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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 893
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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21.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
サイコホラーの教科書というべき映画なので、シャワーシーンが有名すぎてあまり衝撃ではない。リアルタイムでネタばれなしで見たかった。それでもモノクロの効果が絶大で、母親の正体の演出は神がかっていたかと。センセーショナルな作品は衝撃的である一方、即物的で下賤に映るが、大衆の心を動かしたもの勝ちなのでこうしたものが歴史に残るのは今も同じかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-11 19:30:42)
22.  ザ・ロード(2009) 《ネタバレ》 
原作既読。終末SFという『ノーカントリー』原作者らしかぬ題材だが、根底にあるものは変わっていない。純文学のテイストを損ねることなく、分かりやすく映像化している。ひたすら救いのない重いトーンを貫くも、詩情すら感じさせる映像。自分たち父子を"火を運ぶ者"として言い聞かせないと、妻のように自殺し、または人喰いになり果てる絶望の世界。いつ野垂れ死ぬかわからない熾烈なサバイバルに生存本能と倫理と生きていく意味を問う。やがて父を失った少年は、同じ"火を運ぶ者"に出会うが、本当に希望があるか定かではない。火を絶やさないための戦いはこれからも続くのか、いずれ人食いに堕ちるのか。「幸せなことより、辛いことの方が記憶に残る」。人生に対する諦観を感じさせる映画である。
[DVD(字幕)] 6点(2017-01-31 23:51:40)
23.  サクリファイス 《ネタバレ》 
『ノスタルジア』の延長線上にあたる作品なのかな、と思う。長いワンシーン・ワンカットの流麗なカメラワークと映像美は素晴らしく、核戦争を揺れだけで表現するあたりは鮮烈。行きすぎた文明社会が根底から覆される時代に突入する寸前、父親は全てを捨てる代わりに、神に救済を求める。家政婦マリアは聖母マリアの暗喩のように思えるし、陰陽魚太極図のロゴが彫られた黒いバスローブを身に纏い、尺八のBGMをバックに家を燃やし尽くすシーンは、東洋の僧の出家を想起させる。精神的な殉教という意味で前述した『ノスタルジア』に通じるものがあった。過去という虚栄を築き上げた自分勝手な大人を全て否定したことで、はじめて息子は言葉を発する。これからの世界はその時代の人間が作り上げるものであり、老醜を晒す前世代が口を出す権利はない、とタルコフスキーは次世代の子供たちにメッセージを発しているようだ。
[DVD(字幕)] 6点(2015-06-21 10:46:20)
24.  猿の惑星 《ネタバレ》 
『サイコ』同様、あまりにも衝撃のシーンが有名すぎるため、結末までの流れが退屈に感じてしまう。惑星の真実を知り、自分と同じように嘆き悲しむ人間はもういない。神の能力を手に入れるまでに進化しすぎても、人間が猿よりも野蛮という皮肉。当時の冷戦を象徴させるようで時の流れを感じた。冷戦が終わっても、またしても核の危機が迫っており、本当にそうなってしまうかも。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-23 00:36:21)
25.  ザ・スクエア 思いやりの聖域 《ネタバレ》 
崇高な理念を掲げる現代アートの欺瞞を暴く。誠実さと寛容さを掲げながらも、実は主人公自身がそれに当てはまらず、プライドの高さが仇となって、ドツボにハマるというもの。何度も出てくる物乞いのシーンを見ても分かる通り、普段は無関心なのに、利益になると見れば利用する尊大な態度があの炎上動画に集約されているのだろう。第三者が勝手に作ったとはいえ、本人は言い訳ばかりして、自分の愚かさに向き合えず、ひたすら周りに醜悪さを見せつける居心地の悪さ。一見社会的に進んでいるように見えて、個人主義と権利を重んじたために逆に綻んでいくヨーロッパの縮図のように思えた。
[DVD(字幕)] 5点(2019-01-01 09:43:49)
26.  真田幸村の謀略 《ネタバレ》 
タランティーノもインスパイアされたかもしれない荒唐無稽な時代劇。何せ冒頭の隕石落下のインパクトが強く、猿飛佐助が宇宙人というトンデモぶり(しかもそれが活かされていない)。真田十勇士は誰が誰だか分からない。殺した敵のドクロの杯で乾杯は実際にあったのかね。全編マンガみたいな設定と展開で時代公証もへったくれもないが逆にそこが面白い。いずれにしても豊臣家が滅び、悪役面の家康を討っても徳川の天下は変わらない。それでも誇りと父の仇のため多人数相手に挑み、史実では叶わなかった家康を討ち取ったカタルシスに、今日の幸村人気と数多の創作で溢れている所以を再確認。大河ドラマと見比べて幸村に想いを馳せてみるのも悪くない。
[DVD(邦画)] 5点(2016-12-19 22:11:23)
27.  サウスパーク/無修正映画版
表現の自由と反戦で80分弱を引っ張るのは流石に厳しかったのではないか? テレビで見るようなキレとブラックな笑いがあまり感じられず。ミュージカルシーンのセンスが最高だっただけに余計残念。
[DVD(字幕)] 5点(2014-12-28 13:44:59)
28.  サンセット 《ネタバレ》 
監督は前作の成功体験で味を占めたのか、情報を遮断されたヒロインの一人称で 帝国末期の閉塞感と混沌を描く試みは見事に失敗している。 登場人物たちの思わせぶりな台詞と一向に進まない展開、消化不良のまま残る謎など、 ひたすらヒロインに寄り添う撮り方が本作の舞台とミスマッチ。 ホロコーストという強烈な舞台装置があった『サウルの息子』はその焦らし方が効果的だっただけに、 監督のメッキが剥がれた形だ。  難解と言えば聞こえが良いが、逆に言えば「何を描きたい?」とも言いたくはなる。 歴史の闇を描きたいのか、激動の時代を生きようとするヒロインの強さを描きたいのか。 ヒロインが何を考えて行動しているのか分からず、妄想も幻覚も入り混じり、 最後は第一次世界大戦に兵士として従軍している。 帽子店が存続のため貴族に女性従業員を捧げている、性奴隷を匂わせる嫌悪を見るに、 彼女も過去に似た被害を受け、女性の殻を脱ぎ捨て、兄から憑依されるように同化したと解釈できるが。  当時のハンガリー史を知っていること前提。 帽子店を訪れた皇太子夫妻が翌年どうなったかは言うまでもない。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-10-19 22:19:15)
29.  サクラメント 死の楽園
タイトルの『サクラメント』は、"キリスト教における神の恩恵を信徒に授ける儀式"のこと。 その名に因んだカリフォルニア州の都市が舞台というわけでもなく、もちろん桜とも関係ない。  かつて実在したカルト教団の凶行をモチーフに、 某国奥地の教区を訪れた取材班が体験する恐怖の20時間をPOVで描く。 予告編通りの内容でそれ以上の衝撃展開があるわけでもなく、実録よりショボく感じる。 グロは控えめでクライマックスもあっさりなので、ホラーが苦手でも見れるのではないか(退屈だけど)。  信者が教祖に惹かれる理由に説得力が足りないのでもっと踏み込んで欲しかった気がする。 ただ、元ネタになった教団が大きくなった背景に、 貧困と差別と家庭問題でどこにも居場所がない人で溢れていたというのもある。 孤立したその人の弱みに付けこんで、食い物にしてきたのはいつの時代も変わらない。 "貧困ビジネス"の雛形であるが、本作に求める内容ではないのでここまでにしておく。  【5/18追記】 取材したデジタルメディア・VICEは実在するが、2023年5月16日に破産申請した。 本作が製作されて10年、メディアをめぐる需要の変化を感じる。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-05-07 22:10:19)
30.  最後にして最初の人類 《ネタバレ》 
評価しづらい… 『ラ・ジュテ』と『人類遺産』がミックスしたような映画だった。  いや、映画というより、打ち棄てられた旧共産圏のモニュメントを背景にした朗読劇、現代アートの類。 20億年後の未来人が視聴者に語り掛ける形式で、これからの宇宙と人類の終焉を語っていく。  助けても欲しいと言いながらも、自らの運命を悟って自己完結しているあたり、 哲学的に考えた末の結論だろうか、現代人との価値観の剥離を感じる。  英語が聞き取れること前提であり、字幕についていくことで手一杯ならば、 視覚と音楽に身を委ねる没入感とは程遠い。 映画でしかできない相乗効果とは思えず、ラジオで流しても問題ないような気がする。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-04-15 00:17:09)
31.  ザ・セル 《ネタバレ》 
17年前に観賞。殺人鬼の脳内世界にダイブするSF設定に惹かれる。インド人監督らしいエキゾチックな美術に味があるも、プロモーション・ビデオを延々と見せられているみたいで飽きた。他に語れる部分が少なく、グロと映像美しか記憶に残らない作品。
[DVD(字幕)] 4点(2019-10-28 20:15:21)
32.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 
デヴィット・O・ラッセルは苦手な監督だ。彼の癖がとことん発揮されており、何をしたいのかよく分からない。コンプレックスから親離れしてチャンプになりたい異父弟の話が、いつのまにか異父兄とチャンプを目指す話になっていて、それが盛り上がらずに淡々と進むわけだからカタルシスが感じられない。むしろ主役のマーク・ウォールバーグより、薬物中毒から抜け出そうとする異父兄の話が印象に残り、クリスチャン・ベールの本人になり切った役作りと存在感は感嘆ものである。メリッサ・レオの助演女優賞はよく分からなかった。ボクシング映画としても家族映画としても消化不良。
[DVD(字幕)] 4点(2017-07-11 19:23:43)
33.  13/ザメッティ 《ネタバレ》 
今でこそ"ジョージア"という国だが、この映画を見るまでは"グルジア"という国すら知らなかった。貧困にあえぐ移民の青年がロシアンルーレットに巻き込まれるまでの過程が退屈で幾度か眠りに落ちそうになった。そこを乗り切れば大分引き込まれるが、緊張感と荒削りなモノクロ映像の擦り合わせが足りず、ちょっと消化不良気味。不条理を一度乗りきった青年の死が無駄にならないことを祈りたい。大金が家族の手に渡り、死のゲームを警察に気付かせたのだから。
[DVD(字幕)] 4点(2017-05-22 21:17:26)
34.  貞子vs伽椰子 《ネタバレ》 
見えない糸に引き寄せられ、誰かを巻き込み、そして誰もいなくなった。人気キャラの○○vs●●という地点で、ギャグホラーとして期待はしていたけど、肝心の貞子と伽椰子の対決が終盤の数分のみでそこまで可笑しいほどでもないので肩透かし。お互いの呪いで打ち消し合うどころか、共通の目的で融合するラストは、双方の映画をよく知らない自分にしては「これで終わり?」程度にしか思えなかった。もっと笑撃的なものを想像していただけに残念だ。
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2016-12-19 22:08:14)
35.  ザ・ウォッチャー
公開当時、「『羊たちの沈黙』、『セブン』に並ぶ傑作」みたいな誇大広告を見かけて、映画館で見たいと思ったが、レンタルで正解。キアヌが殺人鬼という話題性はあれど、ハマり具合と演技力で言えば×に近い。映画全体としても悪い意味で荒唐無稽で、よくある二流のサイコサスペンス。「配給会社の過剰宣伝に騙されないようにしよう」と心に誓った意味では記憶に残る作品。
[ビデオ(字幕)] 3点(2019-07-08 21:51:08)
36.  さとうきび畑の唄〈TVM〉
こういうのあったね。手垢のついたベッタベタの反戦ものに、『ライフ・イズ・ビューティフル』の要素を入れた人情喜劇。確かに沖縄戦が悲惨なのは事実で、今でも米軍基地問題が絶えない。反戦を否定するつもりはないが、論理的な部分放棄で感情論でひたすら押し付けがましいと、視聴者を何でも言うことを聞くサルとして見てるんじゃないかな。どんな未来が待ちうけようとも国民が何の疑問を抱かずに平和主義を選ぶならそれで構わないが。過剰に甘ったるい演出は置いておくにしても、『ライフ~』の劣化コピーにしか見えないし、金払って見るような劇場映画として作らなくて正解だろう。『ジョニーは戦場へ行った』みたいな徹底的なものを、受けること優先のテレビ局が作れるわけがない。
[地上波(邦画)] 3点(2017-08-02 23:28:14)
37.  さらば、愛の言葉よ 《ネタバレ》 
アマゾンプライムで視聴。 配信側の不具合なのか、16:9を4:3に押し込んだ画面比率をどうにかして欲しいと思ったものの、 それがどうでも良くなるくらい、結婚するのかしないのか、産むのか産まないのかという男女の痴話喧嘩を 哲学的な台詞と表現で煙に巻いているだけのようにも見えなくない。 そこに挟み込まれる血と暴力と死のイメージ、ホームビデオの世界に押し込まれる犬の存在。 如何なる映像美があっても、ただただ空疎に見えてしまう。  高齢にも関わらず3D撮影にも初挑戦して、新たな表現に挑み続ける姿勢とずば抜けた感性は賞賛されるべきだろう。 ただし、面白いかは別問題であり、ゴダールというネームバリューで見ている人が圧倒的に多いのではないか。 無名の監督が同様の映画を撮っても全く相手にされないと思う。  映画とはなんだろうね…
[インターネット(字幕)] 2点(2023-05-07 22:39:18)
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