1. グレート・ブルー
《ネタバレ》 まさに映画と言う名の芸術。オープニングから海の映像にエリック・セラの「Big Blue Overture」が流れ、見事に映画の世界へ連れて行ってくれる。都合の良い女をどこかで求めていたジャックと、一目惚れのジョアンナ。やはり途中から考えの違いで関係がチグハグに。両親に早く先立たれたジャックだからこそイルカを家族だと考えるようになったのであり、イルカが家族とは思わないジョアンナには後回しにされていると言う気持ちがあったのだろうか?それにしても、ジャックとイルカが戯れるシーンはとても美しく、特にイルカを夜中に海へ連れ出して戯れるシーンはとてもロマンティック。そして、エンゾを海へ沈め、ジャックも海へ繰り出すと言うラストは強引にも映るが、やはり海の青さが勝っている。海を知っているリュック・ベッソンだからこそ出せるこの海の青さは観る者をうっとりさせる。そして、この映画の成功には、エリック・セラの名前は外せない。イルカをイメージしたと言う曲も、まさに海にマッチしており、この映画における貢献度は計り知れず、サントラ盤も名盤である。そして、すべてがかみ合ったこの映画は、切なくも悲しくもある話だが、本当にうっとりさせる雰囲気を持っている。 [DVD(字幕)] 10点(2007-11-18 15:03:10)(良:2票) |
2. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
《ネタバレ》 ○「Back to the Theater」にて鑑賞。予てより映画館で観たいと思っていた作品だったのでこの企画に感謝。○欲を言えばもっと大きなスクリーンで見たかったが、あの映像と音楽の奏でる素晴らしい雰囲気は映画館でこそ味わいたいものだった。○イルカや海をイメージしたサウンドトラックは秀逸。サウンドトラックを聞くだけでこの映画の世界に入ることができる。○この素晴らしさがあれば、俳優の大根演技や稚拙なメロドラマも輝ける。むしろそうだったからこそ輝いたのかもしれない。○自身の生まれ年にして、最高の映画が誕生したのだと思うと感慨深い。 [映画館(字幕)] 10点(2006-08-30 13:09:34) |
3. グラン・トリノ
《ネタバレ》 評判は聞いていたが、ここまで凄いとは思わなかった。ハリー・キャラハンを髣髴とさせるシーンには思わずにやり。因果応報というべきか、彼の映画らしい終わり方であり、俳優としての幕引きがこれなら最高にかっこいい。 [映画館(字幕)] 9点(2009-05-10 21:38:33) |
4. クリフハンガー
○なぜか何度も観てしまう好きな映画。○特にオープニングが素晴らしい。爽やかなスコアとともに素晴らしい景色で始まる。○テンポも良く、人間関係もシンプルでわかりやすい。○フランクの死と若い二人組はなくても良かったと思う。○アクションシーンの位置関係がより分かる感じだと尚良かった。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-31 15:06:05) |
5. クレイマー、クレイマー
《ネタバレ》 「えっ、ここで終わるの」って感じもしましたが、これはこれで視聴者に想像させるとして良しだと思いました。突出した演出もないし、本当に無駄なシーンがほとんどなくてスムーズに流れたと思う。自分の非を認めてうまくいかない仕事と対峙しながら子供の世話をして分かり合っていく父親と、確かに子供を捨てて家を出たが他のみんなのためでもあり、それによって子供への愛情に気付けた母親、どちらに感情移入して良いかがわからず複雑な気持ちになったが、どちらもこれを経験して人間として一回り大きくなるのが良くわかった。ギターのBGMも良かったし、ダスティンホフマンの笑顔が素敵だった。本当に今こんな境遇の人がいてもおかしくないのに、これはもう約30年前の映画だってことは、今も昔も人間そんなに変わってないと言うことだと思いました。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-31 00:03:47) |
6. 黒い雨
《ネタバレ》 ○メインは終戦から5年後、黒い雨を浴びた、いわゆる二次被爆が引き起こす悲劇。○ある日突然紙が抜け落ちる前兆から周りの二次被爆者は皆死に至る。それ故、縁談も進まず、母は次第に精神を侵されていく。○父の努力もむなしく、ようやく来た縁談相手はまだ戦争が終わっていないと思い込んでいる近所の男。○虹がかかればすべてうまくいくという父の最後の言葉が虚しくこの映画を締めくくる。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-09-03 15:48:12) |
7. クリード チャンプを継ぐ男
《ネタバレ》 ○「ロッキー」は無理矢理にでも続編を作り続けたシリーズであり、今回もよくここまで話を作ったなとある意味感心させられる。○次々に登場人物が死んでしまうシリーズとあって、ついにポーリーまでいってしまった。○非常に良く出来たスポーツドラマだが、強いて言うならドニーの過去が少年時代の序盤数分だけというのが少なすぎる。終盤にかけて感動的だったが、そこがもう少し手厚く描かれていればもっと良かったはず。○ただ、ドニーとロッキーがそれぞれ闘うのが良い。ビアンカの進行性難聴の設定はあまり効いていなかったが。○また、ファイトシーンも更に洗練されており、これを見ると過去シリーズのファイトシーンがチープに見える。○最後に、スタローンがエヴァートンファンとは聞いていたが、グディソンパークまで出てくるとは。自身はリヴァプールファンだが、サッカーファンとして喜ばしく思った。 [映画館(字幕)] 8点(2016-01-10 12:45:18) |
8. グッドフェローズ
約二時間半と言う上映時間をものともしない軽快なテンポは秀逸。キャストもそれぞれが活き活きと個性を発揮していて良い。どこか「仁義なき戦い」のような印象。この手の映画は本当にキャストが大事だと改めて実感した。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-07 23:48:22) |
9. 九龍の眼/クーロンズ・アイ
○アクションシーンは前作に負けず劣らず素晴らしい。○ストーリーはシリーズの中ではかなりハードボイルド。 [DVD(字幕)] 8点(2007-03-17 23:52:53) |
10. クリムゾン・タイド
結末は読めるが、それにしてもこの緊張感の維持はすごい。演出や脚本が良いのもあるが、やはりデンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンの演技のおかげだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-21 23:45:33) |
11. クライム&ダイヤモンド
《ネタバレ》 まさに掘り出し物的な映画。やはりこの映画の一番の見所は、回想シーンが現代に繋がるところ。登場人物の設定も面白いく、軽快なテンポで、観終わった後の爽快感はなかなかのもの。 [DVD(字幕)] 8点(2006-09-01 17:45:04) |
12. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
出演者のやり取り、演技が良くて、見終わった後爽快な気分になる。良いセリフが要所にあったし、エンドロールも最後まで観ていたくなった。 [DVD(字幕)] 8点(2006-09-01 17:40:17) |
13. グレイテスト・ショーマン
《ネタバレ》 ○これぞミュージカルという作品。あまり自身の好きなジャンルではないが、オープニングからエンディングまで歌にダンスに楽しめた。○この手の作品なら絶対に主人公に苦難が訪れるものだが、それも終盤に家族とサーカス仲間との喪失という形でようやく訪れる。それでも主人公は妻、サーカス仲間と一緒に歌って解決とあっさり。サーカス仲間については直前の火事でフィリップを助けるというワンシーンこそ挿入されているが、妻に関しては特に伏線もなし。それも含めて歌で表現なんだろうが、もう少し時間を割いても良かったのでは。○特に歌が良く、ヒュー・ジャックマンもパフォーマンスが素晴らしかった。 [映画館(字幕)] 7点(2018-03-22 23:27:12) |
14. グランド・ブダペスト・ホテル
《ネタバレ》 ○ウェス・アンダーソン作品としての完成形なんだろうか。非常に洗練されていた。○これだけ目まぐるしいストーリーに登場人物の多さだが、要所に著明な俳優を配置することでより見やすくなっている。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-11 21:52:54) |
15. クレイジー・ハート
《ネタバレ》 ○カントリー風の歌が良く、ジェフ・ブリッジスの歌声が魅力的。○バッドが子供を見失ってから、アルコールを克服するまでがあまりに早く、苦労している感があまりない。この部分だけが割と残念。○マギー・ギレンホールはダークナイトでヒロインに抜擢されたが、こういう苦労している女性を演じる方が様になるし、哀愁漂う表情は魅力的でもあった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-20 23:56:23) |
16. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 最初は「マグノリア」のような群集劇だと思ったが、これはこれでしっかり色がある。まだまだ残っている人種差別や、アメリカ人の銃依存、見た目ではわからない人間性などを構成巧みな脚本を基に描いている。ラストはタイトルの如くクラッシュして終わるのだが、何か微妙だったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-07 11:00:53) |
17. グラディエーター
《ネタバレ》 歴史スペクタクルとしてはなかなかの出来だと思う。ラッセルクロウは今まではカッコいいとは思わなかったが、この映画の中のラッセルクロウはかなりカッコよく見えた。愛する家族を殺されて、それに反発して捕まり人と人の殺し合いの見せ物にされる。それでも復讐心を忘れずに上まで上り詰めていく姿はカッコいい。迫力ある戦闘シーンやハンスジマーの音楽もそれを盛り立ててる。ただ、CGの多用、中だるみがあるのは残念だと思った。あと、ラストを仲間と共に大反乱でも起こすのかと期待してしまった分、落ちたかもしれない。でもあのラストはあれでもいいと思う。 [地上波(吹替)] 7点(2006-09-01 21:11:48) |
18. グレン・ミラー物語
《ネタバレ》 ジェームズ・スチュワートという俳優の素晴らしさを改めて認識することの出来る作品。話自体も素晴らしいが、まさしく彼の映画となっている。その分、他の出演者の印象が若干弱い。音楽も耳に残り、感動的。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-01 11:10:01) |
19. クライング・ゲーム
《ネタバレ》 ○大きく2部構成だが、どちらも中途半端な印象。サスペンスは敵がチープ。○回想シーン含めフォレスト・ウィテカーの存在感は大きく、グッと惹きつける魅力がある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-04 23:36:37) |
20. クール・ランニング
《ネタバレ》 ○手堅くまとめられたスポコンコメディ。○ド素人はこんなにすぐにボブスレーが上達するわけないという突っ込みは入れてはいけないみたいだ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-04 19:25:26) |