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映画小僧さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 313
性別 男性
年齢 63歳
自己紹介 映画は生もの。リアルタイムで見るのが一番だけど、古い名画はどうしようもない。TVでしか観れないのなら、電気を消して電話を切って、誰も来ない夜に、なるべく劇場と同じシチュエーションで見るように努めています。(お酒を飲みながらはありますが)観る側、つまり自分も生ものですので、その時の体調、精神状態では見方も変わります。B級がA級に見えたり、恋愛映画がアクション映画に見えたり、でもそれはそれで面白いと思います。
と、勝手な事をのたまう40才の映画好きな親父です。

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1.  300 <スリーハンドレッド>
観賞する人を選ぶ作品だとは思います。でも、個人的にはすごく面白かったです。この映画の持つ匂いと言うか、香りというのが、ちょうど東映仁侠映画が上映されていたあの頃の映画館の感じがとてもするのです。最新の技術でもって、古めかしく絵画的なトーンでまとめられた内容がそう思わせるのか。はたまた、出てくる男達の粗野でいて美しく気高い精神にそう思うのか、よくは分りませんが懐かしい熱さを感じました。ハラハラドキドキという感情の起伏以外に、こう腕に力がみなぎるみたいな、健康的にはどうだろうというアドレナリンが体に沸きまくりました。一緒に観賞していた妻も同じような印象を持ったと言っていました。でも、映画の表現方法にはまだまだ道があるのですね。そういう点でも見応えのある作品でした。
[映画館(字幕)] 9点(2007-06-25 14:40:55)
2.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 
悩み、傷つき、慢心になり、果ては復讐心まで自分の内に沸いてくるという、およそ題材的には暗い部分がメインとなる今回のストーリー。でも、スパイダーマンって、主人公そのものが完成された人間ではなく、まだ成長途上の青年であることから、こうした展開もありだろう。ピーター・パーカー自身の戦いとして、ヒーローらしくない素顔をさらしてのバトルが多いのも、そう考えればうなづける。そのバトルも、大画面の効果も充分考えての大迫力もの。特にハリーとの空中戦は、どちらが上でどちらが下か、もう何が何やらの興奮場面が続く続く。想像力を上回る程の視覚的なインパクトがこれでもかと胸ぐらをつかみまくります。大きなテーマとしては、憎しみや妬み、誰もが持っている心の闇の部分とどう向き合うのか、どう克服するのか。ヒーローである前に人間であるという当たり前の事が、これほど痛切に分るのもこのシリーズの大きな魅力。愛すべき隣人とはよく言ったもので、だからこそ人気があるのだろう。ラスト、やっと理解しあえた友人を亡くしてしまう所では涙が出た。ここにも、救うことのできないものがあること。ヒーローが全知全能ではないこと。MJが言った「スパイダーマンにも助けは必要なのよ」の言葉がグッと来る。CGによる視覚面での宣伝が過剰に行われているがドラマの部分も充分に良いです。静かに終るエンディングで、観ているこちらが救われたという感じです。もう一度みたいです。
[映画館(字幕)] 9点(2007-05-08 17:20:44)(良:1票)
3.  スーパーマン リターンズ
今作を観る前に、ドナー監督の「スーパーマン」をDVDで観ました。あの有名なオープニングタイトルの爽快さを今作でも感じることが出来、その時点で私の評価は高得点域に。しかも、内容はドナー版のクラシカルな作りを意識して、最近の映画に見られるアップテンポな進展ではなく、ひと昔前のハリウッド大作ロマン映画なる香りさえ漂わせています。たとえは乱暴ですが、ミスタードーナツのオールドファッションのような感じですか。今作の監督がドナー版をとても愛しているのがよく分ります。ヒーローがヒーローとして存在すること。それは、単純に世の中の悪い事、また、災害や事件から人々を救う事。スーパーマンが遥か地球の空の上、耳をすまして世界のニュースを聴いている場面では、なぜかうっとりとしてしまいました。特撮部分の出来もすごく、飛行機を救う場面などは、思わず声を上げそうでした。メジャーリーグのグラウンドに降り立ち、皆の声援を浴びる場面ではなぜか涙が。年をとっても、自分の中では、まだヒーローを欲しているんだなと納得。これって、サンタクロースの存在を信じていることと同じ現象なのかな。 とにかく、面白かったです。クリストファー・りーヴが演じて完璧なものとしたこの偉大なヒーローを、もう新しい作品はみることが出来ないだろうと、くじけてた心に見事よみがえってきてくれました。出来るならもう少し大きなスクリーンといい音響装置の中で観たかったです。公開初日なのに、え、なんで、この劇場で?とショックでした。
[映画館(字幕)] 9点(2006-08-21 18:52:59)(良:3票)
4.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
劇場の深い椅子に座る。場内が暗くなる。TVでよくみたCMや次回公開の予告編がいくつもながれる。そして照明がさらに落ちて、スクリーンがワイドに拡がる。う~ん、このはじまりのワクワク感はやはり映画館ならでは。そして20世紀フォックスのマーク。あの音楽。黒バックに青く浮かび上がるいつもの決まり文句。そして、そしてバーンと壮大なテーマ曲とともにSTAR WARSの文字が宇宙に流れていく。不覚にも涙が出てしまった。この作品が最後。もう新作をみることはない。そんなことが頭をよぎり、中学生時代に出会えたこの映画が、高校生、社会人、そして結婚して妻と一緒に観て来たこの映画が、これで終わる、これで最後を迎える、その事実にしばらく涙が止まらず。横の妻も同じく涙目で画面を観ていました。何だかんだ言って、6作品ともすべてリアルタイムに、映画館で観れてきた事はやはり幸せな出来事。旧三部作とか新三部作とか比べることはもう止めにして、自分の感情の赴くままに画面に身をまかせることを約束。そしてあれよあれよの2時間30分。物語は悲劇へ、これ以上はない悲劇へとまっしぐらに。ダ-スベイダ-の誕生をもってクライマックスへ。そして、最後の最後。惑星タトゥーインにおいて、ふたつの太陽を観る二人のシルエット。ここでも涙。これが、このシーンがエピソード4のルークの旅立ちを決意させるシーンにリンクする。ああ、本当にサーがが始まり、そして終わったんだとしばし放心状態。どんな形でも、ジョージ・ルーカスは答を出しました。9部作になるといってても、結局は6部作に落ち着いたけれども、答を出し切ったという感じです。辛口なレビューをしてきた自分でも、この壮大な輪の中に参加できたこと、そしてやっと見届ける事ができたんだという安堵感はかけがえのないもの。映画の力というものを充分に思い知った作品です。
[映画館(字幕)] 9点(2005-07-19 19:46:04)(良:1票)
5.  スチームボーイ STEAM BOY 《ネタバレ》 
少年の冒険活劇を想像したのですが、少し違ってました。で、面白くなかったかというとそうでもなくて、ちゃんと大友ワールドなるものが堪能できて良かったです。科学に執り憑かれた人間の悲喜こもごもを緻密な「絵」によって表現されている点ではポイント高いです。ただ、惜しむらくは壮大なる親子喧嘩に終わってしまい、その代償がロンドンの街の崩壊という結果になっていること。勧善懲悪といった図式ならば、街の惨劇も「悪」を懲らしめる場合、涙を飲むのでしょうが、いかんせん科学者の自己満足、そして親子の葛藤だけで、街が潰されるのはどうにも後味が悪いです。それだけ、科学そのものより、科学を扱う人間性の愚かさを象徴しているのでしょうけど。でも、ものすごく印象に残ったシーンがあって、それは主人公のレイがスチームボールを使って空を飛ぶ所で、壊れた街の家の窓から幼い少年の瞳に、空飛ぶレイの姿が映る所。白い軌跡を残しながらまっすぐに飛ぶ、その様を少年は羨望に似た眼差しで見つめる。「科学」への正しい憧れ。科学への純粋な驚きみたいな感じがして、少しグッときました。ひょっとすると最も言いたかったことは、このことではないのかな。そのために、レイを飛ばしたのではないかな。そんなことを思いました。
7点(2004-07-27 12:01:33)
6.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
感動しました。あまりにも面白くて。アメコミヒーローの世界観を見事に映像で見せ切っているところに。漫画と言えばそれまでですが、コマ割の中で見せるアクションの数々も構図や色彩でカッコイイものですが、映画ではそれ以上の迫力ある表現が成されていて、何度も画面を見ては唸ってしまいました。摩天楼を舞台にしたアクションでは、あの浮遊感、あの爽快感はもう他の作品では味わう事の出来ない迫力。さらに、アクションだけでなく、今作のテーマもいいです。ヒーローであるが故の悩み、ヒーローであるが故の孤独をトビー・マグワイアが好演。どこにでもいる普通の青年役を普通に演じて、よりスパイダーマンを魅力ある存在に見せています。(劇中、スパイダーマンを辞めて自由を満喫するシーンで『雨にぬれても』がかかります。大きいスクリーンで聞く事はもう無いだろうと思っていたのに、なんと嬉しい事でしょう!今作のスタッフはセンスがいい!)そんな、主人公が再びマスクを手にスパイダーマンになり、戦う決意の元、暴走する列車を止めるシーンでは涙が溢れました。自らマスクを剥ぎ取り、先頭車両に立ち、必死で止める様は、まさしく本作のクライマックス。やっと止まった列車から落ちそうになったスパイダーマンを乗客の手が支えます。黒人の手もあれば、白人の手もあり、様々な人種の手がスパイダーマンを運び入れます。「まだ子供じゃないか」の声にポロリ。子供達の「お帰りなさい」にポロリ。悪役がそこをどけと言っても 「俺を倒していけ」という乗客一人一人のスパイダーマンを守る姿勢に涙がドドドドッ。心突き動かされました。こんな描写があるからこそ、ヒーローが戦うべき理由があるのですね。最後、MJにも正体がばれますが(この時のMJの表情もいいですね。「あなただったの?」分りかけてはいたけれど、はっきり確信したときのなんとも言えない表情がたまらなくいいです。)とにかく、スカッとして爽快。それでいて、ググッとくる感動。娯楽大作としての見応えもたっぷりある本作品。あと2回は見るでしょう。こんなに身近に感じられるヒーローなんて、滅多にあえないですから。
9点(2004-07-12 12:18:29)(良:3票)
7.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 
映画関係の雑誌でこの映画のタイトル、そして少しの内容説明だけで、観たくて観たくてたまらなくなった作品です。GW公開と聞いて前売り券も購入。そしてついに初日。朝一番で劇場に駆けつけました。パラマウント映画のロゴマーク出現、そしてオープニングタイトルまでまさに「ロック」してます。カッコいいです。 ロックに魅せられ、ロックそのものの主人公が名門学校の臨時教員となって、生徒の心の箍をはずし、コンプレックスをなくし、共に熱くなるという展開は、過去にも多くの作品あり。「今を生きる」「陽のあたる教室」「ミュージック・オブ・ハート」など。しかし、今作品がそれらと一線を画するのは、ジャック・ブラックのキャラクターの濃さと、むしろ反社会的なロックという音楽。確かに生徒、親御さん、頭の固い教師との和解などはあまりにも予定調和です。それでも見せてしまう、観てしまうこの勢いとこのテンポ。ロックの魂を心底感じさせるこの高揚感は一体何?ラストのロックバンドのコンテストシーンでは、涙、涙、涙。一途に、馬鹿に、必死にやっている人間ほどかっこいいものはない!デブでさえない主人公がもう素敵に見えてくるんだから。思わず拍手してしまいました。笑いもふんだんにあり、ロックの歴史も勉強できて、そしてエンドクレジットまでたっぷり楽しませてもらって、いやあ最高!宝物になる愛すべき映画。 最近、楽しいことないっていう人、見たらきっと幸せになるよ。 
10点(2004-04-30 12:02:31)(良:3票)
8.  スターシップ・トゥルーパーズ
「戦争」の悲惨さよりも、「戦争」の持つ馬鹿馬鹿しい精神を徹底して「いじくった」映画です。SFを背景にしたのも、多少は無茶な描写も出来るからでしょうか。いつの時代も若者が戦地に駆り出され、前線で命を失う。英雄なんていないし、超人も存在しない。生身の体から出るのは赤い血。虫の大軍に襲われ、命を落とす多くの兵士達。ブラックユーモアというには多少過剰すぎるきらいがありますが、これでもか!の物量ある見せ方は価値あり。ただし、人間の描き方が少し弱く、恋愛の展開も必要ないのでは、と思いました。「戦場」はたっぷり描けても、それだけでは見ていて辛いだけです。しかし、それがこの監督の狙いだとしたら、成功しているのかも知れませんね。
6点(2004-04-24 13:28:13)
9.  ストリート・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》 
この映画の音楽にやられました。どの楽曲も素晴らしく、サントラも購入。特に、最後にダイアン・レインがステージで唄うところは劇場で鳥肌が立ちました。物語的には、その昔日本映画であった「流れ者」のような展開で、マイケル・パレが小林旭に見えたり、見えなかったり。無国籍風になっている作りも同じですね。でも、単純だからこそ、見やすかったことも事実です。カッコイイ!だけを成立させようとした作品ですが、今見ても音楽の良さは変わらず、心が震えます。
7点(2004-04-24 13:06:36)
10.  スペーストラベラーズ 《ネタバレ》 
コメディにしたいのか、シリアスにしたいのか。観ている者の感情操作がうまく機能しません。銀行強盗を行うグループの哀れさ、若者の危うさを描いているのか、人質になった銀行の社員の群像劇を見せているのか、なんだかどっちつかずの印象で平凡以下の出来栄に思えます。それをとりまく警察の行動も、皮肉、風刺、パロディ?何なのかつかめず。遊んで作った(悪い意味ではなく)感じがします。こなれていない製作者達が、気分だけでもという「ノリ」で完成させた映画ですね。金城武の棒読み台詞は狙ってのことなのでしょうか。非常に聞いていて痛い思いがします。
4点(2004-03-29 19:23:03)
11.  スピード2 《ネタバレ》 
これは「スピード」ではありません。別物です。でなければ、観ていられません。船の設定では疾走感などはるかに乏しく、設定にも無理がかかってきます。主人公にも魅力を感じず。ラストの街に突っ込むシーンなどは蛇足です。あの場面のためにこの映画があるならば、あまりにも馬鹿馬鹿しい出来です。破壊を楽しむより食い止める為に頑張るのが普通じゃないのか?疑問と怒りにも似た感情が起こりますね。
3点(2004-03-25 12:46:48)
12.  スポーン
ダークヒーローものの王様的存在の主人公。原作は知らずアメコミに詳しい友人からある程度のレクチャーを受けて観ました。意外に面白かったです。退屈せずに観れました。ただ、TVのヒーローもののようなこじんまりした印象はありましたが。おもちゃ感覚とでもいうのでしょうか。精巧につくられたフィギアがちゃんと動いているみたいな。でも、そんな感心部分ではなく、映画の筋として納得させて欲しいところはありました。敵のグロさは作り物めいた見せ方で不快感はありませんでした。下品なのは猛烈に下品ですけれど。続編の話はどうなったんじゃあ!と今でも友人が吠えています。友人的には10点らしいですが。
5点(2004-03-23 16:54:23)(笑:1票)
13.  ストリートファイター(1994)
これを映画としてお金をとって見せることに大いなる疑問を持ちます。確かにゲームは全世界でヒットもしましたし、ファンも大勢いることでしょう。格闘アクションは万国共通なんだなと感心したりもしました。だからといって、映画としてこれはあまりにも拙い。アクションにも目を見張るところなし。キャラクターそれぞれの位置づけもいきあたりばったりでストーリーへの絡みが希薄。ゲームを全く知らない人がみたら「欽ちゃんの仮装大賞」と思うかも知れない。子供がこんなので喜ぶとでも制作者達は考えたのか。その子供達だってそっぽ向いていたのに。人気に便乗して出来たものにしてはお粗末です。ゲームの方が何十倍も面白いです。
2点(2004-03-23 16:23:30)
14.  スター誕生 《ネタバレ》 
往年の名作のリメイクですが、鼻のおばさん(勝手に呼んでいます。ファンの方申し訳ない)B・ストライサンドが頑張っている映画です。音楽が良かったのが今でも記憶に残っています。しかし、自分を一番夢中にさせたのは、映画の中の台詞。ストライサンドとクリストファーソンが愛しあいじゃれ合う中でのこと。ストライサンドが相手に向かって言う「死んだら殺すわよ」という台詞が好きで、2回も観てしまった。こんなに相手の事を好きで 相手の事を想っているなんて。いいなあ。この台詞。実生活で使ってみたいと思って待ちました十何年。結婚後にようやく言えた台詞です。妻の方は「?」でしたが。でも、この台詞をずっと覚えていた自分にも少し感動を覚えたりして。
6点(2004-03-23 11:15:19)(笑:1票)
15.  酔拳2
ジャッキーの映画というだけで評価は少し甘くなります。これだけ自分の体を酷使する俳優が存在するだけでも、映画界には貴重な財産。また、リアルタイムに観れる幸せもあるため、多少の粗さやご都合主義には目をつむってしまいます。この作品は前作のコミカル路線とはうってかわって(と言ってもキャラクターにお笑いパートを担当させています)「革命」を主軸にした骨太ストーリー。でもジャッキーアクションは健在。カッコイイし、やはり凄いです。相手との息も合わなければ、あんな舞踏のようなクンフーシーンは撮れないはず。小道具を使っての見せ場つくりもお手の物という感じで安心して観る事ができます。映画というよりジャッキーのショーを観ているみたいな。(ショーでもいいです。ジャッキーが自分に何が出来るかが、よおく分かっているからこその、この映画。また他のジャッキー映画も同じく。物語よりも新しいアクションという、死ぬまで自分が挑み続ける姿勢を見せてくれているのです)ラストの大立ち回りも迫力あり、酔拳の強さも魅せてくれます。ジャッキーの映画を見ると無性に格闘ゲームがやりたくなります。そんなに強くはないのですが。
8点(2004-03-22 11:20:46)
16.  スピード(1994) 《ネタバレ》 
アクション映画としては、かなりの出来栄で時間の経過もあっという間でした。エレベーターの事故から始まって、バス、そして地下鉄と、私達がよく利用する日常の「移動物」を使ってのアイデアは大変うまいなあと思います。身近なものだけに、用意された危険なシチュエーションが理解しやすく、緊張感も充分に伝わってきます。精悍な主人公も好感が持て、演出もメリハリが効いています。こういう良質なアクション映画を「2」にも期待したのですが。やはり「1」が一番ですね。
8点(2004-03-18 12:32:09)
17.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》 
タイトルが示す通り、もう全編戦争の匂いがぷんぷんです。というか、争いたくて仕方がない描写のオンパレードです。成長したアナキンは認めてもらいたくてオビ・ワンにたてつくし、刺客はお姫様を狙うし、ボバ・フェットは、オビ・ワンを消そうとするし、クローンは当然兵器だし、危ない状態でストーリーが展開します。これを緊張感というのか?もう大量のTV宣伝で戦争をうたっておるのに、何をじらしてんねん!と逆ギレしそうになりました。「ウォーズ」やから闘うんが当り前やん。(戦争奨励なんかしたくない)いかに、その理由を納得できるものにするかで、戦争に参加せざるを得ない苦しい平和主義者のスタンスが分るのに、映画にはそんな葛藤ってないですよね。ヨーダでさえ、最後闘うし。そもそもヨーダがクローンの連中と一緒に戦闘機に乗っている時点で、私はダメでした。許せないものがあります。平和のためとはいえ、ジェダイの精神はテクノロジーとは別次元のもの。アナログとしての騎士道精神が、誇りであったはず。見せ場の想定から始まって、いかに進化したテクノロジーをお披露目するか。そんな場面構成が先行する印象を受けました。それで「新しい」とか「凄い」とかでは、中身のないアンパンです。技術のための映画ではなく、映画のために血眼になって見つけた技術が活かされるべきなのです。過去には戻れません。楽しい前1作目になれば、も願いません。ただ、次回作では、もう少しテクノロジーを押さえて、誇り高きジェダイの生き様を、アナキンがどうしよもない選択で「闇」を行く、その葛藤を見せてください。特撮の凄さは、もう充分伝わりましたから。
6点(2004-03-09 13:58:05)(良:1票)
18.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
この新しいサーガの「スター・ウォーズ」は、前3作とは全くの別物だと思います。プロットは同じですが(それは映画の作法みたいなもの)根底に流れるものが余りにも違い過ぎて戸惑いを覚えます。話としては、ルークの前の時代を描いています。つまり、ダ-ス・ヴェイダ-の子供時代を。その展開自体には(敢えてその後のルークやハン・ソロを描かずに、過去に遡ること)納得もしましょう。でも、脚本は果してこれで良いのでしょうか。あまりにもジェダイとアナキンの出会いが不自然です。ポッドレースにてアナキンのフォースを知らしめるのも、先ずビジュアルありきのような気がします。そのビジュアルはさすがに、何年もの間の技術の進化、テクノロジーの発展によって素晴らしい出来栄えです。目にも贅沢な映像美です。しかし、お話が弱く、ダ-ス・モール(悪役の設定も絵的なものから入った)の扱いも強いのに簡単にやられちゃう、という上映時間のお約束?と首をかしげたくなります。ヨーダの言うフォースの凄さ、図り知れなさが、闘うという分野にしか活かされていないのが残念です。オビ・ワンもそれで、相手を倒したんだし(お師匠さんを殺されてその怒りとともに)。ラスト近くのドッグファイトもアナキンの無謀な行動で簡単に相手の母船をやっつけちゃうし、う~ん、こないにうまく行くのなら、悪の総大将も簡単にいてこましたろか、になるわなあ。ラストは一応のハッピーエンドで終わりますが、何とも寂しい感じです。先行オールナイトでお祭り気分に浸って観たのですが、祭りの後の寂しさですか。今、DVDで見ると もっと冷静に観れて、こんな評価になります。
6点(2004-03-09 13:38:07)
19.  砂の器 《ネタバレ》 
若い頃に観てもさしたる感動はなかった。ただ、重く暗い人間の人生を真のあたりにしたみたいで、映画館を出た時には、少し沈んでいました。しかし、40才になりDVDを観てみると、おいおい泣いてしまうのです。犯人の持つ宿命からの逃避。その宿命を暴き追い詰める刑事。サスペンスもさることながら、人間の犯したあやまち、汚点となる事柄との対峙の仕方など、見入る場面の多いこと。豪華キャスティングに負けない、名脚本で見せる立派な立派な映画。なんか、今日は思いっきり.打ちのめされたいなあ、の気分の時にぴったりの映画です。(そんな気分になる人がいるのか?果して)
8点(2004-03-09 12:10:37)(良:1票)
20.  スラップ・ショット 《ネタバレ》 
ジョージ・ロイ・ヒル監督の作品ですが、「スティング」や「明日に向かって撃て!」といったお洒落で粋な雰囲気はここにはありません。いかにも男くさい、アイスホッケーの映画です。と、言ってもスポ根物ではなく、チームの身売り、女房とうまくいかない選手の話など、題材的には普通のドラマになっています。面白いのは面白いです。(結構スラングがありますが)でも、最大の見所は、P・ニューマンという俳優の見せ方でしょうか。再三コンビを組んで来たロイ・ヒル監督の眼差しは、ニューマンの少しくたびれた様子をうまく捉えています。もう若くはない男の悲哀とでもいうのでしょうか。突き放さず、やさしい印象を受けました。ニューマンはうまいですね。真っ当な人生を歩いていけない役が。
7点(2004-03-05 10:40:28)
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110.32%
241.28%
392.88%
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63611.50%
76922.04%
86520.77%
94614.70%
103611.50%

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