41. 25時(2002)
くだらん人間関係をダラダラ見せられただけって感じ。見所はアンナパキンちゃんの「へそ刺青」ぐらいだな。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2008-05-12 03:00:36) |
42. 日本以外全部沈没
リメイク借りに行ったら無かったので隣にあったコレを借りたんだが・・・。筒井原作という事でちょっとだけ期待したのが見事に全部沈没した。 [DVD(邦画)] 3点(2007-01-22 00:55:06) |
43. 21グラム
探偵?使ってドナーの家族調べたり、犯人探したり、拳銃手に入れたり・・・。ひき逃げとは言え自首してるし、交通事故で復讐するってのはどうなのよ?相手にも家族が居るんですけど・・・で、事故で家族を失ったナオミワッツは飲酒運転しようとするしさ。でも、助手席座ったら即ベルトしてるし・・・。デルトロのつらい気持ちはわかるけどさ。重いというよりはなんか浅い映画のような気がするけど。 [DVD(吹替)] 4点(2007-01-14 03:56:00) |
44. 二十四の瞳(1954)
題名は知っていたのですが、どういう話なのかは知らず、瀬戸内海の小島の、のどかな学園物なのかなあと思ってたら、こんなに切ない話だとは・・・。教員とは子供の成長と変化を期待して行う職業だと思うが、男子の殆どを戦争で失う辛さを考えると、現代においても一部の教員が君が代斉唱・国旗掲揚に過剰反応するのも、わからないでもない。ラストでバスが走る脇を、雨の中自転車通勤する先生の姿は嫌味がなく、それまでの背景・経緯を思い起こせば素直に感動できる。「スクールウォーズ」と並び賞されるべき先生物の傑作だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-12-05 23:44:36) |
45. 日本侠客伝
高倉健のシリーズものは「高倉健がいつ、どのように登場するのか?」がひとつの楽しみなのですが、これはなかなか登場しない。ホントじれったい。で、やっと登場したかと思えば、軍服で後姿で、仏壇の前。これじゃ「健さん、待ってました!」にはならないよお。ただし、その後の小頭ぶりは腹が座っていてシビレます。本作品には特別出演として錦之助が出ているわけですが、やはりそれなりの扱いをしなければならず、単独の討ち入りシーンがあるのですが、これがダメ。ピストルでの討ち入りだし、死に方も後ろから刺されるという無様なもの。錦之助には任侠モノは似合わないかなあ。高倉健の最後の討ち入りですが、刺青はないし、短刀使いなのもあってやや美に欠ける印象です。 [地上波(字幕)] 7点(2005-08-12 16:52:39) |
46. ニューヨークの恋人(2001)
《ネタバレ》 セクハラされながら、恋とキャリアを天秤にかけて、最後は恋に走るという、オーソドックスと言うか、非常に平凡な話ですが、タイムスリップがかろうじてヒトヒネリありといったところか。 5点(2005-02-19 01:00:41) |
47. ニュー・シネマ・パラダイス
完全版を見ました。前半は「青年よ大志を抱け」ですが、肝は中年以降の展開にあると思います。過去の人生に「もし、たら、れば」は無いし、正解も無いと思います。だからどっち(仕事の成功か初恋の相手との成就か)がよかったかなんてわからない。トトは教会で出会った神(映画andアルフレード)に導かれただけの事でしょう。そういう運命だったんだと思います。ひとつ言えるのは、今の自分は過去の自分があるからこそ。これからの人生も、いろんな人に左右されるだろうし、映画のようにはいかないかもしれない。人生なんて思ったとおりになる訳が無い。とまあ、自分の人生の過程や結果を外部要因のせいにせず、そろそろいい大人なので、自分の人生には責任を持たないと、と思っているのですが・・・。 9点(2004-10-23 00:55:14) |
48. 24時間4万回の奇跡
《ネタバレ》 気分屋親父の暴言・暴挙に耐える家族。息子が事故で入院して、改心するのかと思いきや、妻や娘に対して荒れる。ホントどうしようもない親父。息子が無事退院し、危機を乗り越えたという事で、ひとつの事をやり遂げた家族はまとまりメデタシメデタシなのだが、ラストのまとまり方があまりにも唐突過ぎる。 3点(2004-04-06 23:37:15) |
49. 乳泉村の子
《ネタバレ》 残留孤児は日中戦争の大きな爪痕であり、それを題材とした作品は胸を打つものではあるのだが、同種の作品として「大地の子」という壮大な名作ドラマがあるため、どうしても比較してしまう。残留孤児の苦労には幼少期と思春期・青年期とあるわけだが、本作品は途中で出家してしまうため思春期・青年期の苦労・苦悩が殆ど描かれていない。人格的にも完成されてしまい、悟りの境地に達しているので、葛藤も殆ど感じられず、作品的にやや盛り上がりに欠ける。ただし、母が息子に向かって「許してください」と泣きながら謝るシーンはグッとくるものがあります。 6点(2004-03-27 15:16:15) |
50. 2001年宇宙の旅
道具は手段であり、手段には目的があるのだが、手段が意思を持ち始めるとその手段の目的が新たに発生し、手段が自律的に目的化する。従って、自律的に目的化した手段は、それを作り上げた人間が期待する本来の目的を達成するのための手段にはならなくなってしまうため、摩擦が生じるという事だと思う。(トゥルーマン・ショーやターミネーターも同じトーンの作品に感じる)人間がIBMのディープブルーにチェスで負けたのがたしか1997年。30年以上前の予見としては結構的確なタイミングなのでは?と思う。果たして将棋で人間が負けるのはいつになるのか?ハルとのチェスシーンでそんな事を思った。 6点(2004-02-27 03:06:39) |
51. ニューヨーク・ニューヨーク
《ネタバレ》 冒頭はかなり凹みました。あの日、NYはお祭りだったのかあと思うとね。暗い気持ちを引きずって、「靴を履け、早くしろ!」で多少持ち返し、NY・NYを歌い上げてからENDまでのラスト15分がグッときます。まず、デニーロの拍手のシーンが控えめで、最初のナンパの時のしつこい拍手との違いがあり、成長ぶりを示す。で、ライザ・ミネリが歌い始めに後を振り向くところが毅然としていてカッコイイ。もちろん歌も最高。鳥肌が立ちます。そして、最後の2人の会話がよいです。別れた女に「君を誇りに思ってる」なんて中々言えるもんじゃないです。終わり方もちょっと切なくて好きです。 8点(2004-01-20 14:57:27) |