61. いとしい人
ヘレン・ハントがあまりにも老けすぎてて、エネルギーが感じられなくて・・・その時点で説得力がありません。逆に、ベット・ミドラーは、抑えてるのは分かるんだけどそれでもパワーがありあまってて、こちらもミスキャスト。それに、この主人公は何がしたいのか、結局よく分かりません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-21 23:56:49) |
62. インサイド・マン
《ネタバレ》 デコレーションの部分でいろいろ頑張ろうとはしているのだが、肝心の骨のところに特筆すべき点がないので、拍子抜け感だけが残ってしまう。豪華キャストが目眩ましに見えてしまいます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-01 01:39:01) |
63. 妹の恋人
このキャスティングならもっと上のレベルの演技合戦を期待してしまうのだが・・・今ひとつ人物描写が観念的で、どのシーンでも同じことをしているように見えてしまう。音楽と映像の静謐さで何とか雰囲気を保っているような感じ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-06-09 02:06:20) |
64. イルカの日
全般的に、ほのぼのと平和にイルカとやりとりをしているシーンの比重が大きくて、本来の設定の割には今ひとつサスペンス色に乏しいような・・・何を主眼とする作品なのかよく分かりませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2010-02-05 03:33:07) |
65. イノセント・ボイス 12歳の戦場
カメラがきちんと子どもたちの動きや表情を追い切れていない、捉えていない。肝心なところは全部銃声の連射の効果音でごまかしている。これでは突然の銃撃に驚きはしても、作品中の人物の行動にリアリティやシンパシーを感じることはできません。それっぽく作ってはあっても、底の浅さや執念不足を感じます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-23 01:20:43) |
66. 家の鍵
描写の対象としては興味深いところなのだが、ほとんど最後まで同じようなトーンで同じようなシーンを繰り返しているので、そんなに心には入ってこない。主人公はどこでどのように変わったんでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-05-29 01:52:42) |
67. インサイダー
せっかく面白そうな対象を選択しているのに、とにかく長すぎ。作る側がポイントを絞り切れていません。実話を頑張って裏付け取材したから、全部映像化しないと気が済まなかったのでしょうか。主人公2人の造形も平坦で、人格の裏側や奥行きが感じられません。映画というよりも、壮大な再現フィルムを見てるだけのような感じ。 [DVD(字幕)] 5点(2009-04-10 01:03:16) |
68. イル・ポスティーノ
《ネタバレ》 若者と詩人との含蓄のあるやりとりといい、南イタリアの風景といい、悪くない雰囲気ではあるのですが、何か食い足りないのです。なぜかと考えたら、登場人物の日常生活のディテールがあまり考慮されてないから。青年はネルーダと一緒でないときは何をして何を考えていたのか、その辺が創造されていないので、詩人との結びつきも予定調和的に見えてしまいます。主人公があっさりハッピーになってしまったり、ラストでいきなりいなくなっていたりというイタリアならではの強引さは良かったので、そこに5点。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-27 03:01:51) |
69. インファナル・アフェア 終極無間
《ネタバレ》 作っているうちに、やりたいことが拡がっちゃって収拾つかなくなっちゃったんだろうなあ・・・という印象。今作ではラウの妄想への陥りというのが重要なファクターなはずなのだが、現実の進行の方にも同じウェイトを置いているため、結局両方が中途半端になっている(キーパーソンの精神科医も、あまり上手く機能していない)。また、ラストの変な引っ張り方なんかにもその辺が表れていますね。終始ごちゃごちゃして落ち着かない感じでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-04 01:45:41) |
70. インファナル・アフェア 無間序曲
この作品でもラウとヤンが主人公だと勝手に思いながら見てしまったため、大きく違和感が残ってしまいました。ここでは主役はウォンとサムだったんですね。ただ、単なる前置きを2時間も見せ続けてどうするの?ということは、やっぱり思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-02 02:58:42) |
71. 彩り河
《ネタバレ》 もともと、主題のはっきりしない話ではあるのだが、全体を見通しても、やっぱり何が言いたいのかはよく分からない。主人公の背景はかなり適当だし(言葉で説明されているだけ)、いろいろな登場人物がいるわりには事件の発生経緯はありがちだし、二人が結びつく過程も不明確である。それと、平幹二朗と夏八木勲の配役は、どうみても逆であるべきだったと思うけどな・・・。真田広之の若々しさに4点、今ではすっかりいい人になってしまった石橋蓮司の毒々しい不気味さに1点。 [DVD(邦画)] 5点(2007-07-25 00:53:55) |
72. インドへの道
《ネタバレ》 異国情緒への表面上の憧れだけでできてしまったような作品です。インドを舞台としていながらインド人はほとんど進行に絡んでこないし、数少ない接点であるアジズ医師にしても、その描写はかなり西欧人的です。そもそも、最初の方はどうみてもアデラよりもモア夫人の方が主役みたいだし、終盤は完全にアジズ医師が主役に成り代わってしまっていて、視点の大きなブレも気になります。160分強という尺も長すぎ。 [DVD(字幕)] 5点(2007-07-06 03:13:44) |
73. 愛しのロクサーヌ
《ネタバレ》 古き良き80'sラブコメ、なはずなんだが、展開に工夫がなく、それぞれのシーンもありきたりなので、さほど印象に残らない。もっと馬鹿馬鹿しく盛り上げてこそ、ダリル・ハンナの美しさとラストの幸福感が強調されたはずです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-14 23:40:48) |
74. インフィニティ/無限の愛
紹介文ではラブストーリーとなっていることが多いが、実際の中身は、恋人との関係を描いた部分の比重はそれほど多くはなく、むしろ日常生活の部分の描写が多い。純然たる伝記物にしたかったのか、恋愛関係に焦点を当てたかったのか、中途半端な感じ。細切れのエピソードを積み重ねている部分が多いのもマイナスイメージ。 [地上波(字幕)] 5点(2005-11-26 15:50:58) |
75. 愛しすぎて/詩人の妻
興味深い題材ではあるのだが、とにかく、どうでもいいような単調な会話が延々と続くだけであって、少しもドラマが展開しないので、見ていて苦痛である。ヒロインも、最初から最後まで「変な人」であるだけであって、病気を通して見えてくるべきはずの内面の存在が意識されていない。心理描写の視点が弟の側からになっているのも中途半端。 [地上波(字幕)] 5点(2005-10-22 03:08:33) |
76. 犬神家の一族(1976)
原作は、横溝正史の中でも1、2を争うほど好きな作品です。冒頭のど迫力の佐兵衛臨終シーンから、前半はなかなか原作に忠実に作られており、よくぞこの世界を映像化してくれたと感涙にむせんでいたのですが、3つ目の死体あたりからだんだん勝手な世界に入りだして、終盤なんかは完全にボロボロでしたね。原作の美味しい部分が、残らずごっそり省略されて、代わりにどうでもいいテレビドラマレベルの情緒シーンが延々と続いてしまっています。ミステリーを作るときは、あまり客の理解力をなめないでほしいものです。(犯人と判明した後の)犯人についても、原作の誇り高さ、潔さがまったくありません。それと、もう一ついかんともしがたいのは、石坂浩二の清潔感と爽快感に満ちた雰囲気は、本来の金田一のイメージにまるっきり合っていないという点です。豪華キャストの中で、彼が一番台詞がぎこちないですし、彼が登場すると途端に画面に緊迫感がなくなります。まあ、古谷一行という究極の金田一に比べると、誰も勝てないんですけどね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2004-08-24 03:39:02) |
77. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
ほのぼの系泣かせドラマを期待して見たら、全然違って、コンセプト先行の難解な話だった。主演2人の演技があまりうまくないのが致命傷。子供2人に何とか救われている。 5点(2004-01-12 22:17:43) |
78. インビジブル(2000)
《ネタバレ》 視覚効果に無駄に凝っていながら、やっていることがその辺の小市民とまったく変わらない中盤までは面白かったのです。が、収束がただの単純ホラー+無意味な大爆発という凡庸なまとめ方だったのが何とも残念でした。 [DVD(字幕)] 5点(2003-10-27 00:07:15) |
79. いつも2人で
話の雰囲気は好きなのですが、時系列がぐしゃぐしゃで、何の場面なのかを把握するだけで時間が経ってしまい、ほとんど感情移入できませんでした。各シーンのピックアップの必然性も、よく分かりませんでした。 5点(2003-03-01 00:32:26) |
80. イマジン(1999)
サーフィンに血道を上げる若者グループを追いかけたドキュメンタリー。グループの行方に応じて、世界各地の様々な海と、そして迫力の波は存分に収められており、その部分では鑑賞目的は達成できる。しかし、技術や器具を含めた肝心のサーフィンの具体的内容や、あるいは各地を転々とする中での生活のディテールなどには踏み込まれておらず、もったいないという気もする。しかし、難しいことは考えずにとにかく各地の波とサーフィンの映像をまとめるというのが制作意図だったのかもしれないし、その意味では一貫しているとはいえなくもない。 [DVD(字幕)] 4点(2022-05-30 01:42:12) |