41. ストロンボリ/神の土地
《ネタバレ》 イタリアン・レアリスモの教祖的存在のロッセリーニが放った痛烈なる作品。 終り方が特に良い。 ストロンボリ島に渡った経緯、渡ってからの環境と心理的葛藤、そしてラストの神頼みな絶望的心境に至るまで、小気味いいまでのリアリティが貫かれている。 映画で描かれがちな嘘っぽい甘さなど、どこ吹く風。 世間の厳しさを決して大げさに表現することなく、リアルに描いている。 この辺りの演出力は、他の追随を許さない確固たるものを感じる。 さすがはロッセリーニといった演出だ。 バーグマンは、本作では(?)とても美しく、本作の後にロッセリーニと駆け落ちしたというのも納得の雰囲気。 他の作品ではそんなに魅力的に感じなかったバーグマンが、本作ではその魅力を十二分に発揮していた。 これはロッセリーニとバーグマンの相性を象徴しているかのようで、微笑ましい。 痛烈でいて、リアルなラストの描写は、「ハッピーエンド」とか「バッドエンド」とか「アっと言わせるだけのラスト」とかに勝手に縛られているハリウッド映画とは異なる、別格の余韻を残した。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-04 11:14:32) |
42. スピード(1980)
6、7分くらいのショート・アニメーション。 小さい頃、何気なくテレビとかで観ていたような気のする、線で描いた様なアニメ。 確か、そういう感じのCMもあった気がするが。 とにかく、何となく観ているうちに、そのまま終わってしまった感あり。 作品というより、何かの夢を観ている様だった。 [DVD(邦画)] 3点(2009-03-23 21:46:49) |
43. スター・ウォーズ
スターウォーズ6作品の中で唯一、公開中に映画館で観れなかった作品。 シリーズの中において、巷では評価が高いが、そういった経緯もあって、シリーズ最高傑作とは感じられなかった。 [地上波(字幕)] 7点(2008-09-15 00:57:58) |
44. 推手
こりゃダメだ。 ダメだこりゃ。 まったく肌に合わない。 なんか遊びがないし、真面目すぎる。 ハメを外したと監督が意図したであろうシーンでさえ、まったくハメが外れていない。 真面目すぎて面白味のない老人に、醜いばあさん、カタにはまった真面目亭主に、ヒステリックな妻。 登場人物が全て魅力なし。 最後は多少盛り上がるものの、肝心なところでリアリティが欠如しているのが致命的。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-09-08 21:32:25) |
45. ステキな彼女
ホウ・シャオシェン監督のデビュー作らしく、非常に素直で観やすい作品となっている。 後のホウ監督の作風とは全く違うので、「これが本当にホウ監督の作品なのか?!」と思ってしまった程だ。 ただし、あまり良いとは言えなかった。 とにかく古臭いし、野暮ったい。 特に音楽センスが抜群に悪い。 ヒロインの女性も可愛いとは言いがたい。 話も奇をてらったものが一切なく、面白味に欠ける。 しかし、全体的に爽やかな風が吹いており、不快感は全くない。 そこが唯一の救いか。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-01 19:20:00) |
46. スターリン主義の死
チェコの歴史的背景は知らないし、興味もない。 [DVD(字幕)] 1点(2008-01-13 09:40:32) |
47. スキン・ゲーム
“スキン・ゲーム”とは、「上っ面だけの話し合い」つまりは「騙しあい」みたいな意味です。 一方は会社の利益を上げる為、もう一方は知り合いの住まいを守る為、必死に「騙しあい」をします。 結局、どちらかが勝つわけですが、最高のオチは別にあります。 勝つ負けるに執着し過ぎた挙句、本来の目的とは別のところに向かってしまったというオチです。 これがなかなかうまく出来ていました。 ヒッチコックも、この頃になると、ますます巧くなってきますね。 この辺りから、後年の傑作へ向けてパワーアップしていったんだと思われます。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-26 17:15:25) |
48. スルー・ザ・ワイヤー
アキ・カウリスマキが好きな人なら、観ても損はないであろう。 私は特別好きでもないので、観流したという感じ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-11-06 16:40:20) |
49. 洲崎パラダイス 赤信号
映画館まで観に行った作品。 映画館で観てよかった。 “洲 パラダイス 崎”と架かったアーチが何とも印象的な作品だ。 あのアーチを観ただけで、心が躍ってしまった。 勝鬨橋や都電、そしてこのアーチなどが鮮烈に映像に焼きついており、それだけでも貴重極まりない本作。 本作『洲崎パラダイス 赤信号』は、成瀬巳喜男監督の代表作『浮雲』を思わせる“男女の一筋縄ではいかない後腐れな関係”を首尾よく描いている。 さすが川島雄三監督の代表作の一つと呼ばれるだけあって、独特の余韻を残す紛れもない傑作だった。 それにしても、蕎麦屋のお姉ちゃんを演じていた芦川いづみだが、めちゃくちゃキュートだった! 夫である藤竜也がニクイ!! 最初は7点をつけようと思ったが、あまりに脳裏に焼きつく映像の数々に、1点プラスの8点を献上したい。 [映画館(邦画)] 8点(2007-11-01 20:59:31)(良:2票) |
50. 素晴らしき放浪者
ミシェル・シモンはどの作品でも同じノリだなぁ・・・ [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-13 10:32:07) |
51. 砂の器
何故、一般的に本作の評価が高いのか最後までわからなかった。 野村芳太郎自体との相性も悪いかも。 [DVD(邦画)] 4点(2007-10-13 00:21:03) |
52. スモーク(1995)
いい話過ぎて、ひきました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-10 17:45:01) |
53. ストレンジャー・ザン・パラダイス
これより『ナイト・オン・ザ・プラネット』『ダウン・バイ・ロー』の方が上です! [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-10 17:44:10) |
54. スティング
アメリカ臭が強すぎて好きになれないが、話自体はそれなりに楽しめる。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-10 17:43:08) |
55. スタンド・バイ・ミー
まあ名作なんだろうけど、真面目すぎて高い点数をつける気がおきない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-10 17:42:23) |
56. 素晴らしき休日(2007)
《ネタバレ》 『キッズ・リターン』は最も好きな映画の一つなので、それが題材にされていた時点で、もう半泣き鳥肌モード。 モロ師岡が観客の役を演じているのだが、そこで映写される『キッズ・リターン』はビートたけしが映写をしている。 しかし、そこで映写される『キッズ・リターン』は、モロ師岡が出ている部分が欠落していたり、エンドロールでもモロ師岡の直前で切れるなど、イタズラ心満載なのだ。 この短篇の題材に、私の最も好きな武映画である『キッズ・リターン』を選んでくれたことに、ただただ感激! [映画館(邦画)] 7点(2007-10-08 14:09:39)(良:3票) |
57. スター・ウォーズ/帝国の逆襲<特別篇>
焼き直しで内容はオリジナルとさして変わらないが、あのオープニングと音楽を映画館で久しぶりに観れただけで感動した。 [映画館(字幕)] 8点(2007-09-16 00:05:32) |
58. スター・ウォーズ<特別篇>
焼き直しで内容はオリジナルとさして変わらないが、あのオープニングと音楽を映画館で久しぶりに観れただけで感動した。 [映画館(字幕)] 7点(2007-09-16 00:04:59) |
59. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
焼き直しで内容はオリジナルとさして変わらないが、あのオープニングと音楽を映画館で久しぶりに観れただけで感動した。 [映画館(字幕)] 8点(2007-09-16 00:04:30) |
60. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
大多数の意見とはおそらく正反対の感想となるかもしれないが、ヨーダがちょこまかと跳ね回る格闘シーンが一番つまらなかった。 ドゥークー伯爵はかなり好き。 [映画館(字幕)] 7点(2007-09-16 00:03:11) |