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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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21.  女王フアナ
1500年頃のスペイン、比類なく美しく聡明でブルゴーニュ大公フェリペに嫁いだのに後にスペイン女王となり、なのに狂気で人生の2/3ほども幽閉されながらも女王であり続けたというフアナ。その数奇な運命や伝説は網の目のように絡んだヨーロッパ王朝にもしばしば登場してとても興味深い。これは彼女の結婚前後からの夫の死あたりまでの夫との愛憎を軸に描いたもの。彼女は夫だけを愛し続けたが夫は浮気症で嫉妬に苦しみ激しい言動が狂気とみなされる。でもまだこの頃は狂気というより人一倍情が深く激しい気質ゆえという感じがする。貴族の浮気は普通だったとしても、彼女は愛が深いだけに夫にも自分だけを愛して欲しかったというフアナの気持ちはよく分かる。生まれた時代や身分が不幸だったという気がする。個人的にフアナや他国に広がった係累など史実とあわせて見ると中世の歴史を知るきっかけになって面白い。ピラール・ロペス・デ・アジャラはちょっとウィノアに似たような美しさで気品があるうえ、女王としての威厳さえ漂わせ見事なフアナだった。豪華な衣装やセットで伝説のロマンを再現して見せてくれたのが嬉しかった。         
8点(2004-05-23 21:29:24)
22.  新・猿の惑星
地球大爆発の前作ラストなら絶対次はありえない、、と思うのにジーラ夫婦が脱出でしてて話が続くというのは??。しかしこの夫婦を応援したくなっちゃうのと、話の展開もあきさせないので結構面白い。
6点(2004-05-08 17:21:46)
23.  地獄の黙示録 特別完全版
公開当時の作品を見てないので比較はできないが、本物のベトナム戦争を再現したかのようなナパーム弾でジャングルを焼き払うなんてシーンはすごかった。人を殺す戦場でバカンスのようにサーフィンにこだわるなど、ベトナム戦争での人間の狂気や残酷さを真摯に描こうとした監督の思いは尊敬に値する。長い映画の後半になると撮影の疲れかどうか前半ほどのインパクトが薄れ、私には何やら意味不明状態になる。しかしこれほどのインパクトのある作品はやっぱりすごいと思う。
8点(2004-05-04 13:34:50)
24.  真珠の耳飾りの少女
セリフの少ない絵画のような映像から静謐なエロチシズムといった雰囲気が漂い息を詰めて見入ってしまった。ロケーション場面を含めまるで絵を見ているように美しい。映像から17世紀のオランダにタイムスリップしたような気分になり、スカーレット・ヨハンソンはまるで絵から抜け出てきたように違和感がない。名作とまでは言わないが佳作だとは思うし、私としては絵にまつわるこんな美しいフィクションを見られただけでも満足。物語の後で 本物の絵の中の少女の瞳と半ば開いた唇を見ると何か語りたげに見えてくる。   
7点(2004-04-28 18:56:19)
25.  仕立て屋の恋
いきなり若い女性の殺人事件から始まる。無表情で覗き見している中年男は何だか不気味で怪しい、、そんな男に自分から近づいていく若くて美しい女性、、、とミステリアスでサスペンスフルな展開に惹きつけられる。最初は変質者のように見えた仕立て屋が、実はひたすら恋した女性を守ろうとしたという最後には泣かされる。純粋な愛情をささげる仕立て屋に対して女は彼を利用することしか考えない冷酷さ。それでも「恨んではいない」と言う愛の深さ。ただただ切ない。静かな画面にたまに流れる音楽も哀愁を帯びている。彼の気を引くためにわざと転がした真っ赤なトマト、それを拾う女の姿など何だかエロチックで官能的。
7点(2004-04-11 22:55:51)
26.  ジョゼと虎と魚たち(2003)
共感して絶賛する方が多いので気が引けますが、【あにやん】さんと同じく残念ながら私はダメでしたねぇ。いつもながら自然体の<感じのいい>妻夫木くんも、風変わりな女の子の池脇千鶴ちゃんも熱演でいいのだけれど、気になるところばかりが先にたってしまった。ジョゼの生い立ちも施設を抜け出してから、どうしておばあさんと暮らしているのか説明がないのでわからないし、ジョゼをはじめセックスシーンが多いがああいう描き方や必要性もちょっと分からない。他もろもろ、やっぱり演出に違和感が多いということでしょうかね。「意外と面白くない」というところなのですが、主演の二人におまけの1点。
5点(2004-02-21 23:08:36)
27.  紳士は金髪がお好き(1953)
この時27歳のモンローは本当にチャーミングで魅力的。ジェーン・ラッセルと組んで歌って踊って魅力のすべてを見せてくれる。このコメディエンヌぶりはなかなかのもので、彼女がただのセックスシンボルだけの女優ではなく演技派でもあるとわかる。歌は軽やかで「ダイヤモンドは最良の友♪」がいい。しかしマリリンの性格づけたるやお金のためならなりふりかまわず、というおばかな女。ラストのほうで彼女なりの人生哲学を披露するところなぞは単純バカとも見えないが、見てて共感できる人物ではない。まぁこんなことに目をつむれば、ジェーンがマリリンに扮して物まねしてたり、コメディタッチの描き方が面白かったりと見所はあって楽しめる。こんな素敵なマリリンが見られればそれだけでもいいじゃないかと甘くなる。
7点(2004-02-16 17:29:08)
28.  上海特急
北京から上海への特急列車に乗り合わせた人たちのドラマが、政府軍、革命軍入り乱れる混乱の中国を背景に描かれる。一種の群像劇のような作りだがメインは昔愛し合った男女の恋愛ドラマ。惚れられる軍医だが、革命軍に捕らえられ開放されるが、この時上海リリーがなぜ心変わりするのか気がつかない。誰だって察しがつきそうなところなのに、このぼんくらぶりが間抜けっぽい。リリーがわが身に変えても守りぬく、というほどの人物に思えないのが苦しい。でもまぁ、デートリッヒが美しく魅力的で引き立つのだからそれで十分。
7点(2004-02-01 17:17:00)
29.  シービスケット
前半は主な登場人物と馬の過去のいきさつや人物像が説明調で描かれるので淡々と進み、ドラマ性には欠ける。しかもそれぞれ入り乱れて、かつ時代背景も織り込んであるので少々退屈するかもしれない。でもこれはそれぞれが過去に悲しみや傷を抱え、決して恵まれたものではなかったことを理解するためには欠かせない。これら浮沈の展開は時代背景とも巧みにリンクさせて描かれている。後半はこれをベースに一気に盛り上がる。迫力あるレースシーンは臨場感にあふれ美しい。下積みの苦労人が一斉に花開くような爽快感は気持ちが良く感動的。この作りは抑えていた走りに一気にラストスパートをかけるレースに重なって見える。騎手のトビー、調教師のクリス、アナウンサーのメイシーとそれぞれが良かったが個人的に一番好きなのはJ・ブリッジスの馬主。自らも傷を持ちながら恵まれないそれぞれを優しく包むという、慈愛に満ちた大きな人物像が魅力的だった。レースシーンの見ごたえがあるのでこれはスクリーンで見たほうがいい。8点にしようかと迷う作品。
7点(2004-01-30 20:45:51)(良:1票)
30.  終着駅
ファーストシーンですでに「何事かあったらしい」男女がテルミニ駅に来る。ここから最後まで駅でのシーンというかなり斬新な設定で、話もほぼリアルタイムで進む。列車に乗って別れてしまえば5分もしないで終わってしまうが、お互い別れがたいという話だけでこれだけの時間を見せてしまうのはある意味で評価したい。が、延々と引き伸ばすことに少々無理がありくどくもしつこい気がする。不倫の女性の揺れる女心をJ・ジョーンズは切なく見せる。M・クリフトは未練がましさを最後まで見せる。しかし二人がこれほどの恋心を抱くようになったいきさつがほとんど描かれてないので二人に感情移入できず、このしつこさに辟易した。これでは「執着駅」。同じような不倫で駅での別れなら「逢びき」のほうが良かった。ジョーンズの甥の役で、まだ少年のリチャード・ベイマーが見られます。
6点(2004-01-21 18:16:26)
31.  真実のマレーネ・ディートリッヒ
↓<しまうま>さんに同感!。古いドキュメンタリーフィルムや映画、彼女の娘や生前の彼女を知る人たちの話などで、彼女の生き方を鮮やかに描いている。戦争の世紀と言われる20世紀のほとんどを生きたデートリッヒの人生は、そのまま激動の時代をたどることにもなる。特にドイツに生まれ家族を祖国に残しながらも、反ナチを貫いて声を上げ行動したその強さに改めて圧倒される。彼女の歌う「花はどこへ行った」はフォークの歌い方とはまるで異なり、たたきつけるような怒りと力強さがある。彼女に映画だけでなく「歌う」手段があったことでこれだけの個人的活動ができ、広く影響力を及ぼすことになった。彼女の個人的背景は知らなかったので、ここで語られる夫をはじめ家庭の話はとても興味深かった。J・ギャバンとの恋物語で、戦車でパレードする彼の元へ駆けつけるマレーネの逸話はまるでそのまま映画のお話のようだった。ドキュメンタリータッチの作品なのに彼女の生き方があまりにもドラマチックなため、思わず何度も涙が出た。75歳で引退して姿を消した美学といい、自分を貫き毅然として生きた彼女の人生に心から感動した。
9点(2003-12-25 14:26:34)(良:1票)
32.  シンドラーのリスト
誰がなんと言おうとこれだけの作品を作ってしまうスピルバーグ監督は天才だ。この撮影当時は「ジュラシックパーク」の撮影と同時進行して撮っていたというから信じられない。あえてモノクロにして、この当時のナチの言葉にできぬほどの非道行為をドキュメンタリーのように描いて見せる。戦争地域以外で誰もこんな現場を知ることはできないが、映画を見ることで多くの人がこの狂気を目の当たりにして嫌悪し、おぞましく思い、二度と繰り返してはならないとの思いを強くするだろう。シンドラーという一人の人間を通して奇跡的に救われたユダヤ人、救われなかったその何千倍ものユダヤ人、監督自身がユダヤ人であることでこの時代を記憶にとどめるべく渾身の思いを込めた映像に心から感動した。あの印象的な赤いコートの女の子は実在の人物で実話、他にも登場する子供の話は実話で、当人が撮影風景を見てそのままだと言ったそうだからエピソードの数々は限りなく真実に近いものがあるのだろう。最後に生き残った人たちがシンドラーの墓に俳優と共に石を置いていくシーンに涙が止まらなかった。今頃レビューを書いたので「戦場のピアニスト」を見るまでは、戦後ではこれが最高のナチ・ユダヤものだった。ポランスキー監督の作品は一人のユダヤ人の視点から見たもので、これも本作以上に監督の執念が伝わって圧巻だった。
10点(2003-12-21 17:14:00)(良:2票)
33.  上流社会
グレース・ケリーの最後の出演作。ラストでのウエディングドレス姿そのままにモナコ王妃となった。なによりスタイル抜群、気品があってもうウットリするほど美しい。素敵なドレス姿もいいけれど、何気ない普段着のブラウスとパンツスタイルでも素敵。ミュージカルといっても全編歌って踊るというのではなくて歌が主で、ビング・クロスビーとフランク・シナトラがちょっと踊るだけ。話はたわいないものだがグレースを堪能するなら十分。<音楽がコール・ポーターというので再見>ビング・クロスビーの甘い歌声とメロディがムードたっぷり。特にヨットで新婚の二人のシーンがロマンティック。シナトラとのデュエットが楽しい。みかん様が言われてる婚約指輪に注目、すっごく大きなダイヤモンド!(多分)でした。
7点(2003-11-28 22:39:02)(良:1票)
34.  ショウほど素敵な商売はない
売れっ子の舞台芸人夫婦と子供たちの成長物語に舞台のショーを絡めて描くミュージカル作品。エセル・マーマン、ミッチー・ゲイナー、ドナルド・オコナーなどの芸達者に加え、マリリン・モンローもセクシーに歌い踊るなど華やかなショー場面が見所。 ショー芸人の気持ちそのままの「ショーほど素敵な商売はない」をみんなで歌うのがエンディングにふさわしく盛り上がる。
7点(2003-11-28 22:14:00)
35.  少女の髪どめ
優しい映画です。イランに入国し不法労働者として働くアフガニスタン難民に光を当てて、その少女と一家を助けるイランの少年の一途な愛の話。何の見返りもなく自分の給料の1年分(だったか・・)をあげてしまう。少女とはこれっきり別れてしまうのになんて純粋な心なんでしょう。これこそ究極の愛情!これも役者は現地の素人を使って撮っているらしいが、プロでは出せないようなひたむきな雰囲気がある。日ごろ知ることのないイランやアフガン難民の現実を垣間見せてくれるだけでも見る価値がある。
8点(2003-11-18 22:39:59)
36.  勝利の朝
これはひたすらキャサリン・ヘップバーンの演技を見せられる作品。無名で貧乏な田舎娘なのに、夢や野心だけは大きく胸いっぱい。虚勢を張ってやせ我慢するところはまるで「武士は食わねど高楊枝」。言う事、やることが時におかしいんじゃないかというくらいな変わった子。それらはいつも第三者を意識して虚勢を張って「演技」してたんですねぇ。 それが思わぬ代役の成功で賞賛されたとたん、不安になった彼女は「素」に戻る。これを横顔で見せるんだけど、この表情の変化に注目、うまいなぁと思う。(旅情でもそうだけど彼女は横顔で芝居する、と思ってる)それまで気取ってたり虚勢を張ってたのも無意識の演技ということがわかった。劇中のハムレット、ロミジュリの一人芝居といい彼女の演技の全てが詰まったようなこの作品、アカデミー主演女優賞受賞も納得です。
7点(2003-11-05 17:39:12)
37.  7月4日に生まれて
世界に向けた反戦メッセージ映画というより、アメリカ国内向けなんだと思う。国のためと信じて戦って心身共に傷ついた兵士が、帰国したアメリカでは敗戦・反戦の声で暖かく迎えられなかった。そういう事実に対するアピールというか抗議メッセージの感じがする。だから日本や他国の評価が今ひとつなのも無理からぬことかと思う。じゃあベトナムはどうなんだって言いたくもなるけど、それはまたここでは別問題なんだよね。トムは熱演。
7点(2003-11-05 14:28:15)
38.  地獄門
原作は菊池寛の「袈裟と良人」。平清盛の時代、円満な夫婦の妻が一方的に見初められストーカーにつきまとわれる。言うことを聞かなければ夫や身内の命までも奪う、と言われた妻は覚悟の上、夫の身代わりに殺される。ここからが今時のストーカーとちょっと違う。本当に彼女を愛していたストーカー(盛遠)は初めて彼女の心を悟り、夫(わたる)に「殺すなり好きにしてくれ」という。人格者のわたるは「そなたを殺しても袈裟が生き返るわけではない、残された夫はどうして生きていけばいいのだ」てなことを言って仇を討とうとはしない。盛遠は一生地獄の責めを負うつもりで髷を切り僧形になる。つまり袈裟が貞女の鏡に描かれ、過ちを犯した大バカものは一生懺悔し生き地獄を味わえ!というテーマなんですね。主演の京マチ子が美しくたおやかで上品で色っぽい、何とも言えないたたずまいで魅力的。美しい色彩や東洋の珍しい風情が、当時のカンヌではことの他感嘆の驚きで受けたんでしょう。長谷川一夫が乱暴な悪役だけど若くて美しい。夫の山形勲は老けた姿しか知らない人には珍しく若い顔で、落ち着いた人格者を演じている。いろんな意味で印象的な作品。
7点(2003-09-14 18:11:29)
39.  幸福(1964)
これは昔一度見たきりですがとても印象に残ってる作品です。愛する妻子と幸せな家庭を営んでいた夫が浮気をする。いえ、浮気じゃなく本気で好きになるが、かといって妻もそれまでと同じように愛しているという。いつものように一家でピクニックに行き、男は妻にも正直に自分の気持ちを伝え妻もそれでいいといって取り乱す様子もない。安心した男が目を覚ますと事故なのか自殺なのか妻は湖で溺れ死んでいて、後に愛人は妻になる。男は妻に何の不満もなく満足していて幸福であるにもかかわらず違う女を好きになり、罪悪感も見せずどちらも本当に好きだという。この男心はまるで理解できなかったが今思えばそれ以上に妻の態度も不可解、、修羅場になりそうな三角関係なのにとても静かなのが不気味、なんだか恐いような作品です。
8点(2003-08-29 17:29:12)
40.  白雪姫
何十年の時がたっても古さを感じさせない。むしろ最近のディズニーより私は好き。なめらかな動きが見ていて気持ちがいい。キャラクターもかわいらしい。ディズニーアニメの原点に敬意をこめて!
10点(2003-08-28 22:54:18)
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