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TERRAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 491
性別 男性
年齢 60歳
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1.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
ノーカット放映とのことなので、地上波で鑑賞。 なんだか、とってもお子ちゃま騙しな映画でした。w 主人公らしき人物は高校生と言うことだけど、こんな内容じゃ精々小学生程度しか喜ばんでしょ?  映画としての問題は、まず主人公不在であること。 一応、神木クン演じる健二とやらがいるんだが、コレが活躍するのは2時間近い作中の終盤10分程度。 映画の前半は陣内家とやらの説明と、Ozとかいう仮想世界の説明が続き 事件が起きたら起きたで、カズマとかいう陣内家のゲーム小僧がメインで活躍。 その後、夏樹とかいう全く魅力も可愛げも無いヒロインが見せ場をもらい、最後の10分でようやく健二の出番に。  観てる人間は誰に感情移入すれば良いのか? つまりは、お前ら観客は傍観しとけ、と。べつに物語の中に入ってくる必要は無ぇよ、と。 それでなくても、叔父さんとやらに惚れてて主人公になおざりな態度しかとらないヒロインやら 話の鍵を握る謎めいた人物に見せたいのだろうが、斜に構えて鼻に付くだけという侘助。 さらにはギャーギャー喚いて余計な邪魔しかしないくせに、しゃしゃり出てくる又従妹の警官、 微塵も可愛くないガキどもなどなど不愉快な人物ばかりなのに。  しかもクライマックス、人工衛星が落ちてくるから軌道を変えるって……。自分家の庭じゃなきゃどこに落としてもイイんかいっ!w さらに言えば、あの規模の人工衛星が近くに墜落してその程度の被害で済むわきゃ無いだろ!  「わ~、温泉でたぁ」って、アホか……。半径数キロでクレーターだわっ。  なんかね、話の筋も稚拙だし、見せ方も拙い。 ホントいろいろ本気で観ちゃいけない映画でした。
[地上波(邦画)] 2点(2019-07-23 11:34:53)
2.  ザ・キープ
 観終わったあと、思わず「酷いな……」と声に出してつぶやいてしまった。   原作はF.P.ウィルソンの“ナイトワールド・サイクル”の幕開けを飾るベストセラー小説。吸血鬼伝説をモチーフに古代より続く悪と善の戦いを描くこの『ザ・キープ』は、確かにウィルソンの初期の作品だけにシリーズ中でも作風が垢抜けないと言うか、キレが無いと言うか、判りにくいと言うか……。正直、手放しに「面白い!」と言える小説ではない。   そしてこの映画である。テンポの悪い演出、繋がりの悪いシークエンス、暗くて観にくい画面、そこに差し挟まれる唐突な濡れ場……等などのおかげで、観ていても引き込まれる要素が全くない。いや百歩譲って、ホラーなのだから画面が暗いのは許したとしても、そこに被さるタンジェリン・ドリームのヤケに軽やかな音楽が雰囲気を台無しにしている。これはタンジェリン・ドリームが悪いのではないだろう、彼らに曲を依頼、採用した製作者のセンスの無さだ。   よく判らないキャラクター設定もそのままに、半ば強引に映画は進み、なんやかんやとドタバタし、唐突に終わるラストに至ってはもう絶句しかない。   いや、それより何が驚いたって、ここでの評価の高さ。原作を読んでいる自分でさえ「なんじゃ、こりゃ?」状態で観終わったのに……。むしろ読んで無い方が良かったのか?w
[CS・衛星(字幕)] 1点(2017-11-01 17:35:33)
3.  三国志英傑伝 関羽
お伽話然とした物語『三国志演義』よりも、実際の三国志の方が好きな私にとっては、曹操がちゃんと名将として描かれたこの作品は好感が持てます。常識的に考えて、義ほどの国を一代で築き上げ、発展させた曹操が、無能な悪人なわけはあるはずがなく、演義では判官びいきと言うか、諸葛孔明というヒーローを際立たせるため、蜀からの視点が強すぎる。 ま、それはともかく。 “2”の方も言われているように、曹操を名将として描き過ぎたためにお話としては破綻しています。あんだけ出来た大将なら、その配下になったって良いじゃん?! アクションは、ドニー・イェンの古装片としてはこんなモンじゃないでしょうか。良くも悪くもいつも通りです。
[DVD(字幕)] 5点(2016-09-28 14:01:43)
4.  サスペクト・ゼロ
多少ポイントがズレていることは承知で……。リモート・ヴューイング(以下RV)が、少なからずの誇張はあれどもこれほどしっかり描かれている映画は珍しい。実際にどれほど軍で使われたか、もしくはFBIで使われたかは分からないが、RVという技術があるのは本当。日本のTVで有名なマクモニーグルはその使い手だ。そういう意味で、RVを主題にした映画としては貴重かな、とは思う。ただ、映画としては、人物の描写すらまともにできてなくて薄っぺらなキャラが表面的に動いていくだけだし、サスペンスとしては最終的な犯人像が分かり難くてイマイチだし、超能力オカルト物としてもネタばらしが早すぎて弱い。さらにオライアンが、せっかく自分の力を活かして犯人を捕まえたのに、「もう疲れた」と死を望むのも唐突と言えば唐突。もう少し気の利いたラストは無かったのか? まあ、勿体ない映画。もっと面白くなりそうな素材なのに……。もう一度言います。ポイントがズレていることは承知で、RVをしっかり描いてくれたことに6点。映画としては3点程度の物だけどね。w
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-04 00:31:46)
5.  最強絶叫ダンス計画
 まあ、アレやコレやの映画を好き放題におちょくりまくりで笑わせてくれますが、それだけに元ネタを知らなければ「???」な、ただの馬鹿ジョークの連続に見えてしまうかも。 観るべき中身なんて全くないが、脳天気に楽しむにはイイ。もちろん、作り手もそんなことは百も承知で83分という短尺も心得てるねぇ。 いや、それにしてもウェイアンズ一家、よーやるわ。www できればデイモンも何らかの役で参加して欲しかった。w
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-03 21:21:49)
6.  ザ・タイガーキッド~旅立ちの鉄拳~ 《ネタバレ》 
 仏像やゾウが女のコになっただけで、思いっきり『マッハ!!!!!』シリーズ(『トム・ヤム・クン』含むw)の影響下にある作品。ということは香港アクションの孫みたいなもんで、「またですか?」といった感じは否めない。  んでもって、『マッハ!!!!!』はトニー・ジャーの際立った運動能力の高さに特長があってそれが売りになっていたが、この映画にはそれが無い。シラットを使うというが、実際に格闘シーンで動いてみれば既存の格闘アクションと大差なく見えてしまうのも惜しい。シラットを知らない人には、カンフーと区別なんかつかないんじゃないかな?  さらに、それなりにストーリーはあるのだけれど、結局敵は白人かよ……というね。東南アジア的コンプレックス丸出しなのも、なんか卑屈に見えていただけない。  挙句に、最後に主人公を殺しちゃうのかよ……、というオフビートなエンディング。こういう(ある意味)バカ映画は、ラストはハッピーエンドで「良かったね~」っつって終わる方がイイんじゃないかな。まあ、もし当たっても続編など作りません、という潔さと言えば言えますが。w  と、散々扱き下ろしましたが、それなりに楽しめはします。  倒しても倒してもゾンビの如く起き上がって向かってくる敵たちを相手に、格闘シーンは大盤振る舞い。ほとんど格闘シーンの合間にストーリー部分がある感じ。その格闘アクションは、けっこうスピード感があるし動きも良いです。  香港のカンフーアクションに元気がない今、武術アクション物としては及第点+αの作品でしょう。ちょっと甘めですが6点を。
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-25 18:29:11)
7.  サイドウェイズ
 オリジナルは未見。でも、この雰囲気や展開は結構好きだ。濃すぎるほどの役者陣だけに、コレくらいの薄味のストーリーと演出がちょうどいい。  小日向が「俺は何も無い日常が描きたかったんだよ!」とグチり、拗ねるシーンがあるが、あれは分かるなぁ~! 映画を観る度にドタバタと派手な事件が起きる。物書きとしては「嘘付け! そんなスペクタクルな人生送ってる奴がドンだけいるんだよ!」なんて思っちゃう。そして、何にも無かったけど、なぜか心に引っ掛かってる思い出を基に、「そういう話もあっていいんじゃないか?!」とかなんとか思っちゃう。だけどねぇ~……。実際問題、そんな話なんて誰も読みたがらない、見たがらないんだよね。www だって、それはみんなそれぞれが自分の思い出を持ってるから。で、映画や小説くらいヒーローやヒロインになって、自分が体験したことのない事件で活躍したいんだな。w 結局、有名レストランの店長じゃなく、キャプテン忍者としての大介がモテるんだよね。  そしてこの映画も、比較的起伏のない平坦な展開ではあるが、終わってみればそれなりの結果が出ている。これはこれで上手い作りだと思う。  冗談も、生瀬のボケに小日向のツッコミと、抑えが利いた大人向け(?)の笑いでなかなかでした。  ってことで、大盤振る舞いだっ、7点あげちゃおう!www
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-22 22:47:41)
8.  サマータイムマシン・ブルース
くっだらねぇ~。w でも、くだらないが良くできてる。www  話の面白さよりは伏線の見事さを楽しむ映画。  序盤こそ投げっ放したようなシークエンスが続き、なんじゃコレ? 状態なんだが、仕切り直した中盤以降は手品の種明かし的な楽しみがあって、「ほーほー、なるほど!」と仕掛けの巧さに舌を巻く。  時間SFモノにパラドックスは付き物だが、細かな部分の辻褄合わせも極力破綻無いように頑張ってるし、何よりこの監督が撮ってこれだけ面白いんだから、本当に良く出来た脚本だと思う。  ストーリー的に、タイムマシンを使って何かをしようと欲を出すと、話の矛盾が大きくなるものだが、タイムマシンを使うことによって起きる矛盾を食い止めようとする物語の設定が、結果として(話は小さいが)上手くまとまった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-31 15:22:17)(良:2票)
9.  サイン・オブ・デス
ちょっと大掛かりな2時間ドラマのような映画。 ペスト菌を盾にした細菌テロか? と思いきや、話はどんどん縮小してずいぶん小ぢんまりとした復讐劇に落ち着いちまった……。主役刑事の無駄なラブストーリーもテンポを殺ぐ。まあ、フランス映画らしいっちゃ、らしいけどね。w  まあアイデアは悪くなかったが、それ以上のものでは決して無い。3点に近い4点かな。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-08-06 22:57:10)
10.  ザ・マジックアワー
相変わらずの三谷幸喜作品。ほっとんど笑えなかった……。何が面白いの、コレ??? いや、三谷幸喜ファンには面白いんでしょう。でもそうじゃない人には結構ツラいんじゃないかな。しかもそれが2時間以上の尺で続くのもシンドい。 たしかに、本物のギャングに役者の殺し屋という設定は面白い。映画の舞台裏というメタフィクションも良い素材でしょう。でも何だろう? ベタ過ぎるのか、あるいは中途半端なのか、ほとんど笑えない。ま、感性の差と言うか、「面白い」と思うところが違うんだろうな。正直、三谷幸喜の作品はほとんどダメだからなぁ、俺。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-07-20 00:56:16)
11.  SAMURAI
コレ、企画段階じゃ面白いと思ったんだろうなぁ。 ・転生を繰り返して何百年と生き続ける邪悪な存在と、それを頭目とする謎の組織。 ・格闘アクションのテレビゲーム。 ・カンフーアクション。 ・サムライブレードでのチャンバラ。 ・ヒロインの救出。 ・何らかの装置によって現実とゲームがリンクする。 おお、たしかにこう列記すれば面白そうな要素ばかりだ。でも、悲しいかなそのどれもが企画倒れ。残念な映画ですな。何故に敵の衣装がマワシ?! 歪んだオリエンタリズムに失笑を禁じ得ませんです。 倉田御大は……、まあたしかにカッコ良かったです。頚動脈に手裏剣が突き刺さっても生きてるなんぞ、並の鍛え方じゃねぇっ!
[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-04-15 17:28:12)
12.  THE MYTH/神話 《ネタバレ》 
“アジアの鷹”シリーズをグググ~っとファンタジックにした感じのお話。ただ、やっぱりアクションは比べるべくも無いけれど……、まあそれはしょうがないよね。でも格闘シーンは今の等身大のジャッキーという感じで、CGに頼りすぎたハリウッド製のアクションより好感が持てる。とは言え、その他のCGはハリウッド製の足元にも及んでないが……。特に滝に飛び込むシーンは爆笑してしまった。オマケに後半はチャイニーズ・ゴースト・ストーリーみたいになっちゃって、こうなりゃナンでもアリだな。w それにしても、秦の始皇帝陵と兵馬俑の謎を解き明かすというのは、まさに亜細亜的レイダースとして中国人には楽しいんじゃないでしょうか?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-15 21:09:37)
13.  西遊記(2007)
どうしようもないクズ映画。ハッキリ言ってゴミ。これほど見ていてツライと思った映画も久しぶりだ。無駄が多く幼稚な脚本。間の悪い演出。低レベルなFX。公開時に監督が「あえてチープな特撮にした」などとほざいていた。はぁ? どういう言い訳? それとも負け惜しみ? TVの2時間SPならそれでもいいよ。でもこれって劇場公開作品だよね。客から金とって見せる商品だよな? それを敢えてチープにとか言ってこの作りとは、客ナメてんのか? その制作サイドの勘違いを一つとっても見る価値なし。と言うか、TVシリーズの頃から思ってたんだが、頼むから『西遊記』を名乗るのやめてくれ! このシリーズを見て中国では「他国が(つまり日本が)『西遊記』の名前でデタラメなドラマを作ってる。これは自国の文学作品の冒涜ではないか?」と問題視する声が上がってるとか。そりゃそうだよな。コレって西遊記からキャラクターだけを借りてきただけの全くの別物だもの。ただ喚き散らすだけの五月蝿い悟空にはもううんざり。
[地上波(邦画)] 0点(2008-10-15 20:39:35)(良:1票)
14.  さくらん 《ネタバレ》 
彩り鮮やかで、非常に画が綺麗な映画だった。が、それだけの映画でもある。マンガ原作らしいが、その割には話に目新しい所が何も無い在り来たりなモノ。いや、在り来たりですらなくデタラメと言うべきか。予定調和と言うか、ご都合主義だけで話が進み、よくあるパターンで終わっていく。花魁は狭い金魚鉢に囲われた金魚であり、籠の鳥であって、そんな女が選ぶ最終的な自由は好きな男との駆け落ちでしょう、と……。いやはや何とも。って言うかぁ、どんな金持ちの武家が花魁を正妻に娶るんだよ? そんな侍、絶対に居ねぇよ!w
[地上波(邦画)] 3点(2008-05-12 12:45:48)
15.  13ゴースト(2001)
なんだか、ホラーハウスのアトラクションのような映画。前半は謎を積み重ねて提示していくんだが、観せ方が下手と言うか、話がつまらなくてイライラする。そのうちにワケも判らず迷路のような屋敷で幽霊と追っかけっこが始まり、分かったような分かんないような理由付けが明かされて、最後はこの手の映画お約束でドカーンといって終わり、と。w まあ、オリジナルを観ていないので何とも言えませんが、まごうことなきB級作品です。w 後半、多少は人間関係に工夫(?)があったりするので、その辺りは頑張ってるかな、と。逆に言えば後半だけ観ればいい映画でもある。www
[ビデオ(字幕)] 3点(2008-01-10 01:23:13)(良:1票)
16.  サハラ 死の砂漠を脱出せよ
なんなんだろ? 何かもったいない映画だなぁ。少々ご都合主義でトントン拍子過ぎるのが気にはなるが、事件は次々に起きるし、それなりに画も派手。だけどイマ一つ、いや、イマ三つくらい盛り上がらない。それどころか非常に散漫な印象で、中盤には退屈すら感じてしまう。派手なんだけど、ドキドキもハラハラもしないし(クライマックスのヘリポートでの格闘だけは、ちょっとイイ)、宝探しのワクワクも無いんだな、残念ながら。原作は全米No.1のベストセラーで、シリーズ中でも人気の高い話。主演もマコノヒーとクルス、とそれなり。なのになんでこんな薄っぺらい印象しか残らんかね? 2時間以上もある尺も長過ぎ。
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-12-17 16:45:35)
17.  佐賀のがばいばあちゃん
コレって、『ALWAYS』と同じ頃の時代設定なんだよな~。「もはや戦後ではない」などと言われつつ、決して国民の生活は豊かとは言えなかった時代に、親と離れて田舎で暮らす子供なんか、地方では大して珍しいモノじゃなかったと思う。それをアレだけ特別扱いで大仰に言われるとちょっとね~。どうも話に入って行きにくいんだな。ただ、そんな話の導入部の違和感さえ乗り切れば、後は「ちょっといい話」的なエピソードの積み重ねで、それなりに安心して見ていられる。まぁ、その辺りの映画の作り的なことには批判も多いようだが、自分は「この手の映画はそれで良いのかな」とも思う。一言で言ってしまえば“ノスタルジー”なんですよ。それは押し付けてもしょうがないし、ましてや自慢してもしょうがなく、かと言って卑下するものでもない。「こういう時代もあったのさ」と、一つのお話としてエピソードを綴ってちょうど良いのかな、と。僕がハマったのは、運動会で次々と先生達が弁当を持ってきてくれるシーン。ああまで特別なことは無くとも、本当に「子供達のために……」と考えてくれる先生達が、あの時代には確かにいたんです。そして、あんな人々が逞しく生きていた時代も確かにあったんだよなぁ……。……と思わず遠い目になりそうなんだが、ただ1点、あの広島時代のセットは何とかならんかったのか?! いかに冒頭15分だけとは言え、ちょっと雑すぎだろ!www
[地上波(邦画)] 5点(2007-11-24 00:16:57)
18.  さらば愛しき女よ
何度観ても「うん、うん」と頷いてしまうような映画です。原作ファンとして、文句の付け所が一番少ないマーロウ物と言って良いでしょう。まあ、本来ゲーリー・クーパーをイメージして作られたフィリップ・マーロウというキャラに、ミッチャムは少々どん臭い感じが否めない、という泣き所はあります。しかし、この後もう一本『大いなる眠り』をミッチャムで撮ったわけですから、本国でも概ね好評を持って迎えられたんでしょう。原作は元々短編を長編に引き伸ばした話なので、途中で少々無駄な部分も感じるのですが、この脚本は大筋を変えずに綺麗にまとまっていて破綻を感じません。鮮やかな色を出すためにわざわざフジカラーフィルムを使って撮影した夜のネオン街も、退廃的な雰囲気を醸し出すのに一役買っていて良い感じ。原作の乾いたセンチメンタルを、もう少しだけウェットにしたような、すばらしいハードボイルド映画だと思います。また、若き日の端役の頃のスタローンが見られるのは、嬉しいオマケと言ったところでしょうか。www
[ビデオ(吹替)] 8点(2007-06-18 07:25:38)(良:1票)
19.  ザ・コア
これって、ヒラリー・スワンクがいなかったら、みんな生きて帰れたよね……?
[ビデオ(字幕)] 3点(2007-04-22 18:39:30)
20.  サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 
全く期待せずに見たので結構楽しめた。あの短編の原作を良くぞここまで膨らませて、立派なクリフハンガーに仕立てたと思う。SFとしては理屈がかなり強引過ぎてイマイチ納得できないんだけれど、まあ時間SFモノでそこに煩いコトを言ったらキリが無い。むしろ、次々と襲い掛かる未知なる進化を遂げたUMA、カーチェイスあり、水中戦ありで、観客を楽しませようという心意気の方を見てあげたい。ただねー、如何せんみなさん仰るようにCGは酷い。セットも安い。これから観るならその辺りは覚悟が必要かな。でも、タイムトラベルモノとしては『タイムマシン』なんかよりは全然面白かったな。
[DVD(字幕)] 6点(2007-03-22 03:59:50)
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