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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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1.  クリムゾン・タイド 《ネタバレ》 
密室劇=潜水艦、人間ドラマは好きだから合うと期待大。  しかし私にはまるで時代劇を観ているような感覚・・  この作品をすでにごらんになっている方にはある意味わかってもらえるかも。  陰謀や策略は国どおしならばシュミレーションのように楽しいんですが、  戦国時代の内部謀反や会社の内部の派閥争いみたいな違和感・・  非現実的な大風呂敷を広げた設定の中身は、  実は本当に暑苦しい陰謀ドラマだったりする・・  「摩天楼を夢みて」のようなセールスマンの陰謀や裏切りドラマならわかる。  でもこれは一応はサスペンス・アクションなのでは・・  ラストが特に時代劇の感覚を強めた。  水戸黄門ですよ~!  両成敗めでたしったって・・  ロシアは何やってたんだか(爆)  途中経過を映してほしいよ(苦笑)  大統領やらいっぱい説明映像を映した冒頭は何?  まあハリウッド映画のいつものことなんだけれど・・  思わずニヤリとする人も多いと思うんですが、  私はどうも時代劇だと見てしまったので合わない。  似たような人間のばからしさや真実を問う映画では、  「戦争のはじめかた」の方が(ラスト似てます)のほほんと許される描き方がよい。  こんな奴らのせいで戦争は始まると呆れるコメデイです。  クリムゾン・タイドのほうは固いし熱い。  見ていて飽きるくらい息苦しい。  艦長の権限が代わる裏では営業よろしく人脈作りみたいな細かさ。  もうね、戦争映画にこんな現実的な社会を見たくない。  実はこんな世界なんだよということなんでしょうけれど、  それならば冒頭やラストの世界規模映像はいらないと思う。  時間を短くして全部潜水艦の中のほうが密室劇でいいと。  もっとテンポよく軽くするか、  そうだったのか!みたいな演出がほしい。  音楽も合わなかったなぁ・・  もう最初から時代劇だと見ているので音楽も演歌調にしか聴こえない(爆)  この配役の中で一番よかったのは意外と、  ヴィゴ・モーテンセンなのでした。  その他の人の中では存在感あった。  主役ふたりがあまりに熱いので違和感。  どっちかクールな役とかにすれば悪か善かわからない面白さがあるのに。  さすがにハックマンもワシントンもうまいんだけれども・・  真面目~!固い~!  顔のアップ!斜め画面の連続~!これ人気ある作品なんですが・・   
[DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:03:37)
2.  クイック&デッド 《ネタバレ》 
監督で選んだこの作品なんですが俳優陣の豪華なことにびっくり。  それがあとの祭りかも(苦笑)  もうこの違和感から覚悟してコメデイと割り切って観ることに・・  ホラーで笑えるサム・ライミが撮る西部劇の主役は、  なんと中世貴族のような顔のシャロン・ストーンと、  ディカプリオがなぜなぜ西部劇・・??  あのラッセル・クロウはなんとも情けない神父役~??  ゲイリー・シニーズなんてどこに出ていたんだ??  ・・ジーン・ハックマンだけはなぜか違和感アリまくりのこの映画の中で、  全く違和感がなかったのは悪役顔だからでしょうか??ポパイ~!  趣味で撮ったとしか思えない違和感アリまくりの俳優陣に演出。  だからコメデイ西部劇。  西部劇というのは意外と私には合いましたね。  元から西部劇は苦手だったのに克服するため何本か観ていたんですよ。  西部劇とはこうゆうものだと「真昼の決闘」「大いなる西部」等観ました。  その西部劇の世界をサム・ライミでどう料理するんだろうか?  その世界で楽しめましたので内容はあまり気にしません(爆)  「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」みたいだ。  カメラワークはもろサム・ライミでありまして、  大袈裟でこだわりがあっておかしい。  なぜホラー演出!?  シャロン・ストーンは制作にもかかわっているせいかひとり真面目(爆)  ディカプリオはこういう軽すぎる役が合うのが不思議。  いやぁここまで悪の権化のように描かれているハックマンならば、  対決で息子にとどめさしちゃった方が逆に効果ありかも。  漫画、漫画、つまらないのに面白い。  久しぶりにこんな見方で映画を観ると肩が凝らないです。  それもまあ好きな監督の演出を観て豪華な俳優陣を楽しんだから。  ちなみに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でおなじみの、  アラン・シルベストリが音楽やってるんですが、  漫画チックなライミ監督の演出とまた変に合ってるようで合ってないようで、  おかしい(苦笑)  やっぱり・・サム・ライミ=スピルバーグというよりは、  ゼメキスに近いかもね(この作品では)  
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:46:19)
3.  クロウ/飛翔伝説 《ネタバレ》 
この作品は前から気にはなっていました。  「ダークシティ」の監督作ということで観ることにしました。  評判もよい映画ですがこれは好き嫌いもあると思いますよ~  ダークな世界は好きなのですがビデオだったからかもしれないけれど、  暗すぎてよくわからない・・(爆)  極端に言えば白黒にパート・カラーをつけたような、  白黒とカラーの中間のセピアよりの暗さというか・・  「ダークシティ」も暗かったんですがコレほど暗くはない。  街の演出や世界観は撮影監督も同じですから似ています。  アメコミというよりもカルトなアメコミなのでしょう。  ちょっと私には合わなかったです。  だいたい「シザー・ハンズ」を敬遠して観ていないのですから。  ビジュアル系の音楽は大好きですがどうも男の人の化粧が苦手・・  主役があのブルース・リーの息子で、  映画撮影中の事故で亡くなったといういわくつきの作品。  だからほとんどのシーンは撮り終えていたものの、  残りの演出はCGなどで仕上げたそうです。  それもあってか危機せまるもの哀しさや迫力が伝わりました。  お話の内容もSFホラーというよりもファンタジーに近い、  大人向けの復讐悲恋物語になっています。  もしかしたら私が苦手なだけで、  こういった世界観の映画を数見慣れれば、  ふいに感動できるかもしれません。  
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-02 13:50:40)
4.  クレイマー、クレイマー 《ネタバレ》 
フレンチ・トーストのシーンがうまい!   このシーンの違いから親子関係が深まっているのが実によくわかる見事さ。    スピルバーグはたぶんこの作品を好きなんだと思います。  「宇宙戦争」の親子愛のシーンにこの作品がオマージュされていると思う。  トースト、ボストン、置き去りにされた子供とパパ・・  仕事が生きがいで子供の好き嫌いさえ知らない・・    この作品は変わった演出も揺さぶられるような音楽もありません。  淡々とした音楽とまるで実際の人の家庭を覗くようなリアルな静けさ、  そして盛り上がりも法廷劇もあるのですが、  それのなんと乾いたドキュメンタリーのような無機質さ。  しかもぬくもりがある・・      俳優の演技と脚本だけで包み込む映画なのではないでしょうか。  今回なぜか彼のなかにチャップリンを見ました。  足取りのおぼつかなさやコミカルな動きや無愛想な笑顔。  「キッド」を思い出したのは私だけでしょうか・・  子供が初めて自転車に乗ったシーンではおおはしゃぎだった道が、  母であり妻がそこに佇み駆け寄る子供の道にもなるのです。  その様子を見守る夫であり父のなんと哀愁のある寂しさ・・  お互いの意地だけでしか子供をつなぎとめようとしかできない二人。  一体この子はただの愛玩動物なのか。  それとも権利を奪い合うためだけのおもちゃなのか・・  話の内容から母親には共感はできかねたけれども、  こうなったのも夫であり結局はふたりの問題ではないのか・・  子役の演技がいいんですよ。  一見不細工に見える表情もだんだんかわいく見えてきて、  ああこの子役はたいした役者だと感心しました。  ホフマンの演技はほとんど素だそうです。  なぜならば彼の実生活とこの作品はあまりにも似ていて、  自分を演じるようで苦痛であったと。     そしてラストの演出はこの作品にある種の希望感さえ残してくれます。  意味不明と感じる人もいると思うけれど、  これはきちんとした別れと父と子の新しく変わりのないいつもの生活。  崩壊してゆくのならば離れて時々会えるほうがいい・・  アメリカではこういった形態の離婚家族が増えています。  片方の親は別れても会いに行けます。  時代や国が違い日本ではどうなのでしょうか。  家族の義務と一体感は続いてゆけるはずです。    
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-02 13:31:56)
5.  狂っちゃいないぜ! 《ネタバレ》 
すごい配役ですよね。  いやぁ、アンジェリーナ・ジョリーは出た瞬間わかったんですが、  ケイト・ブランシェットは後半になるまでわからなかった!  だって・・アビエイター観たあとではピンときません。  このふたりをパッケージに使うほうが今では売れるでしょう。  ジョリーと ビリー・ボブ・ソーントンは実生活でも夫婦だったって、  んんん~やはり演技とは思えない濃さでした。  ジョン・キューザックがレストランでお目目パチクリする演技もあながち実話か(爆)  実はキューザックが私のタイプかもしれないと借りたのですが・・  この人見ようによったら顔が全然違う(一番似てるのはケビン・スピシー・・)  どうもちょっと違ってました・・  でもこういうマヌケにお人よし風な顔は根本的に好きですが・・  お話は期待していなかったわりには面白かったです。  ラストがバカっぽい恋愛になったことを除いてはよろしいかと。  爆破予告は誰が電話かけたのかが気にはなりますが、  まあ謎のまんまでいいと思う。  前半からコメディなのですがちょっと笑えないシリアスさで、  元から飛行機が嫌いな私は絶対乗りたくないと思いました。  また違うんですよね。  シュミレーションの戦闘機とは違うんです。  民間機の交通整理をしているような管制塔ですからリアルなのです。  時給10万円もらってもやりたくないよぉ~と思いました(爆)  実際にこういうお仕事をされている人を尊敬しますよ。  コメディなのにリアルでしかも後半から「ゲーム」のような追い詰められる怖さもある。  飛行機墜落のパニックものよりある意味怖い映画かな・・ 
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 16:17:13)(良:1票)
6.  クイルズ 《ネタバレ》 
観るきっかけとなったのは俳優の演技が見たかったからなのですが、 何でも出ちゃあいけないでしょう。J・ラッシュ(笑) でも他にやりそうな俳優は現在いませんよね・・ J・フェニックスもうまいんですがアカデミー賞他ノミネートされた(てゆうか常連) ラッシュの演技は普遍的でもあります。 いつもうまいからこれも普通ですね。 ただ「シャイン」は映画自体が感動作でしたからよかったのですが、 「エリザベス」もまあよかったけど他はぱっとしない・・ これは久々の主演でしかも史劇っぽいからハマリ役かなと期待したのですが、 もとからうさんくさい演技ですからはまってはいるもの・・ まあパチーノがやってたとしてかなり濃いでしょうから他にいないでしょう(爆) 俳優は悪くはないが作品にクセがありすぎるということで、 次回のスピルバーグのテロ映画でのモサド役のラッシュに期待大! 配役であと気になったのはM・ケイン。 もしかしたら一番胡散臭いのは彼かもしれない。 ラッシュが十字架を飲むシーンで終わっていれば作品の価値も上がったかも。 後味が悪くメッセージ性を残すということならばね。 そのあとJ・フェニックスがエクソシストの神父状態(取り付かれた)でしらけた。 かなり下品なそれでいてセリフ回しは品がある困った官能映画を、 コミカルに(途中笑えてしまうところも)面白く描いていたので、 なかなかブラックな作品だとも観ていたので、 ラストに怖さを持ってきてほしかったなぁ・・ なんというかよくわからない人物の物語なのですが、 この時代の宗教は腐敗していることの風刺と、 サド男爵が最期に実は洗濯女のK・ウィンスレットが処女であることを知り、 かなりショックを受けたところと神父ゆえ正直に生きられぬJ・フェニックスが、 その両方を失うショックはちょっと入り込みました。 役者の演技が良いとしかいえない映画かな・・ それとも私が拒否反応を起こしているのかもしれません(笑) 想像の主人公であるK・ウィンスレットを愛したふたりは、 実は彼女こそ存在していたいとしい人だった。 実際のところ彼女はどちらを本気で愛したのか・・ 小説の中の主人公になったつもりでいたのかもしれません。 ある意味この男爵は「時計じかけのオレンジ」のような本能を剥奪される人間で、 精神病院の患者もその物語のなかで本能のまま自分も生きられる自由を持っています。
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-04 07:51:23)
7.  群衆(1941) 《ネタバレ》 
最初の方で首を切るしぐさをする男優をどこかで見たような気がするのですが・・  「街角/桃色の店」のパシリの店員もどきだと思うのですが(笑)  あともう気になって仕方なかったのですが、  ジョン・ドゥという架空の名!  「セブン」でK・スペイシーがやってた役名ではないですか!  「セブン」はこの時点では1回しか観ていないのですがこの名は記憶から去らない(爆)  あとあと・・「未来は今」のあらゆるシーンが思い出されました。  実は「未来は今」という作品は「素晴らしき哉!人生」とも激似しております。  もちろん後作のほうがオマージュ(というよりジョン・ドゥなどはまんま)です。   映画の演出は面白いし迫力もありました。  良い人間が悪い人間をやっつける映画ではありません。  良い人間にも普通に悪いところもあり悪い人間もそれ以上の罪は問わない。  ごく普通の(今回は異質ですが)善良な人間が落ちて最終的には大衆に救われる。  キャプラ監督のワンパターンともいえますがいいんじゃないでしょうか。   そしてやはり今回も感じたのはキャプラ監督は聖書の世界が好きだということ。  後半は説教くささが気になるくらい・・  主人公はイエスになろうとした。ならざるを得なかった。  祭り上げられ自らを正当化し大衆の夢を壊さないために・・  しかし大衆が望んだのは実は彼に死んでイエスになってもらうのではなかった。  映画として観るならば私は飛び降りようとするそこで終わってほしかった。  そうしたらかなりメッセージ色が強くなり忘れられないと思う。  最後に救うのは群衆ということくらいわかる作りなので、  観終えたあと感動はしなかったしぼやけてしまいました。       母性を感じる女性が主役という作品が多いんですが、  この「群衆」は明らかに逆で珍しく父性がテーマと思いました。  女性記者が亡き父の思いを語りニセ記事を作る。  主演男優は弱々しいのパターンはカリスマ教祖状態に変わり、  この設定はキャプラ作品の中では(といっても古い方)珍しい。  群衆が待っていたものは死んだ伝説のイエスではなく、  愛すべき隣人であり引っ張っていってくれる父役だったのです・・  
[DVD(字幕)] 6点(2005-11-04 07:42:33)
8.  グレン・ミラー物語 《ネタバレ》 
ジャズに興味はない私でもグレン・ミラーは馴染みがあります。  昔、社交ダンスをしていたのでムーンライト・セレナーデ他ほとんどダンス音楽で・・  彼の生涯を描いているのですがDVDがほしくなりました。  廃盤なのですが、なんとハイビジョン&ビスタが選べ、  ミュージック・チャプタまで入っているのです(好きな曲だけ選べると)  あらゆるところで探しましたがないのです・・  レンタルしかありませんが、DVDはいいですよ。  伝記ものということで構えて観たせいか感動までは至りませんでしたが、  気分によって感動できるかもしれません。  アメリカの歴史も同時進行してゆくのとR・アームストロングなど往年のジャズプレーヤーも出演。  これは音楽、特にジャズファンには保存版にしたいだろうと思います。  ラストがもうわかっていることから客観的に観てしまいました。  素晴らしき哉!人生と同じようにクリスマスのシーンでエンディング。  しかしその差はかなりのもので、決してクリスマスには観たくはない。  J・スチュワートが本人のまんまのような誠実な当たり役だったので特にリアル・・  欲を言えばもっと恥ずかしいくらいになってもいいから覇気がほしかった。  まあ遺族のかたも現存していらっしゃるので伝記モノは仕方ないのでしょうけど、  やっぱり明るい音楽と裏腹に寂しいものがありました。  音楽が他の映画でも使われていた場面や、  ホールでの演奏で色が変わってゆく演出や、  古きよきアメリカのそれもカラーでの映画ということでよかったです。  楽団へのアイディアも(ケガの巧妙)という実話で微笑ましいです。  保存版にして音がほしいとき流しっぱなしにできる映画だと思うので、  またDVDが安く再販されればいいなぁとおもいます。  
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-09 15:19:46)
9.  クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち 《ネタバレ》 
 何が面白かったというと最期の晩餐やら12使徒やらアイテムちりばめて、  しかもナチが黒幕(1でもでしたね・・)パターンは昔から変わらないんだけれど、  イエスそっくりの男を初め使徒がみんな職業から名前まで同じ。  このカルト集団の最期の晩餐の写真など全く怖いよりおかしくて、  全編恐怖感全くなしで逆に安心して観られる娯楽作に仕上がっています。  カルトホラーサスペンスを期待した人には大いに不満でしょうが、  私も少なからずその期待はしていましたが・・  どう考えたってそんなに揃えすぎたらコメディでしょうと切り替えました。  1にもいえることですが説明不足はテンポ上仕方ないにしても、  もうちょっとせめて120分くらいにしてほしいですね。    この作品は1でもそうでしたが、とにかく主役の刑事がマヌケ!  それがいらいらするのですがまた魅力なのかもしれませんね。  今回もストーリーに置いていかれる刑事たちは演技なのでしょうが天然ぽくていい。  レノの相手役はほとんどの人がよいと言うけれど前の人がいいなぁ・・  私はクリストファー・リーみたいなまるで中世の貴族のような悪役は好きなのですが、  彼はなんか最近特に不遇な役が多いんですよね。  ロードオブザリングではまだ活躍していたけれど、  特にSW3・・あれは哀しい!なんなのあの役は・・(でもパルパティーンも好きだから仕方ないか)  1941で海に放り込まれたドイツ兵もひどかったけど(なぜドイツ人ばかりまわってくるのだ)  今作の彼の最期は理解不可能!これが大いに不満なマイナス。  あれはただ観念しただけなのか??本当に説明不足で疑問。  とにかく面白い後半は今で言うナショナルトレジャー、伝説のインディジョーンズ映画です。  ここまできたらちらっとでてきたトロッコ列車みたいなのを使ってほしかったり・・  元気でいこうファイトいっぱ~つ!?みたいなナチのドリンク・・  あれはうけましたよ。やはりこれコメディです。このノリに遅れてはいけない(笑)  
[DVD(吹替)] 6点(2005-09-11 11:44:20)
10.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》 
  「セブン」のようなタイプは生きているのが嫌になるという一瞬のめまいがある。  「クリムゾン・リバー」はちょっとセブンぽい設定じゃあないですか。  その割りに娯楽もありそうだから怖いけど面白そうで・・  怖さから言えば・・怖くはなかった(苦笑)見た人ならわかりますが・・  期待度も高かったのでしょう。でもそこそこは面白かったのです。  多分この作品が面白いか面白くないかに別れる線は、  内容がわかるかわからないかによると思うのです。  面白くないという人はわからないまま進み、  後半から登場人物にセリフで行動で説明されるから面白くない。  面白いという人は・・まあ私ですが(ほんと評判悪いんでびっくり)  とにかく客観的に観ましたよ。  誰にも共感できないという救いもあってか3人目の刑事として観ました。  そうするとラストのとってつけたようなオチも「はいはい間に合いましたねぇ」と、  許せてしまいます。画面が暗くなったところで終わったと思い「面白い!」とつぶやくと、  まだ続いてたんだなぁ・・でも「まあこっちでも許せるけどさっきのほうがいい」と。   ふたつの別々の事件が絡み合うことがキーワードなので、  単体に考えるとほんとに楽しいですよ。  しかもなかなかリアルでグロイ演出(死体とか)は見ごたえアリ。  墓荒らし事件と雪山惨殺死体・・宮殿(学園)のそばを流れる川・・  人体実験ものも続いたことで正直飽きてきた題材で、  またしても鍵十字ですよ。  なぜ鍵十字と十字架の学園が結びつくのか?  キーワードは十字とふたつの事件ですね。  鍵十字も十字架もふたつの線で出来ています。  ドイツという国もキリスト圏です。  未見の方は自分が第3の刑事になったつもりで推理していってくださいね。  説明は大いに不足で時間も100分くらいしかない忙しい映画です。  私も次観るときには忘れているかもしれません。  そのくらいややこしいのにしっかり観客を置いて内容は解明されます。  あと、日本語吹き替えで見たのは珍しいのですがこれがよかった。  字幕も表示して比べると、字幕が説明不足すぎてわかり辛い。  吹き替えで観た事もわかりやすく楽しめた大きな理由です。  
[DVD(吹替)] 7点(2005-09-01 11:22:59)(良:1票)
11.  クレオパトラ(1963) 《ネタバレ》 
 前半は8点以上献上!面白い、シーザー(マイフェアレディの男優)ニヤケ顔だけどまあ満足。  クレオパトラ(エリザベス・テーラー)実は古い史劇は前苦手だったので、  エリザベスも初めて見たのですが、気品があってよかったです。   歴史を考えると次の日は面白くないよなぁと覚悟はしていました。  やはり・・後半は5点かなぁ・・  次の日に続きを見ますと、面白くない。  やはりシーザーは暗殺されアントニウスはオクタブィアヌス  (後のローマ初代皇帝アウグストゥス)と対立する。  ここら最近よく見る映画ですからもうつまらなさは見えている。  女で男も変わる、男で女も変わる・・  アントニウスのなんと間抜けなことか。  恋焦がれる気持ちもわかるがこのふたり(特にアントニウス)には、  私は全く同情も共感もできなかった。  まるで三国志の呂府のようでした。(漢字合ってるかな?)  家族を捨てては不倫ものでよくあるが、  部下を捨てて逃げるまでゆくともう、一国の将軍などと見るのは恥ずかしい。  すでに次の本当の皇帝はわかっているので、  若いながらも冷酷ながらもオクタブィアヌス側のほうを応援していた。  シーザーの子(クレオパトラの子)が殺されてもね。  アントニウスが自害したときに「英雄の死は叫べ!」と言うくだり、  目先のことにこだわって大事なものを見失う、そんなバカなアントニウスでも、  英雄として認めたんですから。  ジュリアス・シーザーというシェイクスピア映画でのアントニウスは英雄でした。  その場面を思い出しました。  じゃあクレオパトラばかりが悪いのか?  でもこの踏みにじられた国を存続するには仕方なかったのでしょう。  ただ、理想が高すぎる。野望は男異常です。  アントニウスは愛が全てだったけれど、クレオパトラは国が全てだった。  選んだ男の愛では国に変えれなかった。  国が滅びることと愛がつきることは同じでした。  ふたりは同じ地で結ばれたのですが、歴史は変えられなかったのです。  面白い時代でここらは好きなのですが、  私はこの映画の後半はもっともっと暗くしてほしかったです。  あきれて感情移入もできないので前半の切なさや感動が飛んでしまいました。  
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-17 07:18:00)
12.  クリエイター 《ネタバレ》 
よくあるSFファンタジーかなぁと見ていたのですが、  この青年の恋と科学者の妻への愛は関係はなくとも繋がっていました。  悲壮感さえ感じさせない信念の科学者はとうとう卵子提供者と会えます。  この女学生役がヘミングウェイの孫娘なのですが・・(どうも外見が合わなかった)  演技的には良い役者なんですが作品がファンタジーなだけに・・  科学者の研究はさらに進み細胞は卵子を受けて育っていきます。  頭の中は妻以外考えられないし目はいっちゃってる。  あまりに幸せそうでかわいそうな人だなぁとも思えなかった。  でも妻の幻影を何度か見ちゃうんですね。  すごいリアルなうれしそうでさびしそうな表情で、  でも暗い映画では決してないのです。  コメディが半分入ってるしまあその点ではヘミングウェイは役が合っています。  科学者を好きになって告白しても相手にされず家出をしますが、  科学者も栄転になり助手も離れて行ってしまいます。  ひとりぼっちになったんだけれど妻の再生の夢がある。  助手の恋人がきれいな人なんですが彼女は脳梗塞で意識が戻らなくなります。  ここで助手と科学者の気持ちがリンクするような感じです。  呼び出された科学者は自分のある賭けをします。  これが医学の力ではないところが品がよくて好感が持てました。  海岸で決意した旅立ちはちょっぴりさびしくも優しくて感動しました。  誰もが一度は持っていた持っていた心の迷いがよく描かれている。  自分をそこに留めさせるものは妻ではあるんですが実は自分なのです。  失くしたものは帰らないから共有した自分も帰らない。  失くした=亡くしたと葬れるまで科学者は旅を続ける。  君がいた夏のようなちょっとほろ苦く爽やかな恋愛。  どうもオトゥール氏は史劇やサスペンス系が多く恋愛は珍しいので、  全く期待はしていなかったのでこれはびっくりしました。  こういったドラマは湿っぽいとかひつこくなるんですが、  メロドラマのようにならず逆にあっさりと品よくなっています。  そのときのセリフはないけれど5分くらいの哀しく幸せな表情はよかったなぁ・・  見たあとにちょっぴりさびしいけれど暖かくなれます。  たぶんもう少し整理して時間も長くしたらこれ以上の作品になっていたでしょう。 
[DVD(字幕)] 8点(2005-07-01 09:34:01)(良:1票)
13.  靴をなくした天使 《ネタバレ》 
この映画はオススメですよ。  隠れた名作とでも言いましょうか。  ご都合主義なストーリーなのですがとても後味もよく、  勇気や元気ももらえて感動できます。  私はこういう勢いに乗ったパニック感動作が好きで、  泣けちゃいましたよ。  ちなみにDVDも持っております。  ダスティン・ホフマンがコミカルでいいです。  恋愛恋愛していないのがいい。  コメディとも取れるし、わりと起伏もあるので退屈しないと思います。  
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-07 07:57:40)
14.  グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 
だまし続けるという愛は時には回りも迷惑になる。  そして時にはだましている当の本人でさえ世界を変えられる。  うまいこと作ったなぁという脚本のよさと、特にお母さんの演技がいいですね。  「フォレストガンプ」のような時代を見事に融合させた演出もにくい。  遠い昔のことではなく、サッカーW杯のシーンまで・・  どちらの国が悪いわけじゃない、統合されようが心はだまされたっていいじゃあないか。  だまされたままじゃなく気がついていただろうお母さんの目が優しい。  「すばらしいわ」と彼女はドイツがひとつになった本当の嘘より、  息子の理想郷にまで作り上げた愛の嘘に微笑む。  終わりよければすべてよしと言ってしまえばハリウッド映画みたいですが、  こんなに良質な作品って最近あったかなと思うのです。  確かに中だるみなところもあるし、コメディなのかシリアスなのか??という  不自然さはありますが、この弱いようでいてひたひたとくる、  すべての人に愛を(親子愛だけにとどまらない演出)でまとめてしまっても、  全然嘘っぽく感じないのです。  まさに感化されてしまいました。二日続けて自分でもうなづきながら納得。  本当にこんな世の中があったらば・・と。  現実はそうではない、自分でももっとエキサイティングでわがままな世の中も見たい。  でもこんな理想主義(風刺しているのは社会主義&資本主義なのですが)も、  映画の世界ならいいんじゃないかなと、ちょっと夢みさせてよと思いました。    演出で一番気に入っているのが、レーニンの像が宙を行くシーンです。  握手を求めている・・でもどこかに連れ去られて(撤去)どこへ行くのか・・  題どおり、グッバイレーニン!、さようなら社会主義なのです。  日本に生まれ育っていく自分としては、国が変わるというさまはわからない。  変わるといっても年号くらいでしょう。  他民族でもないし宗教国家でもないし戦争もない。  それでも感動できたのは、近い時代のこととテーマが普遍的なものだからでしょう。    
[DVD(字幕)] 9点(2005-05-07 07:40:20)
15.  クルージング 《ネタバレ》 
アルパチーノ初期主演作に凝ってた当時に見ましたが、 見ていない方は見ないほうがいいです。 パチーノは警官役でゲイ殺人のおとり捜査に加わるのですが、 もう気色悪い作品でした・・ 筋もなにもあったもんじゃあない。 ゲイならずとももっときれいに描きましょうってな感じです。 こんな作品にも出てたのね・・ パチーノのゲイっぷり(ミイラ取りがミイラに)も気持ち悪く、 それだけを期待して見るものでもありません。 ただラストで、本当に本物になってしまったかの、 怖いくらいの自然な演技に全て。  
[ビデオ(字幕)] 2点(2005-04-03 00:28:41)
16.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 《ネタバレ》 
この映画では感動させるわざとらしい箇所がふたつあります。 ひとつがお約束の医者役ばかりのロビン・ウィリアムスが、 「君は悪くない!」とディモンに言うところ。 見ててもらい泣きしちゃったのです。わかってるんだけどね。 そして最後の方で、友達のベン・アフレックが言う、 「俺がお前を迎えに来たときまだここに居たら・・」みたいなくだり。 これ、あまりに青春してて恥ずかしくて、でも泣けてきました。 こんなこと言える友達がいるでしょうか? 自分にはこんな選択をされる過去がありません(天才じゃないし)が、 素直に(なんてこと言ってくれるんだベン)と、感動しました。 この作品は親友同士の脚本でアカデミー賞を取りました。 そのまま親友同士の、ベン・アフレックとマット・ディモン。 うらやましいものです。特にディモンは実生活でもすごい。 ケンブリッジだかイェールだか知らないけど。 いわゆる自叙伝ぽい映画ですね。 もちろん幼少のエピソードなどはフィクション。 エンディングも品がよく、ともすれば青臭い青春映画をきれいにまとめてる。  
8点(2005-02-25 07:05:58)(良:2票)
17.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》 
私の好きなタイプの映画です。脚本の勝利ですね。 この時代にこんなに練られたサスペンスで、娯楽性もある映画ってあったかなあ・・アラン・アーキン目当てで見たのですが、思った以上にすごい役者ですね。(摩天楼を夢見て)で、うなずくばかりのばかなセールスマンをやってて、この映画を見た友人に勧められました。わかんないよ、アーキンって・・最初からサングラスのはわかっていたけど、後のほうで実は3役(もとのサングラスのと、変装した途中で飛び込んできたやつと、その息子役で、劇中3役!(実はひとり)これにだまされ、途中でわからなくなり、終わってテロップ見て感心。ちなみに演じた顔では、最後のサングラスをはずした顔はどの顔でもない。うまい! ヘップバーンは明るく可憐でジュリア・ロバーツみたいなイメージがあり、ほとんど敬遠して他の作品は見てなかったのです。 唯一見た過去の作品は、(昼下がりの情事)そしてこれが二作目。なぜかしら演技的にうまい作品かも。でもやはり、アラン・アーキンにつきます。これをリメイクするなら、ケビン・スペイシーあたりはいかがかな?間抜けな(ふたりは)パニックルームの脚本がこの作品くらい洗練された、ある意味コメディならと思うくらい、よくできてる。主導権を持つのが逆転してゆくのが面白い。舞台劇的なのがいいです。
9点(2004-04-08 10:30:36)
18.  グーニーズ 《ネタバレ》 
もう忘れていたのでDVDでまた見ました。なんでかわからない けど涙がこぼれた。子供の頃は当たり前と思っていた時間、意味のない野望は今見るとうらやましい。基地やスパイごっこ、宝探しにお化け屋敷・・毎日私の周りに集まってくる、私と同じ親が仕事でうちにいない友達たち・・最近昔見たSFファンタジー冒険ものをまた見返し、その頃とはまた違う思いに浸っています。あの頃の映画って夢があるけど、それを公園や学校で真似する楽しさがあった。今の映画は子供はうちでゲームとしてひとり再現するのか・・インディジョーンズ子供版ですが、子供にとってもいや、子供にとってみたら最大の冒険です。ショーン・アスティーンが、どこに出ているのか苦労するくらいわからなかった。ロード・オブ・ザ・リングのサムは、こちらでは主役のマイキーですよ。 めちゃかわいい。演技に子供を感じさせないシリアスさがあり、途中で説教を始めるのでサムを射止めるだけあると感心。 やはりラストの海賊船は夢がありますね。あのラストは美しい。 私の住んでいる田舎にも国定公園ですが、岩が見える海があります。子供の頃は自分たちの秘密の場所だったのですが、今ではそんな海沿いまで宅地改良が進み公園として国道から行けるようになりました・・皆さんの近所にもそういった大切な秘密の場所があったはず。そんなゆとりを思い出さしてくれた映画です。 
7点(2004-02-18 07:47:51)
19.  グッバイガール 《ネタバレ》 
うん、これは良い。見終わった後勘違いの、感化されるラブコメではない。リチャード・ドレイファスがオスカーを取ったのも納得できる。優しく味のある演技を見せる往年より、この初期の演技は妙なリアリティがある。リアル!ラブコメの中に生活感いっぱい感じるのに、彼の演技はほんとに役柄そのものの、役者の役を感じるから見る側からは現実味がない。これってすごい。現実味のない脚本の中でのリアルさなんだから。しばし、笑いや時には夢を見られ、終わった後は後味が(映画)のエンディングなんだ。けして感化されて、もしかしたら・・なんて勘違いする映画ではない。質の良い舞台劇のコメディを見たような・・最初と最後が雨の電話ボックスに繋がってるのがにくい。このジャンルをしらけることもなく、最後まで見入ったのは、どこか(恋愛小説家)を見た後味に似てもいる。向こうは感動恋愛映画!という感じで、本作は恋愛劇より、人生悪くないよ的な映画。
9点(2003-12-20 10:13:12)(良:1票)
20.  グレムリン 《ネタバレ》 
ぬいぐるみ持ってました・・ギズモの手足に吸盤がついてて、車の後部ガラスにつけるの。最近リバイバルで友達の子供に取られてしまった・・あれ?ギズモかグレムリンか、名前が違うんだよね。変身前のだから、グレムリンだったのかな。これは、脚本がどうのとか問題じゃなく、かわいい!水かけると、増殖するのね。ポンポーンって。ハムスターみたいなのがワサワサ・・こいつらが悪さを起こすんだけど、レンジの中でグチャグチャになったり、悪趣味なとこがある。たぶん監督はジョー・ダンテだけど、スピルバーグが関係ある。UFOキャッチヤーに逃げ込んだりと、アイデア勝ちな、お子様映画なんだけど、キャラクターものの中では1番かわいい。
5点(2003-12-07 13:40:42)
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