題があるということが分かります。主人公のお婆さんがあまりにもワガママに見えてしまったけど、きっとお婆さんにはお婆さんなりの言い分があるのでしょうね。 5点(2003-08-27 18:43:28) |
50. 案山子男(OV)
「案山子」を「かかし」と読める奴の約四割は、さだまさしファンだッ!試しに頼み事をする時「~してちょうだいませませ」と、さりげなく言ってみろッ!もし、反応したら、そいつは100%さだまさしファンだっ!間違いないッ!ちなみに個人的ベストソングは「道化師のソネット」だッ!(2点)<2005.7.2追記>よくよく考えると、これ↑「感想とは言えないコメント」に思い切り該当しますよね。よく今まで削除されなかったものだ・・・という事で改めてコメント。・・・実はワタクシ、主人公が殺される所までは結構良かったと思ってたんですよ。いじめられっこの主人公に結構感情移入してしまったし(鏡に映った主人公の顔がどす黒く変色していく所とか、良いと思う)、イラストを一生懸命描く所は、まるで「シザーハンズ」でエドワードが一心不乱に氷の彫像を彫っているシーンを彷彿とさせたし(でも後で特典映像観たら、監督が「パクった」つってた。チクショウ、やられた)。ところが後半・・・案山子男、姿見せすぎ、喋りすぎ、あと運動神経良すぎ。皆さん仰るようにじぇんじぇん怖くないし、もぉ、何だかなあ。真面目に観ようとしたワタクシがおばかちゃんだったのでしょうか。あ、でも特典映像のキャスト・スタッフはみんな楽しそうで、それは良かった。<追記の追記>STING大好きさんのレビュー復活希望! [映画館(字幕)] 4点(2003-12-27 19:20:10)(笑:3票) |