61. タイフーン・シェルター
舞台は確か台湾かその辺だったと思うけど、アジアの異国での浅野忠信、緒川たまき演じる主人公らの生活を描いた作品。ストーリー的に盛り上がりはなく、緒川たまきのわざとらしいキャラクター性にも違和感がった。クリストファー・ドイルの映像美はさすがに綺麗だが洗練はされていないという印象。 3点(2003-12-03 12:21:47) |
62. タッチ CROSS ROAD 風のゆくえ<TVM>
オリジナル自体もそれほど好んで見た方ではないのだが、この続編スペシャルは作る必要も価値も無かったと思う。個人的には愛着はないので「つまらない」で済んだが、原作を愛している人らにとってはその拒否感は強かっただろう。 [地上波(字幕)] 1点(2003-12-01 15:36:49) |
63. 太陽を盗んだ男
価値観が多様化した現在だからこそ、このような破天荒な勢いのある映画は人気が高まったりするのは分かるが、この映画をよく20年前に作ったなあと感心した。それも当時、超がつくほどの大スターであった沢田研二と菅原文太を主役に配しているのだから、そのエネルギーは並大抵ではない。強烈なまでのアクの強さと個性を打ち出した今作に拍手を送りたい。 8点(2003-11-30 14:17:50) |
64. 卓球温泉
くだらなさを覚悟して見たけど、意外に楽しめる映画だった。温泉卓球を軸に過疎温泉の復興、家族関係の修復がコミカルに描かれる。題材にふさわしいほのぼのとした空気感が映画全体を包み、心地よく観ていられた。主演の松坂慶子のはつらつとした魅力も印象的。 6点(2003-11-18 18:48:03) |
65. 第三の男
個人的には古き名作サスペンス映画には、あまり感動を覚えることがない。今作もその例にもれず、いまひとつインパクトに欠けたまま終わってしまった。感覚的に濃厚さはあるにはあるのだが、ストーリーには淡白さを感じずにはいられない。ただ超有名なラストシーンを見られただけでよしとする。 4点(2003-11-18 01:04:20) |
66. ターミネーター2/特別編
基本的なストーリー展開にはほとんど差異はないが、細かなCG描写などが加わり若干ではあるが面白味は増している。T-1000が格子を通り抜けるが、持っていた銃が引っかかるとかそういう小ネタ的な追加シーンが楽しい。 10点(2003-11-16 11:58:05) |
67. ダイヤルM
オリジナルは観ていないが、内容の面白味は感じることが出来た。しかし、今作だけを見ればサスペンス映画としていまひとつ完成度がなかったと思う。役者陣の演技は随所に光るものを見せるが、散発的で全体にまとまりがなかった。やはりオリジナルが秀作であるほど、安易にリメイクをするものではない。 4点(2003-11-15 01:13:03) |
68. TAXi
作品の狙い通り、スピード感に溢れた展開は見応えがありシンプルな面白さがあった。どこか間の抜けたフランス的な娯楽性も効果的に映画に反映していたと思う。バリバリに改造されたタクシーは一見の価値アリ。 [映画館(字幕)] 6点(2003-11-12 12:12:45) |
69. ダブル・チーム
ヴァン・ダム映画の中ではかなりオススメできる1本です。個人的には悪役のミッキー・ロークにやられてしまった。ヘンテコ武器商人役のデニス・ロッドマンもその存在のみの演技で押し切っていて映画に合っていた。 7点(2003-11-12 02:05:53) |
70. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
同シリーズ作をあまり見ていないので大きなことは言えないけど、どうもこのシリーズは全体的にラストにかけて盛り下がる印象がある。ボンドカーをはじめとする小道具の活用やジェームス・ボンドの登場シーンなど冒頭から中盤にかけては楽しいんだけど、肝心なところで盛り上がりに欠ける。できるだけ観ていない他の作品も観て、その辺を確かめたいと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2003-11-08 02:01:48) |
71. ダイ・ハード3
傑作である1とその流れをくんだ2とは一転、ハードアクションを捨てたサスペンスフルなストーリーは興味深かった。安易に似たような映画にしなかったことは、シリーズ映画として評価できる。ブルース・ウィリスのワンマン映画から、サミュエル・L・ジャクソン、ジェレミー・アイアンズと共演陣のスパイスの効いた映画になっていることも良い。 [ビデオ(字幕)] 7点(2003-11-02 19:48:54) |
72. タイタニック(1997)
公開当時は、個人的にディカプリオを毛嫌いしていたせいもあって配役に不満があったのだけれど、それでも2回劇場に足を運ばせ、2回目においても時間の長さを感じさせなかったこの映画のエンターテイメント性は物凄く大きい。今になって思えば、ディカプリオほどあの役にハマる俳優もおらず、相手役のケイト・ウィンスレットにしてもキャラクターに合った配役であったと思う。実際に豪華客船を作って見せた空前絶後の壮大さは、そのまま映画の大きさに反映され、近年における「名作」の名にふさわしい作品に仕上がったと思う。 9点(2003-10-30 17:25:43) |
73. 大逆転(1983)
エディ・マーフィ、ダン・エイクロイド、ジェイミー・リー・カーティスと、笑いをとらせたらハリウッドトップクラスの3人の掛け合いは、流石に可笑しい。テンポ良い展開によるストーリーも爽快で後味が良い。 [地上波(吹替)] 6点(2003-10-30 16:41:44) |
74. 大空港
この後、連作されたエア・ポートシリーズの第一作。シリーズとしては航空パニックの傾向が強いが、オリジナルである今作は空港、旅客機内を舞台とした群像劇の色合いが強い。様々な人間の思いが文字通り行き交う舞台として、飛行場という設定は優れていたと思う。 [地上波(吹替)] 7点(2003-10-25 14:59:51)(良:1票) |
75. ダウンタウンヒーローズ
時代背景を詳しく覚えてはいないのだけれど、その時代の社会の荒波の中での青春群像が印象深かった。ラストの柳葉敏郎の生き様が切なく胸に残る。 6点(2003-10-22 14:32:13) |
76. ダブル・インパクト
「くっだらない」と言いたい映画だけど、良い意味でも悪い意味でもヴァン・ダムらしい映画と言えるかもしれない。アクションスターとして有名だけれど、もはや州知事まで登りつめたシュワルツェネッガーほどのスーパースターにはなりきれなかった根っからのB級っぽさこそ、今やジャン=クロード・ヴァン・ダムという俳優の魅力と言えるのではないか。だが、この映画はつまらない。 3点(2003-10-15 21:41:55) |
77. ターミナル・ベロシティ
意外にコメディタッチな演出は個人的には好きだった。アクション映画として迫力があるってことはなかったけど、チャーリー・シーンらしい軽いノリが観ていて楽しかった。明らかにB級ではあるけど、こういう映画もたまにはいい。 [ビデオ(字幕)] 4点(2003-10-14 15:18:51) |
78. ダンテズ・ピーク
災害パニック映画が流行っていた時期に公開された映画で、全体的にありきたりさはあるけど、パニック映画においてはある種のB級的なありきたりさを望むところもあるのでストーリー展開に問題はなかったと思う。売りであるCGも迫力があり緊迫感のある映像を見せてくれた。ジェームズ・ボンドではないピアース・ブロスナン、サラ・コナーではないリンダ・ハミルトンが興味深かった。 6点(2003-10-14 14:27:09) |
79. ダンボ(1941)
ディズニー映画の中でも特に子供向けに位置されてそうなこの「ダンボ」だけど、実際は今作ほど大人向けな幅広いディズニー映画はないように思う。ストーリーは幼稚なように見えて「まわりと違うことを負に思わずそれを生かす」という実に現代的なテーマであるし、随所に芸術的にレベルの高い演出が多い。特にダンボが酒に酔ってピンクの像が踊りまわるシーンなどは、非常に独創的でシュールであった。 [ビデオ(吹替)] 10点(2003-10-11 16:12:25) |
80. タワーリング・インフェルノ
まず30年前に作られたとは思えない映像の迫力に驚かされる。最近の映画はあまりにもVFXに頼りすぎているという感じがするが、今作ではそういうものに頼りたくても頼れない時代の映像作りの巧さを感じる。パニック映画には欠かせない人間ドラマにも秀逸なものがあり、満足度は高い。 8点(2003-10-11 14:40:26) |