Menu
 > レビュワー
 > あにやん‍🌈 さんの口コミ一覧。2ページ目
あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  日本のいちばん長い日(2015) 《ネタバレ》 
 スリリングな会話劇は原田眞人監督が得意とするジャンルですから、その点での面白味はよく出ていたと思います。  岡本喜八版には無かった、陸軍大臣の生活を描く事、昭和天皇の思いを描く事によって、そこに生きた日本人の心を映そうとしているのでしょう。  だけど、ここに登場するのは仕方なく戦争をしていた、戦争をやめる事に苦労する優しい日本人達ばかりなんですよね。なんだか時代の渦に巻き込まれちゃった被害者としての日本人。   他界した父は徴兵で満州に渡り、ソ連に抑留され、終戦よりかなり遅れて復員した経験を持つのですが、そんな父がよく口にしていたのが「軍の上の連中はみんなキチガイみたいになってた。露助の方がよっぽどまともだった。」という話。  あの戦争に存在していた狂気、人を狂わせたもの、この映画はそこから完全に逃げちゃいましたね。無条件降伏に納得できず、クーデターを起こそうとする陸軍の兵士、そこにあった狂気こそがあの戦争の狂気を反映しているのではないかと思うのですが、そこはほぼスッポリと抜けちゃってるんですね。信念とか意志とか、そういう常識の範囲の話になっていて。でも、あの戦争を考え方や立場の違いだけで語られてしまうと、あの時代を生きた人達や死んでいった人達に対して失礼なんじゃないかなぁ。決してスケープゴートを描いとけって訳じゃないですけど。   岡本版はスプラッターホラーみたいになっちゃってるところもあって、アレはアレでちょっと、って思ったりもするのですが、少なくともその狂気がビリビリと伝わってくるのですね。それに対してこの作品は明らかに控えめに、優しく、ヌルくなっていて、それが一体どういう方向に気を遣っているのかいな、って考えるとどうもヤな感じがしちゃうんですよね。   あの戦争に存在した明確な狂気、その狂気がもたらした明確な結果、そこから目を逸らしてあの戦争を描く事にどれだけの意味があるのでしょう?
[映画館(邦画)] 5点(2015-09-25 21:03:56)(良:2票)
22.  20世紀少年 -第2章- 最後の希望
前作から一転、かなり楽しませてもらいました。ただしカンナ限定。カンナが出てるトコだけ楽しんでるとゆー。相変わらず「ともだち」に関わる部分の展開は退屈です。「ともだち」の正体とか延々引っ張られたって、こんなつまらんドラマじゃ別に誰だっていいわ、みたいな。んで、今回はバカ臭さが一段とグレードアップ。あり得なさ全開。ともだちランドの中と外をさっくり行き来できちゃうマヌケさ加減ったら、真面目に映画作る気ないでしょ?みたいな。まあ、つまり前作の見方が違ってたのかぁ、シリアスなドラマだと思ってたけれど、実は荒唐無稽なバカ映画だったんだなぁ、って。バカ映画ならばバカ映画なりに楽しみ方は違ってきますからねぇ。前作の欠点は時代を描いた映画なのに、ちっともそれぞれの時代の空気が伝わって来ないからだと思ったのですが、今回はもうそんなレベルで語れるモンですらなくなっていて、あり得なさ加減を、さすがにマンガ原作だねぇ、アニメならともかく実写だとキツいモンがあるねぇ、って苦笑しながら見てればいいってレベル。んで、カンナと、あと小池栄子だけイケイケ(死語)で。カンナが動いてるシーン(あとイっちゃってる小池栄子)は理屈抜きで楽しいです。カンナいなかったら、この映画どうなってるんだろ? 救世主って、作品的に救世主って事? 平愛梨さん&小池栄子さんに5点。
[映画館(邦画)] 5点(2009-02-01 22:24:19)
23.  人形霊 《ネタバレ》 
うーん、納得いきません。なんで主人公はあそこまでミナを突き放しまくって最後まで否定し続けますかね? ミナが全く救われない上に、映画そのものもミナの存在を半端な状態でしか捉えてなくて、存在意義がひどく曖昧。主人公を庇いながら、ただ庇った、って表現だけがあって、結局物語の中で重要な役割を果たすまで行ってないですもんね。人形の霊を題材にしていながら、人形の霊そのものをきちんと定義しないままに脚本書いちゃった、って感じがしました。映画は館に訪れる系スタイルのホラーで、「弟切草」とか「ホーンティング」とかを連想しちゃってイヤな予感がする、って感じでしたが、あれらよりは楽しめました。しかし、前半のゆったりとしたテンポから一転して中盤で怒涛の如く集まった人々を処分しまくってしまって、なんでいきなり駆け足やねん!とツッコミ。主人公の頑なな態度のせいで誰にも感情移入できず、気が付いたら人形霊に同情してました、と。ミナの立場から見ちゃうと、主人公の態度、ありゃないよねぇ。それにしても、あんなに大きい目の人が現実に存在しているのだなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-12-02 01:03:27)
24.  ニューヨーク・ニューヨーク
うーん、この映画でのデ・ニーロの人格があんまり好きになれなくて、かなり退屈してしまった記憶があります。当時、私にとって恋愛話は理解し難い部分も多く、もっとオシャレな映画だと期待してたのに、なにをぐちゃぐちゃしてんのさ、という印象。ヘンなところでは、ライザ・ミネリの着ていたガウンの裾が、カットが変わるたびに変わる(膝が見えてる、隠れてる)というのが、やけに気になった事を覚えていたり・・・。スコセッシ苦手病は、この頃から確実に私の中にあったようです。
[映画館(字幕)] 5点(2003-12-15 14:46:57)
25.  日本沈没(1973) 《ネタバレ》 
小学生時代に父に連れられ渋谷東宝で見たっきりで、36年ぶりにDVDで再見。実は「ガラスが刺さって血を噴き出している男」がトラウマになっていて、ずーっと自分にとってタブーになっていた映画でした。某シリーズの発売に伴って今回購入、多分トラウマは克服できたと思いますが(あれこれ見た後じゃ、ちっとも大した事ないじゃん)、映画の印象そのものは小学生の頃の記憶が確かだった事を再確認する形になりました。この日本が沈没してしまう物語なのに、自分が住み暮らす日本とは違う世界に見える、これが当時、言葉に表せない違和感として残ったのですが、今こうして見ても、説得力を与えるには絶対的に描くべき部分が足らなかったんだなぁ、と。科学者や政治家の視点はあるものの、この国土に住み暮らす者からの視点は薄く、小野寺と玲子のドラマは限りなくスカスカ。国を失うという感覚が庶民の目からは語られず、そしてなんと言っても日本が失われてゆく具体的な映像が説得力あるレベルには達していない、と。当時の小学生がそれをなんとなく感じていた訳ですからねぇ。というか、よくもまあ小学生時点でこの冗漫なドラマに耐えてたモンです。特撮少な目な代わりに繋がりの悪い対話シーンがこってりですからねぇ。リメイク版はそこをなんとかできるチャンスだったのにねぇ、バカだねぇ・・・。余談ですが、死者行方不明者360万人ってところで小学生が騒いでいて、若い女性に「君達うるさい」って注意されてた事まで思い出しました。どうでもいい事ですが。
[映画館(邦画)] 5点(2003-11-24 16:03:20)
26.  人魚の眠る家 《ネタバレ》 
 とても考えさせる物語。  命について、脳死と心臓死について、そして自分の大切な人について。  もし自分ならばどう考えて、どう行動するのか、どう選択するのか、それは簡単には答えが見つからない問題。   で、そんなデリケートな問題を、堤幸彦監督はいつものようにガチャガチャと騒がしく、ゴテゴテと飾り立てて。すっかり気が散りまくりで落ち着いて考えさせてくれないシロモノにしてしまっているのね。   カメラワークは不必要なまでに動き、揺らぎ、クドい顔面アップが繰り返され、これ見よがしな画を重ねて。観客に思考の余地を与える気がない、いや、むしろまるでワザとそのジャマをするかのように。   アナモフィックレンズで撮ってるのだけれど、頻出するレンズフレアのためだけに使用してる感じで、左右に空間が存在しつつ頭切れアゴ切れしてる顔面アップの画は酷いモノで。本当は全編ビスタサイズでいいハズな画。   大仰な演技と高いテンションで大騒ぎな状態は、重要なシーンで更なるエスカレートを必要として映画の内側でばかり爆走状態。   雛壇飾り!鯉のぼり!誕生日!入学式!スローモーション!回想シーン! 強調してまーす!って映像の羅列にゲンナリ。  一方で重要視してるようでハンパな水の表現。冒頭の水たまりのカットの、そのハンパなこと。雨にしても効果的に配置してるのではなく、記号のような状態だし。   なるべく余計な映像や台詞を削ぎ落として、抑制してこその題材だと思うのだけど、どうも監督は、そうは考えてないみたい。   ダラダラと続いていつ終わるの?ってエピローグなんか見てもきちんと整理されていない感じで、もう少し映画をちゃんとデザインしようよ、って思ったわ。   あと、最終的に脳死は人の死、臓器移植に協力しましょう、って方向に傾いてた気がしたのだけど、それは原作がそうなのかしらねぇ?
[映画館(邦画)] 4点(2018-11-18 17:29:37)
27.  2012(2009) 《ネタバレ》 
『ディープ・インパクト』の100倍、『大地震』の千倍、『エアフォース・ワン』の3千倍、『ボルケーノ』の1万5千倍、『ダンテズ・ピーク』の2万倍、『カサンドラ・クロス』の10万倍、『世界崩壊の序曲』の100万倍、みたいな前半は、パニック映画オタクな私にとっては「細けぇこたぁどうでもいいんだよ!コレコレ!」ってカンジでした。そのまま終わってくれれば十分なんですが、ここは腰砕け展開で毎度お馴染みのエメちゃん、今回も壮絶にコケさせてくれます。この脚本で猛烈に頭が悪いのは、私を含め、この映画を見ている観客の99.99999%くらいは、あの船に乗れずに死にました判定された人間なワケですよ。映画に存在を消された状態の観客が金やら地位やら権力やらで生き延びた人々のドラマ見て、何が面白いんだ?っていう。殊にクライマックスがバカ家族が巻き起こすドタバタっていう、大変にバカくさい物語で、すっかり冷めちゃった。70億人を犠牲にして辿り着くオチは、あまりに軽くバカバカしく、いくらただの娯楽映画でも、あんまり民族や宗教を軽んじたらアカン、と思いましたが、ハリウッドのおバカさん連中は真剣にコレでいいと思ってたりするんでしょうからタチ悪いです。
[映画館(字幕)] 4点(2009-11-22 16:11:51)(笑:3票) (良:2票)
28.  252 生存者あり 《ネタバレ》 
邦画特有の勿体付けたタメと見得を切る演技が延々と続く映画で、例え火急の状況下にあってもソッチ優先という、ダメな邦画の見本状態なのがツラいです。ルー大柴がどうでもいいチョイ役で出てきて、有名タレントが顔見世程度に出てくる邦画はダメ邦画、っていう定石も早々に踏んでしまいますし。更には予算がないので水に弄ばれる人々を延々スローで映し続けてパニックでございって状態も、冒頭シーンから時間が戻った上に更に複数の人間の回想が入りまくるというダメ構成も、山田、温水の、物語の進行に逆ベクトルで働く類型的ダメキャラも、身勝手に騒ぎたてまくる桜井幸子もイライラさせるばかり。警察や機動隊や自衛隊はどうした?何故登場人物全員漏電を一切気にしない?「新橋だヨ!全員集合」か?他の被災地はどうなってる?ってツッコミどころ満載。ですが、中盤はクサいながらも大変な状態でギリギリな選択を迫られる人々のドラマにちょっと魅かれて「意外に良作になるかも?」なんて思わせたりして。まー、しかし私の期待はあまりに甘い、甘っちょろいですわな。クライマックスにおいて、タメと見得とこってりスローは極まり、クドくてクサくてさすがに気持ち悪いレベルだわ、と。感・動・し・て・ねーーーーーー!って観客バカにしてる?バカにバカにされてる?って。んで、もうイライラの極致に高まったところで伊藤英明が「ファイトォ!いっぱぁあああつ!!」って。ここで心の中で遂に大爆笑。あー、コメディだったのか、最初から笑わなければいけなかったんだぁ、みたいな。まあ『最終救助計画』とか『レスキュー・パワーズ デラックス』とかいう感覚で見に行けば、ハラも立たずに笑えるんじゃないでしょうかねぇ。本心がそんなところにはないであろうところがマヌケな映画ですが。あ、文章のワリに点数が高め(か?)なのはそれでも樋口版『日本沈没』よりかはナンボかマシだってコトくらいですかねぇ。
[映画館(邦画)] 4点(2008-12-20 20:45:33)(笑:1票) (良:1票)
29.  人間の証明 《ネタバレ》 
大々的なメディア戦略でいい感じに見えて、でも実際に見てみると、なんだか安い映像で、そのギャップにびっくり、って映画でした。セットとか色彩とか、どうしてこうも安っぽいの?みたいな感じがしちゃって。どこにも、あのポスターやレコードジャケットの、銀のバックにニューヨークの夜景、そして黒人の子供の絵柄の、あのセンスは感じられませんでした。展開まで安っぽいのには閉口。あのクライマックスの告白からラストにかけてのクサさは、かな~りツラいモノが。ジョージ・ケネディの存在、蛇足って感じでしたし。豪華キャストの意味もなくて、サスペンス劇場で十分、って感じでした。で、この間深夜テレビで放映していたのを見たのですが、カメラワークがヒジョーにウザかったですね。なんでそこまでわざわざカメラ動かさなくちゃなんないの?カット割ってくださいな、みたいな。だけど、カメラマンは超有名有能な人だったワケで・・・。
[映画館(字幕)] 4点(2003-12-15 15:07:29)
30.  20世紀少年 《ネタバレ》 
ださっ!ダサいわぁ。なんなんでしょう?この映画全編から漂う洗練されてないカンジ。って、判ってるんですけどね。堤演出だわさ。この人が監督したんじゃこれが限界ですわねぇ。なんで即物的でつまんない画がこうも羅列されるかなぁ。邦画って何故かお金かければかけるほどダサくなるのよねぇ・・・(ゲストに有名タレントをチョイ役で出すと、絶対ダサいっていうのは、みんな判っててワザとやるよね、コレとか『模倣犯』とか『デビルマン』とか)。でも、私が気になったのはそもそも物語が面白いのか?どこか魅力があるのか?という部分。私、彼らと同世代なワケですよ。昭和30年代生まれで40年代に子供時代過ごしてて。この映画見てても、そこになんのキモチも湧いて来ません。同世代として、その世代に設定されている事の意味がちっとも感じられず、沢山の登場人物の表情一つ一つが全く印象に残らず(唯一残るのはハットリくん風な「ともだち」のお面だけね)、「ともだち」の行為同様に、ただ強引に進行してゆくばかりの映画にポカーンって感じ。後半はもう時計とにらめっこ。スティーブン・キングの『IT』に昭和キッズのノスタルジーアレンジをしてみました、って以上の何かが感じられないのですわ。これはきっつい。しかも長々と描いた末にこれで終わらず、あと2本見ろって言うんでしょ。しかし、この世代として、敷島博士を消し、金田正太郎とモロボシ・ダンを殺した(あ、ゴリさんも)意味が、果たして単なる悪趣味なパロディなのか、原作者の何らかの思い上がりなのか、それとももっともっと深ぁ~い意味を持っているのかを見極めるためには、このダサさにあと2回付き合わねばならないという訳ですね。まったくもう・・・
[映画館(邦画)] 3点(2008-09-18 18:44:28)
31.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 
「誰だ!この映画を作ったのは!!誰が『さよならジュピター』をリメイクしろと言ったぁ!!」と見終わって思わず海原雄山のようになってしまいました。言いたい事はいっぱ~い!あるんですが、全然書ききれないので要約して書いてみます。構成平板で、大惨事感じず、日本の危機感じず、気がつけばいつの間にやら沈没進行、安易に実写かスチールにCG合成、特撮シーンを全部途中で切るか炎や水で埋めて誤魔化し、俯瞰ばっか「神の視点」ばっか、監督特撮マインド喪失?、草彅大根リアクション薄い、ドラマ嘘臭い、人間ドラマ政治ドラマリアリティなし、脚本ツッコミどころ満載、ダサい音楽鳴りまくりでウザい、人の避難風景、単なる飛行機や道路の実景だらーっと映すだけ、エド・ウッドでもできる、数千万の犠牲者が出てるようには全く見えない、っていうか全く描いてない、見たいシーンが全然足らないのに一方で間延びして退屈な草彅と柴咲のシーン・・・えーと、原作や前作との比較以前に問題があり過ぎちゃって。ただ言いたいのは、あちこちの企業、組織の思惑、力関係を元に映画作るんじゃなくって、もっとマジメに映画作りましょうよ、いい加減閉じたオタク思考で映画作るのやめましょうよ、って事。「N2爆弾」とかって、バカじゃないの?
[映画館(邦画)] 3点(2006-07-16 23:21:50)(良:2票)
32.  20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 《ネタバレ》 
あのロボットのデザインじゃバランスを崩すとか以前に元々バランス取れなくて二足歩行なんぞできないのは誰が見たって判りますわな。ともだちの正体は、えーと、一体ダレだっけ?みたいな。それはともかく。クズとかクソとかひと言で片付けちゃっていいレベルですが(そもそも私は映画に対してそういう表現をしないワケですが)、一応。色々な過去の創作物のデザインを流用し、そこに何らかの世代なり時代なりに対するテーゼ、或いはアンチテーゼを込めて画面に叩き付けているのか?と思いましたよ、1作目時点で。完結編まで進んで、それが単なる文化に対する冒涜だったと知って大変に腹立たしい思いです。結局ここにあったのは自らは何も生み出せず、安易なフェイクだけで構成された、リアリズムの欠片もない自己満足の世界。思いつきのように刹那的にエピソードが展開するのは連載マンガを起点としているがゆえのダメさ加減と理解するとして、イメージの貧困さを先達の文化を穢してまで補う厚かましさには呆れ返ります。映画は最後、エンドクレジット後に長々と主役に無駄なケリを付けさせておりますが、この作品を世に出してしまった人間達は文化を穢した責任をどう取れるっていうんでしょう? 私にではなく観客にでもなく、日本の文化を形作った人々に謝れ!馬鹿もん。
[映画館(邦画)] 0点(2009-09-01 19:47:25)
080.32%
1220.87%
2421.67%
31234.89%
431912.67%
548419.23%
654521.65%
745518.08%
829811.84%
91827.23%
10391.55%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS