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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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101.  シティ・スリッカーズ
40歳前後。仕事にも人生にもちょっと疲れがたまってきた冴えないシティ・スリッカー(都会のヘナチョコ)のオッサン3人組が人生リセットの牛追い体験ツアーの旅に出て、バカやったりしながらも元気を取り戻していくというとても単純なお話。  3人組と共にツアーに参加する顔ぶれもいいし、彼らがバカをやる度に大いに笑った。こういう映画は出てくる連中がみんないい奴らで話が単純なほどいいんじゃないかなと思います。  年はとったけど馬にまたがるカウボーイのジャック・パランスがカッコいいんですよ。彼らに多くの影響を与えていく台詞の一つ一つもとても良かったです。それだけに、いなくなるタイミングがちょっと早すぎたのが残念。  今、本作のシティスリッカー3人組と同世代になって見直したら、彼らの弾ける様な笑顔にも辛い思いをぶつける姿にもしんみりと人生を語り合う姿にも、全てに思いっきり感情移入してしまいました。音楽も素晴らしく、途中で挿入される歌の歌詞もとても良かったです。「どんな夢でも叶えられるよ。心さえ若ければ。さあ、105歳まで生きのびて、この世に生きる喜びを知ろう!」とこんな感じだったかな。出来る事なら今、彼らと一緒にこの牛追いツアーに参加したい!と感じながら見ていた僕もちょっと疲れがたまっているのかな・・・。
[DVD(字幕)] 9点(2011-02-04 23:29:57)
102.  しあわせの雨傘 《ネタバレ》 
昨年暮れからカトリーヌ・ドヌーヴ主演作の公開が続き、さらに本作はジェラール・ドパルデューとの共演!というのも嬉しい限りです。  専業主婦だった社長夫人の女性が社会進出を果たしていくというストーリーですが、途中は人間関係がドロドロしながらもトントン拍子で工場の経営が軌道に乗り、トントン拍子で政界進出を果たす。 人間関係は色々ありますが工場経営や政界進出の過程があまりにもサクサクと進みラストまでトントン拍子過ぎ!な作品でもありました。  「8人の女たち」に続きオゾン監督とドヌーヴが組んだ作品であり、ドヌーヴに傘に所々で見せる色の配置の中には「シェルブールの雨傘」を連想させてくれます。この2作のようにミュージカルではないもののドヌーヴとドパルデューがダンスするシーンが良かったし、音楽の使い方もとても巧い作品でした。  しかし本作で一番気になったのは久々に見たドパルデュー。ちょっとはダイエットしなきゃダメですよ!ドパルデューさん!お腹やお顔と一緒に自慢の?お鼻まで大きくなってないですか!?
[映画館(字幕)] 6点(2011-01-25 21:43:13)
103.  人生万歳! 《ネタバレ》 
見てよかった、と納得のウディ・アレンらしい映画でした。自らが演じアレン映画に何度も登場した○○恐怖症の男といった役どころ。本作の主人公の男も人間嫌いの暗闇恐怖症の頑固爺さんといったところか。  監督・脚本・主演の3役をこなすのがアレン流スタイルだったものの、近年はさすがに映画には出なくなってきましたが、本作はちょっと違うキャラクターになっていただろうけれど、アレン自らに演じてほしい役どころでした。  最初は一人暮らしのこの男のアパートに宿無し文無し娘が転がり込んできて、この2人のロマンスかと思って見始めましたが、中盤以降は老若男女、様々な人物が二人の前に現れる。そこに無駄な登場人物は全く無く、気が付けば現れた全ての人物が絶妙に絡み合って様々な愛のカタチを織り成す群像劇へと話が発展していく、その語り口が見事な一編でした。  主人公の男が見ている僕達の方に向かって何度もスクリーンを通して語りかけてきますが、このアレン流人生に対する前向きなメッセージも実に気分良く楽しむことが出来る作品でした。
[映画館(字幕)] 8点(2011-01-07 21:12:22)
104.  小聯隊長(小連隊長)
カラーライズ・バージョンで鑑賞。アメリカの象徴とまで言われた不世出の天才子役、テンプルちゃんの魅力あふれるとても陽気な西部開拓の時代の南部の地を舞台にしたホームドラマです。  よってテンプルちゃん演じる小さな大佐の白人一家と、多くの黒人が登場しますが全て白人の家の使用人となっており、役割分担に明確な区別がありますが、皆がとても元気で陽気。そんな全ての大人達がテンプルちゃんを見守る目はとても優しくあたたかい。そして本作を見る大人も彼らと同じ目で終始ニコニコして作品を見ることになります。  本作のもう1つの見所はタップの神様ことビル・ロビンソン。屋敷の階段を使っての素晴らしいタップをたっぷりと見せてくれます。勿論終盤にはテンプルちゃんとのタップの競演の場面もしっかりと用意されています。  ストーリーの方も一家の危機にものんびりと安心してテンプルちゃんの活躍を見ていればいいし、ラストは絵に描いたハッピーエンドですが、本作はそれで良し。80分程度の短い尺の中に見所が一杯詰まった愛すべき作品です。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-07 00:10:11)
105.  ショウタイム
エディ・マーフィーはこんなものとしてもデ・ニーロの映画としては上手くいっていない作品。その作品の中でこの役はデ・ニーロでなければならない、というもの見せてくれる人なんですが、本作に関してはそんな名優デ・ニーロらしさというものが感じられず。何かデ・ニーロが乗り切れていないのが気になりました。特筆すべき心に残るものも無く、そんなデ・ニーロに見ている僕の方まで乗り切れないまま終わってしまったような作品でした。 
[地上波(吹替)] 3点(2011-01-03 01:13:42)
106.  シチリア!シチリア! 《ネタバレ》 
トルナトーレ監督が久しぶりに故郷シチリアに帰ってきた。勿論盟友エンニオ・モリコーネも一緒だ。本作でも凄い音楽で作品を盛り上げます。本作もトルナトーレの代表作と同様に彼の故郷シチリアを愛する思いを非常に強く感じる作品でした。  主人公の男がいて、彼の少年時代である戦争中から戦後、そして初老に差し掛かるまでを一気に見せる叙事詩であり、この男が話の軸になっています。  しかし貧しくとも明るく生きる名も無き庶民が暮らす小さな町ヴァーリアそのものが主人公であるかのようなドラマとして楽しんだ。町を駆け抜ける少年が空に舞い上がり作品の舞台となる町全体を見せるダイナミックな冒頭に続き、戦争中のファシストの支配にも負けず明るく生きる戦争中のヴァーリアの人間模様も、戦後のマフィアや政治と人々との関わりもユーモアもたっぷり交え描かれます。  そんなヴァーリアの町を捉える素晴らしいカメラワークにモリコーネの音楽にトルナトーレの故郷への思いが一体になり見せる町のどのシーンもとても美しく迫力がある作品でした。
[映画館(字幕)] 8点(2010-12-22 22:06:36)(良:2票)
107.  シーラ号の謎
かなり限られた登場人物の中での謎解きミステリーでしたが、まさかまさかの真相と犯人でした。映画の中で繰り広げられるゲームをリードしていくジェームズ・コバーンが中心になって話が進み、この先彼は何を仕掛けていくんだろう?と思っていたので途中の展開にはビックリ。でも、このあたりから面白くなってきて、ラストの真相解明のタネ明かしもなかなかお見事でした。 
[DVD(字幕)] 6点(2010-11-19 23:08:06)
108.  ジャスティス(1979)
正義とは何か?パチーノは「有罪者を罰し無罪者を釈放すること」と言った。しかし実際に裁判はどうか。正義や真実の究明は置き去りにされ、時には権力を持つ者の圧力で裁判が左右される。時には検事に弁護士、裁判に関わるそれぞれの立場の者が勝つことのみを最優先する。ある弁護士は世間から見向きもされないような事件はいい加減に扱い、ある者は勝って名を上げることにしか興味が無い。そんな大切な事を忘れてしまった者たちの行動を描きながら、最後にパチーノが法に関わる者として「正義とは何か」を裁判の場で叩きつけてくれるというとても分かりやすくも熱い映画でした。パチーノの映画は今までに色々と観てきました。その中で彼の得意技である大熱演絶叫演説も数多く観てきましたが、本作がその初めての頃になるでしょうか。まだ演説がお馴染みの姿になる前で、涙をこぼしながら演説するまだ若さを感じさせるパチーノの姿が新鮮に感じられました。
[DVD(字幕)] 6点(2010-09-20 16:39:35)
109.  死刑執行人もまた死す
ナチスに利用されることを嫌ってアメリカに渡ったラング監督によるレジスタンス映画ですが、サスペンス映画としても今に見ても十分に楽しめる映画です。テンポよく展開が変わっていきながら常に緊張感を持続する構成が見事で脚本の素晴らしさが感じられます。光と影、明と暗、白と黒といったモノクロならではの効果が不安感や恐怖感をもたらす。ナチスの支配下のプラハで「死刑執行人」と市民に恐れられた総督を暗殺した犯人を探すゲシュタポ対地下組織、そしてプラハ市民。捜査のために報復のために罪の無い市民を処刑していくゲシュタポに対し地下組織も報復でそれに対抗する。本作でもラング監督の人間描写には独特の凄味があります。これは1943年の作品。まだ戦争も報復の連鎖も、プラハ市民の反ナチスの闘いもまだ終わっていない。だからこそ”not the end”で作品は締めくくられるところにラング監督の重い気持ちが感じられます。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-11 13:03:27)(良:1票)
110.  白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々
最初から最後まで観る者に目を離させない、全く途切れることのない緊張感。非常に重厚で丁寧に作られている映画でした。「白バラ」の活動を伝えるよりも、その中にいたゾフィー・ショルという一人の高潔な人間を伝えることに集中した映画ですが、ゾフィー役の女優さんの演技は本当に素晴らしかった。また、尋問を担当したモーアがゾフィーを見つめる様々な感情の入り混じった表情も印象に残る。特に2月20日の尋問の際に発する一つ一つの言葉には非常に重みがあり、演じる二人も見事な演技でした。事実に忠実に作られたというこの映画。実に立派な映画でした。
[DVD(字幕)] 9点(2010-09-09 23:23:53)
111.  シスタースマイル ドミニクの歌 《ネタバレ》 
ドミニ~ク、ニク、ニク♪・・・一度は耳にしたことがある方も多い歌ではないでしょうか。僕は全米№1ヒットとなった“シンギング・ナン”というアーティスト名でこの歌は聞いたことがありました。 明るくウキウキするようなメロディを歌う修道院のシスター。「天使にラブソングを」のような歌で人々を元気づけるシスターの物語をイメージしていたのですが・・・。バックコーラスのシスターの仲間と歌うシーンにはそんな雰囲気はあるものの、ひと時の成功と名声、そしてそこからの長い転落という波乱万丈の生涯を生きた一人の女性の悲しいお話でした。 自分のやりたいように生き続けた彼女には共感できない部分もあったが潔さが感じられる人でもありました。 その反面、彼女を利用し続け邪魔になれば葬り去ろうとする教会とは一体何だったのだろうか。恐らく今ではあり得ないマネジメント、印税は教会が吸い上げ、彼女には莫大な税金だけが課税され、彼女に教会が救いの手を差し伸べることは無かったという。彼女の人生は悲しい結末を迎えますが、ラストに全く悲壮感が無く、波乱万丈の彼女の生涯の中で最も安らかな心で過ごした時間であるように描かれていたのが救いでした。
[映画館(字幕)] 7点(2010-08-27 22:56:54)
112.  シモーヌ
例えば世の中に存在する様々な情報操作や仕掛け人に踊らされるマスコミや熱狂する大衆の滑稽で皮肉を込めた描き方や、そんなマスコミに追いかけられシモーヌの秘密保持のため誤魔化し逃げ回るいつもとは全く違うコミカル・パチーノの演技も楽しい映画でした。特にクルマの中で隠れながら電話するカッコ悪すぎるパチーノの姿には爆笑でした。いつものパチーノと違うギャップは確かに面白かったですが、個人的にはシモーヌの秘密保持のために誤魔化し続ける姿よりも、やはり白でも黒と大声で自信満々に言い張ってしまう、パチーノにはこんな男であってほしいと思うのです。
[DVD(字幕)] 6点(2010-08-21 18:03:12)
113.  ジョニーは戦場へ行った
二度と見る勇気が無いですが、ラストのジョニーの心の叫びと軍の幹部に対し怒りに満ちた表情で神父が放つ強烈な一言、そして「1914年以来戦死者8千万、戦傷者1億5千万、祖国に命を捧げることは美しく輝かしい」と淡々と数字を並べ数行の字幕で作品を締めくくるところに込められたダルトン・トランボの強烈な反戦のメッセージを忘れることは無いと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-11 11:40:25)
114.  知らなすぎた男
これは「知らなすぎた男」というよりは「気付かなすぎた男」ですね。アホ丸出しの男を演じるビル・マーレイのとぼけたいい味が出まくりです。ビル・マーレイさえいなければフツーのスパイ映画かな?しかしここに一人乱入して場を乱しまくるビルが素晴らしすぎます。全く気付かない間に陰謀に巻き込まれる、というか陰謀に乱入していくのですが、全く噛み合っていないようでそれなりに辻褄が合っていく様子がとにかく可笑しいし作品のテンポもいいしよく笑わせてもらったし、ホントにくだらないんですが愛すべきコメディでした。ビル・マーレイを主演に選んだことが本作の最大の勝因でしたね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-07 17:07:17)
115.  ジャスミンの花開く 《ネタバレ》 
中国の現代史と重ね合わせるようにある家族の3世代の女性の生き様を描いた物語を期待していたのですが、映像では挿入されていて説明はあるものの、それぞれの時代背景とストーリーがほとんど関係無しだったのが残念。その3世代の若い頃を演じたのがチャン・ツィイーなのですが、何か・・・3つの役の演技がどれも同じような感じですね。チャン・ツィイーを綺麗に見せるのだけが目的の映画ならそれでいいのでしょうが。その一方でジョアン・チェンはさすがに見応えのある演技でした。それにしてもジョアン・チェンをはじめチャン・ツィイー以外にも男優、女優ともに非常に豪華な顔ぶれが揃った映画でした。監督・脚本はチャン・イーモウ映画のカメラマンとしてお馴染みのホウ・ヨン。さすがに映像の美しさにはこだわりが感じられますが、基本的に登場人物に魅力が感じられず、同じような辛い話が続くので通して見るのがかなりしんどい映画でした。しかし母から子、孫、更に次の世代への希望を感じさせてくれる締めくくり方は良かったです。
[DVD(吹替)] 5点(2010-08-04 21:35:41)
116.  JUNO/ジュノ
ジュノと彼女を取り巻く両親に里親夫婦にボーイフレンドといった登場人物の設定がよく考えられていて、軽くサラリと描かれてはいますが、ジュノと彼女を取り巻くこれらの人々との触れ合いが短い尺の中にもしっかり描かれていてよく出来た人間ドラマでした。素朴でやさしさを感じさせてくれる音楽も作品によく合っていて良かったです。しかし、ジュノが悩み自問自答しながらも最終的に自分の子どもを里親に出すという選択をするのなら理解出来ますが、こういうテーマを取り上げたからにはもう少し新しい命を授かるということの重みについても描かれていて欲しかったと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2010-06-28 21:56:16)(良:1票)
117.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 
70年代初頭のトニー・オーランド&ドーンの「幸せの黄色いリボン」という全米№1の大ヒット曲(これがいい歌!)を聞いた山田監督が本作のアイデアを考え出されたそうですね。  この曲は刑期を終えた男が故郷で待つ女の元へ今でも自分を待っていてくれるなら目印に樫の木に黄色いリボンを結んでおいてほしいと手紙を出す。故郷に戻るバスの車中、目印の黄色いリボンを怖くて自分の目で確かめられずにいたら樫の木に数え切れないほどの黄色いリボンが結ばれており、バスの中が歓喜に包まれたというアメリカで語り継がれる実話に基いた3分ちょっとの歌。  これを山田監督は人生の行くあてをほんの少し見失いかけた若い男女を登場させ見事に日本流のストーリーを創り上げました。国民性や価値観は違っても人の心に響くモノは万国共通なんですね。台詞なんていらない、車中で見守る若い2人と同じ目線で再会する様子を遠くからそっとカメラが捉えるラストも何度観ても感動します。  ムサ苦しくて脚が短くてダサくてカッコ悪い青年を演じた武田鉄矢(武田さんゴメンなさい!)、これもアクが強い人物像を見事に演じた桃井かおりの二人。健さんの存在感に負けていない素晴らしい演技でした。
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-22 21:11:13)
118.  人生に乾杯! 《ネタバレ》 
ハンガリーという国の事情はほとんど知りませんが、ハンガリーの高齢者や年金の政策に対する批判精神を随所に見せながら、罪を重ねながらクルマで旅をする様はハンガリーの老夫婦版“ボニ―&クライド”のようでもあり(ただし銃は持っているけど人は殺さない)、ニューシネマへのオマージュも感じられる映画でした。  それだけに結末が何となく分かるだけに、ほのぼのとした痛快さがありながらもこの老夫婦の罪を重ねながらの逃避行が悲しく見えました。しかし、少し悲しくも心温まる夫婦愛の話でもありました。  これだけ罪を重ねているにも関わらず終盤までは大掛かりに捜査網が敷かれず、追う刑事はお約束なのですがドジだけど人間味がある。しかしこうした映画はきっとこれでいいのでしょう。最後は忘れかけていた冒頭の二人が出会った時の続きをほんの少しだけそっと見せてくれたのも良かったです。
[映画館(字幕)] 6点(2010-06-16 00:25:07)
119.  女囚さそり けもの部屋
前2作もツッコミ所だらけでしたが、このシリーズ3作目も冒頭の刑事の腕を引きちぎる所から凄すぎます。下水道の中を住処にし潜伏するさそり。そんなさそりをあぶり出す(焼き殺す?)ために下水道にガソリンを流し込み火の海にする。警察がそこまでやりますか!? それでもやはりさそりは不死身ですが、さすがに3作目になるとちょっと飽きてきました。
[DVD(邦画)] 4点(2010-04-25 00:35:07)
120.  人生は、奇跡の詩 《ネタバレ》 
まあ、ツッコミ所満載で無茶苦茶な映画なのかもしれないしロベルト・ベニーニ演じる男も無茶苦茶な男。前半のドタバタ・ラブコメも後半の戦争を背景に愛する人のために危険を顧みず奮闘する姿も、ベニーニと言えば誰もが思い浮かべる「ライフ・イズ・ビューティフル」と基本線は同じ。全編にわたりベニーニ芸が炸裂しまくりの映画で、それが苦手な方にはきつい映画かもしれませんが、映画で見せるこの無邪気さ、天真爛漫さがロベルト・ベニーニという人の魅力であり、本作の魅力でもあるのでしょう。オープニングから前半は本人自ら出演して歌うトム・ウェイツの歌が効いています。あの独特の歌声には人の心を和ませ癒してくれる温かさがありますね。そしてあのネックレスがそうなりますか!という優しいラストは好きです。そこに重なる作品を締めくくるトム・ウェイツの歌もやはり素晴らしいです。
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-09 23:23:16)
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