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1.  千と千尋の神隠し 《ネタバレ》 
最初に見たときは、適当なキャラが都合良くあれこれ騒いでいるだけとしか思わなかったが、再見したら、何と案外悪くなかった。一番良かったのは、解決手段が、銭婆のところに「とりあえず行く(しかも電車で)」「返す」「謝る」という超シンプル行動であるところ。それとやっぱり、あの水面を貫く線路の幻想性。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2024-03-15 00:57:11)
2.  セッション 《ネタバレ》 
ラストのコンサート、常人の判断なら、「わざわざ観客の前で演奏を台無しにして、フレッチャーにとっては損しかないのではないか?」と思うところです。しかし、この時点でフレッチャーは、「お仕事」として請け負っている指揮業を無事にこなすよりも、千載一遇の好機で訪れたニーマンへの報復を実現することが優先であり、むしろわくわくしていたはずなのです(2曲目に予定していたのが、彼の嗜好とはおよそ相反する「スローな曲」だったことからも、彼がステージ自体にはそれほどやる気がなかったことが窺える)。つまり、はっきり言えばフレッチャーは狂っていたわけですが、その作戦も、彼が自ら育て上げたモンスターであり、同じく狂っていたニーマンによって逆襲される(ニーマンの狂気の引き金として、ニコルとの電話のあの一言というステップがさりげなく挿入されているのも巧妙)。その狂気と狂気のぶつかり合いも、彼らの唯一の共通項であるジャズによって共鳴し、いつしか渾然一体として統合されていく。そんな奇跡の瞬間を具現化したものとして、ステージ上での演奏そのもの以上に、あのラストは衝撃なのです。
[映画館(字幕)] 7点(2024-03-08 23:15:10)(良:1票)
3.  西部無法伝
白人と黒人が組んで、奴隷として黒人を売っておきながら、後で黒人が脱走する詐欺、という驚くべきコメディ設定。邦題はえらく古めかしいのですが、71年にまで下ればこういうのもありだったわけです。中心の2人は、丁々発止のテンポの良いやりとりを繰り広げながら、時にはタランティーノばりのダラダラ無意味会話もあったりします(タラは絶対にこれ見てるだろう、などと想像したりもします)。そしてそこに、まるで峰不二子のような敵か味方か分からない女性キャラが絡んでくるという展開。また、サブで登場する黒人少女もいいアクセントになっています。全体としては、もうちょっと引っ張れそうなネタでもすぐ次に行ってしまってかなり目まぐるしい印象も与えるのですが、それでもぎりぎりのところで一本の筋が通っています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-11-28 00:33:44)
4.  世界の果ての通学路 《ネタバレ》 
ケニア・モロッコ・アルゼンチン・インドの4箇所で、それぞれ、何時間もかけて学校に通う子供たちの通学状況を映したドキュメント。各地のあまり見ることのない風景や、家庭内・街中の光景などはなかなか興味深い。なんだけど、肝心の主題について、例えば、そうまでして子供たちが行こうとしている学校ではどんなスケジュールやカリキュラムになっているとか、その国(またはその地方)の進学・就職状況であるとか、あるいはその通学路の全体像やルートであるとか、そういう中心テーマを成り立たせる背景部分の提供が何もない。つまり、カメラはただ漠然と子供たちについて行っているだけなのです。何とももったいない。それと、子供たちの会話内容が全体的にわざとらしすぎるのも気になったんだけど。人の日常の会話って、もっと無秩序で、ランダムで、どうでもいいことばかり言っているものではない?
[DVD(字幕)] 5点(2023-06-24 01:19:14)
5.  0課の女 赤い手錠 《ネタバレ》 
登場人物がことごとく全員ぶっ飛んでいる。それも、いかにもな感じでぶっ飛ぶのではなくて、真剣に前向きにネジがずれているのが怖い(特に、室田のオッサンのあの楽しそうな狂気演技!)。そして制作側は自信満々で前に進んでいく。そんな感じで、ターゲットの2人目くらいまでは、はっきりいって最高でした。ただ、その後が妙に拡散してダラダラしてしまって・・・大体この主人公、後半はほとんど何もしてないのでは?主役がほとんど郷&室田になってしまってますよ。やはりここは、当初の設定どおりに、主人公に粛々と任務を遂行していってほしいところでした。ぶっ飛び映画だからこそ、ホネは大事です。
[DVD(邦画)] 6点(2023-02-14 10:28:00)
6.  戦場(1989) 《ネタバレ》 
ジャングルの奥深く分け入ったら、同胞が現地の王として君臨し、そこに同化していた・・・となれば、「あの作品」の終幕部分を連想しますし、あそこから話をどう広げたんだろう、と期待が湧きます。はたして序盤は、日常を微妙に逸脱した不穏な空気のままに、いい感じに進みます。ところが中盤以降は、別にそんな設定の必要もないような、友情もの&戦地アクションものに結局は終始してしまいました。ニック・ノルティも、最初はノルティでなければ持ちえないような独特の存在感を発していましたが、中盤からは、ほかでも見られるような演技になってしまっています。
[DVD(字幕)] 5点(2022-10-24 20:54:37)
7.  戦場のフォトグラファー ジェームズ・ナクトウェイの世界
タイトルどおりに各地の過酷な状況を撮り続けたカメラマンのドキュメンタリーです(ただし、「戦場」に限定されたものではなく、例えば貧困にあえぐ人たちの生活だったり、戦争が終わった後にどうなっているかというような対象もあります)。彼のカメラそのものに付いているミニカメラ(?)で撮ったとおぼしき、被写体との立体的距離感も分かるショットも多数あります。その追求ぶりはなかなかなのですが、しかし、ドキュメンタリー映画として見た場合は、彼がそこに注目した理由とか、対象地までのアクセス経緯であるとか、そういう「彼自身」をもっと浮かび上がらせてほしいところでした。でないと、結局は彼が生み出した写真そのものに頼っているということになってしまいます。
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-16 00:12:26)
8.  戦場カメラマン 真実の証明 《ネタバレ》 
最初の方で戦場での撮影活動のあれこれが出てきて、まあそういう作品なんだろうと思ったら、早々と舞台は元の生活地に移って、あとはそこでの鬱屈した生活が延々と・・・。トラウマやPTSDをテーマにしたいのだったらそれも中途半端だし、意図がよく分からない作品でした。ラストの展開はそれなりにインパクトはありましたが、それは別の話ですしね。
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-09 22:35:40)
9.  セキュリティ 《ネタバレ》 
歴戦の元海兵隊隊員が、警備員に雇われてショッピングモール(というかちょっと大きめのスーパー程度)にいたら、証人保護プログラム下の少女が逃げ込んできて、包囲するマフィアとの闘いが始まる。この何と魅力的な設定!舞台はそのモールのみ!で、その開始点から浮気せずにモール内の闘いのみで走り切る潔さには好感が持てます。ただし、それなら、モール内の商品や部品を活用するとか、知恵で相手の裏をかくとか、いくつか見せ場はあるものの、もっとネタが欲しいところでした。最後の方は、ジャングルとかでやってるのと変わらない銃撃戦になっています。なお、アントニオ・バンデラスは、なかなか渋い年のとり方をしていていい感じです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-19 01:57:34)
10.  千年女優 《ネタバレ》 
往年の名女優のインタビューに来たはずが、その女優の作品世界の中に取り込まれてしまう。実は物語としては冒頭のその部分で終わっている(あとは、そのレールの上を走っているだけだから)。しかし、思考先行の制作スタンスとはいえ、その思考をぶれずに最後まで突っ走らせて完結させた態度は、やはり潔いと思う。一つの想いだけで行動し続ける主人公もなかなかだが、狂言回しの社長とカメラマンに余計なことをさせず、ただ女優についていかせているだけというのが良い。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-08-16 23:52:29)
11.  切腹 《ネタバレ》 
冒頭の何気ない訪問シーンで、実はすでにすべてのドラマが完結していた、というのが実に美しい。また、ただ座って喋っているだけなのにあふれ出ている緊迫感・緊張感、端役の侍の1人1人の動きまで整然と統一したこだわりぶりも嬉しい。で、それを支えているのが、周到に練られた脚本なんです。とにかく一つ一つの台詞が、言葉遣いとしても、そして心理表現としても丁寧かつ正確で、そこだけで聞いていて心地よいのです。そりゃ、役者陣も猛然と気合が入るというものです。仲代達矢の静かな迫力はいうまでもありませんが、それを受ける三國連太郎の僅かな表情の動きの凄さ。時代劇作家を目指すすべての人は、まずこの脚本を書き写すところから始めるべきだと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2022-07-04 02:28:35)
12.  聖杯たちの騎士
マリック監督の前々作や前作は何とか好意的に解釈してきたのだが、さすがにこれは無理だ(笑)。特段意味を感じない短時間動画の切り貼りが延々と続く。ほとんどそれだけの内容である。ベール/ブランシェット/ポートマンという面子を呼んでおいて、これだけ何も演技をさせない、カメラの中にもきちんと収めないというのは、ある意味凄い。映画監督の本能にあえて逆行していると言ってもよいかもしれない。そのことに意義があるとはあまり思えないが。
[DVD(字幕)] 3点(2022-03-17 01:03:38)(良:1票)
13.  銭形平次(1967) 《ネタバレ》 
67年の作品だから、まだTV版も始まったばかりの頃だったんだな。一応、平次のエピソード・ゼロみたいな感じで、元はただの遊び人の親不孝者だった平次が、一念発起して岡っ引きになるところから始まりますが、その前置きはものの10分強で終わります。つまり、中身はいつもの平次と変わらず、やや登場人物が重層的でちょっと尺が長めなところが違うくらいです。しかしいくら尺を延ばしたとはいえ、この敵方、何度も集団で平次を囲みながら、そのたびに撃退されているのは、実は弱いんじゃないかと思ってしまいますが・・・。なお、登場シーンは少ないながら、妖刀美剣士といった趣の舟木一夫のインパクトはなかなかでした。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-01-19 00:21:51)
14.  西部の男 《ネタバレ》 
主人公と悪徳判事の対決モノかと思っていたら、中盤では次々に予想しない方向に流れていって、なかなか斬新でした。判事が追いかけて追いついたシーンで、何か座り位置が近いなあと思っていたら、拳銃を抜き取る仕込みに爆笑。手つきをアップにしないところが大事です。●ただ、判事が突然焼き討ちに走るのはいかにも唐突だったのですが、何かその変節を示唆する描写ってありましたっけ?●それとラスト、残念なのは、リリーの実物を見せてしまったところ。これは絶対に、もう少しで控え室というところで力尽きる、でしょう。追い打ちで「実はあの髪はニセモノだったのさ」があればなおよかったのですが、さすがにそれは意地悪すぎて浮いてしまいますかね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-01-05 21:14:19)
15.  ゼイリブ
このサングラスのネタ一発だけで最後まで押し通してしまう潔さ。細かいことはどうだっていいんだよ、といわんばかりの必要最低限の描写。だからこそ、あの看板や広告のインパクトが後々まで残るものになっています。
[DVD(字幕)] 6点(2021-09-30 00:39:41)
16.  聖衣 《ネタバレ》 
こ、これは凄い。導入部で、これはよくあるローマ帝国の剣闘士ものかなあなどと思っていたら、イエスの処刑を転換点に(このシークエンスでの、1シーンだけ登場ゆえのユダのインパクトも強力)、ぐいぐいドラマが動き出す。そして主人公の(および作品世界全体の)宗教的方向へのテンションは着実に高まっていき、いつしか、信仰心が剣よりも強いというワールドが完成してしまう。この導線力というか吸引力は実に強烈でした。一方で、お顔から立ち姿からすべてが美しすぎるジーン・シモンズをできる限り存分に画面に登場させるというサービス精神も忘れてはおらず、作品が観念的次元に陥ることを防いでいます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-06-16 00:25:28)
17.  セイヴ・ザ・タイガー
主人公が特に脈絡なくあっちこっちでいろいろ人と喋ったりどうしたりしているのを、順次継いでいっているだけの作品。ジャック・レモンがオスカー受賞!というのが、かえって売り出しの障害になったのではないだろうか。何も知らずにこれを見たら彼が誤解されるから、国内未公開なのは実は正解だったのかもしれない。
[DVD(字幕)] 3点(2021-03-10 01:29:33)
18.  セブン・シスターズ 《ネタバレ》 
いや、これはびっくりしました。「七つ子姉妹が曜日ごとに1人ずつ行動」「しかもそれを主演女優が1人七役」という突飛すぎる設定にまず驚きますが、まずその前提世界が自然に、というかむしろ当然のように自信満々に描かれている。しかもその後の進行も、設定負けしていません。7人のキャラは無理なく自然に分かれていますし、それぞれに十分な見せ場も用意されています。さらには脚本上のミスリードなんかもちりばめられていて(建物管理人の「昨夜は・・・」とか、チューズデーの「銀行員だから・・・」に対するグレン・クロースの回答とか)、唸ってしまいます。もちろん細かいところは突っ込みどころ満載、というかリアリティは最初から放棄していますし、しかしそれでも物語に引き込むパワーがあるのです。●フライデーの壮絶な作戦で吹っ飛んだはずの敵のボス捜査官が、その後怪我もなく元通り登場してたのはちょっと残念かなー。あそこはフライデーと差し違えてほしいところでした。それとこれは作品の責任ではありませんが、字幕で名前(=固有名詞)を「月曜」「火曜」とか訳したらいかんだろ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-01-15 01:09:58)(良:1票)
19.  西部魂(1941) 《ネタバレ》 
製作年代からいって、まあ素朴でのどかなウエスタンなのかな、と思っていたら、全然違っていました。導入部で重要な前置きを手際よく済ませ、年月を飛ばしてあっという間に本題に。そもそも主人公は、ガンマンでも何でもなく、地道に仕事を積み重ねる技師なのです。そこに、立ち位置が一筋縄ではいかないような曲者の脇役が絡んできます。主人公の妹をめぐるコメディの部分も挟みつつ、主人公にはいろいろ危機が訪れるのですが、爽快に銃をぶっ放すわけでもなく、さらに地道に我慢を続ける。それがラストに自然につながっていく。ウエスタンの雰囲気でありながら、中身はむしろビジネス・サスペンスですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-01 22:06:17)
20.  戦場(1949)
冒頭で10人くらいの隊員が集まってきて、この人たちが主役ですよ~という雰囲気で始まるのですが、その個性が描き分けられていないため、せっかく登場人物を設けた意味がないのです。その後はあれこれ戦闘に巻き込まれていきますが、制作側の視線が目の前のことだけで、なぜそうなっているのかの作り込みが不足しているため、結局迫力もリアリティも欠けることになっています。そしてそのまま最後まで、とにかく戦っているだけで終わってしまいました。まあ、そう考えると、原題と邦題は間違っていない、ということはいえますが。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-07-31 01:44:26)
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