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1.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 
(2010年7月14日追記)ブルーレイ版を鑑賞。画質は全体的にクリアになっているが、逆にピンボケ部分や彩色の粗などが目立つようになり、そこは好みの分かれるところだろう。宮崎監督自身、デジタル修復によるブルーレイ化にはあまり乗り気ではなく、「古い映画なんだから古く見えるのは当たり前」と思っているようだ。ディズニースタジオからの要請で、鈴木Pがブルーレイ化にGOサインを出したというのが本当のところらしい。改めてDVD版を観直すと、確かに画面は暗くシャープさに欠けるが、自分が子供の頃から何度もTVで観ていた『ナウシカ』はこんな感じだっただろう。最近のCGアニメならともかく、昔のセルアニメは、そもそもブルーレイの高機能に耐えうる素材ではないのかもしれない。作品評価としてはもちろん10点満点だが、映画版は、全7巻の原作漫画のうち2巻までを映像化したに過ぎず、スケールの縮小が悔やまれてならない(映画版で語られなかった部分は、後の『もののけ姫』に継承されている)。しかし、『ハウル』や『ポニョ』の近作を観て、宮崎監督も老いたか…と思っていたが、考えてみればこの『ナウシカ』という映画もかなりおかしな作品だ。大人の目で見てしまうと、ナウシカの優等生すぎるキャラクターはKYな『セルピコ』のようだし、自己犠牲と奇蹟という強引なラストの展開は大嫌いな『E.T.』を思わせる。ほとんど精神論に終始していて、物語として完成されているのは『カリオストロ』と『ラピュタ』くらいなのではないか?それでも子供の頃から大好きな映画なので、ほとんど条件反射的に涙腺が緩んでしまうのだ。
[ブルーレイ(邦画)] 10点(2007-11-13 17:16:40)
2.  回路 《ネタバレ》 
黒沢清が一貫して描いてきたのは、個と個、個人と世界の関係性、〈コミュニケーション(不全)〉についてだ。『CURE』『カリスマ』とその世界観を徐々に拡大していき、本作においてはついに此岸と彼岸の境を取り払ってしまった。世界を繋げる媒体であるインターネットを介して、「あの世」から死者が押し寄せてくる。孤独や絶望が人々を死に向かわせ、世界は死者(幽霊)で溢れ返ってしまう。この終末感が素晴らしい。動きがヤバイ幽霊や飛び降り自殺の映像など、目に焼きついて離れない。これぞ黒沢映画の最高傑作。  
[DVD(邦画)] 9点(2008-03-07 01:06:55)
3.  カリートの道 《ネタバレ》 
デ・パルマ×パチーノの傑作ギャング映画。血生臭いバイオレンスに彩られた『スカーフェイス』とは異なり、大人の落ち着いた作風になっている。ストーリーはシンプルなやくざの出所後物語だが、哀愁に満ちたパチーノと狡賢いショーン・ペン(この作品での彼の変貌振りは凄い。『アイ・アム・サム』と同一人物とはとても思えない)の演技が超絶過ぎて、スクリーンから一瞬たりと目が離せない。デ・パルマの演出テクニックも冴えまくり、クライマックスの駅構内での〈追いかけっこ〉の緊迫感、恋人ゲイルとの再会や別れの切なさは筆舌に尽くし難い。ラストは男泣き間違いなし。
[ブルーレイ(吹替)] 9点(2007-07-27 09:37:12)
4.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 
セックスというものは一見魅力的で美しいものに見える反面、低俗で汚らわしいものにも見えてしまう(それが未経験であれば尚更)。大人になった自分は母親が不倫をしようが好きな子が援助交際をしようが、それが原因で「自分が」死のうなんて露とも思わないが、中学生というのはそうでもないらしい。一言で言ってしまえば了見が狭いからなのだが、当の本人はそういうことにあまり気づかない。「いじめ」にしても、大人になって職場でいじめられたら、すぐにそんな会社は辞めてしまえるし、他のことでストレスを発散する方法はいくらでもある。でも義務教育のうちは自分から簡単に「辞めます」とは言いにくい。世界がとんでもなく狭いのだ。だからマコトの気持ちは痛いほど分かるし、友達が出来た喜びを泣きながら吐露するシーンでは、一緒に嗚咽をもらした。精緻な背景画と共に、繊細な少年の心の機微を丁寧に掬い取った脚本が素晴らしい。そして、「まるで実写」のようなアニメを作ってしまった原監督、グレート!
[映画館(邦画)] 8点(2010-08-30 08:33:18)(良:2票)
5.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
前作『ハウル』に若干の違和感を感じ、『ポニョ』に到っては「何じゃこりゃ?」という感想しか浮かばなかった。『ナウシカ』や『ラピュタ』のファンである我々は、かつてのような作品を求め、それに応じない監督を「終わった…」と思った。しかし、還暦を過ぎた監督が、20年以上も前の作品と同じようなものを果たして撮るだろうか?長い歳月を経て、監督も変わっただろうし、世の中も変わったし、ジブリという会社の体制も変わっただろう。そして何より、我々自身が変わったのではないか?変わらないのは、その時代時代に残された作品であり、我々はただノスタルジーに浸るばかりで、怯むことなく新たなことに挑戦する監督の速度について行けないだけなのだ。人間の姿になったポニョが、荒波に乗って疾走するあのスペクタクル場面は、宮崎監督にしか描けないものであり、この作品が唯一無二の傑作であるという証なのではないか?3度目の鑑賞でやっとレビューを書くことができた。
[映画館(邦画)] 8点(2010-07-18 21:51:35)(良:2票)
6.  かいじゅうたちのいるところ 《ネタバレ》 
「かいじゅうたちのいるところ」それは少年の心の中。暴れん坊キャロルは、不安定な少年の心を占める孤独と破壊願望の象徴。誰しも子供時代には自分だけの「かいじゅう」を心に飼っていて、それは時折、コントロールを失い飼い主をも食べようとする。少年は家出をしたその日、そんな自分自身という「かいじゅう」と向き合い、ほんの少しだけ「世界」を知って帰ってくる。ただそれだけの話だ。しかし、父親の不在、無関心な姉、母親の男友達、といった「日常」は少年の心を確実に傷付け、孤独に追い込み、どうしようもない怒りを生み出していた…。これは覚えがあるな。あるいは男の子だけの感情なのかもしれないが。とにかく感情移入しまくりで観ていた。「かいじゅうたち」の造形も素晴らしく、昔ながらの着ぐるみにCGで繊細な表情をつけることで、何とも言えないキモ可愛さを表現している。「かいじゅうたち」は全て少年の人格を反映したもので、優しいヤツも無口なヤツも意地悪なヤツもいる。これはダニエル・キイスの小説を思い出した。少年は「かいじゅうたち」とかいじゅう踊りをしたり砦を作ったり戦争ごっこをしたりするが、結局「かいじゅうたち」はひとつになることなく、バラバラのままだったりする。しかし、「それでいいんじゃない?だってそれが君なんだから」という製作者側の優しいメッセージが感じられる。自分自身を認めることで、はじめて少年は家に帰れたんじゃないかな?
[映画館(字幕)] 8点(2010-01-19 00:18:25)
7.  ガメラ2  レギオン襲来 《ネタバレ》 
文句なしにシリーズ最高傑作。自衛隊の全面協力のもと(やや自衛隊のPR映画に見えてしまうが)、宇宙生物レギオンとガメラの死闘を、VFXとミニチュア撮影を駆使してリアルに描き出す。個人的にはよく知っている札幌の街が舞台になっているところがミソ(「水曜どうでしょう」のメンバーがちょい役で出演。ちなみに、「水曜どうでしょう」の予告編には『ガメラ』の音楽が使われています)。それを差し引いても、かなり面白いので、子供向けと敬遠せずに観てほしい作品。
[DVD(邦画)] 8点(2009-09-04 23:51:17)
8.  がんばっていきまっしょい(1998)
大人しそうなヒメが声を嗄らすほど絶叫し、やる気のないイモッチは手のマメが潰れて血が噴き出すほどオールを漕ぐ。少女たちのそんな姿が眩しい。70年代を舞台にした青春映画の傑作。彼女たちはどんな大人になったのだろうかと考え、自分にもあんな時代があったのかと郷愁に浸る。田中麗奈が初々しくて可愛い。リーチェの主題歌も素晴らしい。
[DVD(邦画)] 8点(2008-07-10 22:27:18)(良:1票)
9.  隠し砦の三悪人
ひとつひとつのシーンが長く、最近のハリウッド映画に毒された観客にとっては正直退屈かもしれない。しかしこれ、ロードムービーとして観たら物凄く面白い。いつの間にか自分が、又七や太平と一緒に長い旅をしているような錯覚すら覚える。そして時々、溌溂な姫君や勇猛な六郎太のことを思い出し、あのズッコケ2人組は、故郷に帰っても相変わらず喧嘩ばかりしてるんだろうな、なんて想像を巡らすのだ。
[DVD(邦画)] 8点(2007-12-20 01:03:12)
10.  海洋天堂 《ネタバレ》 
そんなに泣けなかった。というか、思ったほどあざとい泣かせ方をしていないのが良い。韓国映画の『八月のクリスマス』に少し似ている感じ。ジェット・リーが得意のアクションを封印して挑んだ作品だけあって、その静かな熱演が心に響きます。久石譲の音楽は相変わらず良いのだが、ちょっと自己主張しすぎかな。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-21 07:03:44)
11.  顔のない眼 《ネタバレ》 
モノクロの映像が美しさと儚さを醸しだす。仮面に顔を覆われ何を考えているかもよく判らなかった少女が最期に下した決断に鳥肌が立った。実験用の犬を解放し、鳩と戯れながら森を彷徨うラストシーン。一生忘れられない映像だ。
[DVD(字幕)] 7点(2011-11-20 16:00:16)
12.  カメレオンマン
フェイク・ドキュメンタリーという形式は当時では斬新だっただろう。ちょっと見はNHKの(本物の)ドキュメンタリーのようで、本当にこんな人物がいたのかと錯覚してしまうほど。また、スーザン・ソンタグなんかが普通にインタビューを受けているのも、作品のリアルさを増している。ヒトラーやチャップリンといった歴史上の人物の映像に、とぼけた顔のウディ・アレンが紛れ込んでいるという画が可笑しい(とは言え、扱っている題材は結構シリアス)。この作品をアレンの代表作と推すファンも多い。
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-31 19:02:54)
13.  川の底からこんにちは 《ネタバレ》 
満島ひかりが評判通り素晴らしい。どんな困難に対しても「しょうがないじゃないですか…」と、諦観の境地にいるヒロインが、崖っぷちの人生から這い上がる清々しさ。「どうせ中の下のダメな人間なのだから、とにかく頑張るしかない!」というこの開き直り。参りました。「政府を倒せ!」という過激な社歌もスゲエ!癖になりそうな映画。監督の次回作に期待。
[DVD(邦画)] 7点(2011-02-27 01:44:49)(良:1票)
14.  ガメラ 大怪獣空中決戦 《ネタバレ》 
あまり怪獣映画は観ない方なのだが、『レギオン襲来』が面白かったので、遡って観ることに。こちらは意外なほどオーソドックスな怪獣映画という感じで、特撮も、続編2作に比べたらかなり稚拙。しかしそれはそれで味がある。日本に怪獣が現れたら、というシュミレーションを真面目に行い、攻撃されるまでは手を出せない自衛隊が、ギャオスとガメラのどちらを脅威と見なすか逡巡したりする様がリアル。福岡ドームにギャオスを閉じ込めたり、東京タワーにギャオスが巣を作ったりと画的にもワクワクする。あくまで人間目線で怪獣の巨大さを表現する撮影方法も巧い。
[DVD(邦画)] 7点(2009-09-04 23:39:59)(良:1票)
15.  亀は意外と速く泳ぐ 《ネタバレ》 
平凡な日常をちょっとだけ楽しくするレシピが載っています。蒼井優の「う○こ」にはビックリ!彼女は盲腸の痛みに耐えての熱演だったが、メイキングを観るといつもニコニコ。ええコだな~。
[DVD(邦画)] 7点(2008-09-04 09:58:07)
16.  かもめ食堂 《ネタバレ》 
『めがね』を先に観てしまったこともあり、こちらはストーリーも台詞もモノローグもある!と、とても映画的な映画に感じてしまいました。いかにもお洒落なミニシアターでヒットしそうな、良質の日本映画。『めがね』もそうだったが、和食というのはこんなに美味しそうに見えるものなのか。おにぎりを食べたくなった。
[DVD(邦画)] 7点(2008-06-27 15:41:46)
17.  花様年華
赤を基調にしたクリストファー・ドイルの映像美が印象的。ストーリー的には大人の恋愛といった感じで、少々野暮ったいものの、「不倫」の予行演習を繰り返したりと、一線を越えないギリギリのラインでの駆け引きがユニークで面白い。トニー・レオンとマギー・チャンの演技力は言わずもがな。『恋する惑星』のポップさが好きな方には不向きかも。
[DVD(字幕)] 7点(2007-09-02 09:29:50)
18.  カジュアリティーズ 《ネタバレ》 
マイケル・J・フォックスが想像以上に良い演技をしていた。内容も心に残るものだ。主人公が味わう苦悩は、程度の差こそあれ、誰しも一度は経験するものではないだろうか?集団対個人という図式において、自分はどのような行動ができるか。正しい判断を下すことができるか。最近、イラク戦争で少女をレイプし殺害した米兵の裁判が行われ、見張り役が懲役110年の刑を言い渡された。未だにこのような蛮行が行われていることが痛ましい。映画のラストで、ベトナム人学生を演じている女性は、ショーン・ペンらにレイプされ殺された女性と同一人物だ(メイクで顔を変えて演じている)。主人公の苦悩は癒されるべきなのだ。戦闘シーンなどの無駄なデ・パルマ・タッチがなければ、映画としてもっと評価されていたであろう、隠れた名作。
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 17:16:47)
19.  カリスマ 《ネタバレ》 
とても難解で寓意的な映画。しかし、「わけわからん」の一言で片付けてしまうのはあまりにも惜しい。「世界の法則を回復」することで、破滅の道を進む人類は、『CURE』の解釈をさらに拡大させたものだと思うし、殺人シーンのビジュアルは更に洗練されている(日本刀がゆっくりと刺さっていくエフェクトは凄い!)。この映画を世界規模に押し進めたのが『回路』だとすると、この映画の位置関係が解り易くなるのではないか。
[DVD(邦画)] 7点(2007-07-27 10:42:08)
20.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 
別にもう二度と観なくたって何の問題もないが、観ている間は楽しかった。もっとハチャメチャなB級路線かと思いきや、西部劇の部分は結構きっちり作りこんでいる感じ。ダニエル・クレイグとハリソン・フォード(年取ったな)の共演も嬉しい。随分酷評されているようだが、そもそもタイトルからしてフザけているのだから、『AVP2』みたいな映画だと思って広い心を持って鑑賞することをオススメする。脚本家はきっと中学生だろう。
[DVD(吹替)] 6点(2012-03-28 07:01:05)
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