41. コンフェッション 復讐の暗殺者<TVM>
《ネタバレ》 キャリア50年超で40回死んだジョン・ハートなので告解者の今夜殺す相手は神父なのだろうと期待を寄せる。二人のやりとりから二人の関係がすぐ分かる。過去の鬼畜な所業を身悶えして詫びる神父に盛り上がってまいりましたと思った途端・・・・・「えー? もう、終わっちゃった 何で?」ビックリ。1話10分未満のWEBドラマだとは知らなかった。特典映像でジョン・ハートが「1億人が観るのだから気は抜けない」と述べていた通り、全編座って話すだけであっても熱演ぶりが光る。緊張感が途切れない良作だっただけに物足りなさが残念でならない。 [DVD(字幕)] 6点(2018-02-23 13:57:53) |
42. 恋におちたシェイクスピア
物語の着想は良いものの、ロミオとジュリエットの悲恋と実生活のイチャイチャぶりの落差に白けてしまう。情けない役どころをキッチリこなすコリン・ファース、出ずっぱりのジェフリー・ラッシュ、僅かの登場シーンに存在感を示し美味しいところを持っていったジュディ・デンチ。豪華脇役陣にそこそこ楽しませてもらった。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-14 23:47:42) |
43. 河内山宗俊
この娘の為なら死ねる。宗俊と市之丞の男気は見応えあるものの、その娘の魅力が原節子をもってしても感じられないのが残念。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-03-21 00:26:40) |
44. 皇帝のいない八月
主人公がテロリストとまでは言わないものの義憤に駆られた憂国の士に見えない。一般客と共に列車での移動に現実味が感じられない。ドラマ性を持たせる為とはいえ三角関係は皆が青臭くて辟易する。馬鹿馬鹿しくなるのを佐分利信、滝沢修、三國連太郎が救ってくれました。怪物と妖怪の勝負、鬼と仏の顔を持つ元憲兵。キラ星の役者陣の中で別格の三人に、存在感というものを考えさせてもらえました。趣がある題名が活かされていれば良かったのですが。 [DVD(邦画)] 6点(2014-10-13 04:04:29) |
45. 殺し(1962)
川原の遺体から始まる物語、登場する容疑者達が揃って何だか情けない。しかし、最後まで飽きさせない作りになっていて結構惹き込まれ楽しめました。忘れられない名シーンがあります。罵り合いから包丁を取り出した母にすかさず傍にあったアイロンで身構えた娘。猛女のド迫力はイタリア映画ならではか。周りのオバサン達が割って入って事なきを得てホッとするやらガッカリするやら。 [映画館(字幕)] 6点(2013-04-30 22:06:18) |
46. この自由な世界で
《ネタバレ》 最後まで改心することなく守銭奴の度合いが増してゆくアンジー。どれだけ恥知らずで薄汚い行為も大義名分をつけてやってのける事の「自由」さを見せられ、そうまでして溜めこんだお金が愛息の幸せにつながらない光景が思い浮かび、暗澹とさせられます。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-22 23:00:08) |
47. コン・エアー
《ネタバレ》 暑苦しい、むさ苦しい、やかましい、馬鹿な犬ほどよく吠える、善悪ひっくるめたキャラクターが始終ドッカン、バッタンと大暴れ。その中で、女の子とのお人形遊びに怖くて震え上がりはしましたがブシェミに一陣の涼風を感じました。妻子のために人や街を破壊するのはこの手のアクション物にはつきものです。破壊の限りを尽くしめでたく再会というラストシーンは本作に相応しく「これでいいのだ」と言いたいところですが、ブシェミを野に放つなんて・・・怖すぎます。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-09-18 02:32:09) |
48. コマンドー
天下御免、ご意見無用の暴れっぷりに相応しい肉体美に惚れ惚れします。ベネットとの対決は個人的にシュワルツェネッガー作品のベストバウトです。 [地上波(吹替)] 6点(2009-09-09 02:23:27) |
49. 告白(1981)
重い題材です。デ・ニーロとデュバルの抑えた演技に作り手の主張に奇を衒わない姿勢を感じます。追い落とされた真っ当な司祭が「砂漠が好きなんだよ」と言う毅然とした姿と彼の砂漠の墓標に、人の心のよりどころである信仰の世界においてさえ、このような不誠実が存在するのかと、ビリー・ジョエルのHonesty is such a lonely wordが身に沁みる作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-15 04:19:35) |
50. コールガール(1971)
《ネタバレ》 謎を追う展開と犯人がお粗末極まるもので、ご指摘の通り、恋愛物として鑑賞する作品です。観辛い程の暗い画面から、夢を実現出来ずコールガールの現状から抜け出せぬブリーのうそ寒い心中を感じます。肌を合わせて、頭と心と体が一体となった悦びや幸せを噛み締める時は相手に対する感謝の念が尽きないものですので、自らクルートを求めた彼女が自分に正直になれない姿がいじらしいです。曲折の末に寡黙な中に意志の強い愛情でもって見守ってくれた彼に陥落してしまいます。演ずるジェーン・フォンダとドナルド・サザーランドの組み合わせが絶妙で、二人に堪能させて頂きました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-08 13:01:24) |
51. 高慢と偏見(1940)
《ネタバレ》 ベネット一家のお母ちゃんの銭ゲバぶりにイラッとするわ笑わされるわ強烈なキャラでした。その他にも英国お貴族様の嫌らしさ滲む面々に辟易。喋るマネキンのようなローレンス・オリヴィエよりもグリア・ガーソンが高慢に見えて白け通しでありました。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-04-23 03:24:50) |
52. コンボイ
題名は昔から知っていてトラック大暴走モノだと思っていました。 オープニングタイトルロール。クリス・クリストファーソン、アリ・マッグローに萎え、バート・ヤング、アーネスト・ボーグナインに期待上昇、そして特筆ものの音楽(+3点)が実に心地よくワクワクしていたところへのサム・ペキンパーというのに「アチャー、そんな殺生な・・・」 トレードマークのスローモーションでのトラック横転をはじめ映像は迫力あるものでしたが(+2点)、ハナシがそれに見合わないケチ臭さで、積み荷は?荷主さんは?と無粋な事が思い浮かんでしまい残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2023-03-12 23:59:16) |
53. 五月のミル
登場人物全員の脳天気というかお気楽というか大らかな姿はフランスならではか。盛り上がるところ無くお開きとなった明後日には忘れてしまうであろう作品。ルイ・マルなのに残念。 [DVD(字幕)] 5点(2022-12-29 22:27:32) |
54. コニャックの男
フランス革命歴史絵巻とドタバタラブコメがミックスされた本作。ジャン=ポール・ベルモンドのアクションはまずまずといったところで、がさつさしか感じられなかったキャラクターで今一つ盛り上がれず。退屈な作品でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-10-08 22:59:34) |
55. 小林多喜二
顛末は知っているので内容はそれなりにといったところ。右でも左でも事実を隠蔽する姿には血圧が上がります。ヘンテコな演出に白けるものの、これぞはまり役な山本圭が印象に残ります。拷問殺戮事件を知らない人には一度は観てもらいたい作品です。 [DVD(字幕)] 5点(2022-05-03 04:38:49) |
56. 拷問男
《ネタバレ》 サイコパスに痛めつけられる者を思うと「さぞや痛いんだろうなぁ」観るのに迷いましたが、レンタルした以上は観なければ、恐る恐るの鑑賞。開始からキチンとした筋立てで描かれる愛娘を殺された父親の復讐譚が意外や意外。犯行記録をノートに記していたという割と雑な展開で判明した犯人が弟だというのにも驚き。1時間くらいから拷問の火蓋が切って落とされ、腸の中に有刺鉄線を入れる!始めとする無茶苦茶なシーンが延々続きます。製作側として趣向を凝らしたものでしょうが、サスペンスとか無情さとかが吹き飛んでしまう、唯々悪趣味な演出で結末にも胸糞感しか残りません。グロ描写とドラマ部分の折り合いがついていない残念な作品です。 超絶頑張って完走したビビリな私を褒めてあげたいところです。(ヘンな夢見そう・・・) 2021.8.24追記 鑑賞の祟りなのか、翌日、突然の歯の不具合での受診で、「これは酷い・・以下略」抜歯となり、「もう少し力抜いて」注意されるも、あのシーンが重なり硬直のままでした(ヘタレ) [DVD(字幕)] 5点(2021-08-19 02:17:42) |
57. コリンヌ・クレリー/濡れたダイヤ
連続殺人事件を追う警部補の物語で、エロ・グロ・サスペンス・アクションが目一杯詰め込まれていますが、品が無いというか安っぽいというかどれもが物足りません。コリンヌ・クレリーお目当ての方も歯痒い思いをされるでしょう。イーライ・ウォラックはギリギリ見せ場があったものの、トム・スケリットは全くのチョイ役でガッカリです。全然濡れてませんが! ダイヤの件は上手い脚本だと感じたところに+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2020-11-01 02:59:01) |
58. 荒野のみな殺し
《ネタバレ》 凄いタイトルに「パーッといってみようか」釣られての鑑賞。ストーリーは無理筋無くなかなかの見応え。クライマックス対決場面は悪玉ラモンによって善玉がノーマン以外皆殺しにされるというパーッといく筈がテンションだだ下がりの当て外れ。ガンマンらしからぬモッサリした身のこなしに白けてしまったノーマンが作品を盛り下げる。両手包帯ぐるぐる巻きで銃が使えずダイナマイトを放り投げている役立たず状態はヒーローにあるまじき姿。「新世界より」第三楽章をバックに現われるラモンが主役だったらと思った作品。 [DVD(字幕)] 5点(2020-02-02 00:07:14) |
59. ゴールデン・ボーイ(1939)
ウィリアム・ホールデン21歳時のデビュー作。製作者による降板危機をバーバラ・スタンウィックの口添えで回避されたというエピソードが納得の硬直した台詞回しに白けてしまった。バイオリンとボクシング、アドルフ・マンジューとホールデン。二人がそれぞれの狭間で揺れ動くストーリーは、脇役の父親、ギャング共々深みが全く無く盛り上がらなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2019-09-02 15:04:50) |
60. 恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
暑苦しいイメージがあるジェフ・ブリッジスが醸し出す虚無的な雰囲気に惹きつけられる。一方ミシェル・ファイファーは蓮っ葉のイメージそのままで物語に酔えない要因に。兄弟の姿から、自活の為に好きでもない仕事をこなして「今日も稼いだ」と疲れ果てる虚しさと好きな仕事が出来る有難味をイヤと言うほど思い知らされる。 [DVD(字幕)] 5点(2018-08-15 01:16:41) |