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1.  ゴジラ対ヘドラ 《ネタバレ》 
形のないヘドラのように、全く掴み所のない展開とノリだった。主題歌の暴走っぷりはもちろん、ディスコ(…なのか?)でその歌を唄ってたお姉さんと柴俊夫がなぜ突然行動を共にしだしたのかよく分からないし、そもそも、酒の席で「水銀コバルトカドミウムー♪」なんて歌聞きたくないと思うけど…。富士山麓での100万人ゴーゴーを怪しげに見守る老人達の素性はとうとう分からないし、ヘドラにたいまつ攻撃を仕掛けた柴俊夫が死んでるのに、さっきのお姉さんはまったく動じないし。もうわけ分からん!テンポが悪過ぎる!まるで各階止まりのエレベーターで高層ビルを上るかのような苦行だった。後半、ゴジラとヘドラのダラダラ決戦の中で唯一光っていたのが自衛隊だった。電気によるヘドラ乾燥撃退作戦を遂行するも、一度は二匹に送電線を破壊され中断、やっと復旧したかと思いきや、また送電中断。「どうしたんだー!」という上官の問いかけに対する答え、「ヒューズが飛びましたー!」には腹の底から笑わせてもらった。
3点(2004-11-26 12:22:11)
2.  ゴジラVSキングギドラ 《ネタバレ》 
なんか、ゴジラザウルスと本編の合成はイマイチだし、ドラットはどう見てもプラスチックの人形だし、瀬戸大橋の爆発は写真合成だし、都庁の壊れ方は大味だし、当時はまだ小学生のひよっこだったが、それでも「そりゃないよ~…」と激しく落胆した。UFOとか未来人とかサイボーグとか、キワモノ設定がバンバン登場するのが致命的に頂けない。サイボーグが走って車に追いついてくるところは完全ギャグだし、羽に風穴開けられたギドラが墜落するシーンも、いかにも「吊ってあった人形をただ自由落下させました」って感じで萎えた。ただ、映画冒頭の掴みのセンスは特筆すべきものだったと思うし、「1991 A.D.」とか出る字幕もカッコ良かった。また、エンドロールの完成度は平成シリーズ一ではないかと踏んでいる。そこここに良いシーンや光るセンスが垣間見えたのも事実。まさに玉石混交のマーブル模様な作品だと言える。この後の平成シリーズで、どんどん「石」の部分が増えていったと思うのは私だけ?
4点(2004-07-17 13:07:09)
3.  ゴジラ対メカゴジラ 《ネタバレ》 
小学生の頃ビデオで見た。オープニングの音楽だけで笑ってしまった。あまりのヘンテコな音楽を馬鹿にして笑っていたら、うちの父親に「そういうこと言ってると、もうビデオ借りてやらんぞ!」と怒られ、急に大人しくなった当時の私だった。キングシーサーが出てきた時点で、もう何でもアリ感が漂うが、なぜか彼は憎めない。妙にレトロな感じがするメカゴジラもご愛敬だろう。最後、ゴジラがメカゴジラの首をへし折るシーンは名シーンだ(なのか?)。
5点(2004-05-28 12:25:30)(笑:1票)
4.  ゴジラVSデストロイア 《ネタバレ》 
緊迫感がなさ過ぎ。なんで滑走路上をデストロイアがゴジラ引きずって飛んでんのに、エプロンでのんびり飛行機が動いてるの?ゴジラ近くに来てるのに高速道路にガンガン車流れてるのはなぜ?こういうところに本作の志の低さを感じてしまう。ミニチュアの出来も酷くてとても見られたもんじゃない。大体、冒頭にゴジラが香港に現れるのも意味分からないし、最後、ゴジラが消滅した霧の中にジュニア(?)のシルエットが見えた時点で「続編作る気バリバリ」な魂胆が見えて嫌悪感すら覚えた。エイリアンをパクったとしか思えない、「石野陽子を襲うデストロイアの口の中からもう一つ小さな口が出てくる」シーンでは、私の友人は腹抱えて笑ってました。もう本当勘弁して欲しい。
2点(2004-05-28 12:19:48)(良:1票)
5.  ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃
私がこれを見た小学生当時、ビデオレンタルの値段はまだまだ高かった。そんな中「父親が出かける際には必ずついていく作戦」を数カ月越しで実らせ、ようやく借りて貰ったのが本作だった。しかし映画が終わった時「これは作品選択を失敗した!」と幼心に思った。むかし日曜の朝にやってたヘンテコな人形特撮みたいなノリで、「ゴジラ大暴れの図」を目一杯膨らませていた私は、完全に肩透かしを食らっただった。数カ月越しの努力が水泡に帰したショックは大きかった。 古き良き昭和40年代の匂いは楽しめたけど…。
3点(2004-05-28 12:03:37)
6.  コマンドー
たしかに薄っぺらい。シュワちゃんとアクションだけを見るためだけの映画。ただ、テレビをつけて再放送していると、ついつい最後まで見てしまう。個人的に、こういう古き良き時代の「何も考えないで派手にやろうよ。いいじゃない、主人公さえ無敵なら」という映画は嫌いではないので、かなり評価は甘いと思います。まあ、敵とはいえ人を殺し過ぎですが、B級チックな作りが妙に暖かいところとか、割と好き。おバカなストーリーもあまり気になりませんね。
6点(2004-05-21 19:53:08)
7.  ゴジラVSメカゴジラ
思うに、東宝はゴジラを強くしすぎたんだと思う。だから現存の実在兵器では対抗できなくなり、過去にはスーパーXやメーサー戦車、そして本作ではメカゴジラやGフォースといった架空の兵器・部隊を登場させてきた。しかし、この過程で「ゴジラが強い→ならばそれを超える兵器or対戦怪獣を→それに負けないゴジラを→…」という無限スパイラルに陥り、ゴジラ作品と現実の間には深い溝ができてしまった。自分のように、幼い頃、映画館を出た後で町並みを眺め、「この景色のあそこにゴジラが出てきたら…」などと考えて心躍らせた者にとっては、この現実との溝が残念で堪らない。我々がごく普通に体験している「日常」に現れてこそ、ゴジラは恐怖の対象になるのであって、近年のゴジラのように、現実もどきのパラレルワールドにゴジラが現れても感情移入できない。近年のゴジラは架空描写の見本市状態であり、「いま、この現実社会にゴジラが現れたら…」というリアル志向のゴジラを見たい人間にとっては、辛い時代になったと思う。ただ、これは何もゴジラ映画とそれを見る方達を批判しているわけではなく、私個人の求めるゴジラが現在東宝が作るゴジラとは離れているというだけのことだ。もう本当に怖いゴジラは見られないのだろうか。
1点(2004-05-04 15:07:14)(良:2票)
8.  ゴジラVSモスラ 《ネタバレ》 
当時、まだバリバリのゴジラファンだった自分が、初めて怒りを覚えた作品。前作のvsキングギドラで覚えた違和感がさらに悪いほうへ行ってしまった。後に製作側の意図を各方面で拝見したところ、前作のvsキングギドラあたりから「子供連れの親子」を主要ターゲットとして再確認したそうだが、子供向けとしても稚拙すぎる。自分は当時小学生だったが、それでも「なんだコレ!」と怒り心頭だった。別所哲也演じる主人公の行動にまったく感情移入できない上(普通、主人公が復縁費用のために小美人売ろうとするか?)、ストーリーに緊張感がまったくない。「フィリピン海溝から富士山までマグマ内をゴジラが泳いできた」ってのは明らかにやりすぎで、もはや生物感もへったくれも無い。架空の兵器もデザインが悪く魅力がない(最近のゴジラ兵器は無骨すぎる)。しかし、特に絶望的なのがモスラ。海では泳いでいる感じが全くない。陸では這っている感じが全くない。モスラ(61年)のような生物感・躍動感が全く感じられなかった。国会議事堂での羽化シーンも、幻想的なシーンを狙っているのはわかるが、いかんせんセンスが悪すぎる。金粉撒けばいいと思っているとしか思えないし、山岳蘭人さんや鉄腕麗人さんも仰っているように、あの派手で人工的な着色は「生きている」ようにはとても思えない。横浜・みなとみらいのミニチュアも、当時「●億円のミニチュア」とニュースで報道されていたが、リアリティゼロで費用対効果は著しく低い。いい加減、広大ミニチュアセットを造ってその中でプロレスするのはやめて頂きたい。
1点(2004-05-04 14:29:42)
9.  コンゴ
まあ、それなりに見られたんだが、それだけ。真新しいところも皆無だが、逆に言えば安心して見られる。家族向けということか。着ぐるみ頑張ってましたねと言いたい。
5点(2004-04-01 20:59:31)
10.  ゴーストバスターズ(1984) 《ネタバレ》 
お化けをヘンテコな機械で吸い取ってしまうというアイデアが凄い。出てくるお化けもみんな味があって良かった。特にあの緑のシュークリームみたいな体型の彼。確かにマンガみたいな内容だが、今見ても十分楽しい。マシュマロマンの登場シーンは、空気感がもの凄い出ていて、当時感動したのを覚えている。
8点(2004-04-01 20:50:40)
11.  ゴーストバスターズ2 《ネタバレ》 
自分は自由の女神が動き出すシーンが好きなのですが、中学の頃、地理の教科書で本物の彼女の写真を見た時、彼女が立っている台座が以外と高いことに気づいてしまいました。自分の身長くらいあるんですね、これが。映画ではギギギーっと優雅に動き出しましたが、きっとあの後で、台座に手を付いて後向きに降りたんですよ。そんなキュートな彼女を想像して、ちょっと笑ってしまったことを思い出しました。
7点(2004-04-01 20:35:47)
12.  コレクター(1997)
凄い猟奇サスペンスかと思いきや、以外と精神的気持ち悪さもなく、サスペンスも淡白で、あーらら、なんかフツーね、と思った。モーガン・フリーマン出演というのにだまされたな。アシュレー・ジャッドは好きです。はい、完璧個人的意見。
4点(2004-04-01 20:18:46)
13.  GODZILLA ゴジラ(1998) 《ネタバレ》 
確かに、本作に登場した生物は「ゴジラ」ではないと思う。ストーリーを見ても、「登場人物は薄っぺら」「終盤はジュラシックパークの二番煎じ」「最後はミサイルでやっつけてバンザーイ!」だけの空っぽな作りだと思う。ただ!ただ!あれだけの大きさの生物が街に現れた時の重量感・巨大感には目を見張ったし、ゴジラとカメラとの間にはちゃんと距離感(空気感)があった。その他の特撮部分も、最近の日本製ゴジラは遠く及ばない。本作にあたり、東宝は背ビレや啼き声に注文を付けたというが、そんな暇があったら、このアメリカ版ゴジラを他山の石にして日本のゴジラを磨いて欲しかった。アメリカがヘンテコなゴジラを作ろうと大いに結構。それならそれで、アメリカゴジラの良い所を逆輸入して、日本人が納得するストーリーに載せ、我々に「あー、やっぱ本家は違うな」と思わせてくれるような、新しいゴジラを見せて欲しかった。よく「ハリウッドと日本では制作費が桁違いだ」というのが両者の格差の引合いに出されるが、これは予算云々の問題ではないと思う。ガメラ3は東宝ゴジラの半分の予算であれだけのSFXやってるんだから、要は熱意とセンスとアイデアじゃないでしょうか。東宝には、経歴の上にあぐらかいてないで、そういうひたむきさを見せて欲しい。素人が偉そうなこと言って、しかも後半は本作に直接関係なくてすみません…。でも率直な気持ちです…。
3点(2004-03-30 16:42:48)(良:4票)
14.  コン・エアー 《ネタバレ》 
この映画の見所は、とにかくマルコビッチの最期に尽きる。消防車上で格闘→歩道橋を尽き破る→打杭機でトドメ…っていうのは、いくらなんでもやりすぎ(笑)。プラナリアでもあそこまでやられたら死ぬよ。もうここは、観客を笑わせにいったとしか思えない。
4点(2004-01-21 20:37:21)
15.  ゴジラ2000 ミレニアム 《ネタバレ》 
ゴジラシリーズが一旦終了してから4年。「復活させたからには、さぞかし気合いの入った作品に仕上がっているんだろう」と期待して見たんですが、完璧に裏切られました。「金輪際ゴジラブランドは信用しない」と私に思わせてくれるくらい、見事に裏切ってくれました。ゴジラ映画人生史上、初めて途中で寝ました(2回目のトライでようやく全編観賞)。大体、松井の背番号にあやかってゴジラの身長は55mにしたって、東宝、観客なめてるだろ?気をとり直してストーリーを見てみても、…なに?UFOって…。結局、これまでの平成シリーズ後半と何も変わっていませんでした。阿部ちゃんの「ゴジラァーー!」絶叫には赤面し、こんなシーンでも一生懸命演じなくてはならない彼に同情しました。冒頭、幾つか「お」と思わせる画(え)はあったんですが、要はそれだけ。非常に残念。自分の求めるゴジラと東宝が作るゴジラとの間には、深い溝が出来てしまった。
1点(2003-11-17 15:28:32)(良:1票)
16.  ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 《ネタバレ》 
のっけから、いきなり首都が大阪でパニクり、最後までストーリーから置いてけぼりでした。渋谷水没のアイデアと、その画を見せた心意気は買いたいと思いますが、ガメラ3公開の翌年ということもあり、「また渋谷?」という印象は拭えませんでした。ゴジラ登場シーンの構図が乱暴で、「神の目視点」乱発のため、巨大感などを感じることができなかった上、「最近流行ってるからお台場行っちゃえ」みたいな思惑が感じられて冷めました。あと、最近のゴジラに登場するマシンは、特にデザインが悪いと思うのは僕だけでしょうか…?現実離れはますます加速しており、このままでは5色のコスチュームを着た人達が登場するのも、そう遠くないと思う。 (追記)Banの宣伝で渋谷の街を飛び回る巨大ゴマキの方が、本作のゴジラより合成もうまく、よっぽど巨大感があると思った。怪獣映画が制汗剤のCMに負けてどうする。
2点(2003-11-17 15:12:05)(笑:1票) (良:1票)
17.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 
まず、エニグマさんもおっしゃっているように、ゴジラと目が合うという恐怖。彼は確かに上から我々人間を認識し、見下ろしている。比べて申し訳ないけれど、最近のゴジラでは、ゴジラが街に現れても人間には目もくれず、ただノッシノッシと直線的に歩いて行くだけなので恐怖感がない。ゴジラの進行方向に対して直角に逃げればすぐ逃げ切れる雰囲気がある。しかし本作では「追われる/ 襲われる」という恐怖が痛いほどまでに表現されている。熱線でパトカーごと焼かれる警官や逃げ惑う人々、狭い路地に逃げ込んだが崩れてきた瓦礫の下敷になる人々など、白黒独特の画面とも相まって、トラウマになりそうなほどの恐怖を感じる。私は戦争を経験していないが、おそらくこれはまさに空襲の恐怖そのものではないかと思う。終戦間もない当時、戦時中を知るスタッフが手掛けたからこそ、空襲へのメタファであるこれらのシーンが、これほどまでの迫力を持ち得たんだと思う。また、「ゴジラが現れた! →(カット変わって)→逃げる人々」ではなく、人間とゴジラが同じ画面内に捉えられているのも、恐怖を増幅する一因だと思う。とにかく、本編・特撮、共に人間の目線から描くことに重点が置かれており、それがこの臨場感を生んでいるのだと思う。…と、ベタ誉めしてきたけれど、何の縛りもない、初作だったからこそのアドバンテージもあったはずで、そういう意味では、後の作品より完成度が高いのは当然かも知れない(もちろん、だからこそ逆に凄いのだけれど)。後のゴジラ人気で、人間よりゴジラを描くことにニーズが変わっていったことを考えると、後期の作品に人間の目線が足りないのも致し方ないかも知れない。けど、個人的にはもう一度、このスタンスでゴジラを描いた作品が見てみたいと思う。なんとかなりませんかね、東宝さん…?
10点(2003-11-16 16:31:57)
18.  ゴジラ(1984) 《ネタバレ》 
こう、現実主義でストーリーを組み立てようとした気持ちは感じる。基本的に、ゴジラ中心でなく人間中心だし。その点の心意気は買いたい。ただ、ゴジラ上陸後も新幹線が走ってたり、細部が甘い上に、どうにも展開がスローモーで…。スーパーXは、初めて見た小学校低学年の頃は素直に燃えたが、いま考えると、なんで出したのかなぁ…って感じ(すいません。実在しない新兵器がホイホイ投入されるの、個人的に好きじゃないもので…)。サイボットゴジラは、顔はあまり好きじゃないが、スケール感は表現出来ていたと思う。ところで、今まさにゴジラに破壊されている原発を至近距離から見ていた夏木さんたちって、命知らずだよね。
5点(2003-11-11 21:12:59)
19.  豪華客船ゴライアス号の奇跡<TVM>
あろえりーなさんが仰るように、確かにあの状態で生き残っているわけがない…(笑)。ラストもありきたりでした。が、ちょっと手に汗握ってる自分がいました(笑)。
4点(2003-11-11 19:23:47)
20.  ゴジラVSビオランテ 《ネタバレ》 
良い意味で「ゴジラ映画」の雰囲気がよく出ていて、大森・川北両監督のセンスが爆発したかのような傑作。この作品のゴジラは、平成シリーズ中最もいい顔をしていると思う。噴火する三原山から(あの有名なテーマに合わせて)ゴジラが現れるシーンは鳥肌が立った。全編通して特筆すべきは、音楽と映像が本当によくマッチしているという点。すぎやまこういちさんは実にいい仕事をしていて、ここぞという時にしっかり場面を盛り上げてくれる音楽ばかり。とにかく、バカカッコいい&鳥肌シーンの連続。前作のダイジェストから自然と繋がる導入部、ゴジラの予知夢の絵を子どもたちが一斉に掲げるシーン、伊勢湾周辺に展開する自衛隊、ありったけのミサイルでゴジラを誘導するSX2、二発目の抗核バクテリア弾を装填する権藤の背後に迫るゴジラ…などなど、挙げれば切りがない。特に、ゴジラ大阪上陸~権藤(峰岸徹)ら特殊部隊が抗核バクテリアを打ち込むまでの畳み掛けるテンポは出色で、見る者をグイグイ引き付けて離さない。ゴジラの恐怖・巨大感・破壊の理不尽さ・人間との攻防…など、全ての要素が盛り込まれており、平成シリーズ中唯一、「見せ場」が「見せ場」たり得ていると思う。また、個人的には現実に無い武器・兵器が登場すると興冷めしてしまうのだが、この作品のSX2は別。作品世界で、ちゃんとリアリティと主張を持って存在しており、これ以降のシリーズに登場する架空兵器のように浮いていない。オペレータ役の鈴木京香、豊原功輔両氏の抑えた演技も素晴らしかった。本作は、ちゃんと人間の視点からゴジラを捉えた数少ない作品の一つであり、ゴジラ+アクション映画として見事に成功している。 現実離れしていて、少々眉間にシワな設定も多いが(超能力少女・三枝未希の登場…etc)、個人的にはそれを補ってあまりある魅力があると思う。だからいいの(笑)。
10点(2003-11-11 14:45:34)
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