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にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3251
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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1.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
とうとう「エピソードIII/シスの復讐」を観てしまった!!  私にとってはまさしく観て「しまった」という感じ。 これで終りか・・・と、寂しさがこみあげた。 それと同時に、素晴らしく感動できた。  「夢心地」な二時間余りであった。 集中して真剣に観ているはずなのに、どこかぼぉ~っとしてる感じというか・・・ EP3でしか感じ得ない、独特の感覚だった。  思い起こせば、1980年(6歳の頃)に新宿歌舞伎町の映画館で『帝国の逆襲(EP5)』を観たのが、私にとってのスターウォーズ(SW)との出会いであった。  あれから25年、私は30歳を過ぎ、私を映画館まで連れてってくれたおじさんは、この世を去ってしまった。 生まれて初めて映画館で観た映画がSWであり、小さい頃だったから、ものすごく影響を受けた。 だから、このシリーズを他の映画と比較することなんてできない。  今までSWのことを「別格」として、自分の中で扱ってきた。 「一番好きな映画」とは言えるけど、どこか別枠な扱いをしていた。 だけど、今度の「EP3」は違った。 非常に密度が濃く、情報量も豊富で展開がスピーディ。 そしてエンターテインメント性も十分。 またファンの期待を決して裏切らない演出などなど・・・ 新旧三部作の最後を飾るこの作品、予想以上に感動でき、そして楽しむことができた。  これは、現在の30~40歳前後のSW好きにしか体感することのできない「幸せ」ではなかろうか。
[映画館(字幕)] 9点(2007-08-31 00:14:21)(良:1票)
2.  スリー☆ポイント 《ネタバレ》 
京都、沖縄、東京の三か所を舞台にした内容。 3か所の話に関連性はないが、同じ日本でも、所変われば様々な人がいて、様々な人間模様が存在しているんだなぁ、という一種の感慨を覚えた。  この映画、ボリュームが半端ない。 2時間の尺を存分に使っている。 それだけ人間模様がてんこ盛りだし、存分に楽しむことができた。  ★京都篇 ラッパーの生態は生理的に受け付けなかったが、女が男を一途に愛するまでの過程、時間の重さ、愛情表現の面白さ、観るべきものはあったように思う。  ★沖縄篇 ドキュメンタリー。とにかく個性的で、異形な人物が数多く登場する。 色んな人間が流入してくる、沖縄ならではの特色が出ている。 中には、これまた生理的に受け付けない人間も出てくるが、それも個性ということで。 沖縄はまさに人間的カオスなのでありました。  ★東京篇 途中まで、なんてチープな設定なんだ・・・と思いながら観ていたが、終盤であっと言わせる展開に。 意外にも、よく作りこまれた話だった。 リアリティはないが、物語としての面白味はあった。 その筋に疎いので、蒼井そらという名前は知っていても顔は知らず、エンドロールを見た後、初めて気づいた。 どうりで、内面と外面の両面から滲み出るエロスを感じた訳だ。 声色、七変化、肌質・・・うーむ、さりげなく、それでいて豪快にエロイ。 男は最初、女を相手にせず、見下していたが、終盤から立場が一気に入れ替わった。 この立場の逆転劇が凄まじい。 しょせん、男と女とでは、生命力が違う。 男は生気を奪われ、女は元気を取り戻す。 男は生命力という点で、女には太刀打ちできないということを、まざまざと見せつけられた気がする。 そういう意味では、男にとって、とっても怖い内容。 なんとも語りつくせぬ、素晴らしく濃い内容です。  山本政志監督の次回作を観てみたい、と思わせられた圧巻の一本でした!
[DVD(邦画)] 8点(2016-07-11 02:33:03)
3.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 
期待を上まわり、スターウォーズの世界にどっぷりと浸ることができた。 それにまず感謝!  懐かしい登場人物たちとの、再会てんこ盛りも、もちろん嬉しい。 だが、それ以上のインパクトだったのが、ハン・ソロが殺されるシーンだ。 息子の心を取り戻し、ライトセーバーを手渡されたかと思いきや、その手は強く握られ、離されない。 次の瞬間に殺されてしまうわけだが、このシーンはとても切なく、記憶に残るシーンとなった。 この切なさ、やるせなさも、スターウォーズの魅力の一つじゃないだろうか。  スター・デストロイヤーが砂漠に突き刺さっているシーン。 『猿の惑星』の自由の女神の如く、衝撃なシーンだった。  あとは、ハックス将軍。 エピソード4の“グランド・モフ・ターキン”の様な、冷徹な将軍。 そして地位が高く、カイロ・レンに対して臆することもなく、堂々していて、頭脳明晰。 この悪人キャラは、帝国軍の縦社会の厳しさと恐怖感、威圧感を感じさせてくれる。 ハックス将軍が次回作にも登場するわけだが、カイロ・レンとの覇権争いも楽しみだ。 おそらく修行を終えたカイロ・レンに駆逐される運命にありそうだが・・・  細かく書いているとキリがないので、この辺で。 やっぱりスターウォーズは、最高の映画だ。 切なさ、恐怖、希望、愛情、そして友情・・・ 全てが詰まっている。  でも再認識したのは、ダース・ベイダーの威圧感は最強でいて、唯一無二であるということ。 それを感じることができただけでも、観た甲斐はあった。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-05-06 02:46:33)
4.  洲崎パラダイス 赤信号
映画館まで観に行った作品。 映画館で観てよかった。 “洲 パラダイス 崎”と架かったアーチが何とも印象的な作品だ。 あのアーチを観ただけで、心が躍ってしまった。 勝鬨橋や都電、そしてこのアーチなどが鮮烈に映像に焼きついており、それだけでも貴重極まりない本作。  本作『洲崎パラダイス 赤信号』は、成瀬巳喜男監督の代表作『浮雲』を思わせる“男女の一筋縄ではいかない後腐れな関係”を首尾よく描いている。  さすが川島雄三監督の代表作の一つと呼ばれるだけあって、独特の余韻を残す紛れもない傑作だった。  それにしても、蕎麦屋のお姉ちゃんを演じていた芦川いづみだが、めちゃくちゃキュートだった! 夫である藤竜也がニクイ!!   最初は7点をつけようと思ったが、あまりに脳裏に焼きつく映像の数々に、1点プラスの8点を献上したい。
[映画館(邦画)] 8点(2007-11-01 20:58:16)(良:2票)
5.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲<特別篇>
焼き直しで内容はオリジナルとさして変わらないが、あのオープニングと音楽を映画館で久しぶりに観れただけで感動した。
[映画館(字幕)] 8点(2007-09-16 00:05:32)
6.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
焼き直しで内容はオリジナルとさして変わらないが、あのオープニングと音楽を映画館で久しぶりに観れただけで感動した。
[映画館(字幕)] 8点(2007-09-16 00:04:30)
7.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲
リアルタイムで映画館で観た。 旧3部作は新3部作に比べ、ロマンスが少なく、工学的な部分(戦艦の細部の造り等)を表現するシーンが多い。 当時少年だった私には、それが何とも魅力的にうつったのを覚えている。
[映画館(字幕)] 8点(2007-09-16 00:00:30)
8.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
リアルタイムで映画館で観た。 旧3部作の中では一番好き。 父と子のやり取りが良い。
[映画館(字幕)] 8点(2007-09-15 23:58:35)
9.  ストロベリーショートケイクス
久しぶりに素晴らしい邦画を観た。  4人の女性の描かれ方がとても丁寧でいてリアル。 素晴らしい。  それにあらゆるシーンで小技が効いている。 とても丁寧に作られた作品という印象。  「やっつけ的にいかにもサクっと撮りました」的な邦画が多い昨今、これはとても貴重である。  矢崎監督の力量とセンスに脱帽だ。    中越典子が微妙なウザキャラを演じている辺りもハマり役。  そして池脇千鶴のおとぼけキャラも自然。  “棺おけベッド”がリアリティを欠いているとか、音声が小さすぎてセリフを聞き取りにくいとか、細かい欠点はあったが、そんな部分を帳消しにしてしまう程の傑作であった。  ちなみに性的描写が満載で、そういう意味でものめりこめる本作。  女性のリアルな日常、リアルな性描写、うそ臭くない演出が素晴らしい。  終り方も秀逸。 音楽もいいし、映像センスも良し。  ここ最近の邦画の中では傑出した作品である。   あ、池脇千鶴ファンの方と中越典子ファンの方は要注意!  彼女たちの女優イメージにしては、かなり過激なシーンがありますょ。  放尿シーンや顔○シーンなど、際どいシーンが盛りだくさんなのであります。  彼女たちに演じさせるにはどうかな、という感じです。   つまり、まだ深い関係にはないカップルが観るには適さない作品なのです。
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-05 22:29:24)
10.  すばらしき世界 《ネタバレ》 
弱き者を助ける、決して見て見ぬふりはしない。 私はそんな人が大好きだ。 おそらく、そんな自分を無理に抑えたから、体調が急変して死んだんだ。 だけど、また乱暴を働けばムショに戻らなくてはならなくなる。 だから我慢した。 よく頑張って辛抱した。 お疲れ様と声をかけてあげたい。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-07-10 01:56:32)
11.  Sweet Rain 死神の精度 《ネタバレ》 
こにたんと金城武を目当てで見たのに、思いのほか、内容も悪くはなかった。 「生きていたら良い事もあるんだ」 「自分を信じろ、自分に期待しろ」 心に残る深い言葉がじんわりきた。  こにたんの歌、とっても良い! うまいし声も綺麗だし、曲も良い。 でも一番良いのはこにたんの美しさ!  金城武もかっこよかったし、こにたんも美しかったです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-11-12 23:19:30)
12.  スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 《ネタバレ》 
あるSW大ファンの方が絶賛されていたので観てみた。  これがおっしゃる通り、素晴らしい出来。 新3部作は、元々CG部分が多いので、違和感なく観ることができた。  話としては、おそらくエピソード2と3の間、すなわち「クローン戦争」を題材にしていると思われるが、2と3をつなぐ作品として、有意義な内容となっている。  アナキンがアナキンに見えないのはご愛嬌としても、SW好きの私からすると、おまけをひょんなことから観ることができた感覚で、嬉しさ倍増。 SW好きの体が反応してしまった。 また、SWシリーズを観返したいと思ったほど、SW魂に火がついた格好だ。  例えば、本作のようなCGアニメで良いので、エピソード7以降も作品にしてくれたら有難い。 勿論、実写の方が良いに決まっているが、実写が無理なら全然CGアニメでOK!  いやー、それにしても良かった! 久しぶりにSWの世界に引き戻された感覚だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-29 22:46:11)
13.  スイートリトルライズ 《ネタバレ》 
矢崎仁司監督目当てで鑑賞。 やっぱりこの監督の最近の作品は映像が素晴らしい。 何気ない映像だけど、透明感がある。 そして、どこか一歩ひいたような冷たい映像がまた良い。  中谷美紀があまり好みでないので、そもそも入り込みづらかったが、それでも大森南朋の相変わらずな疲れたクマ顔(目の下にクマがあるという意)に、なんとなく引き込まれてしまった。 まさか、テディベアの「クマ」と「クマ」顔をかけた訳じゃないだろうけど・・・ 大森南朋はやっぱりオヤジ(まろあかじ)には似ていない!  中谷美紀の不倫相手を演じた俳優さんは、アップだと顔の皮膚が汚い。 こんなのと不倫する女性の気がしれない!  池脇千鶴は、妻子持ちの男を誘惑し過ぎ! 何が「先輩♪先輩♪」だ。 歳、離れ過ぎだろ!  以上は、文句や不満でなく、結局楽しめたというところのブツ切れ感想です。 やっぱり矢崎仁司監督の作品は良かった。 寡作なのが非常に残念。  あ、大島優子が、妙にエロカワでドキドキした。   最後に内容について触れるのも何なのだが、冷え切った喧嘩もロクにしない夫婦って、まさにこんな感じなんだろう。 喧嘩しない、ではなくて、正確には喧嘩できない、なんだろうけど。 夫が部屋に鍵をかけてとじこもり、一人でゲームをする。 それで寂しがる妻。 それを露骨に拒否はしないが、明らかに一人にしてくれ、と言わんばかりの夫。 非常に身をもって分かってしまうこの構図が怖い。  お互いに不倫し合うけど、結局元のさやに戻る夫婦。 意外と実際こんなもんなのかもしれない。 だって、お互い過去に「この人と一生一緒に過ごしたい」と思った仲だからこそ、夫婦になったわけだから。 一時の刺激だけを求める不倫に、本当の安らぎはない。 だからこそ、良いとは言い切れないまでも、夫婦という元のさやに戻ったんだと思う。  そういう意味では、極めて現実的で、最後まで冷え切った内容で押し通された一貫性を感じた。 矢崎色というより、江國色がより濃く出た作品だったんじゃないだろうか。
[DVD(邦画)] 7点(2011-01-30 00:49:38)
14.  ストロンボリ/神の土地 《ネタバレ》 
イタリアン・レアリスモの教祖的存在のロッセリーニが放った痛烈なる作品。 終り方が特に良い。  ストロンボリ島に渡った経緯、渡ってからの環境と心理的葛藤、そしてラストの神頼みな絶望的心境に至るまで、小気味いいまでのリアリティが貫かれている。 映画で描かれがちな嘘っぽい甘さなど、どこ吹く風。 世間の厳しさを決して大げさに表現することなく、リアルに描いている。 この辺りの演出力は、他の追随を許さない確固たるものを感じる。 さすがはロッセリーニといった演出だ。  バーグマンは、本作では(?)とても美しく、本作の後にロッセリーニと駆け落ちしたというのも納得の雰囲気。 他の作品ではそんなに魅力的に感じなかったバーグマンが、本作ではその魅力を十二分に発揮していた。 これはロッセリーニとバーグマンの相性を象徴しているかのようで、微笑ましい。  痛烈でいて、リアルなラストの描写は、「ハッピーエンド」とか「バッドエンド」とか「アっと言わせるだけのラスト」とかに勝手に縛られているハリウッド映画とは異なる、別格の余韻を残した。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-10 22:33:27)
15.  素晴らしき休日(2007) 《ネタバレ》 
『キッズ・リターン』は最も好きな映画の一つなので、それが題材にされていた時点で、もう半泣き鳥肌モード。   モロ師岡が観客の役を演じているのだが、そこで映写される『キッズ・リターン』はビートたけしが映写をしている。  しかし、そこで映写される『キッズ・リターン』は、モロ師岡が出ている部分が欠落していたり、エンドロールでもモロ師岡の直前で切れるなど、イタズラ心満載なのだ。  この短篇の題材に、私の最も好きな武映画である『キッズ・リターン』を選んでくれたことに、ただただ感激!
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-08 14:08:24)(良:3票)
16.  スター・ウォーズ<特別篇>
焼き直しで内容はオリジナルとさして変わらないが、あのオープニングと音楽を映画館で久しぶりに観れただけで感動した。
[映画館(字幕)] 7点(2007-09-16 00:04:59)
17.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
大多数の意見とはおそらく正反対の感想となるかもしれないが、ヨーダがちょこまかと跳ね回る格闘シーンが一番つまらなかった。 ドゥークー伯爵はかなり好き。
[映画館(字幕)] 7点(2007-09-16 00:02:50)
18.  スター・ウォーズ
スターウォーズ6作品の中で唯一、公開中に映画館で観れなかった作品。 シリーズの中において、巷では評価が高いが、そういった経緯もあって、シリーズ最高傑作とは感じられなかった。
[地上波(字幕)] 7点(2007-09-15 23:57:16)
19.  スリ(1959) 《ネタバレ》 
ロベール・ブレッソン初期の頃の傑作サスペンス。 素人採用により、妙に迫真とリアリティを持った作品だ。  尺も76分と、ブレッソンらしい短さで、無駄のない作り。 間延びした映画が多い中、ブレッソン作品のこうした短さへのこだわりは特筆に値する。  主人公のミシェルは大学生とのことだが、全然そうは見えない。 単なるオッサンだ。  スリに味をおぼえ、スリという犯罪を正当化し、ドップリはまっていく主人公を描いた作品。 スリのあらゆる手口が次々に紹介され、観ているこちらは口をあんぐり、目を釘付けにさせられる。 ただ、そのうちの何個かの“スリ実演シーン”は、「それは無理っしょ?」という感じのものもあり、少し残念。  「前の女性がハンドバッグを脇に挟むと同時に、後ろから新聞紙を挟みこんで、取り替える」  これはさすがに無理があるっしょ? そういう意味でも、目が釘付けになること間違いナシ。  ヒロインの女性がかなり魅力的。 こちらも素人さんということで、他の作品では観れないのが悔やまれる。 残念だ。  フランス人監督で、一部に熱狂的なファンを持つ、孤高の映像作家ロベール・ブレッソン。 その人気の理由を理解できたような気がした。 ブレッソンならではの独自の映像世界を持っているのが魅力。  イングマール・ベルイマンもそうだけど、内容うんぬんともかく、その創り出す映像世界は超個性的! こういう監督の作品は何本か観てしまうと、他の作品も全部観てみたいという欲求にかられてくる。 ただ、ほとんどDVD化されていないし、頼みの綱のツタヤ新宿店にもあまり在庫が無いのが残念だ。 特に『少女ムシェット』を観たいのだが・・・
[DVD(字幕)] 7点(2007-09-02 11:45:38)(良:1票)
20.  砂の女
安部公房という作家が原作・脚本を担当、そこにあの『切腹』でも音楽を担当した武満徹が効果的な音楽を提供している。  岡田英次はアラン・レネ監督の『二十四時間の情事(ヒロシマモナムール)(1959)』を観た時に初めて知った俳優だが、アラン・レネの作品自体が趣味に合わなかったということも手伝って、あまり良い印象は持っていなかった。  しかし、本作『砂の女』においてはかなりの個性を発揮しており、その印象は“なかなか味のある俳優だなぁ”というものへと変わった。  そこに対するのは、私の年代の人達にとっても比較的著名な岸田今日子である。  もちろん、私が知っている彼女は“おばあちゃん”な岸田今日子。 こんなに若くて妖艶な彼女に出会ったのは、今回が初めてである。   まずオープニング・タイトル(キャストとスタッフ等の表示)からしてインパクト大。 この時点で、本作に対しただならぬものを感じてしまった。  それは、強いて言葉で表現するならば、  “オープニングでキャスティング等が表示される度に、ハンコ(印鑑)がガツンガツンと表示され、そこに独特の効果音が重なる・・・”  というものなのだが、なかなか言葉では伝えにくい類いの演出なので、興味を持たれた方は一見して頂きたい。  かなりサスペンス的要素が強い作品であり、その点だけでも十分楽しめるのだが、最終的には人生哲学的なテーマにまで話が及んでいくという、広範な守備範囲を持つバランスのとれた逸品である。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-09-01 21:45:42)
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