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光りやまねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 418
性別 男性
自己紹介 1959年生まれの48歳。
神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する
市井の人であります。
ま、コツコツとレビューしようと思ってます。

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1.  天国の門 《ネタバレ》 
大作風に仕上げ凝りに凝った作品を世に出したいというチミノ監督の気持ちはわからなくはないが、冒頭の卒業式からダンスシーンまでの前振りは確かに長い。また、ストーリーの合間合間に表れるラブシーンも少々くどい。描きたい題材としては20年後に繰り広げられる封印しておきたい史実だけなので、序盤のダンスシーンやくどいラブシーンなんかは思い切ってカットしても良かったのではないだろうか。(ビデオ鑑賞で210分という長尺だった) しかし、同監督による前作の「ディア・ハンター」でもそうであったように、主人公達は幸福の絶頂から予想だにしない悲劇が待ち受けることになる。この天国から奈落の底へという図式はチミノ監督の作風ではあるが、今作もしっかりと踏襲されている。ところで、本作がラジー賞受賞という烙印を押され、しかも興業の失敗から配給元であるユナイト映画を倒産に追い込んだという。たしかにアメリカ人(とくに保守勢力)にしてみると、ほじくり出されたくない開拓史なのはまぎれもない。むしろ、当事者である米国以外の国で正しい評価を受けるべき作品なのかもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-30 00:07:33)
2.  デイ・アフター・トゥモロー
「インデペンデンス・デイ」「GODZILLA」などに代表されるよう、荒唐無稽なSFネタをおバカなノリで大作風に仕上げるというエメリッヒ節は、今回も健在だった。さながら少年向けコミックレベルの感動的シーンもエメリッヒらしく、素っトボけた日本の描写もこうなればもう見どころ(笑いどころでもある)のひとつ。ま、彼の映画は真面目に考えて見ようとするだけ損というもので、少年時代に戻り頭をカラッポにして臨むのが正解。で、なぜ今回は堅っ苦しい環境問題を題材にした大自然災害モノなのか? ホントは巨大いん石などが地球に激突するという、大げさパニックものをやりたかったはず。しかし、やたら他の監督たちが手掛けてしまっており、いくらなんでも新鮮味が無さ過ぎるということでやむなく断念。あるいは、しかるべき批評家たちから余りにも作品を馬鹿にされるので、少しは馬鹿にされないようなものを作ろうと考えたのか? ま、その辺は定かではないが。と言うものの何かウキウキと楽しんで見てしまうんだよね、この人の作品は。そんな愛すべきエメリッヒ監督に、今回も驚異的な映像のみ評価対象で7点。
7点(2005-02-13 20:27:19)
3.  帝銀事件 死刑囚
帝銀事件とは終戦後間もない頃、帝国銀行の行員12名を毒殺し金品を奪うという冷酷極まりない殺人事件であり、その犯人として逮捕されたのが平沢貞通。やがて、本人の自白に基づき東京高裁で死刑判決を言い渡される。しかしその後、新たに見つけ出される事実の数々は平沢氏が犯人とは思えないものばかりであり、終戦直後GHQと深く関わりを持つ731部隊関係者が犯人像として大きく浮かび上がることになる。監督は熊井啓で、しかも本作が映画初作品。当時としては類稀なる社会的大事件であり、しかも冤罪(かもしれない)という難しい題材を取り上げた姿勢こそ高く評価しても良いのではないだろうか。この映画は新聞記者武井(内藤武敏)達の視点からドキュメンタリータッチで切り込んでゆく手法が取られており、作り手のこの作品にかける意気込みが充分過ぎるほど伝わってくる。昭和20年代の刑事や検事の人権を無視した取り調べ、マスコミ報道に恐ろしいほど左右される世論、犯人扱いされる残された家族の悲惨さなどなどかなり鋭く踏み込んで描いており作品そのものの完成度は極めて高い。そして何より、当時のGHQという圧倒的な権力の前ではジャーナリズムといえどもいかに無力であったか、さらに人が人を裁くということはいかに難しいかをも監督熊井啓は力強く訴えかけている。社会派ドラマの傑作です。
9点(2004-11-06 14:25:00)(良:1票)
4.  手錠のまゝの脱獄
人種を超えた友情を描いているのはもちろんのこと、囚人の命さえ軽く見る人狩りにリンチという蛮行をも取り上げている辺りは、いかにもスタンリー・クレイマーらしい。さらに保守的な南部の人々にも悪玉と善玉とに色分けしており、なかなか厚みのある人物描写。その一方、ありきたりなラブドラマをヤマ場に持ってくる展開には、ちょっと興醒め。しかも、子供を一人残して囚人と母親の逃避行?ってオイオイ。まぁしかし、シドニー・ポワチエとトニー・カーティスの、ドロドロかつ危険度の高い好演も手伝い見応えのあるサスペンス映画にはなっている。
7点(2004-08-24 11:33:58)
5.  ディープ・インパクト(1998)
巨大彗星が激突するというのに世界の天文学者やマスコミが大騒ぎしないなど、SFとしての設定自体に若干無理を感じなくはない。しかも巨大シェルターに退避出来るのが政府関係者や軍人、そして各界のエリートなどが中心で、一般庶民は切り捨てという作り手のコンセプトには感心しない。しかし、終末を迎える人間ドラマとして見るならば良く出来ていると思いますよ。女性レポーター、彗星発見者の少年、往年の宇宙飛行士など3つのドラマを同時進行させ、あれこれ詰め込んだわりには上手くまとめあげている。幅広い層に支持されるよう作り込まれた脚本に従って、丁寧に演出したのが良かったのかもしれない。個人的には女性レポーターのラスト、ヘリコプターのシーンから父親の基に帰りヒシと抱き合うシークエンスが、少々定番ともいえるハートウォーミングなんですがジーンときましたね。
7点(2004-05-22 11:12:23)
6.  ディア・ハンター
厭戦感溢れる見事な映画なんですが、精神の極限状態を経験した者同士にしか分からない、男達の友情と愛を描いた作品とも言えるでしょう。牧歌的な青春ドラマが続く中、突然ベトナム戦争のドまん中。しかも、ロシアン・ルーレットの真っ最中という物凄いシーン! !  このロシアン・ルーレットの悪夢的体験が、前半の青春ドラマと共に、後半の悲劇的なドラマへ深いつながりを持つ。とりわけラストに用意された、デ・ニーロが演じるマイケルとニック(ウォーケン)との差しでのロシアン・ルーレットが圧巻だった。それはまさに命をかけた“愛”そのもの。ただ残念なのは、監督本人が言うような一般的な戦争として描かれておらず、ベトコンの狂気の拷問による後遺症というのは如何なものであろうか。しかしそんなことを差し引いても、アメリカ映画史上に残るべく傑作には違いない。哀感溢れる主題曲「カヴァティーナ」が目頭を熱くする。
9点(2003-09-07 10:58:02)
7.  天国と地獄
ただもう見事の一言で、日本映画史上に残るべくサペンス映画の傑作でしょう。アイデアに脚本、演出にカメラ、役者陣の演技 …等々、どれを取っても一級品で文句の付けようのない黒澤映画。 前半は緊迫感溢れる密室劇。後半は室外が中心となり、手に汗握るサスペンス。そんな見事なまでの展開の中、やはり特急「こだま」での身代金受け渡しシーンが圧巻だった。ただ、このテに付きものの“釈然としない”部分はなくは無いが…。《ネタバレ》とくに犯人像が引っかかる。社会的エリートを約束された若者というのが疑問。
8点(2003-08-23 23:25:10)
8.  鉄道員(1956)
数あるホームドラマの中でも、これほど心温まり、余韻を残してくれる作品はそうは無いでしょう。自ら主役をも演じたピエトロ・ジェルミ監督の、力強くも味わい深い演出がひときわ冴える。飲んだくれのガンコ親父、家族を支える優しい妻、不良と付き合う長男、父親に反目する長女、人情味溢れる居酒屋の風景…等々、しっとりとまぶたに浮かぶ。ドラマ全体を包んでいるカルロ・ルスティケリの哀感溢れるメロディーも絶品。そして何よりも、サンドリノ坊やの可愛いらしさ、いじらしさに尽きるでしょう。その笑顔はまさに天使。ややもすると崩れ落ちそうになる一家5人を、健気にも見えない糸でつなぎ止める姿は天使そのもの。何度でも観たくなる名作中の名作ですね。
10点(2003-08-02 23:19:16)(良:1票)
9.  ディープ・ブルー(1999)
オープニングシーン、サメがアベックたちを襲うも予想外のオチとなるシーンは悪くはない。しかし、その後の意外性をつらぬき過ぎた展開には新鮮味より変な違和感が残ってしまった。とくにラストなんか…。ただ、恐怖感のあるサメのCGはもちろん、予算をかけた迫力のあるシーンも多いわで映像そのものは見応えがある。動物パニックものというよりサバイバル・ムービーとして楽しむ映画なんだろうね。
5点(2003-07-19 23:11:14)
10.  デリカテッセン
ジュネの奇妙キテレツで独創的な世界観、極まれりという感じの映画。暗く赤みがかった映像、コラージュ風のカット、ブラックコメディー調の人物描写、変テコなストーリーなどなど… 深夜に見ると雰囲気倍増だが、作家性が色濃く出ているだけに好き嫌いの分かれる作品。(個人的にはちょっと苦手)
6点(2003-06-22 20:14:27)
11.  デッドゾーン
超能力を絡めたサスペンスもので、どんな結末が用意されているのか最後の最後まで目が離せない。透視能力を持ってしまった、ウォーケン演じる主人公の誰にも分かってもらえない苦悩と孤独。クローネンバーグはジーンとくるドラマ性を染込ませており、様々な“愛”を描いた作品ともいえるだろう。狂ったテロリストの烙印覚悟で望んだラストが、この映画のクライマックス。意外な結末は溜飲が下がる一方、主人公の心情を察すると余りにも切ない。個人的には、クリストファー・ウォーケンの代表作にして監督クローネンバーグの最高傑作です。
9点(2003-06-22 20:12:28)
12.  帝都物語
日本特撮映画の大作を狙ったみたいだけど、緻密で複雑な原作をさばき切れず不発に終った感じがした。登場人物も多過ぎるし、話しはあっちこっち飛び過ぎで、一回見ただけでは分かりづらい。2時間余りでまとめ上げるのであれば、登場人物も思いきってカットする等して、スッキリ仕上げにしたほうが良かったのでは…。加藤保憲(嶋田久作)の強烈なキャラのみが、印象に残った映画でした。
5点(2003-06-07 14:51:22)
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