Menu
 > レビュワー
 > 鉄腕麗人 さんの口コミ一覧。3ページ目
鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2598
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
41.  オーシャンズ13
前2作の時にもそれぞれ結論付けたことだが、このシリーズについてはキャスティングの強引さだけで、もうすでにエンターテイメント映画として“勝っている”。 「キャスティングが豪華なだけ」だとか「キャスティングに対して深みがない」とかいう声もチラホラ聞こえがちだが、はっきり言ってそういう観点はナンセンスだ。 豪華過ぎるキャストが問答無用に“娯楽性”を繰り広げる。ただそれだけで、もう問題は無い。 演出力、脚本力、撮影力……そういう映画製作において欠かせない要素の一つとして“キャスティング力”というものは確実に存在し、それが秀でているということは充分に評価に値する。  とまあこうやって“ごたく”を並べることこそまさに無意味。 スティーブン・ソダバーグ監督独特の映像感覚と、このシリーズならではの“オサレ感”を存分に感じながら、エンターテイメントをただ楽しめばそれでいいというもの。
[DVD(字幕)] 7点(2007-12-29 18:42:37)
42.  オーシャンズ12
泥棒映画をつくる上で最も大切なのは“お洒落さ”だと思う。その部分で今作におけるソダーバーグの演出と編集は優れていると思う。予想よりもずっと面白いというのが、正直なところで、前作のコメントでも書いたが、何と言ってもこのキャストを揃えるだけでも物凄いことだ(更にゼタ・ジョーンズとカッセルを加えて!)。強引とも言えるストーリー展開を支えたのは、やはりこの豪華キャストとそれを操るソダーバーグのウィットに富んだ演出力だろう。実際(コピー通り)騙されてしまった部分もあるので、大筋のストーリーにも満足はできた。ただ、やっぱり残念なのは、チームの一人一人の個性が発揮されずに終わってしまうことだろう。結局核となるカラクリ自体は主要キャラが繰り広げたに過ぎず、ほとんど何もしていないキャラがいるのは消化不良な部分だ。まあこれで、「11」で盗んだ金を「12」で返済したにすぎない状況なので、更に続編を作ることは必至。この不良感の解消は次作に期待します。
7点(2005-01-23 02:29:40)(良:2票)
43.  オーシャンズ11
豪華キャストを闇雲に揃えただけの娯楽大作と評されがちの今作であるが、単純に面白い娯楽映画に仕上がっていたと思う。どうも世間的に「豪華キャストを揃えただけ」という文句をよく聞くが、キャスティングというものも映画制作においては重要な役であり、ここまでのキャストを揃え映画を撮る労力は容易ではない。もちろん、だからって面白くなくていいわけではないが、今作においてはスターを揃えただけの映画ではないということを言いたい。
7点(2004-01-08 18:59:51)(良:2票)
44.  オープン・ユア・アイズ
リメイク作である「バニラ・スカイ」を観た後に観たので、ストーリー的な衝撃は薄かったが、オリジナルならではのねっとりとした味わい深さは「バニラ・スカイ」にはなかったものだと思う。それが好きか嫌いかはそれぞれの趣向によるだろうが、両作ともに出演しているペネロペ・クルスのキュートさは変わることなく魅力的だった。個人的には「バニラ~」の方が好きかな。
[DVD(字幕)] 7点(2004-01-08 18:53:25)
45.  お葬式
お葬式なんて誰もが経験するものだけれど、にもかかわらず非日常的であることは確かで、それを映画にしてしまう伊丹監督の着眼点と観察力には感服する。今作を見ると、非常に不謹慎ではあるが、お葬式というものに本質的な興味がわく。
7点(2003-12-18 17:23:31)(良:1票)
46.  男はつらいよ フーテンの寅
あいも変わらず車寅次郎という男は、馬鹿で、愚かで、滑稽だ。 まったく自分自身とは関わりの無い映画の中の世界の他人であるにも関わらず、馬鹿さ加減には、時に苛立ち、若干の憎しみすら感じる。 でも、ぎりぎり、本当に紙一重の部分で、憎みきれず、愛おしい。 そのキャラクター性は、映画というマジックが生み出した一つの奇跡だとすら感じる。  シリーズ第三作目にして、監督が山田洋次から変更になっていることが影響しているのか、作品としてどこか勢いの無さみたいなものは感じる。 無論、分かりやすい派手やさや勢いがある類の娯楽作品ではないのだが、第一作、第二作には、ささやかで何気ない描写の中で、言葉では表しきれない演出や演者の大胆さや迷いの無さが、極上の娯楽を生み出していたように思える。  三重県が舞台ということもあり、全編に渡って随所に挟み込まれる工業地帯の背景や、行き交うトラック、公害による患いを想起させるキャラクター描写など、少々作品のテイストにそぐわない社会性が不協和音になっていたようにも感じた。 それはそれで、作品当時の社会性や風俗を映し出しているとも捉えられ、興味深いポイントではあったのだけれど、“寅さん”という娯楽に求められるものとはやや乖離していたように思う。  倍賞千恵子の登場シーンが極めて少ないことなど、この後何十年にも渡ってシリーズ化されることなど想像もしていないのだろう製作現場の空気感も伝わってくる。  とはいえ、車寅次郎というキャラクター造形と、彼が織りなす人生の機微は益々深まっていく。 プロローグとエピローグで共通して、寅次郎が存在しない自分の家族を朗々と語るさまは、なんとも切ない。  毎年正月(1月)に、「男はつらいよ」」を観ることを決めて早3年。 3年で3作目では、流石に50作もあるシリーズを負いきれないので、少しペースを上げて車寅次郎が越えていく時代を追いかけようと思う。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-01-21 23:43:09)
47.  大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]
よしながふみの原作漫画は全巻愛読している。 大ファンの立場としてまず断言しておきたいことは、この映画化作品は、充分な「満足」を伴う映像化として成功しているということだ。 数多の漫画の映像化作品が目を覆いたくなるような失敗を見せていることに対して、この成功事例は極めて稀なことだと思う。 原作は、決して映像化しやすいタイプの画風ではなく、ビジュアル的な乖離はそりゃあある。しかし、映像化において製作サイドは、原作の世界観、特にテーマ的な部分の再構築においてとても真摯に臨んでいると思う。それが、この漫画の映像化を破綻させなかった最大の要因だと思える。  今作の題材となっている「右衛門佐・綱吉編」は、原作の中でも最も深い愛を描いた物語だ。そして同時に、人間の野望や欲望が登場する総てのキャラクターにおいて渦巻くストーリーでもあり、故に非常に映画として描き出すには難しい題材だったとも言える。 何せ主人公である“男”と“女”が、最初の出会いから数十年後の今際の際に至るまで”逢瀬”を見せないのだから、深く込入った人間の心理をどう紡ぎ出すか、非常に困難を極めた筈だ。  前述の通り、その難しい原作の世界観を極力崩さず真摯に映像化して見せていると思う。 後の主演夫婦をはじめとして、配役された俳優たちはみな見事にそれぞれのキャラクターを体現している。終始決して白けることなく鑑賞し終えることが出来たことは、漫画の映画化として充分な及第点を得ていることを証明している。  一定の満足を得ているからこそ敢えて苦言を呈するとすれば、菅野美穂という女優を起用したことによる「見せ場」をもっとしっかりと用意すべきだった。はっきり言えば、もっと激しい「濡れ場」を映し出すべきだったと思う。 この映画で彼女が演じた徳川綱吉は、色情に溺れることでより一層に哀しさが際立つキャラクターである。 せっかく菅野美穂という“濡れられる”女優を配しているわけだから、もっと思い切った哀しい色情魔ぶりを演じさせてほしかった。  あと、原作とは異なるラストの締め方については、原作ファンとしては違和感を覚えはしたけれど、一つの映画としては納得も出来る。 柳沢吉保を演じる尾野真千子と、御台所を演じた宮藤官九郎がとてもハマっていただけに、彼らが抱え続けた悲しみとそれに伴う衝撃的な顛末を映像で観たかったというのが正直なところだけれど。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-11-01 16:18:19)
48.  おいしい殺し方 -A Delicious Way to Kill-
ケラリーノ・サンドロヴィッチ風の2時間サスペンスドラマ。 特に込み入ったプロットが用意されているわけでなく、終始肩の力を抜いてほくそ笑むテレビ映画だった。  犬山イヌコ、池谷のぶえの“濃い”舞台役者に挟まれて、奥菜恵のコメディエンヌぶりが素晴らしかったと思う。 
[DVD(邦画)] 6点(2010-07-14 16:07:43)
49.  踊る大捜査線番外編 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル<TVM>
「番外編」という雰囲気が悪い方向ににじみ出て見えて、「踊る~」ファンでありながら今まで敬遠していたのだけれど、実際見てみると十分に楽しめる内容だった。なんと言っても、内田有紀がイイ。今更ながら彼女の魅力を垣間見た気がする。あの眼差し、可愛さ、そして抜群のミニスカポリスっぷり。もうそれだけでも存分に楽しめる要因になり得る。そこに湾岸署の相変わらずの空気感が加わり娯楽性は高い。内田有紀ー渡辺えり子の“青島ー和久的関係”もドラマ性があった。番外編だからなのか、いつもよりも若干高いコメディ路線も楽しかった。あの新城管理官までどこかコメディ的だ。
[DVD(字幕)] 6点(2005-06-22 19:11:45)
50.  オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
タイトルが示す通り、なんとも「奇妙」な映画だった。 それは霊やら死神やらが登場することによる奇妙さではなく、娯楽映画として妙なバランスを見せる映画だったということ。  監督は、「ハムナプトラ」シリーズのスティーヴン・ソマーズ。愛すべきベタなB級テイストを根底に敷きつつ、小気味良い娯楽大作を毎度提供してくれる、娯楽映画好きとしてはとても信頼できる監督の一人である。  そんな監督に対する信頼感も持ちつつ今作を観始めたが、序盤から様子がおかしい。 映画のつくりが全編通してチープで、製作費がかけられていないことは明らかだった。 ストーリーもなんだか薄っぺらいというよりも、綻びまくりで“おざなり感”が半端ない。 「なんだこりゃ」と蹴散らしてしまっても仕方ないくらいの表面的なクオリティなのだが、同時に不思議な愛着も感じてしまっていた。 出来は極めては悪いけれど気になってしまうという不思議な魅力があったことは確かだ。   主人公を演じたアントン・イェルチンは、リブート版「スター・トレック」の“チェコフ君”役が印象的な若手俳優だが、今作ではなかなかどうしてナイスガイなヒーローぶりを披露してくれている。 憂いを秘めた眼差しは、「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッドを彷彿とさせ、今作の役どころには相応しかったと思う。 歳を重ねることでもっと味わいが出てきそうな俳優なので、これからもっと化けそうだ。  ヒロイン役のアディソン・ティムリンも非常に魅力的だった。彼女の魅力が破綻ギリギリのこの映画を繋ぎ止めていたと言っても過言ではない。ラストの顛末も含めて、非常に印象的な余韻を与えてくれている。   どうやら製作過程においていろいろな弊害があったらしく、やっとのことで製作・公開に至った模様。 それでも一つの個性を映画に加味してみせたスティーヴン・ソマーズのエンターテイメント力は流石だと思う。が、製作環境が確保されていたなら、それこそ「ハムナプトラ」並みの人気シリーズにもなっていたかもしれないと思うと少し残念にも思う。 (「ハムナプトラ」といえば、“イムホテップ”のウケ狙いの地縛霊には爆笑してしまった。)
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-12-13 21:02:49)(良:1票)
51.  オスロ国際空港/ダブル・ハイジャック
例によって往年のハリウッド映画に対する邦題のつけ方には、腑に落ちないものが多い。 原題は「The Terrorists」。大使を人質にとったテロリストが政府にテロリスト犯の釈放を要求し、軍人のショーン・コネリーがそれに対峙する。  「オスロ国際空港」まではまだいい。問題は副題。“ダブル・ハイジャック”って一体何のことを示しているのか?  大使館を占拠するテログループと、彼らを逃がすために仲間が企てた民間機の占拠という二場面構成でストーリーは展開していくが、だからと言って”ダブル~”というのは、大いに焦点がズレているように思う。  映画自体は、決して仰々しくない渋い展開が、ショーン・コネリーの渋さと相まって、いい雰囲気を醸し出す。 ただクライマックスの顛末があまりに力弱く、少々ぐだぐだな感じで事件が収拾してしまい、爽快感がまるでない。  オスロの凍てつく空気感と同様に、段々と寒々しさが増してくる映画だった。
[DVD(字幕)] 5点(2010-11-21 21:18:53)
52.  黄金の七人 《ネタバレ》 
「ルパン三世」の元ネタとなった映画らしいが、「ルパン三世」を散々観てきた者としては、むしろ「ルパン三世」の実写化というニュアンスが強く残った。 銀行の大金庫を地下から攻めていって、山のような金塊をまるごとベルトコンベアーで盗み出していく様など、まさにアニメで観たシーンそのままだったと言え、楽しかった。  展開的には、あそこまで金塊を盗み出すくだりが映画のほとんどを占めるとは思っていなかったので、多少面食らった部分はあるが、所々で小気味いい緊張感を挟んでいきテンポは良かったと思う。 ただ「黄金の7人」というからには、もう少しそれぞれのキャラクターを際立たせて欲しかった。 “教授”と“愛人”の個性はそれなりにあったが、実際に金塊を盗み出した他の6人のキャラクター性は極めて薄く、ほとんど見てそのままの「作業員」のイメージなのは残念。  物凄い大犯罪をしているのに、全体的に「呑気」な感じがすることを、映画の味とするかどうかは微妙なところだ。
[DVD(字幕)] 5点(2007-10-08 03:40:37)(良:1票)
53.  オー・ブラザー!
ジョージ・クルーニーのダサ男ぶりには目を引くものがあるけど、映画自体にはあまり魅力を感じるものがなかった。細かいセリフやキャラクターの演出はユニークだが、それが作品自体に反映されずチグハグな印象を受けた。全体的にまとまりに欠けたことが映画に集中できない要因だったと思う。
4点(2003-12-21 13:23:41)(良:1票)
54.  溺れる魚
まさに堤監督の映像世界でノリよく破錠した展開は楽しめる。椎名桔平、渡辺謙らのキャラクターも良かったと思うが、全体的なストーリー展開には陳腐さを感じる。映画ならば、もっと完成度の高い脚本を用意して欲しかった。
[映画館(字幕)] 3点(2003-12-16 18:12:25)
55.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 
真っ当な神経が打ちのめされる。妥協の無い凄まじい映画だと思う。しかしこの物語の論理は成立しているとは思えない。どう考えても復讐の発端と復讐の結末を天秤にかけてつり合うはずがない。軟弱な正論かもしれないが、真の復讐者がある種満足して自ら終止符を打つ……これほど残忍で救いが無く、独りよがりも甚だしい行為はないのではないか。クライマックスにかけて、誰にも感情移入できなくなる。中盤までのライトなノリと台詞回しが懐かしい。それに対する“痛すぎる”結末が絶妙と言う人もいるかもしれないが、それはただアンバランスな心地悪さだと思う。確かに衝撃的だし、重い後味の悪さも作り手の狙い通りなのかもしれない。でも、これでは観客に対しあまりにアンフェアだ。
[映画館(字幕)] 1点(2004-11-08 20:58:37)(良:1票)
56.  踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 《ネタバレ》 
絶望感しか覚えなかった「3」、そしてやはり失笑することしか出来なかった先だって放送された「THE LAST TV」を観て、決して“希望”なんて持たずに“事故り”に行ったのだから、怒りなんかしない。 ただただ、面白くなかった。それだけのこと。  と、このシリーズのファンでなければ端的に割り切れられるのだけれど、やっぱりそうもいかない……。 冷静に振り返ろうとすればするほど、あまりのお粗末さに怒りと呆れを禁じ得ない。 シリーズを通じて15年の長きに渡り、同じ俳優が同じキャラクターを演じ続けているのに、「3」も含め、揃いも揃ったキャラクター達に、かつてあった「魅力」を微塵も感じることが出来なかった。  シリーズが長い年月に渡った故の、俳優達の必然的な老いや喪失が、影響していることは仕方が無い。 ただ問題はそういうレベルのことではない。キャラクターに魅力が無いのは、俳優達のせいではない。 間違いなく、監督と脚本家とプロデューサー、この3人のせいだと断じてしまって構わないと思う。 「3」の時にも大いに感じたことだが、このシリーズを生み出したのはこの3人であり、このシリーズを味がなくなるまで噛んで吐き捨てたのもこの3人である。残ったのは、悲劇的に無惨な食べカスだった。  少し踏み込んで言及するならば、“犯人”となる3人のキャラクターが可哀想なくらいに祖末過ぎる。  犯人役を演じたこの3人に限ったことではないが、演じた俳優が可哀想に思える程に見せ場が無く、薄っぺらなキャラクター描写が、この映画における最大の「敗因」であり、それを通したシリーズの“創造者”たちが諸悪の根源であることは間違いない。  ああ、ほんとうにきりがない。 ラストの阿呆みたいな仰天シーンや、室井にギャグ的台詞を連発させる愚かさ等、他にも言いたいことは尽きないけれど、そろそろ終えて、この最後の2作品の存在を忘れて、15年前のテレビシリーズから今一度見直したい。  今作における唯一のハイライトは、過去作のシーンを羅列したオープニングタイトルの高揚感のみだ。   「踊る大捜査線」の大ファンだからこそ敢えてはっきり言う。 きっぱり「駄作」、「希望」はない。
[映画館(邦画)] 0点(2012-09-11 00:46:39)(良:3票)
57.  踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
酷い。もう一度言う。酷すぎる。  「これは本当に『踊る大捜査線』なのか?」 まるで格好良さの無いオープニングタイトルから始まり、終始そういう絶望的な疑問を抱えたまま、2時間半という時間だけが過ぎた、という印象。  何の緊張感も緊迫感もない展開の中で、お約束的な笑い要素だけが虚しく繰り広げられ、上映中何度も「そうじゃないだろう」と呟いてしまった。  何がどう悪いのか、もうそれを列挙することすら馬鹿らしい。  “THE MOVIE 2”の直後、いかりや長介が他界し、スピンオフ作品は別として、もう「踊る~」の続編は観られないのだろうなということを覚悟した。  それから7年の年月を経ての満を持しての最新作。 当然、”和久さん”の登場はなく、柏木雪乃役の水野美紀も”大人の事情”により降板。果たしてどんな最新作になるのか?という多少の危惧はあったが、それでもとても大きな期待が圧倒的に上回った。 だからこそ、公開初日の初回上映に足を運んだ。  上映が始まり、あまりに魅力の無いオープニングに「おや?」となり、ただただ繰り広げられるチープなコメディ展開に唖然とし、このシリーズ作の全てで魅せてくれていた高揚感の完全欠如に呆然とした。  製作スタッフが入れ替わったのならまだ納得も出来る。 しかし、製作も監督も脚本も紛れもなく「踊る~」を創ってきた者たちである。 それを知っていたからこそ若干のレギュラーキャストの変更を踏まえても、期待が勝った。 しかし映し出されたものは、キャスト陣を含めて、かつてのコンビネーションなんて微塵も無い、ただ「踊る大捜査線」というマスクを被っただけの「偽物」だった。  その根本的な原因が何なのかは知る由もない。 ただ言えることは、この映画が、同じ製作チームによる「自滅」という名の「裏切り」であり、このシリーズ作品のファンに対する「冒涜」以外の何ものでもないということだ。
[映画館(邦画)] 0点(2010-07-03 21:51:33)(良:2票)
0160.62%
1592.27%
2752.89%
31425.47%
41716.58%
52449.39%
637114.28%
752920.36%
852620.25%
929511.35%
101706.54%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS