1. パッチギ!
メッセージ性?井筒監督は何を撮りたかったか?いやいや、そんな事はどうでも良い。ようは自分がどんな映画が観たいかですよ。井筒監督が何を描こうとしたか、わたしにはその真意は解らないけど、純粋に面白かったんですから、それで良いです。やっぱり映画ってコレでしょう。 井筒監督の暴力描写ってちょっとオーバーと言うか行きすぎと言うか、実はそれほどリアルじゃなかったりして、でも、そのせいか良くわかんないけど、ちょっとほのぼのしているというか・・・今回もケンカのシーン多いかも知れませんけど、怒りや意地、そして悲しみ、それぞれ違った暴力であり、ちゃんと作品に大切な意味を持っていると思うし、そして何より監督の暴力シーンに対する愛を感じてしまうんですよ、わたしは。民族間の差別、その中での民族を越えた愛などいろいろあるんだろうけど、基本はとってもベタな話だと思うんですよね。でも、そのベタな話を毎年数多くの映画が作られている中で、これだけ面白い作品にしてしまう井筒監督は素晴らしいと思ってみたりする、今日この頃。「悲ーしくーてー悲しくて~♪とてーもやーりーきれーない~♪」見終わった後、一服しながらついつい口ずさでしまう、そんな映画って最高じゃないですか。 [DVD(字幕)] 10点(2005-10-19 14:12:57)(良:1票) |
2. バック・トゥ・ザ・フューチャー
今更言うまでもないが、可笑しくて、テンポが良くて、話も良い。全く隙の無い面白さである。少なくてもわたしには隙が見えなかった。劇場からビデオ、テレビと何度も見ているが面白い。まさに娯楽作品の傑作だと思います。 10点(2003-12-26 11:51:18) |
3. バックマン家の人々
個性豊かな多くの登場人物たちを1人1人バランスよく重層に見せる所。どちらかと言えば癖のあるスティーヴ・マーティンでさえも、うまくその中にハマッてしまっている所。親と子のいくつもの問題を楽しく暖かく描ききっている所。さすがはロン・ハワード監督というべきか。妻役メアリー・スティーンバージェンの笑顔を見るだけでも一見の価値アリ。 10点(2003-06-30 18:41:25) |
4. ハロウィン(1978)
前もって言っておくが、わたしはジョン・カーペンターの大ファンです。80年代の殺人鬼映画の先駆けとなった作品。ジェイソンやフレディに比べると地味に見えるが、逆にそのシンプルなマスクが無感情なマイケルを表すには「これしかないのでは」と思うほどハマっている。音楽もピアノを基調とした曲が効果的でマル。まさに傑作。 9点(2003-07-08 12:42:21) |
5. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
序盤はとにかく物語に引き込まれること間違いなしだと思います。なにせ、良い所で「つづく・・・」の連発ですから、気になって気になって。中盤以降は、正直エヴァンくんに「もっと考えて行動しようよ・・・」と言いたくなってしいましたが「じゃあおまえ、どう進めれば良いんだ?」と聞かれれば正直わかりません(汗) コレだけは言えますが、わたしが考えてるように行動したら、つまらなくなる事だけは確実だと。やっぱり、この物語は良く考えられた物語だと思います。エヴァンくんが選んだ結末も、ホッとする反面、何か無性に切なくて・・・。DVDだと他に2つの別バージョンエンディングが観れますが、わたしはこの公開バージョンが一番胸に来るものがありベストのエンディングだと思います。と言いつつハッピーエンドバージョンも捨てがたいかな(汗) [DVD(字幕)] 8点(2005-10-24 12:44:39) |
6. バットマン ビギンズ
正直わたしはバットマンシリーズがあまり好きではない、いや好きではなかった。シリーズのファンの方には申し訳ないが、わたしには何か受け付けないものがあった。なら、なぜ今回ワザワザ初日に劇場まで見に行ったか。それは渡辺謙を見てみたいというミーハーな気持ちと、今までのシリーズとは違う作りと聞いていたからだ。実際、噂どおり、渡辺謙の出演時間はとても短く、重要な役柄とも言い難い。良く言えば、とても自然にハリウッド作品に出演していたとでも言えるかな。しかし、この作品は、そんなことを差し引いても十分楽しめる、シリーズ中最も面白くカッコイイ作品と言い切ってしまおう(個人的に)。とにかくクリスチャン・ベイルが演じるブルース・ウェインがなぜバットマンになったのか?その過程と苦悩が実に良く描かれていて、そしてリアルでなおかつ面白い。 脇を固めるマイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、 ゲイリー・オールドマンのベテラン陣も絶妙なキャスティングで無駄はまったくありません。出演時間の短い渡辺謙にしてもなかなかの殺陣も見られるしインパクトはそれなりにあるのではないでしょうか。そして、この作品でわたしがもっとも気に入ったのはラストでして、多くの人がこのラストを見て「バットマン」(1989)をもう一度見たくなったのではないでしょうか。えっ、わたしだけ? [映画館(字幕)] 8点(2005-06-20 11:52:17)(良:1票) |
7. バタリアン
この作品、劇場に見に行った時から数えて今回で6回目(5回目かも・・・)の鑑賞になるんですけど、いや~やっぱり面白い。特に序盤のタルを壊してから”新鮮な死体”を始末するところまでなんか何度見ても面白い。とにかく考えられたセリフと間の取り方が実に絶妙で、さすがダン・オバノン、脚本と演出はずば抜けたものがありますね。煙が上がっていく所や地面に雨水がしみ込むシーンなどは、実にわかりやすーく説明してくれる。しかもそのチープな映像が妙に作品にマッチしていて良い感じだし、ラストの投げやり感も実に良いね。あるサイトで知ったのだがこの作品、シリアス路線でいったらロメロの「ゾンビ」には勝てないという事でコメディ路線になったと書いてあったが、わたしもそれは正解だったと思う。とにかくこの作品、ダン・オバノンの監督としての最高傑作と言えるだろう・・・まあ、他に1本しか撮ってないけど。 8点(2004-10-25 02:00:33)(良:3票) |
8. バッドボーイズ2バッド
久々にメチャメチャな刑事アクションモノを見せていただきました。最近この手の作品って少なくなった気がしますね。だから寂しいって事は無いんですけど、「たまにはこんな作品を何も考えずに見るのも良いなぁ~」って思わせてくれましたね。前作から8年ぶり?の復活になるんですけど、良い意味でも悪い意味でパワーアップしていて(さすがマイケル・ベイ!)かなり好みも分かれる作品かと思いますね。わたしの場合はウィル・スミスとマーティン・ローレンスの凸凹コンビ(黒いナインティナイン)が復活しただけでソコソコ満足すると思っていたのですが、過剰なまでのアクションと適度な下ネタ、そして刑事モノを飛び越えて戦争モノになってしまったクライマックスに予想以上に満足しました。 8点(2004-08-02 12:39:41) |
9. バックドラフト
炎がまるで生きているよう・・・いや、生き物なんだとこの作品で思わせられた。見どころはやはり火事のシーンで、もちろんそれも素晴らしいのだが、調査官役のデ・ニーロと放火魔のドナルド・サザーランドも出番は少ないがとても良い味を出して、この作品には大きく貢献していると思う。強いて言えば、火災と戦う消防士たちの活躍をストレートに撮って欲しかった気もする。 8点(2004-01-09 11:50:44)(良:1票) |
10. バニシングIN60”
カーアクションと言えばこれでしょう。これを観ずしてカーアクションは語れないと言ってしまいましょう。とにかくクライマックスのムスタングとパトカー軍団のカーチェイスは爽快!またこのムスタングがカッコイイ。単に車と言うには勿体無いほどの存在感でまるで演技をしているようにも感じる。もはや出演者の1人であり主役といって良いでしょう。 8点(2004-01-03 04:41:17) |
11. ハーレーダビッドソン&マルボロマン
ミッキー・ロークとドン・ジョンソンという「今頃何やってんだろう?」な2大セクシー俳優?が送る痛快娯楽アクション。派手なアクションと結構適当なストーリーが実にテンポが良く楽しい。まさに馬をハーレーに乗り換えた現代版西部劇のようだ。そして主役のハーレーとマルボロマンのカッコイイこと。公開当時はハーレー派とマルボロマン派でクラスが2つにわれて険悪なムードになった・・・なんてことは無いけど(しかも当時オレ社会人だし)。とにかく文句なく2人の代表作だね(個人的に)。5年後という微妙な未来(公開が1991年で時代設定は1996年)も今となっては過去のことなのでどうでもいい。面白ければ良いのだ! 8点(2003-11-10 23:59:08)(良:1票) |
12. PARTY7
「鮫肌男と桃尻女」で石井克人の虜になり、いきなりDVD買ってしまいましたが、いや~くだらねー話しだな。くだらな過ぎて凄いよ、まったく。石井監督素晴らしい。浅野忠信もかなりボソボソ来てて良かったんだけど今回はキャプテンバナナにちょっと押されたな。原田芳雄さん、あなたは凄い俳優です。しいて言えば我修院の存在感が薄くて残念だったなァ。 8点(2003-10-31 23:37:59) |
13. 初体験/リッジモント・ハイ
なつかしい。青春って感じで良いです。なんか見ていると80年代とか自分の同じ頃を思い出すし。キャストも豪華でショーンペンがまた良い味出してます。もうこういう映画って撮れないのかなァ。 8点(2003-09-05 12:48:54) |
14. バイオハザードII アポカリプス
見事におバカ映画へと昇華?してくれて個人的には良い感じです。続編はもっとハジケてほしいものです。それからおじさんとしてはジル・バレンタインがほぼ全編あの格好(ゲームと同じ)で過ごしてくれたことがとてもとてもウレシイです。ホントにいろんな意味で画面から目が離せませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-04 11:42:41) |
15. 花嫁のパパ(1991)
地味でありきたりな話ですが、スティーヴ・マーティン特有のオーバーアクションをチョコチョコと入れてそこそこ愉快な作品になっております。「花嫁の父」(1950)のリメイクらしいんですが、かなり軽いノリになっているんではないでしょうか。マーティンファンにとっては少し地味な彼で物足りないんですけど、一般的にはこのくらいが見やすいかもしれませんね。 7点(2004-05-24 12:01:47) |
16. バッドボーイズ(1995)
久々に見直したがなかなか面白かった。ウィル・スミスとマーティン・ローレンスのコンビ(わたしの中ではハリウッド版?ナイナイ)は結構好き。 7点(2003-10-24 20:21:35) |
17. バタリアン リターンズ
《ネタバレ》 今更説明するまでもありませんが第1作はかなりの傑作なのですけど、2作目が1作目のまんま焼き直しのような駄作だったためか、この3作目が日本で公開されることはありませんでした。で、この3作目はどうかと言えば、ラブロマンス?という、また新たな方向で作られた、ある意味良作だと思います。ラストなんか炎の中で2人がキスをしてジ・エンドって…。 基本的に出てくる人物どいつもこいつもバカばっかりなのですが、その中でも主人公はズバ抜けたバカでありまして、コイツのおかげで悲劇が始まり惨事が起きる。大体バタリアンがどんだけ醜く恐ろしいか見ておいて、死んだ彼女をバタリアン化で生きかえらせるところから、散々彼女をかばって多くの人が死んでいったのに、自分が食われそうになると鉄パイプでぶん殴るし・・・。最後は誰もがコイツを殺すのが一番の解決策だったのでは?と思うのではないでしょうか。個人的には彼女がボンテージバタリアン?に化す所が好きなわけですが、監督がブライアン・ユズナということもあって、出てくるゾンビのディティールのハチャメチャぶりも一見の価値ありかと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2003-10-23 18:29:03)(良:1票) |
18. バトル・ロワイアル
思ったとうり評判悪いんですね、この作品。わたし的にはアリといいますか、結構見れる作品でした。この作品に求めたものは、人それぞれ違うと思うのですが、わたしは予告や評価を見て得た期待にかなり近い出来でそれなりに満足しちゃいました。もうメッセージとかそんなのいらないし、深作監督独特のスピード感ある、たたみ掛けるようなアクション演出だけで十分です。しいて言えば邦画ならではの銃火器のショボさ(リアリティのなさ)は、もうちょっとどうにかしてほしかった。 7点(2003-10-23 12:46:49) |
19. バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌
予想どうりの低評価・・・まあ、それを知ってて見たからなのか”駄作”と言い切れる作品でもないように感じたのですが。確かにツッコミどころ満載で薦められる内容ではありませんでしたが、見るべき所や他の邦画にも見習って欲しいところもあったと思うのですが。”邦画もやればできるんだなァ~”なんて関心した所もありましたよ。話は変わって凄かったですねぇ~竹内力。切れまくってましたねェ~(笑)。彼がいなければ評価は1点マイナスしていましたね。 6点(2004-04-05 13:55:52) |
20. パラダイム
カーペンターの作品の中でも以外に考えさせられる、こったホラーではないでしょうか?そして、いつものカーペンターらしいB級感がより一層終末の恐怖感を引き出しているのではないでしょうか。なんとなくイタリア映画なんかで味わう陰惨な雰囲気も出ていてコレはコレで良し。 6点(2003-12-16 02:05:41) |