41. ダイヤモンドの犬たち
《ネタバレ》 中盤からピーター・フォンダが善人か悪人か分からなくなり混乱したままお開きとなりました。締めの台詞が「地球は狭い」とは。何をふざけた事言うとるんじゃ・・・・以下自粛。 [インターネット(字幕)] 2点(2021-04-28 01:48:14) |
42. ダーティ・ダンシング
《ネタバレ》 初見。青臭く且つ瑞々しい青春模様、並びに、洗練・優雅とは無縁ながら躍動感溢れるダンスシーンが眩しい。ラストシーンでパパ・ママ、爺さん婆さんも踊る姿に寂しい思いが癒されました。余談ながら、5月21日から劇場公開されるようで、更なる感慨に浸る事になりそうです。 [DVD(字幕)] 6点(2021-04-05 23:08:35) |
43. 脱出(1972)
《ネタバレ》 初見。急流下りのサバイバルものだと思っていたのが、殺人が絡んだ話だったというのに仰天。「豚のように鳴け」は特筆もののえげつなさ。このシーンをはじめとして映像の生々しさと迫力が強烈な印象を残します。人間の見た目と異なる本質を浮かび上がらせる展開もお見事。しかしながら、人里離れた所に住む人々の描写と罪のほっかむりを許す結末がいけません。幻滅です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-03-24 02:10:28) |
44. 大雷雨
電力会社保線工で親友同士のエドワード・G・ロビンソンとジョージ・ラフト、殉職した同僚の娘マレーネ・ディートリッヒが織りなす三角関係メロドラマ。夢の競演を堪能しました。直情径行なロビンソンもさることながら、クールなラフトが美味しいところをさらっていった感があります。ディートリッヒを往復ビンタで張り倒すお宝映像はリプレイタイム。このディートリッヒが自身のイメージ優先なのかしりませんが、浅い人物像で重みの無い台詞に白けてしまったのが残念。雨中の鉄塔上での対決は勝敗が想像できるものですが、硬直して見入るクライマックスでありました。保線工面々の与太話シーンは爆笑もので名匠の硬軟メリハリ効いた快作です。 [DVD(字幕)] 9点(2020-09-27 20:31:30)(良:1票) |
45. 他人の家
イタリア移民で理髪師から銀行を設立したジノ・モネッティ。カンヌ男優賞獲得したエドワード・G・ロビンソンが名匠の冴えわたる演出で登場するシーンに思わず拍手。彼の十八番である言いたい放題超絶オレ様キャラは何時もと違う人懐っこさの無いもの。次男のみ溺愛し長男三男四男は飼い犬扱い。血は繋がっていても他人同様である一家の相克模様は目の離せない展開で最悪の結末を覚悟しました・・・・・ 息を吞んだ台詞「鳩にエサでもやっとけ」に+1点 スーザン・ヘイワードとリチャード・コンテのマウント取り合いの会話が鬱陶しく感じたのに-1点 絵から出てきて喋り出すんじゃないかと思える見事な肖像画(欲しい!!!)に+1点 [DVD(字幕)] 9点(2020-09-27 20:02:09) |
46. ダンシング・レディ
クラーク・ゲイブル、ジョーン・クロフォード出演にビックリ! クロフォードのダンスはノッペリというかノッソリというかキレに欠けるものでイマイチ。ストーリーもミュージカルものの定番といった感じ。お目当てフレッド・アステアは出番2回のみ台詞無し。(鑑賞後に本作が映画デビュー作なのを知りました)そのダンスはその後の活躍も納得の見惚れるものでした。バズビー・バークレイを思わせる舞台演出も素敵。 [DVD(字幕)] 7点(2020-09-07 16:50:33) |
47. ダーティ・グランパ
糟糠の妻葬儀翌日から孫と過ごすハチャメチャ爺さんのオハナシ。99%がエロくてクスリまみれで気持ち悪い。だけど、1%ホロリとさせる姿を見せるのが、稀代の名優ロバート・デ・ニーロならではか。「マイ・インターン」の落ち着いた佇まいとは真逆な作品に出演するのは、この1%があるからなのか、通販のCMで見かける「男の活力・・・」「生涯現役を目指す男性に・・・・」という思いがあるからなのか聞いてみたいところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-07-30 14:56:02) |
48. 大帝国行進曲
《ネタバレ》 1899年大晦日から1932年大晦日迄の英国上流階級マリヨット一家の歩み。ラストの老夫婦に、監督とリアルタイムで観た観客の平和への願いを感じ取る。1933年1月にヒトラーが首相になった事に歴史の無情を思います。無情と言うと長男最期の演出が忘れられないものとなるでしょう。オスカー作品賞も納得の良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2020-06-08 15:23:01) |
49. 007/ゴールデンアイ
初見。お目当てピアース・ブロスナンのジェームズ・ボンドはスマートなジョークを飛ばす言動に品の良さが漂うのですが、色気が感じられない優等生の諜報員ぶりが物足りません。製作時は冷戦終結で悪≠ソ連のストーリーはなかなかのもので、登場人物も全員個性的。MIPはオナトップ嬢でしょう。名は体を表すという「目立ってナンボじゃい!」のドS熱演はタジタジとなる迫力で、彼女に相応しい最期を用意して欲しかったところです。数々の有り得ないアクションを形にしたスタントチームと制作陣の仕事に惜しみない拍手を贈ります。戦車で追跡シーンに「行け行けー 踏み潰せー」その突破力に大興奮し、お馬さんに大爆笑でありました。シリーズを復活させたというのも頷ける快作です。 [DVD(字幕)] 8点(2020-02-21 23:38:58)(良:1票) |
50. タイム・トゥ・ラン
《ネタバレ》 お目当てデ・ニーロはカジノを仕切る絶対君主ぶりの迫力と娘に「家族を引き裂いたカジノなど燃やして灰にして」と拒絶されるやりきれなさをきっちり表現する別格の存在感に大満足です。期日までに娘の手術費用30万㌦を届ける為に飼い主の金を強奪したヴォーンの逃走劇は結構手に汗握るもので、アッと驚く展開にビックリです「ええっ?」「これは一本とられましたな」結末に於けるデ・ニーロに「それなら、最初から貸してあげればよかったんじゃないんですか」と思ったのですが、それを言っちゃあおしまいなのでやめておきます。狂犬コックスがバティスタに似ているなぁと観ていたらその人だったというところに追加の1点。 [DVD(字幕)] 8点(2020-02-08 22:10:37) |
51. 魂のゆくえ
《ネタバレ》 孫の30年後の地球を考えさせられる環境問題。環境破壊企業から支援を受けてもの申せないメガチャーチの存在。なかなかに考えさせられます。義憤に駆られ自爆テロで無辜の人ごと教会ごと吹き飛ばそうとする牧師の胸中には付いてゆけず、大切な人は巻き添えに出来ないところは当然であると同時に身勝手さを感じます。DVD再生不良かとびっくりしたラストはどう解釈してよいのか。再見してみようかという気にはなれない作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2020-01-28 16:38:01) |
52. タッカー
《ネタバレ》 完成車がズラリと並ぶ光景を筆頭に画面の得も言われぬ美しさに見惚れてしまった。ストラーロによる撮影というのに納得。流石。タッカーにも藤沢武夫のような人物が居れば会社も繁栄しただろうに。ジェフ・ブリッジスの夢に感染させられたマーティン・ランドー、共に記憶に残るであろう熱演。本作がアメリカでコケたのが信じ難い。「・・・・敗戦国からカメラや自動車を買うハメになる」そのままの時代だったせいなのだろうか。カチンときたこの台詞に-2点。 [DVD(字幕)] 8点(2019-09-30 16:37:31) |
53. 大平原
《ネタバレ》 大陸横断鉄道敷設の西部開拓史。悪に鉄槌を下すジョエル・マクリーがひたすらカッコイイ。インディアン襲撃シーンで段々と追い詰められて「もうダメか」と諦めた時の救援列車に大興奮。バーバラ・スタンウィックはジーン・アーサーばりの気風の良さが作品に華を添え、男二人の間で揺れる女心を見事に演じている。脇を固める面々も悪人は悪人らしく善人は善人らしい存在感溢れる演技で、ザ・西部劇と言うべき傑作。 [DVD(字幕)] 9点(2019-09-27 16:36:10) |
54. 大統領の堕ちた日
《ネタバレ》 JFK暗殺をモチーフにした本作、キャストは超豪華だけど、脚本及び演出は超超超超超・・・・お粗末。いきなりのどアップ三船敏郎(出番30秒程)とこのヒトはもしかしてエリザベス・テーラーなのか(鑑賞後ご本人と分かる)ご登場に1点ずつ。全米公開後数日で打ち切りと相成ったのは、テーマ云々より幼稚なたわごとが原因と思われる。 [DVD(字幕)] 2点(2019-07-17 01:08:07) |
55. ダンケルク(2017)
《ネタバレ》 監督十八番の映像表現によるダンケルクの戦いを描いた本作。立っているだけのケネス・プラナーを始めとして33万人救出の感動が何一つとして湧き上がらなかった。凝った絵柄(+1点)のニュース映像であって映画としての面白味が皆無の作品。 [DVD(字幕)] 3点(2019-05-16 16:15:26) |
56. ダウンサイズ
小さくなった人間が従来通りの住環境で暮らしているところの違和感が最後までついてまわりました。物語は途中から迷走して結局何が言いたいのか分からない尻すぼみな作品。 [DVD(字幕)] 5点(2019-02-18 00:13:12) |
57. ダラスの熱い日
《ネタバレ》 ロバート・ライアン目当ての鑑賞。バート・ランカスターとの共演も印象薄く残念。ケネディ暗殺の仮説に基づく陰謀話で動機が曖昧なものの、さもありなんと思える内容。警護のお粗末さ(ホントに?)に唖然となる。関係者18名の不審死(ホントに?)に「責任者出てこい」と言いたい。2039年真相が明かされる日を待つことにします。 [DVD(字幕)] 6点(2019-02-06 02:08:00) |
58. 大災難P.T.A.
《ネタバレ》 無神経な人物は嫌いなのでデルは生理的に受け付けない。帰る家が無い「おかえり」と言ってくれる者がいない淋しさも免罪符にはならない。品の良さが滲みでていたスティーヴ・マーチンがコメディアンというのに驚き。 [DVD(字幕)] 4点(2019-01-29 16:51:28) |
59. 007/カジノ・ロワイヤル(1967)
007作品でのシャルル・ボワイエに期待を寄せたのですが。「まだか、まだか」と思っているうちに終了して愕然。速攻観直して確認出来ました。眼鏡のせいもあるし、オーラが感じられなく残念。「ジョージ・ラフトはどこに出てた?」で更に再見でやっとこさ発見。泥沼に咲いた一輪の蓮の花を思わされたコイントスの姿・崩れ落ちる姿に往年の名シーンが甦ります。イメージが覆りそうな弾けっぷりのデボラ・カー、針で突いたら弾け飛んで行きそうな存在感満点な巨体オーソン・ウエルズ、イメージにドンピシャだったネズミ男っぷりの大嫌いなウディ・アレンが印象に残ります。他にもスターがズラリと居並び、馬鹿丸出しのコメディで共演している事に感心します。超絶駄作にしてある意味貴重な珍作。 [DVD(字幕)] 3点(2019-01-27 23:30:40) |
60. 探偵物語(1951)
《ネタバレ》 9割方が21分署内で繰り広げられる刑事たちと犯罪人たちの群像劇は個々のエピソードが繋がってゆく見事な脚本で見応え充分。罪には罰を、犯した罪は償う。当然の事であって、マクラウド刑事の姿勢を支持するものの、結婚前のメアリーの過去を罵る「ちっちゃい男」ぶりには幻滅。チャーリーに素手で立ち向かうラストに、信念を貫くのとこの世への絶望感が入り混じった、他の生き方が出来ない男の哀れさを見せつけられ胸が詰まる。カーク・ダグラスはドンピシャのキャスティング。リー・グラントはほんわかとした存在感だったものの必要な登場人物だったのだろうか疑問が残る。邦題は鑑賞史上屈指の誤訳。 [DVD(字幕)] 8点(2019-01-13 22:17:25) |