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フライ大尉さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 17

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1.  スネーク・アイズ(1998) 《ネタバレ》 
冒頭の「長回し」が見る前から騒がれていたが、言われなければ誰も気づかない。カメラマンは偉いが技術の一つに過ぎない。要は面白さに繋がるかが問題。カメラに映ってない間に横行する小悪党のビジネスは小気味いい感じ。ボクシングリングを中心にいろいろな思惑が交差するのはいいのだがいまいち薄い。犯人は途中で分かってしまうのでサスペンスは捨てたのら売りは何なのか、…はて?衣装が派手で登場人物が分かりやすかったのだがサントラと雰囲気がA級なだけに…。こういう展開だったらどうだろう。イヤホンの男は真犯人に殺される、この時ダン中佐とはまだ分からないようにする。それを偶然にも赤毛の女は目撃し次は自分かと逃げ出すが物音もしくは声をたててしまい真犯人に気づかれて追いかけられる。リックは白いドレスの女をカメラで確認し追いかける。白いドレスの女は逃げる途中で赤毛の女に出くわし、赤毛の女は白いドレスの女を射殺しようとするが、赤毛の女は後ろからダン中佐に射殺される。白いドレスの女はなおもダン中佐から逃げようとするが、リックに捕まる。リックに例の長い話を聞かされショックのリック。リックは彼女を倉庫に閉じ込め、ダン中佐に出くわす。ダン中佐は「赤毛の女を射殺したが白いドレスの女は逃げてしまった」とリックに言う。リックは念のために白いドレスの女を「俺もまだ探している」と嘘をつくが、監視ルームでビデオを確認しているところを勘のいいダン中佐に見つかる。これならいいんじゃねーか。だめ?
5点(2003-07-12 19:31:07)
2.  スリー・キングス 《ネタバレ》 
 今までにない斬新ブラックユーモアコメディとは言うものの、リアルな映像だけに悪趣味なシーンがどうも鼻について笑えない。ただしストーリーは確かによい。アメリカ戦争史に例のない楽勝な戦争だけに扱ってみる価値のあるテーマで、金塊にしか興味のない兵士という設定はいいアイデアと思う。だが、アメリカ政策を皮肉るとは聞こえはいいが「ジョージブッシュは君を求めている」と、都合の言い言葉で丸め込もうとするその姿は「親の価値観に縛られたくない」と言いながら親の金で旅行に行った兵士が親の威光を振りかざす兵士が言っても迫力もない。兵士の首が吹き飛ぶ映像は戦場での話は捏造されやすいとでも言いたかったのかもしれないが台詞だけでも十分伝わるはず。中途半端にグロテスク、中途半端に民族に対して同情するふりが軽薄なハッピーエンドに結び付く結果となっている。これを見て湾岸戦争フリークを気取られたたまったもんじゃない。劣化ウラン弾で脳が溶けた赤ん坊も食べられなくなったトマトも知らないだろうし、ブルドーザーで砂漠の砂に生き埋めにされた兵士も描けないだろう。結局、想像力の乏しいティーンエイジャーにしか受けないサブカルチャー作品。現地で働いているNGO職員はこれを見て「痛快」とは言わないだろう。作品が悪いのではなくテーマを受け止められる視点をアメリカ人は持っていないと自分で表明しただけ。それは「正義と愛」によって9.11以降戦争をしかけるアメリカの姿に全て証明されている。
3点(2003-07-12 17:59:41)(良:1票)
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