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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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1.  Vフォー・ヴェンデッタ
原作はプロットはシンプルながらもストーリー展開や細かなエピソードが非常に洗練されている大傑作なのだが、本作は原作が壮大なだけに印象的なシーンの切り張りに終始しているところもあり、説明不足や、キャラの掘り込み不足を感じさせる。原作との相違点で目立つのはVとイヴィーの関係、そしてラストだ。原作の2人は父親と娘、或いはレクターとクラリスのような関係だった(だからこそ、イヴィーは成長し、Vの意志を引き継ぐのだ)。しかし、本作では恋人のような関係になっているためVのキャラから受ける印象も異なってくるし、テーマも限られてくる。ラストは映画的演出に沿ったものになっているが、市民の反乱という意味ではこちらのほうがわかりやすい。しかし、注目すべきは本作が市民の生活を極端に悲惨には描いていないところだろう。自由を取るか、安定した生活を保障されるか、という問題は「マトリックス」におけるサイファーの葛藤そのものだ。肝心なのは市民が情報操作に操られ政府に対して盲従、沈黙することなく、自分の意志を持って望むことなのだ。原作とは異なった印象を受ける映画になったのも20年前のイギリス批判から現在のアメリカ批判に置き換えられた事を考えると当然のことといえるのかもしれない。
[映画館(字幕)] 8点(2006-04-25 21:32:51)
2.  ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
今までW&Gファンで本当に良かった!オープニングで2人がお決まりのからくりで出動するシーンからもうワクワクしっぱなしでした。「チキン・ラン」は「大脱走」のプロットに縛られ、大人しめの仕上がりだったのに対し、本作は大作に相応しいなんともエネルギッシュな作品でした。間抜けなウォレスをグルミットが救う、というこれまでどおりのプロットを踏まえつつ、ホラー、サスペンス、アクションの定石を丁寧に押さえ、「狼男」、「キング・コング」、「マトリックス」のパロディなど隅々まで工夫が凝らされています。ラストの「ドッグファイト」には「ペンギンに気をつけろ」の懐かしさから目頭が熱くなりました。それにしてもクレイアニメでこれだけ大興奮のアクションシーンを撮れるスタジオが他にあったでしょうか?長編化に伴い大勢のキャラクターを同時に扱う荒業を見せた上に、ここまでパワーに溢れた作品を作り上げてしまうニック・パーク監督とアードマンのスタッフの人々の製作に対する強い情熱を感じずにはいられません。「キング・コング」、「サンダーバード」へのオマージュもしっかり確認できますし、子供向けと敬遠されることなく幅広い年代層に受け入れられて欲しいものです。
[映画館(吹替)] 9点(2006-03-19 16:58:00)
3.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
冒頭のこれからおきる事を予見するかのような広範囲を映した奥行きのあるカメラワークとスピルバーグ独特の光のぼかしはユニークだったが、その後の演出が非常に淡々としているのに驚かされた。むしろそのオープニングからこれは単純な娯楽映画ではないと訴えているようだ。トライポッドが地下室を探査するサスペンスシーンやレイがトライポッドに囚われるシーンなどに娯楽性をはらんではいるが、全体的に抑制したリアリティのある演出である(軍隊は画面から明らかに浮いているのは狙ってのことだろう)。しかし、パニック描写はさすがに迫力があり、トライポッドが熱線で人々を攻撃するシーンには実際に起こりそうな恐怖感があったが、それも前半だけに集約され、オチも原作そのまんまで、あっけないといえばあっけない。しかし、主人公のレイがあくまでも「一般人」だったのは非常に新鮮味があった。人は大災害を前にただただ逃げるしかない。侵略者に対してはあくまでも受動的であり、そのためには他人を見捨てる事もある。ロビーとティム・ロビンス(役名がわからない)のシーンはそれを上手く示したシーンだろう。それだけに中途半端な家族愛のシーンは蛇足だと思う。ラストでは個人的には期待していただけにもうちょっと終末感を出して欲しかった。人類の破滅を確信した人々が絶望する中、思いがけない事で幸運にも助かった、というストーリーなら爽快感があったかもしれないが、ラストに絶望感が足りないためか、あまり印象に残らない終わり方になってしまったのは残念。
[映画館(字幕)] 7点(2005-06-29 20:44:03)
4.  ウィズ・ユー
女優以外はなんとも中途半端な映画でしたね。この映画を微妙にしている要因の一つはハットン監督の単調すぎる演出。音楽の使い方もいいかげんなので、ストーリーのほうは完全に役者だけで進めている印象が強く、見ていて退屈してしまいます。ハリエット役のエヴァン・レイチェル・ウッドは自分ひとりの世界に生きる少女を上手く演じていました。普通、自分の殻にこもる少女、という役柄は「キャメロット・ガーデンの少女」みたいに妙に大人っぽくなっちゃうんですが、彼女はしっかり「女の子らしさ」を残しつつ演技しているところがすごい。グウェン役のマスターソンも好演です。一方、ケビン・ベーコンの演技は少しやりすぎの感じが否めず、ラストで泣くシーンも少々わざとらしかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-29 19:15:11)
5.  ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ!
これまで見たアニメでは傑作中の傑作です。グルミットの表情の豊かさと独特のユーモアも良いですが、わずか30分映画にサスペンス映画のツボを押さえた演出を見せた監督には拍手を送りたいです。とくにゴミ箱に隠れたグルミットに近づくシーンやダイヤを盗むシーンの緊張感は実写映画にも勝るほどだと思います。ラストの列車追跡シーンは間違いなく映画史に残るスピードアクションでしょう。2,3回は見直して気付いて欲しい小ネタが多いのもすごいところ。この映画を酷評する人とは友達になれないと思います。
[地上波(吹替)] 10点(2004-09-15 23:11:06)(良:1票)
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