181. シコふんじゃった。
この映画が邦画の代表作のひとつと言われがちだけど、それは少し違うと思う。確かに面白いし笑えるし日本ならではの題材ではあるけど、この映画の雰囲気は良い意味でも悪い意味でも他の邦画とは一線を画すものがあるように思う。監督の出身の影響が多分にあると思うが、一般的な邦画というよりは、ピンク映画に近いノリがあると思う。だが、だからこそこの映画は価値がある。実際、今作以降「邦画」というジャンルは無くなったと言える。価値観や表現の方法は多様化し日本では様々な映画が登場してきた。海外の映画に対してもしジャンルづけするのなら、もはや製作国のみを意味する「日本映画」という言い方が正しいように思う。 8点(2003-10-06 01:28:31) |
182. 処刑ライダー
コテコテのB級、C級とも言える映画なんだけど、なぜか最後まで観てしまう粘り強さがある。無茶苦茶なストーリーと演出なんだけど、ふいにこういう映画ができてしまう。誰かが言ったように映画はやはり生き物だと思う。 5点(2003-10-06 00:08:44) |
183. ジョーズ3
さすがにここまで質が落ちてくると作らないほうがマシという意見は御もっともであるが、このようなヒット作の後にとめどなく続くB級続編の連作はヒット娯楽映画の宿命であり、娯楽映画史における必然であり伝統なのだ。B級であろうがC級であろうが、楽しみ方は必ずあるのです。 4点(2003-09-27 20:13:54)(良:1票) |
184. JAWS/ジョーズ2
オリジナルほどの衝撃はもちろんないがそれなりに丁寧に作られた映画だと思う。そうなるのはどうやっても止められないことかもしれないが、この後節操無く作られる数々の続編がなければもっと高い評価と好印象を残せたはずだ。 6点(2003-09-27 20:07:22) |
185. JAWS/ジョーズ
今でこそスティーブン・スピルバーグは娯楽映画の大御所という見方が一部では強いが、この映画などを観ると、スピルバーグこそ映画界における革命児であり鬼才であると言えるのではないか。製作当時の限定された技術と制作費でこれほどまでサメという生物に恐怖とサスペンスを植えつけた彼はまさに野心に包まれた挑戦者という名称がふさわしい。そして大御所と呼ばれる現在も彼の映画製作における探究心は揺るぎない。 9点(2003-09-27 20:02:56) |