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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2597
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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21.  ゾンビランド 《ネタバレ》 
基本的にタイトルに“ゾンビ”というワードが入った映画は観ない。理由はただ単に、「怖いから」だ。 何歳になってもホラーは苦手で、故にゾンビ映画も避けてきた。 ただし本作は、もろに「ゾンビランド」と銘打ってはいるけれど、他のゾンビ映画に対して随分と“毛色”が違う感じがありありとしたので、意を決して観てみた。  言うなれば、「ゾンビ映画」というジャンルを冠したロードムービーといったところか。もしくは、ゾンビ映画そのものをパロディ化したコメディ映画とも言える。  ゾンビが蔓延る世界で何とか生き延びている元ひきこもりの青年と息子を亡くした無頼漢と美人詐欺師姉妹が出会い、道中を共にしながら、結束を強め無くしていたものを取り戻していくという、想像以上にドストレートなストーリー展開だった。  正直なところ、もっと破天荒でエスプリが効いた映画世界を期待していた部分もあったので、物足りなさは否めない。 全編に点在するコメディ要素も少々ローカルネタすぎるというか、アメリカではウケるのだろうなというものが多くて、入り込めなかった。(「トゥインキー」って結局どんなものなのかいまいち分からずじまい……)  展開はもうひとつパンチが足りなかったけれど、主要キャストはそれぞれ良い味を出していた。  特に、「ソーシャル・ネットワーク」でフェイスブックの創始者を演じてアカデミー賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグは、神経質な主人公を好演していた。 「ソーシャル~」の時とほとんど同じ風貌で登場し、今作での役どころも引きこもりのパソコンオタクという設定なので、キャラクター性に面白い類似性があった。まったく関係のない映画だが、「ソーシャル・ネットワーク」の“パラレルワールド”という位置づけで観ると、また違った面白味が生まれてきそうだ。  ところどころで脱線したり、無意味に思える演出も多い映画だったが、そういう“粗”自体がこの映画の面白さだろう。 僕のように、「ゾンビ映画」が苦手な人のための「ゾンビ映画」だとも言えると思う。   あー、あとこれは言っておかなければ。  ビル・マーレイは流石だ。
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-03 01:54:15)(良:1票)
22.  ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 
全米を揺るがした劇場型殺人を、仰々しい抑揚は排除してドキュメンタリータッチで質素に確実に描き出す。 映画ファンとしては、本当にこれがあの「セブン」のデヴィッド・フィンチャーの映画なのかという印象をまず受けるだろう。これまでの監督作品でことごとく見せつけてきた刺激的な映像センスは影を潜め、代わりにリアルな緊張感に満ちた説得力のある映像美が全編に繰り広げられる。  「ゾディアック」という今尚「謎」に包まれたままの殺人犯の「本性」を暴き出そうと、、主人公の新聞イラストレーターは、事件の深みへどんどん踏み込んでいく。 この映画のストーリーがユニークなのは、実在の「謎」に対する真相の“導き”を主題とはせず、「ゾディアック」という殺人犯を追うあまり、その悪魔的な魅力に支配され、混沌と混乱に陥っていく主人公たちの「運命」を主題としているところだ。  「謎」を追求するあまり、本末転倒していく人間たちの愚かさこそ、この映画の核心と言えるだろう。  と、おおむね“ベタボメ”と言いたいところなのだが、実はそうではない。 「未解決の殺人事件」を描いた映画といえば、韓国映画の傑作「殺人の追憶」が記憶に新しいところだ。 故にどうしても比較してしまうが、「殺人の追憶」が素晴らしいのは、事件を追う刑事たちの“熱い人間味”に尽きる。それに対し、今作は主人公をはじめとするキャラクターに観客を引き付けるキャラクター性が無さ過ぎる。 最終的に「真犯人」を生半可に結論付けてしまっているラストも、「謎」に対する余韻と絶妙な哀愁を残してみせた「殺人の追憶」とは雲泥の差を感じる。  比較対照となる映画が無ければ、完成度の高い良い映画だという印象を持ったかもしれないが、もう少しのところで“のめり込められない”のは残念。
[映画館(字幕)] 6点(2007-06-20 00:16:43)(良:1票)
23.  ソー:ラブ&サンダー 《ネタバレ》 
思わず声を出して笑ってしまったシーンはあったし、楽しくない映画だったとは言わないけれど、期待していた映画的価値の創出できていないなというのが、正直な印象。 タイカ・ワイティティ監督らしいエキセントリックな表現やキャラクターたちの言動はユニークだけれど、ストーリーの根幹に存在すべきテーマがひどく散漫で、愛すべき“おふざけ”がただの“緩み”のまま終始してしまっており、中身の乏しい映画に仕上がってしまっている。  これがタイカ・ワイティティ監督の初めてのビッグタイトルということであれば、また面白い監督が出てきたなと好意的に見れたかもしれないが、既に前作「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で一躍頭角を表し、「ジョジョ・ラビット」で映画監督としての地位を固めた実績を踏まえると、本作の仕上がりについては“お粗末”と言わざるを得ない。  MCUがフェーズ4に入り、その世界観が際限なく広がってしまったことが、本作の立ち位置を見失わせてしまった最たる要因だと思う。 フェーズ3までは、サノスとの決戦を終着点として、あくまでも“地球”ベースで各映画作品が連なっており、その中では、“神々の騒動”を描いた「マイティ・ソー」シリーズはある種「異質」であり、その毛色の違いが魅力だったと思える。 だが、フェーズ4に突入し、「エターナルズ」「シャン・チー」等の神話的世界観が乱立するようになり、更には「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」や「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で“多元宇宙”の領域までMCU全体の世界観が無際限に広がってしまった今となっては、我らが“ソー”を軸にした神々の世界の独創性もすっかり薄れてしまっている。 そんな中で、改めて“神同士”の諍いや、“神殺し”との対決を繰り広げられても、今更感が拭えず、新たな高揚感を見出すことができなかった。  ナタリー・ポートマンのシリーズ復帰、クリスチャン・ベールの存在感は、本作において大きな要素であり、それぞれ一流俳優としての魅力を遺憾なく見せてくれていたと思う。 クリスチャン・ベール演じるヴィラン“ゴア”は溢れ出る禍々しさと悲痛を見事に体現していたと思うし、ナタリー・ポートマンは、それこそベール顔負けの肉体改造で強く美しい新マイティ・ソーと非情な運命を受け入れるジェーン・フォスターを演じきり、ヒーローとヒロインを同時に演じ分けていた。 しかし、両者とも、中身の無いストーリー展開の中で上手く噛み合っていたとは言えず、とても勿体ない印象を受けた。(御大ラッセル・クロウもほぼギャグ要員で残念)  これほど影響が出るとは思っていなかったけれど、観終わった今となっては、やはり「ロキの不在」が、本シリーズにおいてはあまりにも大きなマイナス要素となることを証明してしまっている。 期待していた“ガーディアンズ”との絡みも冒頭のみで取って付けたような感じだったし、他の並行するMCU作品との絡みも皆無だったことも、本作を浮かせてしまっている要因だろう。 単独作としてはシリーズ4作目であり、MCUの中でも最多となっている本シリーズだが、更に続編に挑むのであれば、「バトルロイヤル」の時のようなテコ入れが必須だろうと思う。   劇中劇で再登場する“ビッグスター”たちには大いに笑わせてもらった。 あの舞台役者たちは、アスガルド崩壊やサノス襲撃からも生き残っていたんだな、と思うと妙に感慨深いものがある。
[映画館(字幕)] 5点(2022-07-09 22:06:18)
24.  続・黄金の七人/レインボー作戦
日曜日も深夜にさしかかった頃合いにこの映画を観始めた。襲ってくる眠気とせめぎ合いながら、なんとか最後まで観終えた。  数年前に観た前作同様、チープさの中で繰り広げられる絶妙な洒落っ気と雰囲気を楽しむべき映画だろうと思う。 が、「ルパン三世」の元ネタというわりには、全体的にテンポが愚鈍というか、軽妙なコメディ要素が強すぎて"泥棒映画”としてのスリリングさに欠ける。これも前作から引き続き感じた印象だ。  ただ、前作よりも、キャラクターのそれぞれに存在感があったことは、タイトルに相応しく良かったし、続編ならではのそもそもの設定を覆しかねない弾けっぷりも好印象だったと言える。  でもやはり、DVDのパッケージやイントロダクションを見て受ける期待を超える面白さは得られないというのが正直なところ。 “時代”と“お国柄”の違いが大きな隔たりになっているのかもしれないが、「ルパン三世」を観て育っている者としては、ちょっと、いや大いに物足りない。  BGMがわりに、お洒落なカフェバーのスクリーンにでも映し出されていれば、センスの良い空間の演出に一役買うことは間違いないと思うけれど。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-26 23:22:24)
25.  卒業旅行 ニホンから来ました
織田裕二という俳優、お世辞にも演技力が高いとは言えないが、今作で見られるような映画のキャラクターとのマッチングが彼をスター俳優まで押し上げた要因なのかもしれない。「踊る大捜査線」でもその特長は顕著だったと思う。明らかに「実力派」ではないが、主役を張る俳優にはこういう能力も必要だ。
[地上波(邦画)] 5点(2004-03-22 18:19:09)
26.  ソードフィッシュ
冒頭の大げさ過ぎるほどの銃撃シーンには圧巻されるが、その後の展開には触れ込みほどの衝撃を受けることはなかった。トラボルタのアクの強いキャラクターや大まかな展開自体は悪くなかったと思うが、肝心のクライマックスで衝撃性がなかった。それがこの映画のテンションを一気に下げてしまったと思う。中盤中だるみするところも頂けない。
[映画館(字幕)] 5点(2003-12-21 13:44:50)
27.  ソラリス
ひたすらに長く難解だったオリジナル版「惑星ソラリス」と比べると、ソダバーグの小刻みなカット割による展開は、明らかに簡潔で観やすくその世界観に移入しやすかった。主人公と亡き妻とのラブストーリーに絞った展開も良かったと思うが、それならばもっと妻役の女優にビジュアルの愛らしい人を配役してほしかった。超筋肉質で怖すぎるほど眼光の鋭いナターシャ・マケルホーンではやや主人公の妻に対する想いに共感できなかった。ただ宇宙船内のセットは素晴らしく、そのビジュアルの美しさには引き込まれた。冒頭のあまりの展開の速さに製作費が思ったより集まらなかった背景が伺えるが、伝説的名作として評判の高い作品を巧くリメイクしていると思う。もっと莫大な製作費が用意されていたなら、スノー役はブラッド・ピットあたりがやっていただろう。
[映画館(字幕)] 5点(2003-12-05 22:50:05)
28.  続・深夜食堂
漫画「深夜食堂」と、ドラマ版「深夜食堂」の大ファンである。 一人飲みの際には、最高の「肴」となる世界観を映画化してくれたこと自体は嬉しかったが、必然的な物足りなさを前作には感じた。 深夜帯の限られた時間の中でまさに“つまむ”ようにミニマムな人間模様に触れられることが「深夜食堂」の醍醐味であり魅力であると思う。 しかし、映画化により長編となることで、その醍醐味が明らかに薄れてしまう。  前作はそれでも、多部未華子というこの作品世界に相応しい“華”や、舞台が“めしや”の「2階」の描写により、世界観が文字通り立体化したという映画的な価値があった。 でも、この続編ではその映画ならではの舞台設定を闇雲に広げすぎてしまっており、肝心の“めしや”の外でのストーリー展開が多すぎる。ファンとしては、これでは「深夜食堂」で描く意味がないなと思わざるを得ない。 必然的に、ストーリー上においても、“めしや”のマスターが作るメニューが主体になっていないので、このシリーズならではの「味わい」が殆ど無くなってしまっていると思う。  詰まる所、一見では人情映画を作るのに最適な素材のように見えるけれど、数ページの漫画や、30分以内のドラマ枠だからこそ、その味が深まる世界観なのだと思う。 それは、他愛のないメニューであっても、あの空間で、あのマスターが作るからこそ、「美味い!」と足を運ぶ“めしや”の常連客たちがもっとも理解することだと思う。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2018-09-16 18:14:46)
29.  ソロモンの偽証 後篇・裁判 《ネタバレ》 
「前編・事件」は、少年少女たちの成長譚的側面が、ミステリー要素以上に色濃く展開され、歪な仕上がりではあったけれどエモーショナルな映画として見応えがあった。 この「後編・裁判」には、そういった少年少女たちの成長の行く末と、それの根幹に関わる事件の真相が詳らかになる展開に期待したのだが、大いに肩透かしを食らってしまった。 結論としては、前編の佳作ぶりを一蹴してしまう程の「駄作」だったと思う。  何と言っても最大の問題点は、真相の核心として存在する“柏木少年”の浅はかさだ。 当然ながら、前後編通じてこの物語の最たるキーパーソンである彼の存在性自体が、あれ程までに脆く軽薄であることは、ストーリーテリング上致命的な欠陥であり、文字通り“救えない”。  柏木少年を演じた望月歩くん自体は、今作が俳優デビューであるにもかかわらず、ある種の悪魔的存在感を醸し出そうと一生懸命役づくりをしていたと思うけれど、キャラクターとして最終的にあのような描かれ方をされてしまっては、ただの愚か過ぎる馬鹿者にしか見えず、正直同情の余地が全く生まれなかった。 逆に、こんな者のために、子どもも大人も含めたすべての登場人物たちが振り回され、何の罪もない少女が巻き添え死に至ってしまったことに対して、憤りしか感じない。  そして、この「裁判」で、一方的に真実を突きつけられ、最も己の罪に苛まれながら「生き地獄」に突き落とされたのは、藤野涼子でも、神原和彦でも、大出俊次でもなく、柏木少年の両親に他ならない。 少なくともこの映画の中においては、この両親の問題性を表す描写は無かった筈なので、ただただ気の毒でならず、不快感極まりなかった。  舞台が「中学校」である以上、どんなに複雑な人間関係を用意したとしても、導き出される「事実」は限定的にならずを得ない。 それに、原作者自身も、現代社会に蔓延する後を絶たない「問題」こそを描きたかったのであろうから、この「事実」ありきだったとは思う。 ならばもっと、その「事実」に至らざるを得なかったもっと根本的な「理由」こそを「真相」として描かなければならなかったと思う。 それが、柏木少年の深層心理なのか、過去のトラウマなのか、はたまた全く別の学校環境なのかは分からないけれど、それを描き出そうとする姿勢が無ければ、この物語自体が、現実社会の「問題」を類型的に、記号的に捉えているように思え、また不快感が募る。  その他の人物の描写においても、この「裁判」を経て、すべてが“良きこと”に繋がったように見せる顛末が、どうにも気持ち悪かった。 それはやはり、結局のところ、本当の真相に誰もたどり着いていないからだと思う。
[ブルーレイ(邦画)] 3点(2016-09-13 18:06:40)
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