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TANTOさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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1.  天気の子 《ネタバレ》 
余談ですが、直前まで『秋刀魚の味』という1962年製作の古い映画を観ていたので、改めて映像や文化の違いに驚かされます。  かなり有名な映画で老若男女問わず観られる内容、そして物議を醸しそうなそのストーリーに様々な意見があることはとりあえず脇におきます。その上で、良かった。  私は穂高と同じく愛する人のためなら天気なんてどうなってもいいと思う側の人間ですが、一方で自分が何の関係もない第三者であれば、人一人の犠牲で済むなら雨を止ませて欲しいと思う人間でもあります。そしてそれは多分穂高も同じだろう。彼も、自分と陽菜の世界さえ守られれば他はどうでもいいという人間なので。同じ人間でも立場によって取る手段が変わってくる。そういうもんだ、そう思った。  ラスト、元々世界なんて狂ってるんだから穂高のせいじゃないと須賀さんに励まされるも、陽菜の祈る姿を見て、やはり世界を変えたのは自分たちだ、確かに自分たちのしたことによって今の自分たちがあるんだと確認した穂高。 そう思いたい気持ちもわかるが、私なら須賀さん理論に乗っかるなぁ。天気なんてどうしようもないものの責任なんて取りたくない。  話題作だからというわけではないが、数回見直したこの映画。今回で少し、整理できた気がします。
[インターネット(邦画)] 9点(2022-11-13 13:19:57)
2.  天国の本屋~恋火 《ネタバレ》 
もし「天国のピアニスト」というタイトルでレンタルされていたら・・・、間違いなく10点つけていました!惜しまれるのが、「天国の本屋」というタイトルながらこの映画のウリの一つである、いきなり天国で本屋の朗読のバイトをすることになった、という要素がほとんど盛り込まれていなかった事です。主人公の朗読シーンなんか中途半端なものも含めても2回しかなかったし。う~ん、本当に惜しい。。。しかし!!残念だったのはそこだけで、この映画めっちゃ好きです!「好きです」って表現も変な感じがしますが、本当にそんな感じでこの映画にのめりこめました!この映画の天国を眺めながら、昔の日本を連想しました。そう、まだまだオート3輪が車の主流だった時代、人々がみんな屋外で和気藹々と親睦を深めていた時代、人情味あふれる喫茶店があった時代、朗読をしてくれる図書館があった時代(?)、そんな時代の日本はまさに天国だったのではないでしょうか。これを観た後居間でニュースを見たら一気に現実に戻ってしまいました。それぐらい今の日本ではあり得ない心地よさがこの映画の中に存在していました。「永遠」の調べも「恋火」もそこにたどり着くまでの過程がとてつもなく激しく、切なく、それだけにその両方が達成された時のラストシーンの余韻はもう言葉では言い表せません。これを観て、オレは自分が小学校くらいだった時の「世界」を思い出しました。この映画は色んな「世界」観を見せてくれています。これを観る色んな人にもなにかしらの「世界」を感じて欲しいと思います。
9点(2004-12-20 23:27:36)
3.  ディア・ドクター 《ネタバレ》 
真っ暗闇を駆ける自転車のヘッドライトから始まる『ディア・ドクター』 暗いし白衣着てるからこの人が主要キャストなのかと思い込んでいたらただの名もなき脇役の人。事件が起きたその後でした。  まず驚いたのは医者の給料。無医村の過疎地域で好条件が出されたにしてもすごいですね。実際もあんなもんなんでしょうか??だとすれば、けっこうなり手は多そうだけどなあ、と思うのは医者の仕事やあそこまでの田舎暮らしを知らない人間としての意見ですが。でもそこまで悪くないように思える。まあそれはこの映画の見せ方のせいもあるでしょうが。  偽医者はあまり聞きませんが、無免許教師とかは実際時々ニュースでも見ますよね。あれも似たようなもんなんでしょうね。けっこう長い間その職の人として働いて、「人当たりも良くて良い先生でした」とか新聞にコメント載ってますもんね。最初にそう言う人として認識してしまったら後からそれを疑うって相当難しいと思う。最後の方で村長さんが刑事に吐いた言葉「あんたらもほんとに警察?手帳なんかあったって信用できねーよ」というセリフは、そのまま詐欺防止のキャンペーンポスターに使ってもいいセリフだと思う。実際水道局やらなんやらが家に来ても、わざわざその事務所にその人が実在してるか電話する人なんかいませんもんね。  とまあなんか詐欺の話になってしまったが、ストーリーは好きです。柔和だけど怪しい村の診療所の医者役に鶴瓶さんって、似合いすぎてる(笑)でも村の人たちとの掛け合いはとても自然で、なんというかただの平和な田舎のワンシーンを見せられているよう。警察の場面以外は、そこに「偽医者」とかそういうダークなものをほとんど感じさせずにストーリーは流れます。いっそただのジャパニーズカントリームービーでも面白かったかもしれない(笑)と思うくらい癒される自然がたくさんでした。  最後の喫煙所から消えるシーンと、病院に現れるシーンだけはいらないなぁ。そんなんは求めてなかったんだが。騙されたと知ったお婆さんの心の葛藤なんかをむしろもっと見たかったけど。  個人的には、田舎暮らし少し憧れるなぁってことと、人の嘘に気づくのって難しいなってことを思った作品でした。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-01-24 02:35:13)
4.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 
原作既読。家に全巻持っています。個人的にはマンガの実写化には抵抗があるほうなのですが、嫁がこの漫画&阿部寛さんの大ファンということで一緒に鑑賞してみました。 結論から言うと、面白かったです。原作の話をどのように実写にするのかと思ってましたが、けっこう大胆に改変してきていてびっくりしました。 といってもベースは原作通り。古代ローマの浴場技師のルシウス(=阿部寛さん)が現代の浴場にタイムスリップし、その浴場文化を古代ローマに取り入れ、ローマの人々を癒していく・・・という物語。  今回は実写版ということで、マンガなら許されるような強引な展開をどうするのかということを気にしながらの鑑賞でしたが、見事に実写テイストの『テルマエ・ロマエ』になっていました。マンガでは描かれなかったような表現も入れ、実写ならではのリアルさを見せながらタイムスリップ時のアニメーションなど『テルマエ・ロマエ』的なシュールな描写も盛り込まれています。  やはり実写版ということでマンガよりよりドラマ目線の描かれ方が重視されてる気がしました。マリ(=上戸彩さん)以外にも実家の温泉地のじいさま達もタイムスリップさせ、古代ローマで温泉地の知識を生かしながらみんなで助け合う・・・といった展開はやはり実写ならではだと思います。  ただ、細かいツッコミだと思われるかもしれませんが、「猛勉強」したマリが一夜にして古代ローマ人とコミュニケーションを取れるくらいローマ語をペラペラ話せるようになるのはさすがに不自然さを感じました。もともとそんな勉強をしていた、とかできる人が通訳に入る、とか、いややっぱりそれもかったるいか。しかしちょっと唐突過ぎてもったいないと感じました。
[DVD(邦画)] 8点(2012-12-26 20:46:47)(良:1票)
5.  デイブレイカー 《ネタバレ》 
吸血鬼やゾンビものの映画は今や数え切れないくらいありますが、この映画はそんな中でも「吸血鬼がはびこりきって人間のほうが少なくなってしまった世界」を描いているのが面白い。吸血鬼の方がマジョリティとなった世界が人間のそれとあまり変わっておらず、吸血鬼としての特徴はせいぜい太陽光に当たると燃えるとか、飲み物が人間の血ってことくらいでした。が、その「人間の血」っていうところをまたうまく使ってこの映画はさらに面白いものになっています。定期的に人間の血を吸わないとサブサイダーになるって言う設定はハマッてましたね。ちょっとご都合主義的な気もしますが、映画ならオッケー。  一見すると吸血鬼たちは人間と同等かそれ以上のテクノロジーを持ってるように見受けられましたので、人間が魚などの水産生物の漁獲量のバランスをとるように、吸血鬼たちも人間の数量のバランスくらい取れるんじゃないかとも思いましたけども、そこはそれ、人間の歴史と違って吸血鬼たちは吸血鬼としての歴史がかなり浅いことや、作中の途中段階でようやくサブサイダーという欠点に気づいた所からも、そこから何かの対策を取るには圧倒的に時間が足りなかったのかなとも思われました。私見での解釈なのであしからず。  個人的にはそういう視点で映画を楽しんでいたこともあり、主役のイーサン・ホークさんやウィリアム・デフォーさんの役柄や立ち位置には特に他のサスペンス映画やホラー映画との明確な差異や特徴を見つけられず、あまり興味が沸きませんでした。そういう意味で彼らの立ち回りは普通と言えば普通。映画が悪かったというのではなく、主役たちよりプロットや設定が光っていた作品だと感じました。そういう意味では終盤で人間に戻った兵士たちがまた吸血鬼に襲われ、それで戻った兵士がさらにまた襲われる・・・という恐怖の無限ループには怖さと同時にその見せ方の巧さに感動しました。  短い映画なのにとても満足させていただきました。◎良!!です。
[DVD(字幕)] 8点(2012-04-23 22:44:55)(良:2票)
6.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 
この映画は漫画で言うならドラゴンボールのようなものだと思います。 要するに単純に楽しめるものだったら細かい事なんてどうでもよくなるんですね。 実写の映画だとつじつまの合わないことがあるとよく批判されるんですが、実写だから現実味のないことをしちゃいけないってわけでもないし、ていうか映画だからこそこういうことができるのであって、そこは評価したいと思います。 そもそもこの映画で絶対起こらないと断言できるものって一つも無いんですよね。 形は多少違うかもしれませんがあのような異常気象だって100%起こらない保証なんて無いんだし、最近の日本の気候の問題とも相まって、共感できる所はかなりあったと思います。 話の中でジャック(=デニス・クエイド)がサム(=ジェイク・ギレンホール)を助けに行くのがあり得ないと言う感想がよく友達とかから聞くんですが、実際あんなことになったら絶対ああやって家族を助けに行く人はいっぱい出てくるとオレは思います。ぶっちゃけた話、あそこに父親が行っても物理的に何の助けにもならなかったという気はしますが、あそこで重要なのは「父親が来てくれた」ってことそのものなんですね。もうそれだけでサム達は精神的にかなり救われたと思います。 ローランド・エメリッヒ監督の映画って「インデペンデンス・デイ」もこの映画もそのメッセージ性がよく現れていますね。「インデペンデンス・デイ」では人々が身分や人種に縛られる事のくだらなさを説いてくれ、今作では人の地球環境に対する扱いに警鐘を鳴らせてくれました。 ここまでわかりやすくメッセージを伝えてくれてるんだから、観た人にはそのメッセージをちゃんと受け取って欲しいと思います。 京都議定書に批准していながら経済的理由から途中で脱退したアメリカももちろん。
8点(2004-10-22 21:34:45)
7.  デンジャラス・マインド/卒業の日まで 《ネタバレ》 
自分も大学で教職を取っているので、ああいった対応をしてくる生徒たちの注意を引き付けるのがどれだけ難しいかはよくわかります。 でもこの映画には携帯電話がなくて、代わりに生徒に活力があるだけうらやましいなぁとも思いました。日本の場合の問題クラスでは生徒の関心は教室の中にすら無いことが多いですからね。携帯でだれかとメールしてたり、しゃべってたり。それに比べれば、これはこの映画はまだ生徒が教室で部屋の中の友達とおしゃべりをしてるってだけで、まだマシな感じがします。 作中の生徒たちは先生を好き放題からかうし、前任の先生に至ってはあまりのつらさにやめさせてしまうという、お世辞にもいい生徒とは言えません。しかし、ルアン(=ミシェル・ファイファー)はそうやって先生をからかう生徒たちの活力を、生徒達の興味のあるもの(空手やゲーム方式の授業)を通して詩を勉強するという方向に向けさせました。 これが実話というのがまたすごくて、現実にもしあんなクラスが日本にあればあんな風に対応できる先生はいないんじゃないでしょうか。まあ日本の場合、例え生徒のためでも作中にあったような授業をすれば上司やPTAからそれこそ嫌ってぐらい苦情がきてすぐに辞めさせられるんでしょうね。 教育者だからこそ、生徒にとって何が必要なものかよく考えてほしいものだと、本当にこの映画を観て思いました。必死の思いで駆け込んできた生徒をノックしなかったからと追い出すようなのは論外です。 作中では、比較的簡単に生徒の関心を得られたように見えましたが、実際はあんなもんじゃないはずです。生徒がうまく答えられたときにキャンディバーをあげるってだけのアイディアでも相当考え抜いたはずです。色んな本も読んだろうし、そういったルアンの努力がよく見える作品だと思いました。 この映画はもし教職を取る、又は取ってるという人には是非みてもらいたいものです。
8点(2004-09-22 13:05:57)
8.  ディア・ブラザー 《ネタバレ》 
日本の製作会社は勝手な邦題を付けないで欲しいなあ・・・。よっぽど英語が長くて一般の人に伝わりにくいとかならまだしも、単語一個のタイトルをわざわざ全然違う題名に置き換えていいものかどうか。しかも『conviction』→『ディア・ブラザー』っておいおい。これを作った人たちへのリスペクトというものはないのか。まあ映画業界ではお決まりの「邦題メガ変換!」ですが、つい個人的な愚痴になってしまいました。  さて内容はというと、実話の話がベースだそうでけっこう面白かったです。"convintion=(有罪判決)"というものが血液からのDNA判定が出来るようになって変わっていく様子、そのためにそれまで有罪とされてきた人たちの無実を証明するためにどんなことをするのかということが見れたのはとても良い機会でした。一方で、それまではけっこう杜撰な捜査をしてたんだなということもわかってきますし、警察への批判が高まりかねない気運の中で「自分も自分も」と無実を要求する輩も出てくるのでしょうね。そう考えると色々考えさせられる。また実話なんだよな・・・。  社会情勢はさておき、このベティー(=ヒラリー・スワンクさん)とケニーの兄妹もたいがい悪者ですね。幼少期からあんな風で、子供が出来てもちょっとイラッときたくらいでケンカ吹っかけるような人間なので、実際こんな人がいれば何かあったとき疑われても仕方ない気もする。というより、ケニーはそれまでの自分の悪行をこの冤罪の罪で逆に償ったくらいに思わなければならないとも思った。まあそれだと20年は長すぎかもしれませんが。  ベティーはだけ見れば兄を助けるためだけに弁護士にってのがすごい。しかも子供二人育てながら。そんな母の背中を見て育った二人が「おまえが同じ立場ならオレもそうするよ」と言い合うのが少しぐっと来ます。 が、離婚上等なアメリカという国でこんなことを言っても仕方ないのですが、あの夫婦別居してて子供が別々の両親の家を行き来するって言うのはどうにかならないもんだろうか。こんなシーンは洋画では良く見ますが、はっきり言って子供がかわいそう。挙句「パパと暮らしたい」だとかその反対のことを子供の口から言わせる親。見ていて吐き気がする。なら離婚するなっての!!  ・・・って映画レビューから少し逸れてしまいましたが、そういった点も改めて気づかせてもらった映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2013-03-20 15:34:13)
9.  DOA/デッド・オア・アライブ(2006) 《ネタバレ》 
こういうゲームとかアニメが由来の映画ってかなりの確率でハズレなので、相当期待せずに借りたのですが、いやいやこれがどうしてというくらいアクションとして楽しめました。ゲーム版もプレイしたことのある身としては、試合開始の"Get readyyyyy, FIGHT!!"という声がゲームと全く同じであることとか、リアルの格闘技に体力ゲージがあることとか、なるべくゲーム視点でアクションシーンを見せようとする製作側の気遣いがあらわれてて、とても満足いく内容でした。アクション自体も、よくあるカメラが動きすぎて何をやってるか良くわからないと言うことが全然無く、ストレスフリーで楽しめたのは大きいです。  正直かすみ役の人が全然綺麗に見えなかったので冒頭で萎えかけたんですが、他のキャラに魅力を見出せたのでセーフです。バース役の人はハマりすぎ!!(笑) ホリー・ヴァランスさんはどっかで見たことあると思ったら『プリズン・ブレイク』のニカさんだったんですね。どうりでシネマレビューで検索しても出ないはず。彼女は同ドラマの時から綺麗だと思っていたので、出演してるのがわかってテンション上がりました。 ていうかかすみとレイファンのアジア系以外はみんな美人♪もっとアジア系にもスポットライトを・・・(泣)  ストーリーの方も、ゲームの中で本当に使われそうな内容で良かった。エンディングで全員が剣を構えると言うのがなんか・・・でしたけど。  個人的に気に入ったのはレオンとかすみのアクションシーン。枕の羽を飛ばして桜吹雪みたいにアクションするのはとても綺麗だと思えました。  かすみとレイファン役を再キャストしてまた続編を作って欲しいですね☆
[DVD(字幕)] 7点(2011-01-18 10:46:09)(良:1票)
10.  デンデラ 《ネタバレ》 
けっこう新しい映画だったんですねー。製作年とか全く知らずに新年ごろにTVでやっていたのを録画したのですが。  姥捨山に捨てられた老婆たちが元々いた村に復讐するってところまでは良かったんですが・・・。そこから熊に襲撃されるなんて展開になって、「あれあれ??」という感じ。せっかくそこまで作ったストーリーが完全にボケてしまいました。 まあとりあえず熊問題は一段落し、デンデラの結束も固まったところで気を取り直して村を襲撃かと思いきや、今度は雪崩・・・。ああ、もう村を襲う気ないんだなーと思いました。あそこまで村襲撃を盛り上げておいて、個人的には村の男衆や自分たちの元家族と戦う老婆たちを見たかったのですが、とっっても残念な展開でした。  倍賞美津子さんは存在感ありましたね。他の老婆たちはほとんど顔と名前の判別が難しい中、彼女だけは服装といい存在といい異彩を放っていましたね。  しかし老婆とはいえ女の方々が、野に還るとやはりある程度男性的になるんですね。狩猟や稽古などしてるせいもあるでしょうが、平気で屁をこいたりそれをネタにしたり・・・。色んな意味で人間の、しかも女性がどこまでいけるかを見せてもらいました。  上述したように途中での展開のボケ具合が残念な映画ですが、それはそれでそういう展開として受け入れて考えればけっこう深いものがある・・・ような気がします(笑) まあ老婆が活躍する映画というなかなか見られないジャンルの映画に興味のある方はゼヒ!
[地上波(邦画)] 6点(2013-03-24 23:22:28)
11.  デッドクリフ 《ネタバレ》 
パッケージにデカデカと「この山はどこかおかしい・・・」というフレーズが書かれてました。それを受けてこれは山(もしくは「山」という比喩の大自然)が襲ってくる系の話なんだと思いました。が、先頭切ってリーダーシップ発揮してた山男の彼がベアトラップにかかったあたりから雰囲気変わってきましたね。良い変化だったのかどうかはわかりませんが。個人的には、ほんとに「山に襲われる」という展開のホラーを期待してただけに、ただの人災で終わったのにはちょっと肩透かし。  『剣岳』のレビューでも書きましたが、山登り系の映画とか観ると、自分は絶対山なんか登りたくないわ~って気持ちが再確認できます。何が面白くてみんな命の危険冒して山なんか登るのか。今回のようなフリークライミングのような山登りなど私的に論外。作中、高所恐怖症のルイック君にはそんな意味でも同情しましたが、美女二人にサポートされながらの登山はちょっぴりうらやましい。あれならむしろテンション上がるんだが。と、不謹慎な気持ちになってみる。  え?アントン??誰ですかそれ。
[DVD(字幕)] 6点(2011-08-29 09:55:01)
12.  テイキング・ライブス 《ネタバレ》 
“Taking lives”ってただ「命を取る」って意味だと思ったら、実は「人生を奪う」って意味だったんですね。次々と別の人に乗り移っていくように人を殺していくサスペンスで、そのアイデアはとても面白いと思います。ですがせっかくそのアイデアが面白いのに、肝心の「他者の人生を乗っ取る」という描写があまりに少なかったように思います。物語の半分以上を犯人は”Costa”として過ごしてしまっており(そのせいでこいつが犯人と言うこともなんとなくわかってくる)、オレとしてはもっと作中で3回も4回も誰かになりすまして警察を欺くようなシーンを観たかったですが。。。「なりすます」映画としてはこれより『Catch me if you can』のほうがそれに近いかもしれない。   なんか全体を通してScott(=Angelina Jolie)に力が入っていない気がする。冒頭いきなり死体発見現場に横になったり、ベッドの真上に死体の写真を貼ってたり、言ってみれば常識はずれのことをする捜査官って感じのキャラだと思ったら、それ以外はわりと普通でなんか拍子抜けでした。終わり方も、どこか性急に、一気にエンディングに持っていかれた感が拭えない。。。あと20分ぐらい追加してもいいし、もっとしっかりしたエンディングが見たかった。   最近けっこうサスペンスものを観るんですが、やっぱりサスペンスってジャンルには映画の2時間って枠組みは小さすぎるのかなって感じます。SFみたいに話を大きくできないわりには作中に出てくる情報量は他のジャンルより多いですし。作るほうも大変なんだろうなぁと実感した1作でした。 
[DVD(字幕)] 6点(2006-10-06 19:27:17)
13.  デッド・ドント・ダイ 《ネタバレ》 
ゾンビ映画好きのためのゾンビ映画ですね。そもそもゾンビ映画が嫌いならこの映画を選ばないでしょうけど。まあそういう映画でした。  北極もしくは南極の極地で大規模な土地開発が行われ、そのせいで地球の自転軸が歪み、そのせいで世界全体で日照時間が変わるなどの異常気象が起こり、そのせいで墓地の死体が蘇ってゾンビが現れた、というストーリー。葬儀屋の女性がかなりエキセントリックであるところやラストでいきなりのUFO登場など、まともにストーリーを展開するつもりは最初っからないですね。個人的には、「どうせゾンビ映画なんて最初っから破天荒な話なんだし今さらきちんと作らなくていいでしょ」っていう感じがしてあまり楽しめなかったかな。これも個人的な意見ですが、「ゾンビ」という題材を使って「ドラマ」でいくのか「アクション」でいくのか「コメディ」でいくのかをはっきりさせて欲しい。この映画は中途半端にドラマで中途半端にコメディだったので、観ている方もどっちにも振り切れず楽しみきれなかった。監督やキャストが観客目線度外視で、撮りたいもの撮りました、入れたいもの入れましたって感じかな。もう少し、観客目線のものをお願いします。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-10-01 19:48:16)(良:1票)
14.  天国から来た男たち 《ネタバレ》 
20年前の映画かあ。私も一度タイに行ったことがありますが、「アジアの混沌」というものは確かにある。別にそれはフィリピンやタイ特有のものではなくて、普通に日本の中にもあるもので、よその国の人が「おかしい」とか「いかれてる」と思うようなことなんかいっぱいあるんだろう。この話がどれだけリアリティに基づくものかはわかりませんが、そういう尺度で映画を楽しみました。お金次第でなんでも自由な刑務所、なんか本当にありそうですよね。こういうのを見ると、いかに自分が平和で安定した場所が好きなのかよくわかる気がします。英語が多少できますが、だからって日本からそれほど出たいとも思ってないし、やたらと人の輪を広げようとも思わないし、基本的に内に引きこもりたいタイプの人間なんですが改めて「外って怖いなー」と思わせられた作品。たぶん映画が見せたいものとは全く違う感想を持ってしまいましたが。まぁ仕方ない。思ったんだから笑  しかし20年前の映画なのに、吉川晃司さんや遠藤憲一さんはあまり外見に変化がないですね。つい最近撮った映画だと言われてもそんなに違和感はない。ある意味カメレオン俳優だわ。山崎努さんだけは、さすがに『長いお別れ』を観た後でこれを見るとさすがに年取ったなーと言いたくなる。キャラも全然違うしそこは自分の中だけで違和感だらけでした。  話自体は夢がある、というか「色んな世界があるんだなー」と率直に感じた作品。だからってそこに行きたいとはほとんど思わなかったが。いや、少し行きたいかも。ただ、少しブラブラするくらいでがっつりそこで滞在したいとは思わない。どんなところか少し見てみたい、その程度の関心。なんて言うか、ああいうお金や悪いビジネスで繋がるっていう感覚が自分には無くて、毎日そういうことをして綱渡りで生きることが楽しいと思うような自分がもうないんですよね。そもそもそういう要素がある人や若い人ならこの吉川晃司さんや山崎努さんに憧れるのかもしれないけど。自分には全然響きませんでした。最後サクセスストーリーっぽく描かれてますが、特にそれもどうとは思わなかった。  結局この映画は何が大事と言いたかったのか。お金?信仰心?友情?それとも愛する人?混沌の中でも自分を失わない強さが必要ということなのか。色々考えさせられて、自分の大事なものを確認することができました。
[インターネット(邦画)] 5点(2021-07-02 23:54:28)
15.  ディープ・ブルー2 《ネタバレ》 
メガロドンの映画を観てしまった影響でなんとなく観始めてしまった映画。あまり何も考えずただ眺めるように鑑賞していました。生まれたばかりでサイズの小さいサメがピラニアのように襲ってくるというのが「2」の特徴でしょうか。通常サイズの頭の良いサメと一緒に人間を脅かします。観る側としてはもっとサメを倒すシーンを見たかったかな。終盤でサメに閃光弾撃つ以外は基本的にただサメから逃げるのみで面白くなかった。主人公の海中でのアクションや意外な展開などが光った前作ですが、そこは今作でトーンダウンを感じます。キャストの魅力もイマイチ…だったかな。魅力とは違いますが、仲間から「イカレてる」と罵られていた黒人の人、あの人が良くも悪くも一番印象に残った。俳優としては一番良かったってことかな。  映画のほうはまあ、時間潰しにちょうど良い感じでした。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-06-26 04:17:51)
16.  デビル(2010) 《ネタバレ》 
邦画の『悪夢のエレベータ』に影響されたのでしょうか。ロケーションといいオチと言い、けっこう似通っている気がしました。個人的に面白かったのはエレベータ内での犯人探しとラストで刑事にもつながってくるオチでしょうか。「そうくるんだ」という驚きはありましたね。  そこが良かった点で、逆に言えばそこまでの映画でした。途中で女性がお尻を触られたフリをする振りとか、老女がロビーでカバンを置き引きしたくだりとか、結局何にもつながっていかない前置きがずいぶん蛇足に感じました。ラストまでそれが何につながってくるのか気にしていたほうとしてはとても待ちぼうけを食らった気分でした。ミステリーっぽい雰囲気を作りたかったのでしょうが、そこはマイナスと言わざるを得ません。  あとは普通。怖すぎず、怖なさ過ぎないホラー映画でした。
[DVD(字幕)] 5点(2012-04-23 20:26:28)
17.  ディープ・ブルー(1999) 《ネタバレ》 
まず見終わって一言、「あんた死ぬんかい!!」。もう思いっきりオレの予想の逆を行ってくれましたね。なんちゅーのか、この映画は色んな意味で期待を裏切ってくれました。というかありえないね。ヘリは落ちるし落ちたら管制塔に突っ込むし、うまいこと嵐やし←(パニック映画もののセオリーですが)。でもまあただのサメ系パニック映画よりはずいぶん楽しめたと思います。感動というか、特に見てておもしろかったのはサメと人間の水中アクション。水中でカーターみたいに動けたら楽しいだろうなぁ。ちょっとうらやましい映画でした。オレ泳げないから。(苦笑)
5点(2004-03-10 07:16:13)
18.  デビル・ストレンジャー 《ネタバレ》 
作りが粗い作品ということは否めません。 失業で家を失う危機に陥った男が、突然押しかけてきた謎の人物に振り回されるという話。不条理で不快という意味では『ファニー・ゲーム』と似ているかも。しかし『ファニー・ゲーム』との違いは向こうはまさに不条理さをテーマに救いようの無い話を展開させますが、こちらははっきり言ってストーリーのテーマがわからない。タイトルは原題で"Meeting Evil"。いわく、「悪魔との出会い」だそうですが、なんだか何をしたいかわからない「悪魔」で怖さより不可解な点が多すぎてモヤモヤしましたね。 止せばいいものを、失業とか不倫とか愛人とかそんなものと絡ませるもんで余計に話は複雑に。  もっとサミュエル・L・ジャクソンさんのキャラのバックグラウンドを掘り下げると面白かったかもしれません。正体不明な人物が無茶苦茶していてもはっきり言ってTVで見る猟奇殺人の域を出ない。つまり、現実味が無い。ストーリーテリングができる(と言うか普通する)映画でそれは致命的ですよね。3点くらいかな。 あ、愛人も妻も、女優はとても綺麗でした。目の保養にはなったので+1点します(笑)
[DVD(字幕)] 4点(2013-07-28 16:57:09)
19.  デンジャラス・ビューティー2 《ネタバレ》 
『1』は観ましたがもうずいぶん昔だったので、前作の記憶は全くない状態で鑑賞。でも『1』の時はグレーシー(=サンドラ・ブロックさん)はコメディとはいえもっとセクシーでカッコいい路線だったはずなのですが、今回はもうだいぶ老けてお笑い路線。老人ホームに老女の格好で潜入するという時点でセクシー路線は捨てている。 その路線で行くのももう年齢的にも限界を感じた、そんな作品でした。 フラー(=レジーナ・キングさん)と武闘派コンビを組むのは痛快でしたね。その二人のアクションがもっとあってもよかったのでは。レジーナさんはミシェル・ロドリゲスさん的な役にも使える良い役者さんだとこの映画で思いました。
[DVD(字幕)] 4点(2012-01-25 11:16:31)
20.  ディスタービア 《ネタバレ》 
なんだろう、映画自体は見入ってしまう感じで興味を引かれたんですが・・・。自分は男なのでぜひ女性に尋ねてみたい。学校謹慎くらって家から出ることも出来ず、謹慎中はゲームかパソコン。近所のガキには馬鹿にされ、白昼ご近所の目の前で警官に押さえつけられ、ヒマな時間は覗きをし、挙げ句自宅でのパーティを台無しにしたような男のことを好きになるようなことはあり得るのでしょうか???作中最大の疑問です。  あと個人的にシャイア・ラブーフさんはもうお腹いっぱいです。『トランス・フォーマー』シリーズ、『イーグル・アイ』で今作と、なんか偶然にも彼が続いてしまった。たてつづけに四作も見たわりには全然彼に魅力を感じない。配役のせいもあるだろうが、いっつもなよっちい役回り。ぶっちゃけて嫌悪感を覚えると言う意味ではある意味今作のキャスティングははまり役とも言える。どっちにしろ四作を通し、自分の中で感銘を受けるようなものは一切ありませんでした。 私の贔屓目かもしれませんが、彼とは対照的にデヴィッド・モースさんは相変わらず凛々しいおじさんっぷり。オーラが溢れてます。彼が出てるのがわかったときは「感動!!」だったのですが、最近こういうサスペンスの悪役的な役回りが多いですね。『16ブロック』とか『パッセンジャーズ』とか、なんかどこか薄ら怖いおじさんって役が増えてる気がする。個人的にはそんなのより、『グリーン・マイル』とか『ランゴリアーズ』とか、若干後方でどっしりと構える重厚感のある役柄を演じてる彼が好きなんですけど。でもまだまだ映画界の最前線で活躍してくれてることは純粋に嬉しいですね。  ストーリーですが、主役のみならず話自体が”狼少年”的に進んでいくのはけっこう面白かったです。いった!と思ったらやっぱり違って、やっぱりいった!!と思ったらまたまた違って、なーんだと思ったところに本命がドーン!!!みたいな(←意味不明www) 冒頭のパパのくだりとケールのいじけ具合があんまりマッチしてなかったので、ケールがいじける背景はもっと軽いノリの事故とかで良かったと思う。例えば飲酒運転でパトカーに突っ込んだとか。それなら後で出てくる警官との伏線もできるのに。こんな息子を残したパパは浮かばれない・・・(泣)
[DVD(字幕)] 4点(2011-01-13 10:14:57)(良:1票)
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