21. 自由を我等に
《ネタバレ》 不当な弾圧と闘い自由を勝ち取る話かとの予想は嬉しい大ハズレ。しっかりとした起承転結でカラリと明るく、時に大笑いさせられ、自由に対する風刺に考えさせられる秀作です。 モダン・タイムス製作時に本作を参考にしたというのに無限へぇであると共に言われてみれば納得できます。 [DVD(字幕)] 8点(2023-02-24 02:18:38) |
22. ジャンヌ・ダーク
《ネタバレ》 ミラ・ジョヴォヴィッチ版がサッパリだったので、気の強いイングリッド・バーグマンが演じたらどうなるのやら、気乗りしないままでの鑑賞。信仰心にはついて行けないものがありましたが、無私の愛国心には魅せられました。下衆なコーションもさることながら、シャルル7世は何故彼女を助けないのか!「出てこいや~!」血圧上がりまくり。彼女の熱演に好感持てた意外な良作でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-01-31 02:02:04) |
23. JUNK HEAD
《ネタバレ》 クリエイター魂には敬意を表するものの、追いつ追われつに終始するストーリーに結局何が言いたいのか分かりませんでした。「地上では思えなかったけれどここでは生きてる感じがする」ハッとした台詞に加点。続編があるそうで言いたいことを見せて貰えるのでしょうか、興味深いところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-01-28 23:29:50) |
24. ジョニー・ベリンダ
聾唖者のジェーン・ワイマンと医師のリュー・エアーズ。共にパンチに欠け、古き良き時代の穏やかになだらかに話が進んでゆくのかと思ったらさにあらず。落ち着くところに落ち着いた結末ながら血圧は上がるわ手に汗握るわ意外な展開にびっくりしました。チャールズ・ピックフォード&アグネス・ムーアヘッドの名脇役ぶりは流石。 [DVD(字幕)] 7点(2023-01-12 15:33:00) |
25. ジャッキー ファーストレディ 最後の使命
お目当てジョン・ハート最晩年の姿は今一つな役どころではありますが語り口は健在でした。 ファーストレディとして凛としたものが感じられないネッチリした台詞回しにウンザリしてしまい、「そうですか」以上の感想が無い作品でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2022-12-08 16:02:21) |
26. 勝利への潜航
潜水艦戦争ものでお決まりである艦長と副長の対立が描かれた他愛の無い展開結末。艦長と彼の恋人をロナルド・レーガン、ナンシー・レーガン夫妻が演じているというある意味お宝作品。無味乾燥なお芝居に苦笑するのですが、知事から大統領に上り詰めたドラマチックな人生を送った二人に感慨深さを覚えるところです。 [DVD(字幕)] 4点(2022-11-16 01:33:58) |
27. ショーン・コネリー/盗聴作戦
ショーン・コネリーが盗聴する側と誰もが思うのでは。不思議な展開で結末にもズッコケました。 デビューを飾ったクリストファー・ウォーケンの瑞々しい美しさにウットリ、なので「覆面被せたらアカンわ」地団駄踏んでました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-05 20:03:40) |
28. 白い砂
WW2時南太平洋の孤島に流れ着いた海兵隊員と島唯一の住人の尼僧の物語。ロバート・ミッチャムとデボラ・カーのキャスティングが絶妙で彼女のシスター姿は絶品。ジョン・ヒューストンらしからぬ崩れそうで崩れない慎み深い結末が感慨深い。一升瓶のラベルが「白鹿」だったのに100へぇであります。 [DVD(字幕)] 7点(2022-11-05 19:48:22) |
29. シャネル&ストラヴィンスキー
アンナ・ムグラリスはシャネルのミューズを務めた事もあってお美しいのですが、耳障りな声質での棒読み台詞回しにウンザリ。お目当てマッツ・ミケルセンはお尻(+5点)に目が釘付けとなりました(恥)が、夫として父親として愛人として煮え切らなく、退屈な不倫劇でした。 [DVD(字幕)] 5点(2022-11-03 23:22:48) |
30. ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦
牛のロデオを初めて知りました。ペキンパー印のスローモーションでの暴れ飛び跳ねる姿に惚れ惚れと。8秒間に挑むスティーヴ・マックィーンの絵になる姿にも見惚れます。それぞれが我が道を行きながら家族を思いやるストーリーも味わい深く、気丈なアイダ・ルピノにホロリと。酒場での大乱闘シーンのクドさに-1点。 [DVD(字幕)] 7点(2022-08-15 03:32:11) |
31. 深夜復讐便
お目当てジュールズ・ダッシン監督らしさは少々薄いものの、一気に魅せる良作です。 金と両脚を盗られた父親の敵討ちに、リンゴを積んだトラックで36時間かけて仲買青果商フィグリアに向かうニック。 私の血圧計が振り切れた卑怯千万なフィグリアを演ずるリー・J・コッブが本作MIP。いいようにしてやられるニックに「しっかりせんかい!」見守り続けた結末が、監督は妥協したのだろうかと感ずるものでありました。 [DVD(字幕)] 7点(2022-07-17 12:19:29) |
32. ジンジャーとフレッド
イタリアに偏見を持ってしまいそうなゴチャゴチャで喧しい世界観にウンザリ。苦手な監督のワケワカメ度は何時もよりマシで何とか完走。泥沼に咲く蓮の花のようなジュリエッタ・マシーナ&マルチェロ・マストロヤンニに点数の全てを。ただ、動きは仕方ないにしてもアステアの頭のてっぺんからつま先まで一分の隙もない出で立ちには遠く及ばない姿が残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2022-06-17 15:15:37) |
33. シェラ・デ・コブレの幽霊
《ネタバレ》 CBSのホラーシリーズのパイロット版第1話として製作されたのが、社長夫人達の横槍に嫌気がさした監督が降りてしまいお蔵入りとなり、日曜洋画劇場で1967年に一度放映されたのみで幻の名作と呼ばれる本作。マーティン・ランドー、ジュディス・アンダーソン・ダイアン・ベイカー出演も併せて期待特大でしたが。肩透かしを食らいました。社長夫人の怖すぎるという物言いは当てはまりません。展開は無理筋ではないものの、名優3人の演技同様淡々としており揺さぶられません。あぁ、残念。 アマプラの字幕が消えるのが早くて度々停止して何言ってるのか確認する(こんな事初めて)のも何だかなぁでした。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-05-29 21:07:01) |
34. 新・猿の惑星
インパクトに欠けるありきたりなキャラクターが繰り広げるありきたりな展開ながら、まずまず楽しめました。 「いずれはと言いながら何もしない」台詞に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2022-03-14 16:39:03) |
35. 七人の特命隊
欲どうしい男達(女性は一人も登場せず)の裏切りに溢れる物語。結構辛気くさい筋立てなのですが、アクションシーンの力の入り具合がなかなかのもので、工夫が無いにしても、キャストとスタッフの気合を感じる力作でした。 [DVD(字幕)] 6点(2022-02-27 21:58:32) |
36. ジャン=ポール・ベルモンドの 道化師/ドロボー・ピエロ
詐欺師が国際的陰謀に巻き込まれるお話。あれもこれも詰め込みすぎで ??? 集中できませんでした。ジャン=ポール・ベルモンドのアクションシーンは通常運転。47歳にして割れた腹筋に「凄い~」リプレイタイムとなりました。結局そこしか印象に残らない作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2022-02-27 21:46:15) |
37. シンドバッド虎の目大冒険
《ネタバレ》 ジェーン・シーモア出演以外の知識無く鑑賞。お綺麗ですが他作での神々しいまでの美は感じられず。その他全員揃いも揃っての大根芝居が特撮怪物話の添え物だとしてもお寒い限り。黙々と主人に仕えた挙げ句に使い捨てカイロ扱いされたミナトンの存在感たるや。足下にも及ばない大物二世役者のペラッペラぶりを改めて思わされるところです。 [DVD(字幕)] 3点(2022-02-24 16:10:30) |
38. シシリアン(1987)
冒頭 a Michael Cimino film に「うわぁ、知らなんだ」思わず上映時間をチェックしたら140分。「やっぱり長い、でも、まだマシか・・・」 お目当てテレンス・スタンプ演じる日傘を始めとした浮世離れした言動での艶やかなお姿の公爵様。インパクトは見た目だけでペランペランな人物像に心底ガックリ。 義賊を気取る青年の栄枯盛衰が監督らしい思い入れタップリに描かれておりおなかいっぱい胸焼け寸前。 ♪街中が裏切りに溢れてると・・・♪ な人間の性に溜息。だからといって 罰は天が下すものだと思っているので、裏切り者に死を にも溜息が出ます。 中断無く完走出来たのを良しとする作品。 [DVD(字幕)] 4点(2022-02-16 02:33:49) |
39. しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
《ネタバレ》 私的にはエベレットの物語でした。不器用で無骨な彼が自分に正直になっての「捨てないでくれ」にはこちらも感無量。静かな語り口での深い愛情物語は記憶に留まる秀作でした。 [DVD(字幕)] 8点(2022-01-23 00:07:38) |
40. 重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス
カーチェイスありきで作られたかのような作品。そのシーンは労力は感じられるのですが「天国に行けないパパ」を超えるものでは無かったです。ありきたりなストーリーにも盛り上がれず。期待値が高かっただけに残念度も高いところです。 [DVD(字幕)] 4点(2022-01-17 00:42:07) |