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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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21.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 
最初に見たのは、民放の放送でしたねぇ。あまり予備知識がなかったので、全編歌いまくりで驚きました。踊りもないし、ミュージカルのようでミュージカルとも違う。セリフで語るべきところを歌うというのはオペラの手法ですが、オペラのアリアはもっと聞き応えがあります。これは一部を除いてレシタティーヴォばかりという印象。結局、他に類を見ない、なんとも名付けようのない、奇妙な映画です。  なぜこんな手法をとったのかわかりませんし、そもそも全部歌うことにどういう意義があるのかも不明。正直、その点には魅力を感じません。ストーリーがけっこう単純だからこんなことをしたのか……。実験的なところがあるように思われますが、誰も追随しないところをみると、はっきり言って失敗ですね。  ということで、歌は聞きものではない、話もそれほどでもないのですが、美術的にはなかなかよいと思います。衣装・家屋などの色づかいがよく、季節と衣装の色を合わせるなど、かなり工夫された様子がうかがえます。文字通り「見もの」な映画でしょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-04 20:55:58)
22.  シンドバッド虎の目大冒険 《ネタバレ》 
さらに評価が下がる3作目。王子を元に戻すというのは1作目と、善と悪との競争というのは2作目と同じで、新鮮味が感じられません。クリーチャーも出番は控えめで、アクションもその分少なくなっています。それに代わってファンタジックな要素が増えていればまだいいのですが、そうでもないためか時間が長くて間延びした印象を受けます。  どうも本作では、等身大であるヒヒとミナトンを活躍させたかったようです。つまり、人間とダイナメーションとのからみの場面はむしろ増えているのかもしれませんが、それが技術優先でお話としての面白さにつながっていないのは残念です。また、ヒロインが2人いて水浴びのシーンがあるなど、観客に媚びたのではないかと思われるところもあり、方向性が違うんじゃないかという気もします。あと、ディオーネ役の女優さんが2番目にクレジットされているのは、有名な俳優の娘だからなんでしょうか。普通なら主人公の恋人であるファラー姫が2番手だと思うのですが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-11 09:27:16)
23.  シンドバッド黄金の航海 《ネタバレ》 
『7回目の航海』に比べると、少々劣る。理由を考えたのですが、まず、出てくるクリーチャーのほとんどが、クーラが作り出したものということ。前作では生物的な動きが面白かったのですが、今回はそういう点はあまり楽しめません。クライマックスでのグリフィンも唐突に現れて、話を盛り上げるためなんでしょうがちょっとご都合主義という感じ。ただ、一つ目ケンタウロスやグリフィンが登場する前に、足音を響かせる演出はよかった。あと、善悪それぞれが別行動をとるということで、話がやや単純化されたように思います。魔術師にも手下を登場させたりして工夫しているとは思いますが。ただ、ヒロインがキャロライン・マンローだったことは、前作よりもかなりレベルアップしています。今回は小さくならないし。音楽もミクロス・ローザなんですが、ちょっと格好良すぎるかなぁ、という気もします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-10 11:03:23)
24.  シンバッド七回目の航海 《ネタバレ》 
序盤、何の説明もなくお話が始まって島に上陸し、いきなり一つ目巨人と遭遇。サービス抜群で物語のテンポも速く、上映時間が長くない割にはそれを感じませんでした。また、悪の魔術師と協力して事に当たるということで、終盤まで緊張感が感じられてよかったです。  ハリーハウゼンのダイナメーションは、生物の動きがそれらしくていいです。たとえば一つ目巨人が槍を打たれたあとの反応とか、細かいところまで考えられていると思います。合成は粗いのですが、この生物的な動きがクリーチャーを魅力的に見せていました。  残念なのはキャスティングで、シンドバッドとお姫様はどちらもいまいち魅力に欠けます。悪役ソクラの方がかっこよく見えてしまいました。ジンの男の子もなかなか面白いのですが、肝心の主役がどうもいまいち。それほど大きな傷ではないと思いますが。それと、バーナード・ハーマンの音楽がケテルビーのパチモンみたいで面白い。B級感アップに貢献していました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-09 10:16:15)
25.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 
2時間程度の上映時間に、家族と動物園の再生をうまく織り込んだ作。動物園のスタッフはやや簡略化されていますが、全体としては過不足なくバランスよく描かれています。これだけならまあ普通なのですが、本作の真価はやはり最後のレストランの場面でしょう。亡き妻への思いを胸に秘めつつ、その死を乗り越えたということが伝わってきましたし、なんといっても全体を締めるあのセリフにやられました。おみごとな幕切れです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-06-23 21:12:43)
26.  昭和残侠伝 死んで貰います
任侠映画というよりは、ホームドラマ。そこに堅気になりきれない男の哀愁がうまい具合にからんで、一編の物語を紡いでいます。最後の殴り込み場面へ導く、途中の流れが巧妙でした。後半登場する長門裕之もいい味だし、藤純子もお竜さんよりこちらの芸者役の方が合っているように思われます。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-03 10:11:54)
27.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 
ジョセフィーヌが逃げ込んだあたりで「原作者は女性じゃないの?」と思ったのですが、案の定でした。いかにも女性原作という感じの甘いご都合主義。冒頭「むかしむかし」で始まり、北風と共にやって来るなど(メリー・ポピンズかいな)、メルヘン調の要素があるのですが、どうもそれをある種の「逃げ」に使っている感じ。メルヘン調だからご都合主義が許されるというわけでもないでしょう。旧弊で閉鎖的な村を変えていくというのは必ずしも悪くないですし(ただし、全面的に肯定するわけでもありません)、特に最後の神父様のお説教は普遍性があり、大変よいと感じました。しかし、その芯を包むパーツが好ましくない。嫌な亭主は出て行き、ラスボスである伯爵は改心し、すばらしい恋人にも巡り会い、何よりも放浪の宿命から解放される。特にこの最後のところが、最高に(最低に?)がっかりです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-09 22:03:21)
28.  幸せのレシピ
オリジナル版でのマーサは依怙地で頑固で魅力にとぼしかったのですが、本作でのケイトはそのあたりが薄められています。演じたキャサリン・ゼタ=ジョーンズの個性もあるのでしょうが、親しみが持てます。対するニックも陽気で明るく、奇矯なところは見られません。ゾーイ役のアビゲイル・ブレスリンは、あいかわらず眼力があってお芝居も達者。ということで、『マーサの幸せレシピ』よりもよっぽど楽しめました。適度にユーモアがちりばめられているのもいいです。見ている方が幸せな気分になれそうな好編です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-17 19:21:06)
29.  集団奉行所破り 《ネタバレ》 
なかなかの秀作。大坂が舞台で、序盤はコメディタッチなのでお笑いものかと思いましたが、次第にシリアスな内容に。題名からするとアクションものに思えますが、話の芯には「人情噺」があり、主要人物の事情や背景が明らかになるにつれ、その比率も増えてきます。このお笑いからシリアスへの移行、そしてその両者を共通して支える、人としての情。そのからませ方がおみごとでした。メインの出演者はみな好演ですが、特に佐藤慶と桜町弘子は魅せましたし、大友柳太朗も格好良かったです。DVDが出ていないのがもったいないような、隠れた名編です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-11-11 19:59:36)
30.  十三人の刺客(1963) 《ネタバレ》 
私もセリフが聞こえにくいところが残念でした。まあ、十三人もいると最初から全員にスポットを当てるのは期待していませんが、それにしても本当にどうでもいいような刺客もいましたねぇ。ほとんど区別がつかないのは、どうかと思います。 物語としては、「戦がなくなった時代の侍」を登場させ、それによって逆に侍のあり方や武士道を描く部分もあったのかもしれませんが、印象が弱い。戦いは全般的にリアルですが、どうもダラダラと長く続いたという気がします。舞台となる宿場の地理が全くわからず、今映っている場面がどのあたりなのか見当がつかないというのも、見ていて面白味が少ない。結局、物語もアクションも中途半端でした。 いちばんの見どころは豪華俳優陣で、特に千恵蔵VS内田良平はよかったと思います。アラカンの助演ぶりもおみごとですが、月形龍之介がいいところを占めていたと思います。西村晃もインパクトがありました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-10 19:26:08)
31.  潮騒(1964) 《ネタバレ》 
これはもう、神島でロケをしたのが技ありで、おそらくはあそこでしか撮れないであろう雰囲気・空気感が映像からにじみ出ています。浜や漁に出かけるシーンでは、ドキュメンタリーのようなリアル感を漂わせていました。おそらく屋外の場面は全部ロケでしょう。室内はセットかもしれませんが、違和感は感じませんでした。 ストーリー的にはやや不満な部分もありますが(千代子の扱いなど)、清川虹子や菅井一郎など脇役陣の活躍で見られるものとなっていました。森永健次郎の演出も、派手さを抑えたところが文芸作品らしく、よかったと思います。ギターを使った音楽は微妙。タイトルバックなどはよかったのですが、あれで全編押すのは無理があったようです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-05-28 21:42:59)
32.  真剣勝負 《ネタバレ》 
内田吐夢監督、宮本武蔵五部作の番外編ということなのですが、見てはいけないものを見てしまった感じ。前半はまあ悪いとは思いませんが、梅軒一味が武蔵を襲うあたりから、グチャグチャになってしまいます。武蔵は乳飲み子を盾にとるし、梅軒夫婦はわめき散らすし、製作側には意味がありそうなストップモーションなど、見苦しいとさえ思えてきます。東映のシリーズでは沢庵和尚役の三國連太郎が梅軒を演じているので、違和感も大きい。どことなくアングラを思わせる作りで、そういうのが好きな人には貴重かもしれません。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-05-06 16:35:41)
33.  新吾十番勝負 完結篇 《ネタバレ》 
今回は、大きく3つの部分に分けられます。最初は絵師・尾形乾山をめぐる一連の騒動。正直、たかが襖絵であそこまでやるか、と思ってしまいます。このある種のバカバカしさが、当時の時代劇の面白さかもしれませんが……。そのあとの多加とのエピソードは、まずまず興味深い。 中盤は、ある藩で打ち首になりそうな男を助けたものの、藩の追っ手のため男とその娘が斬られてしまうという話。当初は若者らしくストレートな正義感に初々しさを感じていたものの、慣れてくるとむしろトラブルメーカーかと思えてきます。まさにそういったエピソードなのですが、そこから新吾に修行の道を進ませるのはいい展開です。新吾の人間的な成長は描かれていたと思います。ただ、修行をして剣が上達したということですが、具体的に描かれていないので、見ているこちらには実感がありません。 終盤は第三部に続いて柳生一門とのいさかい。吉宗の前で剣の各流派代表者が御前試合を行うことになります。これは吉宗と新吾を対面させる目的があるのですが、柳生流の代表として武田一真が出場することになります。最後は新吾との対決で、もちろん新吾が勝つわけですが、なにしろどこがどう強くなったのかわからないので、あまりカタルシスはありません。勝負もあっさりついてしまいますが、乱戦のチャンバラではなく一対一の対決では、けっこうこういうパターンが多いように思います。 シリーズは第二部を除いて松田定次が監督ですが、ワンパターンなところも目につきます。新吾の夢に武田一真が登場するときは、必ず大仰な音楽が大音響で鳴り響きますし、斬り合いの時に2人の顔を交互に映していく(しかも次第に近づく)というのも同じです。そんなこんなで、それほど高くも評価できませんでした。一応面白かったですが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-24 21:30:12)
34.  新吾十番勝負 第三部 《ネタバレ》 
第二部の最後で梅井多門先生が武田一真に破れ、大きな存在がなくなってしまったので心配していたのですが、やはり抜けた穴は大きい。今回は柳生一門につけ回されるのが話の骨子で、新吾にとってはいい迷惑なわけですが、こういう「流派のメンツ」という話はよく出てくるので、つまらないわけではありません。それよりも、最後にまみえるのかと思っていた武田一真とあっさり戦って負けたのが驚き。手傷を負っていたとはいえ、えらく簡単にやられたものです。チャンバラ映画としては大川橋蔵が大車輪の活躍をしていますが、お話としてはいまいち印象が薄いです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-04-23 20:50:18)
35.  新吾十番勝負 第二部 《ネタバレ》 
これも総集版で見ましたが、たぶん第一部よりも多くカットされているように思います。KINENOTE のあらすじも参考にしているのですが、日本駄右衛門関係のエピソードはまるまるカットされているようです(だから総集版に山村聡は登場しない)。そのあとは佐吉一家との関係も中途半端なままになり、結局淀屋関係で大坂に行ったところが1番の見どころでしょうか。しかし、大坂城代が悪徳商人と結託していて、大阪城内で大立ち回りを演ずるというのは、あまりといえばあまりという気がします。まあ昔のチャンバラ映画ですから、そのあたりは難しく考えられていなかったのでしょうが。 アクション以外では、新吾が母親であるお鯉の方の行列と行き交うところが最大の見せ場でしょう。本作では親子の情愛が大きなポイントになっていますが、全編を通じてもここが一番いいところだったように思います。しかし全体としては話に無理やり感が目立つので、第一部よりはやや落ちると思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-04-21 21:07:48)
36.  新吾十番勝負 《ネタバレ》 
このシリーズは4部作ですが、今回見たのは第一部と第二部の総集版。以前発売されたビデオもこの総集版のみのようで、昔のことですからオリジナルを切ってしまった可能性もあります。が、とりあえず、総集版で見た部分の感想を記しておきます。  第一部は新吾誕生をめぐる部分からじっくり描いており、原作者川口松太郎自身が脚本を書いているだけあって、テンポよく進みます。まあ、親の敵と結ばれてしまうのもどうかと思いますが……。こうしたやや強引な展開も見られますが、全般的になかなか面白い。主人公の新吾が若者らしくまっすぐな性格で、思い切りがいいところが魅力となっています。一方の悪役はいかにも悪役らしく、娯楽時代劇の定番らしい物語でした。 出演者はなかなか豪華で、特に山形勲と、対立する月形龍之介はともに存在感があります。それ以外でも、特に悪役が濃いあたりが印象に残っています。 全体としては、気楽に楽しめる娯楽時代劇というところです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-04-21 20:52:42)
37.  JAWS/ジョーズ
サスペンス/アクション映画として、なかなかのできでした。市長やクイントの人物造形がありきたりだったりしますが、そのあたりに凝らずストーリー展開と演出でうまく見せていました。市長の対応など、金もうけ主義への批判にも使えますが、そういうところを無視して娯楽に徹したのが成功していると思います。スピルバーグに深みのある人物描写を期待しても、無理というものでしょうし。原作での鮫は普通の生き物として扱われているようですが、それを怪物的な存在に変更したところもうまい。 それにしても、あの鮫は作り物のはずですが、「動物」でいいんでしょうか(笑)
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-03-24 22:05:57)
38.  女王陛下の007 《ネタバレ》 
ボンド役が変更ということで、最初はMらレギュラーだけが登場。その後ボンドが車を走らせるシーンになるわけですが、顔はほとんど映さない。それからのアクションを経て、トレイシーを助けて名乗るところで、初めてレーゼンビーが登場。こうした悪い意味での「もったいぶり」があふれていて、どうも好きになれません。アクション場面は細かいカットをつないでていて、スピード感を出すためでしょうが、めまぐるしくて好みではありません。そればかりが続いて飽きてきますし。ということで、演出は失敗の部類でしょう。 ストーリー的にはまあ面白いのですが、極論を言えば、これは007でなくてもいいんじゃないかと思えてきます。いや、亜流の作品が出てきたので、むしろこれで差別化を図ったのかもしれませんが、やはり普通すぎるのではないかと。行くところまで行ってしまった『二度死ぬ』への反動とはいえ、ちょっと方向性が違うなぁと思います。ヒロインに助けられるボンドというのも、どうでしょう。そういうとことであまり高く評価はできません。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-01 20:25:31)
39.  幸福のスイッチ 《ネタバレ》 
どことなくNHKの朝ドラを彷彿とさせるような話でした。田舎を舞台にした、ゆる~いホームドラマ。田舎だからか電気店のお客さんはお年寄りかおじさん・おばさんばっかり。いかにも手がかかりそうなお客さんに、ちゃんと手をかけているお父さんは好感が持てます。基本的に、主人公の怜が仕事をする・働くということを身をもって知るという流れなので(そこはすごく成功している)、やはり浮気騒動がうまく収まっていない感じ。とはいえ、娘のことを思いやるガンコ親父を好演したジュリーに拍手。やたらと機嫌の悪い樹里にも拍手(笑)。もっと活躍を見たい女優さんなのですが、いろいろと難しいのか……? 全体的に小道具の使い方がうまい。いろいろと出てくるのですが、多すぎて嫌味になるところまでは行っていないのも、なかなかのもの。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-12-19 22:18:32)
40.  七変化狸御殿 《ネタバレ》 
狸御殿といえば本来大映のシリーズでして、それが松竹で製作されたいきさつは知りませんが、おそらく「美空ひばりが主役なら、名前を使われてもしかたがない」というのはあったと思います。このあと東宝で製作された『大当り狸御殿』も、美空ひばりが出ていますし。 七変化とはどういうことだろうと思ったら、美空ひばりのコスプレだったのですね。桃太郎とかちょっとしか出てこない衣装もありましたが、一応変化は楽しめました。しかし衣装といえば、むしろ森の精役の高田浩吉がすごい。日本の森だから和風かと思いきや、「あんたはアラーの使者かい!」と言いたくなるようなお姿。得物も大刀ではなくレイピア風で、フェンシングよろしく突いて戦っていました。相当場違いで、あれもやっぱりギャグなんでしょうか。 それ以外では堺駿二が面白い。ひばりとのコンビもいいですが、長崎での伴淳三郎とのやりとりは爆笑もの。これだけでも見たかいはありました。ほかにコウモリ団ボスの有島一郎(なぜか少々オネェ言葉)など、脇役が光っています。メインのお話は他愛ないのですが、例の長崎のエピソードとか、ジャズ狸のドラムとか、石松の幽霊と清水次郎長が出てきたりなど、脱線気味の脇筋がかなり楽しめます。正月映画として封切られたようで、サービス満点ぶりはそのためでもあるのでしょう。この点は大いに満喫できました。ただ、モノクロ作品だったのが残念でした。こういう映画は、やはりカラーで見たいです。 今回の放送で気になったのは、一部のセリフが消されていたこと。他の方のレビューから察するに、「放射能」という言葉のようです。原発事故に配慮したものでしょうか。たしかに放射能の雨でコロッと死んでしまうというのは、物騒な話です。しかも笑いのネタに使われていますから、不謹慎ということなのでしょう。消音は残念なことですが。
[地上波(邦画)] 7点(2013-09-10 22:15:09)
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