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光りやまねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 418
性別 男性
自己紹介 1959年生まれの48歳。
神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する
市井の人であります。
ま、コツコツとレビューしようと思ってます。

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1.  海軍特別年少兵
戦況の悪化が著しい太平洋戦争末期、本土を死守するべく硫黄島に於いて日本軍守備隊二万三千余(年少兵三千八百名含む)のほとんどが玉砕壊滅したという。この映画は疑うことを知らない14、15歳の少年たちがプロパガンダ教育により祖国のため自ら志願兵として海軍に入隊、そして厳しい訓練を経て悲劇的な結末を迎えるまでを描いたもの。監督は今井正で物語は叙情的に展開されいゆく。生粋の海軍魂の持ち主である鬼教官・工藤上曹(地井武男)、軍隊に於いてなおも愛の教育を説こうとする教官・吉永中尉(佐々木勝彦)との対立。この辺りの人物描写、歪曲せず等身大で描かれているのではないだろうか。また、庶民や社会の末端で生きる人々の戦争や国家に対する本音、軍の命令に従わざるを得ない教師による志願兵募集の場面、恐ろしい憲兵や特高警察による反戦思想を持つ者の連行シーンなどなど、暗く悲しい時代を記録的な意味合いを持たせフィルムに収めている。年少兵を演じる15、16歳ぐらいの少年俳優たちを軸に坦々と進められるため少々盛り上がりに欠けるかもしれませんが、この作品のテーマ性を全面に出すというコンセプトなら致し方ないところ。しかし監督今井正の力感ある演出と構成、何より脇を固める実力派俳優たちが作品そのものをしっかりと引き締めており、完成度は高く本作を世に出した功績は十分にあると思います。
8点(2004-12-23 14:48:00)
2.  怪談 雪女郎
怪談モノといっても、四谷怪談や番町皿屋敷みたいな怨霊にとりつかれた人間の自滅する様を描くのではなく、むしろ怪奇民話に出てくる妖怪モノ(映画では雪の精といっているが)といったほうがよいのかもしれない。すると当然、鑑賞のポイントは作品が放つ民話的世界観と雪女の登場シーン。雪女を演じる藤村志保自身が色白の長身で、しかも手も冷たそうで(失礼! !)これがなかなかイメージに合っている。雪女の口から発する声といい、キーンと凍てついた雰囲気描写といい背筋をゾクゾクさせてくれた。とくに不気味な眼が良かった。少々中だるみはあるが郷愁を誘う夫婦物語にしたのが正解で、エンディングもたっぷりと余韻を残してくれた。
7点(2004-11-21 14:01:11)
3.  ガス人間第一号
特撮の父こと円谷英二氏の手による特撮映画を世代別に分けると、まず子供向きには言うまでもなく第2作目以降のゴジラシリーズやその他の怪獣モノ。やや大人向きには「ゴジラ(54)」や「世界大戦争」、そして戦記物。そしてそれら中間に位置する青少年向けには、「マタンゴ」や本作のような科学の力を利用した人間変身モノ。後々、テレビ番組で青少年向けように作られた円谷英二監修、「ウルトラQ」や「怪奇大作戦」などに繋がっていったものと思われる。ちょっと前置きが長くなりましたがこの映画、たしかに突っ込みどころは幾つかあるが作品そのものはなかなか良く出来ています。決してB級ネタをB級のままに終らせてはおらず、悲しい男女の運命劇とも受け取れる意外な結末はたっぷりと余韻を残してくれた。
7点(2004-10-10 11:19:21)
4.  隠し砦の三悪人
捻りを効かした抜群のストーリーテリング、全編オープンロケが放つ独特の雰囲気描写、見る者を唸らせるスリリングな演出などなど、いかにも黒澤監督らしい重量感のある作品。序盤、二人の百姓男の前に現われる三船敏郎演じる荒くれ者と、その背後に見え隠れする謎の若い女。この二人、一体何者であるのか。しかも多額の黄金が砦近くに隠されているという。ミステリアスな雰囲気を漂わしゾクゾクさせてくれるわけだが、それがこのままサスペンスフルなシーンの連続で終盤まで一気に見せてくれる。また途中、六郎太の前に田所兵衛(藤田進)が立ちふさがり、この勝敗がラストの見せ場へ繋がるという演出も個人的には気に入っています。姫君の気になる台詞回し、百姓男二人の漫才調のやり過ぎ感もなくはないが、エンターテイメント時代劇としては他の作品と一線を画しておりやはりクロサワは格が違う。
8点(2004-10-04 17:22:59)
5.  かくも長き不在
まず浮浪者風の男のシーン、次に大音響と共に軍隊のパレード(パリ祭だろうか)が映し出される。そしてアコーディオンが流れる陽気なタイトルロールへとつながる。この映画は戦争が背景にあるということを暗示させており、切り口早々から監督アンリ・コルピのセンスの良さにヤラれてしまう。本作では、アリダ・ヴァリが主人公の中年女性を魅力たっぷりに演じており、これが抜群に素晴らしい。記憶を失った夫(実は夫ではないかもしれない)に向ける情感を込めた優しい眼差し、何とか夫の記憶を呼び戻そうとあれこれ試みる姿などなど…まさに大人向けの愛のドラマ。後頭部にある深い傷の跡、名前を呼ばれ一瞬記憶を取り戻したもののそのまま悲劇につながるラストシークエンス…たったこのふたつのシーンで、この男が戦争の狂気に巻き込まれ記憶を失ったことが分かる。切々と描いた夫婦愛の名作にして、見事な反戦映画。
9点(2004-05-13 10:43:35)(良:1票)
6.  眼下の敵
人物描写、艦内描写(とくにUボート)共に何だか嘘っぽく底が浅いなーと思いつつも、作り手のスリリングな演出のおかげで最後まで一気に見せてくれた。米軍と独軍、対等に血の通った人間として描かれており、しかも予想を覆す結末をも含め、この時代に米国で、本作のような映画が作られたことは評価に値するのではないだろうか。もっとも作り手は、スポーツマンシップというか騎士道精神みたいなものを、ただ単に、戦争映画に託して描きたかっただけなのかもしれないが。しかし、歴史的事実を踏まえたリアリティ溢れる戦争映画という視点からすると話は別。戦争の本質がさほど見えて来ず、とくにラストの人間ドラマは嘘っぽく説得力に欠ける。(強烈なメッセージと余韻を残す「Uボート」「プライベート・ライアン」を見よ!) 頭脳戦アクション映画として見るならば上出来です。
7点(2004-05-08 11:09:33)
7.  顔のない眼
強烈なインパクトを放つ作品だった。後々、恐怖映画に多用される白マスクは、この作品がきっかけになったのであろうか…。ただ、この白マスク、不気味さだけではなく悲哀をも醸し出しているところが秀逸。若い女性の顔の皮膚をペロッと剥ぎ取る手術シーンもショッキングだったが、何より、シュールな雰囲気満点なラストが強烈な印象を放つ。怪奇色を彩るオリジナリティ溢れる音楽と共に、白ずくめの少女が闇夜を彷徨うエンディングは大変もの悲しく、恐怖映画の名作と言われるだけのことはあると思います。
8点(2004-04-12 21:00:10)
8.  ガメラ対宇宙怪獣バイラス
今作よりオープニングシーンに、さっそうと「ガメラマーチ」が流れる。そりゃもう子供心にワクワクドキドキで、大変な興奮を覚えたものです。監督の湯浅憲明は、何をどうすれば子供達が歓喜するのかが良く分かっていると思いますね。このシリーズ物のガメラ、東宝・ゴジラのように圧倒的な強さを誇ったりはしません。悪戦苦闘、時には満身創痍になったりで、子供達の声援や助けを得てやっとのことで勝利を収める。そこなんですよ、そこ。そこがガメラの良いところなんですよね。この作品でもガメラはバイラスに何度も腹を刺され、「ガメラ危うし! !」と思わせます。ハラハラドキドキで、ガメラに大きく感情移入してしまう。まぁひとつの例えなんですが、プロ野球でいうとファンの後押しがあるからこそかろうじて勝てる「阪神タイガース」みたいなもの。かたやゴジラは強くて当たり前の「読売ジャイアンツ」ですかね。大魔神は異色の強さを誇る「ダイエーホークス」。キングギドラは強そうに見えるだけの「西武ライオンズ」。アンギラスは …おっと話がそれてしまった、失礼。身も心も童心に戻り、想像力を逞しくして見るのがこのシリーズを楽しめる極意。
6点(2004-02-01 14:26:12)(良:1票)
9.  ガメラ対深海怪獣ジグラ
シリーズ第7作にして、昭和ガメラの最終作。(「宇宙怪獣ガメラ」を除くっ! ! ) この年、日本映画界の斜陽を象徴するかのように、製作会社である大映が倒産してしまう。そんな裏事情のある超低予算映画とはいえ、ストーリー、特撮共々見どころ探しに苦労するシリーズ中最低の出来。作品レベルに合わせてか、対象年齢もスト~ンと急降下。が、しかし24年後、監督金子修介の手によりガメラは見事、復活! ! よりパワフルに、よりスマートに! ! まぁぶっちゃけ、映画作品としては点の与えようのない今作だが、ちょいと甘めの5て~ん。
5点(2004-01-15 09:58:20)
10.  ガメラ対大魔獣ジャイガー
子供の頃は東宝ゴジラより、圧倒的に大映ガメラ派でしたね。オープニングに流れる「ガメラマーチ」からしてワクワクドキドキしたものです。監督の湯浅憲明は、何をどうすれば子供達にとって魅力的な怪獣映画を作ることが出来るのか、よ~く分かっていると思いますね。主人公たちの、ちょっとした冒険活劇を絡めるのはもちろんのこと、ガメラと力を合わせ悪玉ジャイガーをやっつけるというゴキゲンなストーリー。しかも、このジャイガーというのが予期せぬ武器を持っており、とくに外敵に卵を産みつけ生気を奪うという戦法には、子供心に大変インパクトがありましたね。そう! ! このジャイガー、メスなんですよ、メス。悪代官みたいなツラをして。…じゃあガメラは?? …とりあえずオスということで。
6点(2003-11-10 11:28:59)(良:1票)
11.  学校の怪談
この怪談映画は初めから小学生を対象にして作られているので、大人の視点から見てしまうと「つまらん」の一言で切り捨てられてしまう。ところがシリーズ化が証明しているように、子供達の目線に合わせた監督平山秀幸のオリジナリティ溢れる世界観が効を奏しており、製作サイドとしては見事成功を収めていることがわかる。たしかに、大人の視点から見た映画作品として評価すると高得点は付けづらい。しかし今回はもし自分が子供だった、あるいは父兄だったらという発想で点を付けてみました。
7点(2003-10-15 15:15:47)(良:2票)
12.  ガメラ 大怪獣空中決戦
ニューガメラのジェット噴射には驚いたな~。横ではなく縦に噴射して、パワフルに高速回転する。そうかと思えば、ロケットみたいに垂直に噴射してスッ飛んでいく。武器の火炎放射もケタ違いに凄い! ! まるで火炎爆弾だ。最強のニューガメラ誕生! ! 見せ場もウンと多い。福岡ドームにギャオスを牛肉でおびき寄せて、撃退せず生け捕りにするという一連のシーン。東京タワーを巣にして、卵を温めているギャオス、…等々。しかも憲法とか、自衛隊法を絡めてあるので、大人が見てもけっこうゾクゾクする。まさに、親子共々楽しめる質の高い怪獣映画となっていた。
7点(2003-09-13 21:11:15)
13.  ガメラ2  レギオン襲来
前作と比べてみても全く遜色なく、親子で楽しめる質の高い怪獣映画に仕上がっている。自衛隊のリアリティ溢れる描写やレギオンの設定等、演出・プロット共々しっかりしており子供騙しに終らせてはいない。ただ、レギオンの造形はゴチャゴチャして何だか気色悪い。それにしても、ニューガメラの超ド級の火炎爆弾は良かったですね~。勾玉少女と子供たちの祈りが通じ、ガメラは復活する。親子で見れる闘えガメラ! 地球みんなのガメラ!!
7点(2003-09-13 21:10:24)
14.  カリガリ博士
コントラストを利かした白黒の映像、カリガリ博士の強烈な風貌、斜にセットされ不安定だが幾何学的で幻想的な舞台美術…等々、まるで奇怪な夢でも見ていたかの様な60分でした。《ネタバレ》物語りといえば、精神異常者の妄想という古典的なオチで終るサイコ・ホラーなんですが、見方を変えれば様々な解釈が出来る風刺映画。カリガリ博士とは黒幕のことで、戦争指導者を痛烈に批判しているというのは時代背景からして大いに納得。 何回でも見たくなるコワイながらも不思議な映画でした。
9点(2003-08-23 23:25:01)(良:2票)
15.  風と共に去りぬ
誰しもが認める、映画史上に残るべく大作にして名作でしょう。子供の時分から幾度となく見てきましたが、アメリカという国のスケールの大きさ、驚くべき行動力、底抜けの楽天主義など島国日本とは本質的に人種が違うということを痛感させられましたね。当時としてはケタ違いの制作費、超一流の豪華キャスト、驚きの総天然色、アカデミー9部門受賞 …等々、どれをとっても文句の付けようがありませんです、はい。
8点(2003-07-05 20:33:38)(良:1票)
16.  髪結いの亭主
配色に気を使ったクリアーな映像、画面から匂い立つ官能的な演出など、ルコント監督のセンスと腕の良さが冴えわたり、一味も二味も違った恋愛映画に仕上げている。幸福絶頂にある唐突な幕引きは、シュールな純愛を描いているのか、はたまたパッとしない中年男の淡い“白昼夢”に過ぎなかったのか…。ありきたりなロマンスに終らせず、しっかり毒を利かせるなんて …さすがルコント、お見事!
8点(2003-06-22 20:23:19)
17.  ガメラ対大悪獣ギロン
子供の頃、ガメラシリーズはほとんど見に行きましたね。東宝ゴジラより断然大映ガメラ派でした。子供の味方はもちろんで、主人公たちのちょっとした冒険活劇を絡めている作風が自分には合いましたね。これもその一本で、二人組の宇宙人おねーさんに食べられそうになり、あっちこっちワープして逃げまくります。子供心にハラハラドキドキで、こういう場面は記憶に残りますね。ガメラシリーズに登場する怪獣は完全に子供向きでユニークなのが多く、このギロチンのような武器を持つギロンがよい例でしょうね。
6点(2003-05-25 11:09:51)(良:1票)
18.  海底二万哩
この作品は子供の頃から特別な思い入れがあり、深海をゆったりと潜行するノーチラス号にはもうゾクゾクものでした。頭部は硬質なエビ、胴体はカジキをイメージさせるノーチラス号の荒々しくも美しい勇姿にすっかり一目惚れ。潜水艦の出てくる映画は数多くありますが、これほど毒っ気が強くインパクトのある潜水艦は、そうはお目にかかれないでしょう。見せ場もたっぷりと用意されており、とくに巨大イカとの格闘シーンと人喰い人種の襲撃シーンは力強い描写も手伝いなかなかの見応え。ディズニーの家族向け映画にしては、意外なプロットと個々の人物描写ともに秀逸。特撮は今見ても充分に味わい深く、質の高い古典SFといえるでしょう。
9点(2003-03-24 19:29:12)(良:1票)
19.  カプリコン・1
特撮らしい特撮が何ひとつないSFサスペンス映画。アポロ11号は本当に月面着陸したのか? NASAの自作自演ではないのか? 誰しもふと思う冗談みたいな発想で、それを火星に置き換えるアイデアはおもしろい…と言いたいところなんですが…。うーん、冷静に考えてみると無理でしょう。実際こんなことをやっても、内外から「おかしいぞ」の連発ですぐバレてしまうと思うのだが…。そう思うのは私だけだろうか。ただ、スリリングな演出は上手いと思う。
6点(2003-03-24 18:45:51)
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