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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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41.  ジャンヌ・ダルク(1999) 《ネタバレ》 
ま~、面白いかと言われれば、たいして面白くないわけですが。ジャンヌ・ダルクの話となると、どうしても宗教臭くなってしまいますし。しかし本作では、ジャンヌの神がかりを「まがい物」として描いているところが興味深いです。自分が信じているから信じられるんだ、みたいな。それが行き過ぎると狂信的になってしまうわけですが、ここでのジャンヌはそこまで行っていないのが中途半端というか、ある意味歯がゆい。もしかしたら、狂信的になってしまったほうが、面白い映画になったかもしれません。  それとこの映画、製作されたのが1999年だというのが興味深い。ジャンヌの神がかりによって兵士たちが鼓舞され、イギリス軍を破ってしまった。神を大義名分にすれば大衆は扇動されるということを、ものの見事に描いています。この映画の数年後から、神の名においての破壊行為が頻発するのですが、これは偶然なんでしょうか。テロリストの指導者たちは、しっかりこの映画を見ていたりして。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-20 21:45:54)
42.  シェーン 《ネタバレ》 
改めてみて見ると、敵であるライカーが話し合いで解決したがったりと、典型的な悪人には描かれていないところが印象的でした。「銃なんて時代遅れ」と言いつつ、結局はその銃でしか解決できないあたりに、現実の難しさを感じます。そういう点ではアクション的ではなく、あくまでドラマ中心の作りになっており、なかなか見ごたえがありました。「子供の視点から描いたヒーロー」みたいなことが言われるようですが、むしろ大人側の物語が印象に残っています。  今回デジタル・リマスター版で見たのですが、夜のシーンが暗くて、本当に何をやっているのかさっぱりわかりません。これでは見ていてストレスがたまるだけです。ここがダメだったので-1点しておきます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-01-26 10:44:09)
43.  ジャズ大名 《ネタバレ》 
天下国家やお家の一大事をよそにジャズに興じるというあたり、原作者や監督の反骨精神を感じさせて楽しい。城が近道になっていてみんなが通っていくという設定もいいです。妹姫役の岡本真実さん(監督の娘さんらしい)が、なかなか利発で存在感がありました。ただし個人的にジャズは好みではないので、後半のセッションはちょっと飽きてしまいました。間にはさまれる上の騒動は、じゅうぶん面白かったですが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-08 09:52:29)
44.  新選組(1958) 《ネタバレ》 
一応近藤勇が主人公ですが、鞍馬天狗や月形半平太、会津の小鉄も登場して、なんでもありという感じ。しかも近藤が公武合体派で、「武力に訴えてばかりでは不毛だから、話し合うべき」とか言うのを聞くと、戦後の思想というものが反映されているようで興味深いです。ただしその近藤も、京の町に火をつけるとかいうテロ行為が計画されていると知ると、池田屋に討ち入ったりするわけですが。このあたり、どこかの国と似ていますね。  話としては、近藤と新選組を抜けて反乱の首謀者となる関兵庫の関係が主軸のようですが、有名人をそれなりの人が演じており、見せ場を作らなければいけないためかちょっと散漫に思いました。近藤と月形半平太との関係なども面白く、あくまでフィクションだと割り切ればそれなりに楽しめそうです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-01-18 18:29:41)
45.  ショウほど素敵な商売はない
ミュージカルというかショー映画で、そのあたりはたっぷり堪能させてもらいました。特に前半の「アレクサンダーズ・ラグタイム・バンド」は圧巻。これがラストに効いてくるのもよかったし、締めの主題歌につなぐところもいいです。問題はお話がありきたりすぎること。あまりにも魅力に乏しすぎる。キャスト・演出はとてもよかっただけに残念です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-12-31 17:33:21)
46.  社長えんま帖 《ネタバレ》 
シリーズでは終わりから4作目ですが、このシリーズはだいたい2作で前後編になっているので、実質最後から2番目ということになるのでしょう。私はほとんど見ていないので比較はできませんが、他愛のないコメディでそこそこ楽しめました。「あ~面白かった」で終わってすぐ忘れてしまうような映画、まさにプログラム・ピクチャーの鑑のと言えましょう。そんな中でも「ヘンな外国人」を演じた藤岡琢也はちょっとうるさすぎ、小沢昭一と一緒にドタバタどころかバタバタしたところがあって、あまりよろしくありませんでした。女優陣は内藤洋子と沢井桂子がとてもかわいく、特に沢井桂子は出番が少なくてとても残念です。ちなみに関西弁がうまいと思ったら、この方大阪出身ということで合点がいきました。舞台の会社は「マルボウ化粧品」で、カネボウのもじりなんでしょうが今だとちょっとまずいかもしれません。デパートではマルボウの隣にカネボウのブースがあったりして、タイアップなんでしょうがなかなか洒落ています。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-01-24 14:36:33)
47.  自転車泥棒 《ネタバレ》 
高校生か大学生の時劇場まで見に行って「つまんない映画だな」と思った記憶があります。今回約30年ぶりに見返しての感想は「やっぱり面白くない映画だ」  私が生まれたのはちょうど高度成長時代が頂点にさしかかった頃で、物があふれている時代。ちかごろでは「断捨離」だの「ミニマリスト」だの、物を持たないことが一種のステイタスになっているようですが、モノがいっぱいあることには変わりありません。そんな時代に、自転車一台盗まれて生活に困り、明日をも知れない人間の気持ちがわかるか? わかるわけないです。私もどちらかというと貧乏人ですが、そこまで切羽詰まってはいません。戦争後のイタリアよりは、今の日本の方が求人も多いでしょう。それにこの父親、必死なんでしょうがやってることがメチャクチャ。教会で騒ぎを起こしたりして、そこまでやる必要があるのかと思えてくるし、勝手すぎて同情する気にもなりません。最後には他人の自転車を盗もうとするわけで、結局「そういう人」だったのかと、そういう意味では納得できますが。  結局は、関係のない高みから、まったくの人ごととして、(無意識の優越感を伴って)「ああかわいそうだね~」と同情している人が多いのではないかと思ってしまいます。  街のあちこちにまだ空き地があって、戦争後間もないことを感じさせます。その一方で電車は走っているし車や自転車も少なくはないし、復興しつつある状態も感じさせます。そういった時代の空気はよく感じられました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-30 20:38:48)
48.  シンドバッド黄金の航海 《ネタバレ》 
『7回目の航海』に比べると、少々劣る。理由を考えたのですが、まず、出てくるクリーチャーのほとんどが、クーラが作り出したものということ。前作では生物的な動きが面白かったのですが、今回はそういう点はあまり楽しめません。クライマックスでのグリフィンも唐突に現れて、話を盛り上げるためなんでしょうがちょっとご都合主義という感じ。ただ、一つ目ケンタウロスやグリフィンが登場する前に、足音を響かせる演出はよかった。あと、善悪それぞれが別行動をとるということで、話がやや単純化されたように思います。魔術師にも手下を登場させたりして工夫しているとは思いますが。ただ、ヒロインがキャロライン・マンローだったことは、前作よりもかなりレベルアップしています。今回は小さくならないし。音楽もミクロス・ローザなんですが、ちょっと格好良すぎるかなぁ、という気もします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-10 11:03:23)
49.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 
ジョセフィーヌが逃げ込んだあたりで「原作者は女性じゃないの?」と思ったのですが、案の定でした。いかにも女性原作という感じの甘いご都合主義。冒頭「むかしむかし」で始まり、北風と共にやって来るなど(メリー・ポピンズかいな)、メルヘン調の要素があるのですが、どうもそれをある種の「逃げ」に使っている感じ。メルヘン調だからご都合主義が許されるというわけでもないでしょう。旧弊で閉鎖的な村を変えていくというのは必ずしも悪くないですし(ただし、全面的に肯定するわけでもありません)、特に最後の神父様のお説教は普遍性があり、大変よいと感じました。しかし、その芯を包むパーツが好ましくない。嫌な亭主は出て行き、ラスボスである伯爵は改心し、すばらしい恋人にも巡り会い、何よりも放浪の宿命から解放される。特にこの最後のところが、最高に(最低に?)がっかりです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-09 22:03:21)
50.  十三人の刺客(1963) 《ネタバレ》 
私もセリフが聞こえにくいところが残念でした。まあ、十三人もいると最初から全員にスポットを当てるのは期待していませんが、それにしても本当にどうでもいいような刺客もいましたねぇ。ほとんど区別がつかないのは、どうかと思います。 物語としては、「戦がなくなった時代の侍」を登場させ、それによって逆に侍のあり方や武士道を描く部分もあったのかもしれませんが、印象が弱い。戦いは全般的にリアルですが、どうもダラダラと長く続いたという気がします。舞台となる宿場の地理が全くわからず、今映っている場面がどのあたりなのか見当がつかないというのも、見ていて面白味が少ない。結局、物語もアクションも中途半端でした。 いちばんの見どころは豪華俳優陣で、特に千恵蔵VS内田良平はよかったと思います。アラカンの助演ぶりもおみごとですが、月形龍之介がいいところを占めていたと思います。西村晃もインパクトがありました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-10 19:26:08)
51.  新吾十番勝負 完結篇 《ネタバレ》 
今回は、大きく3つの部分に分けられます。最初は絵師・尾形乾山をめぐる一連の騒動。正直、たかが襖絵であそこまでやるか、と思ってしまいます。このある種のバカバカしさが、当時の時代劇の面白さかもしれませんが……。そのあとの多加とのエピソードは、まずまず興味深い。 中盤は、ある藩で打ち首になりそうな男を助けたものの、藩の追っ手のため男とその娘が斬られてしまうという話。当初は若者らしくストレートな正義感に初々しさを感じていたものの、慣れてくるとむしろトラブルメーカーかと思えてきます。まさにそういったエピソードなのですが、そこから新吾に修行の道を進ませるのはいい展開です。新吾の人間的な成長は描かれていたと思います。ただ、修行をして剣が上達したということですが、具体的に描かれていないので、見ているこちらには実感がありません。 終盤は第三部に続いて柳生一門とのいさかい。吉宗の前で剣の各流派代表者が御前試合を行うことになります。これは吉宗と新吾を対面させる目的があるのですが、柳生流の代表として武田一真が出場することになります。最後は新吾との対決で、もちろん新吾が勝つわけですが、なにしろどこがどう強くなったのかわからないので、あまりカタルシスはありません。勝負もあっさりついてしまいますが、乱戦のチャンバラではなく一対一の対決では、けっこうこういうパターンが多いように思います。 シリーズは第二部を除いて松田定次が監督ですが、ワンパターンなところも目につきます。新吾の夢に武田一真が登場するときは、必ず大仰な音楽が大音響で鳴り響きますし、斬り合いの時に2人の顔を交互に映していく(しかも次第に近づく)というのも同じです。そんなこんなで、それほど高くも評価できませんでした。一応面白かったですが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-24 21:30:12)
52.  新吾十番勝負 第三部 《ネタバレ》 
第二部の最後で梅井多門先生が武田一真に破れ、大きな存在がなくなってしまったので心配していたのですが、やはり抜けた穴は大きい。今回は柳生一門につけ回されるのが話の骨子で、新吾にとってはいい迷惑なわけですが、こういう「流派のメンツ」という話はよく出てくるので、つまらないわけではありません。それよりも、最後にまみえるのかと思っていた武田一真とあっさり戦って負けたのが驚き。手傷を負っていたとはいえ、えらく簡単にやられたものです。チャンバラ映画としては大川橋蔵が大車輪の活躍をしていますが、お話としてはいまいち印象が薄いです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-04-23 20:50:18)
53.  新吾十番勝負 第二部 《ネタバレ》 
これも総集版で見ましたが、たぶん第一部よりも多くカットされているように思います。KINENOTE のあらすじも参考にしているのですが、日本駄右衛門関係のエピソードはまるまるカットされているようです(だから総集版に山村聡は登場しない)。そのあとは佐吉一家との関係も中途半端なままになり、結局淀屋関係で大坂に行ったところが1番の見どころでしょうか。しかし、大坂城代が悪徳商人と結託していて、大阪城内で大立ち回りを演ずるというのは、あまりといえばあまりという気がします。まあ昔のチャンバラ映画ですから、そのあたりは難しく考えられていなかったのでしょうが。 アクション以外では、新吾が母親であるお鯉の方の行列と行き交うところが最大の見せ場でしょう。本作では親子の情愛が大きなポイントになっていますが、全編を通じてもここが一番いいところだったように思います。しかし全体としては話に無理やり感が目立つので、第一部よりはやや落ちると思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-04-21 21:07:48)
54.  女王陛下の007 《ネタバレ》 
ボンド役が変更ということで、最初はMらレギュラーだけが登場。その後ボンドが車を走らせるシーンになるわけですが、顔はほとんど映さない。それからのアクションを経て、トレイシーを助けて名乗るところで、初めてレーゼンビーが登場。こうした悪い意味での「もったいぶり」があふれていて、どうも好きになれません。アクション場面は細かいカットをつないでていて、スピード感を出すためでしょうが、めまぐるしくて好みではありません。そればかりが続いて飽きてきますし。ということで、演出は失敗の部類でしょう。 ストーリー的にはまあ面白いのですが、極論を言えば、これは007でなくてもいいんじゃないかと思えてきます。いや、亜流の作品が出てきたので、むしろこれで差別化を図ったのかもしれませんが、やはり普通すぎるのではないかと。行くところまで行ってしまった『二度死ぬ』への反動とはいえ、ちょっと方向性が違うなぁと思います。ヒロインに助けられるボンドというのも、どうでしょう。そういうとことであまり高く評価はできません。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-01 20:25:31)
55.  集金旅行 《ネタバレ》 
『神様のくれた赤ん坊』の元ネタということで見てみました。大家の借金と慰謝料集金の旅。でも2人とも人がよすぎて取り立ては甘いですね。子供を母親に届けるあたりまでは、普通の人情喜劇。が、それからが真骨頂(?)でしょうか。予定調和をスカしまくった結末には、笑うしかりません。とはいえ、映画的に面白いかと言われれば、微妙ですが。それにしても、原作もこうなっているんでしょうか。 本作で一番の見どころは、結末の前、阿波踊りを踊りまくる岡田茉莉子。これしかない! とにかくその可愛いことといったら、もはや言葉にならないくらい。こればっかりは見てみないとわからないでしょう。この映画は「踊る茉莉子」を見ただけでも、もうけものって感じです。一見の価値はあります。いや必見の価値か。とにかく、茉莉子が踊ったおかげで、それ以前のありがち人情喜劇が吹っ飛んでしまったくらい。破壊力抜群でした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-09-01 22:48:53)
56.  シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 
かつては日本や中国でも歌を作る能力が重要視されていましたし、たしかにそうした才能があるということはすばらしいと思いますが、しかしそれだけか? という気持ちになってしまいます。美文をつづっても、うわべたけの美辞麗句に流れることもあるでしょう。いや、その美文に人間性が表れているのかもしれませんが、この映画を見た限りでは、どうもそのようには思えてきません。ロクサーヌも、そういったところをくみ取れるような女性であるとは思えませんでした。シラノとクリスチャンが彼女に振り回されて、哀れに思えてきました。そうした「悲喜劇」としてはよくできていたとは思いますが、それ以上に惹かれるところはありません。やはり、ロクサーヌにあまり魅力を感じられませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-02 20:24:38)
57.  死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 
若いカップルの行動あたりが「ヌーベルバーグ」らしいところでしょうか。『勝手にしやがれ』と似たようなパターンですし。映像的にも音楽面でも、それなりにいいのですが、やはり当時は斬新だったのだろうぐらいにしか思えません。ミステリーとしては、「ある事件の容疑が晴れたら、別の事件の犯人と特定される」というアイデアはいいのですが、そこへ持っていくのに無理をしすぎ。もはや力業を通り越してムチャクチャ。ではラスト・シーンに象徴されるような「男女の機微」を描いた作かというと、それも物足りない。どちらにしろ中途半端なんですね。まあ「ヌーベルバーグ」だから、話なんかどうでもいいのかもしれませんが。おそらく、どうでもいいから後世まで語り継がれる映画になったのでしょうね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-09 11:07:35)
58.  ジャイアンツ 《ネタバレ》 
大作なんですが、お話が平板であまり面白くない。牧畜業から石油成金へとか、女性の政治参加とか、親の思い通りにならない子供とか、メキシコ人(というか有色人種?)への差別とか、いろいろありましたがどれも中途半端に思えます。それらを包括する「テキサス魂」というものがテーマなのかもしれませんが、どうもピンと来ませんしよくわかりません。わかったとしても、魅力を感じず共感もしないでしょう。結局、金持ちになっても孤独であったジェットの心情が、一番わかりやすく共感を呼びそうです。もっとも私は、ジェット・リンクという人物が最後まで好きになれなかったので、そういう点でもハズレでした。親と子の相克は見られましたが、あとはどうでもよかったかな。あと、主役の3人以外が没個性的で、あまり区別がつかないのもマイナス。子どもたちが、鳥が料理されちゃって大泣きする場面が一番よかった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-04 17:46:14)
59.  釈迦 《ネタバレ》 
一応史劇になるのでしょうが、『ベン・ハー』や『十戒』のようなものを思い浮かべたら、失望します。あまりスペクタクルではありません。最後にスペクタクルなところはありますが、あまりにも短い。それよりもドラマ重視に作られています。  また、題名が『釈迦』なのでお釈迦様が話の中心だと思ったら、それも違う。お釈迦様が主人公なのは、悟りを開く序盤まで。悟りを開いて仏陀となってからは、影だけ映すか、ロングではっきりとはわからない姿で撮るか。とりあえず本郷功次郎さんは「シッダ太子」時代しかまともに演じていません(それ以降は声のみ)。ではその後はどうなるのかというと、仏教説話的なエピソードが続いて、仏を信じることのすばらしさを説いています。これはこれで楽しめます。日本の古典に登場する説話と同じように捉えればいいでしょう。仏陀も要所要所で活躍します。『釈迦』という題名からすると、ちょっと違うかも、と思いますが。  序盤は相当説明的なセリフが多く、出演者のお芝居は大げさで舞台的。あまり映画向きではありません。しかし考えてみると、登場人物は全員日本人ではありません。それを日本人が演じるのですから、あまりリアルな芝居をするとかえって不自然になるかもしれません。舞台で外国産の演劇を見るのと同じように考えれば、大仰な芝居も納得できます。  特撮も要所要所で使われていますが、クライマックスの天変地異よりは、太子誕生の時庭で次々に花が開くところや、最後の仏陀入滅の場面など、美しいシーンで使われていたのが印象的でした。派手さはないものの、作品を盛り上げる効果は大きかったと思います。この作品全体として、地味ながらていねいに作られていたと思います。なにより、これだけのオールスター・キャストを拝めるのは、嬉しくなってしまいます。
[地上波(邦画)] 6点(2012-12-11 20:27:48)
60.  時代屋の女房 《ネタバレ》 
大人のためのファンタジーといった風情。主要人物はちゃんと生活しているのですが、どこか浮世離れしています。ただし色恋となると話は別で、みんな生き生きしてきちゃいます。なーんか困った人たちだなぁ(笑) 例外が2人いて、平田満の鈴木さん。ほかの人たちはみんな自営業なのに、この人だけ教師という月給取りであることでも、違いはわかります。もう1人はもちろん真弓さん。こちらは浮世から離れすぎて、ほかの人たちもついて行けない様子。まったく正体不明でこの世の人とも思われない。だから二役をさせたのは間違いでしょう。印象的だったのは、今井さんが駆け落ち相手に会おうと出かけるエピソード。結果はさもありなんということなんですけど、こういうところは妙に現実的。やっぱり、色恋には一生懸命なようです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-10-30 19:57:46)
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