Menu
 > レビュワー
 > Cinecdocke さんの口コミ一覧
Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 889
性別
自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  PERFECT DAYS 《ネタバレ》 
小津安二郎を敬愛し、生前の出演俳優のドキュメンタリーを撮ったこともあるヴェンダース初の邦画作品。 平坦なトーンで劇的な展開がないのに飽きずに見せる。  築50年近くの安アパートから一日が始まり、公衆トイレの清掃員としてルーティンワークをこなし、 ささやかなことに喜びと幸せを見出していた寡黙で孤独な男が、 姪の来訪と少しずつ近づく終焉の数々に、その"満ち足りた日々"が崩れていく不安を感じ始める。 彼の過去に何があったのかは分からない。 公衆トイレの設備にきめ細やかな手入れを行うプロとしての誇りとストイックさに敬意を覚えるくらいであり、 自由を謳歌している浮浪者に慈しみを感じながらも、実は過去に向き合えず逃げ続けていただけなのか。  彼の穏やかで急ぎすぎない生き方に憧れても、どこかで「本当にそれで良いのか?」という疑問を抱く。 充実しながらも後悔しているような、達観もしているような心の機微を役所広司が体現する。 人生に上下はないかもしれない、間違いのない選択肢などないかもしれない。 見えていないだけで主人公のような人生を送っている人たちが近くにどこかしらにいるのだろう。 せめてやりたくない末端の仕事を誰かがしていることに感謝の気持ちを持ちたい。
[映画館(邦画)] 8点(2024-05-15 21:59:56)
2.  伯爵 《ネタバレ》 
チリで悪名高い反共独裁者アウグスト・ピノチェト。 失脚した彼は2006年に死んだが実は偽装であり、250年も生きている吸血鬼だった…。 そんな大胆な設定をモノクロで綴った風刺劇がヴェネチア国際映画祭で脚本賞受賞とのことで鑑賞。  そもそもピノチェトとはどんな人物か?を理解できないと退屈な作品。 新自由主義を推し進めて、チリ国内の格差を拡大させたらしく、血肉=富の隠喩であることは確か。 意外とゴア描写が多く、モノクロだからこそのお伽感が増す。  荒涼とした土地に建つ古びた屋敷で惨めに暮らす彼は死を願っていた。 そこに妻子たちへの遺産相続問題、軍服という権力に縋り付くロシア人執事に、 会計士として忍び込んだ悪魔払いのシスターと、それぞれの思惑が働いて二進も三進もいかなくなる。 若さに執着したピノチェトから吸血鬼にされたシスターが信仰から"自由"になり、空を舞うシーンが美しい。  終盤に明かされる、英語でナレーションしていた女性の正体は、なんと英首相だったマーガレット・サッチャー。 彼女も吸血鬼でピノチェトの母親だったというトンデモ設定のおかげで一気に映画が締まる。 底なしの自由を求めることは底なしの強欲を求めること。 ラスト、二人は吸血鬼の心臓を食べて、さらに若返る。 少年になったピノチェトを小学校に送り出すサッチャーの構図に、独裁政権と新自由主義の萌芽が潜む不気味さ。  "吸血鬼"は世界中、どこかに潜んでいる。 政治の中枢を担っている増税しまくりの総理大臣もきっとそうに違いない(苦笑)。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-12-22 21:06:27)
3.  バード・ボックス 《ネタバレ》 
演出と演技が上質なため、低予算ならではのチープさがあまりない。 "何か"を見たら自殺するという序盤の大混乱を見せることによって、外への行動と視界が制限され、 映画のほとんどを占める室内シーンと山林シーンを受け入れることができるからだ。 2年後のコロナ禍で"鳥かご"の中に閉じ込められてしまったことを予言しているみたいに。  過去と現在を交互に見せるため、退屈さはあまり感じられず、伏線回収が上手い。 主人公を気に掛ける男性がいつか本性を表して襲い掛からなかったのは意外。  この手の不条理パニックもので言えることだが、最後に謎が明らかにされるわけではない。 既に精神を病んでいる人ほど自殺に陥らず、目隠しなしで健常者に襲い掛かる新たな設定すら、ただの脅威で終わっている。 盲学校に辿り着いて、今後もここで生きていくにしても食料や衣類はどうするの?という疑問が湧く。 そういう意味でオチは弱いが、見て損はないと思われる。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-12-07 22:15:24)
4.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 
当時、作品賞が『アバター』でなかったことに「何で戦争賛美の映画が」「退屈でつまらない」みたいな評価が少なくなかった。 確かに映画は娯楽だし、"反戦"は大衆にとって聞こえの良い言葉なんだから、どれだけ平和ボケだったのか。  泥沼の極限状態にうんざりしながらも、こういう緊張状態でしか今の自分を保てない、居場所がない兵士たちの葛藤は、 集団的自衛権や安全保障で揉めている日本でも他人事ではないだろう。 少年を巡るエピソードは余計に感じて多少ダレるが、 アメリカに帰還した主人公が息子に「大人になるとやることが狭まれて一つか二つしかなくなる」と語りかけるシーンは何だか分かる気がする。 安全地帯で年下の上司にとやかくいびられるより、戦場という非現実でヒーローになった方が生きている実感があるからか。 これから混沌としていく世界情勢において、日本は目を背ける状況ではないし、答えは見つからないだろうな。
[映画館(字幕)] 5点(2023-10-02 19:49:39)
5.  8 1/2
レジェンドの映画監督たちがマイベストに挙げているように、自分事として刺さるのだろう。 傲慢で繊細な映画監督の逃げたくても逃げられない立場の重さによる現実逃避。 本人の意思とは関係なく映画製作が進み、まずます混沌に拍車がかかるあたりとか、 「映画とは何か?」を問うた草分け的存在として今後の映画史に多大な影響を与えたのは事実。  普通はこんな奇をてらう映画は観客に受けるわけがないと思いつつも、 コントみたいな結末に名作たる理由はなんとなく分かる気がした。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-08-15 00:25:09)
6.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 
原作既読済みだが、上下に分かれるほどの大長編で読むのが苦行だった気が… ヴォルデモートの復活、セドリックの死、ムーディが偽者くらいしか覚えていない。  それから10数年経って映画を見る機会があり、視覚と聴覚に物語が入ってくることの有難みを感じる。  思春期に入ったので少年少女共々面倒臭いに尽きる。 それを集中して描けば良いのに心理描写が唐突すぎて、四面楚歌からのいきなりな手のひら返しと、 ただただ話をまとめるためにローテーションをこなしているように感じた。  見ている間は退屈しないかもしれないが、全体を俯瞰すると悪い意味でゴチャゴチャしていて、 原作を読んでいた頃は気にならなくても、生徒一人殺されてダンブルドアが責任取らないのは確かにモヤモヤする。 やはり原作トレースしたダイジェスト感が否めず、TVシリーズ向きな作品だろう。
[地上波(字幕)] 5点(2023-05-18 23:21:52)
7.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 
監督がアルフォンソ・キュアロンに変わったため、少し大人でダークな雰囲気になり、 新たな風を吹かせたことには成功した…かもしれない。 原作は読んでいたため、タイムパラドックスを取り入れた展開が一番面白く見られた。  本作を最後にリアルタイムでハリポタシリーズを見ることを断念しており、 原作が複雑長大化して読む体力が続かなくなったことが以降のシリーズ鑑賞のハードルを上げている気がする。 肩肘張らずにいつか4作目以降も見てみたい。
[映画館(字幕)] 6点(2023-02-11 01:35:26)
8.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
前作より少しダーク寄りになり、子供向けな演出が少し角が取れた分、頑張ればギリギリ大人でも視聴できるかも。 ワクワクさせる新キャラ、新要素が続々と登場して、長時間な割に退屈はしなかったけど、記憶がほとんど残ってない…
[映画館(字幕)] 5点(2023-01-23 21:46:15)
9.  バルド、偽りの記録と一握りの真実
バルドとはチベット仏教用語で"中陰"。 「死から転生までの間の魂の浮遊期間」のことを指すという。  アメリカで成功したジャーナリスト兼映像作家のメキシコ人監督が、 祖国に戻っても居場所のない疎外感、メキシコ人としての帰属意識とアイデンティティの揺らぎ、 家族とのわだかまりを描いている辺り、イニャリトゥの半自伝的作品であることは確か。 問題はそのシンプルなストーリーを物凄く難解に(いやストーリーの繋がりすら放棄している)、 現実と空想とメタ演出が曖昧のまま、何の方向性も決まらずに単調でダラダラ描いているだけだった。 これがテレビ司会者の主人公の作品に対する批評と重なる。 要は中身がない。  拝金主義のアメリカに対する風刺やメキシコの抑圧された歴史を盛り込んでも、 知ったところで何の感慨もなかった。 オスカーを4個も取って、「本当の俺はこうではない」とモヤモヤした部分はあったのだろう。 ネットフリックスだからこそ好きなように撮られたそうだが、受け入れられるかは別の話。 (事実、ヴェネチア映画祭で初公開時不評だったようで、劇場公開時に結構削ったらしい)。 金をかけた同人映画の域でしかなく、イニャリトゥのワースト。
[インターネット(字幕)] 3点(2023-01-07 00:01:30)
10.  パプリカ(2006) 《ネタバレ》 
気持ち悪くて気持ちいい。 リアル系のキャラクターデザインにどこか違和感が混ざり合うように、 夢と現実との境目がなくなって、混沌が肥大化していくさまが面白くアニメでしか表現できない。 夢は言語化できないもので、その願望がまとまらないからこそ、具現化するためにもがく姿が現実とリンクする。 敦子が時田を救うために、理想の自分であるパプリカから独立して現実を勝ち取るように。  ハリウッドにも影響を与え、細田や新海を超えるだろう監督の早世が惜しまれる。
[地上波(邦画)] 8点(2022-11-26 00:52:31)(良:1票)
11.  バンディッツ(1997)
脱獄囚の女性バンドという設定に惹かれて。 確かにプロモーションビデオそのものでストーリーは二の次。 終盤のある展開から冗長で退屈(それ以前に枝葉も少なくなかったが)。 まあ、エンディングは爽やかで良かったので許そう。
[ビデオ(字幕)] 5点(2022-10-22 21:23:46)
12.  ハムナプトラ/失われた砂漠の都
普通に見るなら面白いと思う。 子供の時はおぞましい展開と恐怖演出の数々にガタガタ震えていたが(苦笑)。 人喰いスカラベが結構キツい…  オリジナルはホラーの古典らしく、本作がリメイクと後から知った。 インディージョーンズを彷彿とさせるアドベンチャー大作へと 換骨奪胎したのが成功の秘訣だろう。  主役のブレンダン・フレイザーは、重役からのセクハラ被害等の心労で半ば引退しており、 20数年で体型も変わってしまったようだが演技派としての大復活に期待したい。
[DVD(字幕)] 5点(2022-09-29 21:38:54)
13.  ハンガー・ゲーム 《ネタバレ》 
航空機内のテレビで視聴。 ツッコミどころ満載でも面白ければ目くじらを立てないタイプだが、 これは設定が破綻しているというレベルの代物ではなく、 凡作の『バトル・ロワイアル』がマシに見えるほど。  まず、バトルに至るまでの訓練やスポンサー獲得といった退屈なイベントが続き、 それだけ時間を割くなら参加者の葛藤を丁寧に描いて欲しい。 それすら欠如しているため、「早く進んでくれ」と何度思ったことか。  また、やっとバトルが始まっても逃げ続ける主人公視点でしか描かれないため、 他の参加者が如何にして無念を遂げたかが分からず、いつの間にか勝手に死んでいるという。 しかも残虐シーンが皆無ならまだしも、 木の上に逃げた主人公を待ち伏せ→全員居眠りな時点で緊張感もありゃしない。 よって殺し合いゲームの理不尽さと残酷さが全く感じられなかった。  終いには火の玉出すわ、CGの獣を召喚させるわ、ルールを頻繁に変えるわでやりたい放題。 同じ地区の少年と都合良く助かるラストには怒りを通り越して呆れてしまった。 2時間強で描いた割には権力者の顛末や参加者とは別の幼馴染との関係が不明瞭のまま宙ぶらりんで終了。 と思ったら、実は三部作でしたということを鑑賞後知ってしまい更なる虚脱感。 続編も酷いようなので見ることはないだろう。 ジェニファー・ローレンスを初めとする実力派俳優の無駄使い。
[DVD(吹替)] 1点(2022-09-24 14:38:59)(良:1票)
14.  バトル・オブ・ザ・セクシーズ 《ネタバレ》 
彼女の尽力がなければ、ウィリアムズ姉妹や大坂なおみといった女子テニスプレイヤーの誕生も、 男女の賞金額の格差是正もなかったかもしれない。 男性優位主義が根強い1973年の世界を変えた対決。 女性地位向上の象徴であるビリー・ジーン・キングと"男性優位主義のブタ"と自称するボビー・リッグス、 善悪や啓蒙といったステレオタイプに簡単に落とし込まない二人の複雑な背景を重層的に見せる。 当時のテレビ放送を再現したクライマックスの試合に固唾を呑んで見守るしかない。 目の前の対戦相手を打ち負かせることではなく、本当に手に入れたい、取り戻したいものは何かが伝わってくる。 一見、誰か分からないくらいのエマ・ストーンとスティーブ・カレルの役作りとメイキャップは見事。
[地上波(字幕)] 7点(2022-05-28 00:09:48)(良:1票)
15.  バイオハザード(2001)
基本オリジナルストーリーで原作ゲームの再現ではないが、アクションヒロイン及びゲームの実写映画化ブームの立役者になったのは言うまでもない。クオリティ云々は置いといて、良い意味でのB級感とミラ・ジョヴォヴィッチ無双を楽しむための作品。
[DVD(字幕)] 5点(2022-03-24 22:57:39)
16.  PASSING -白い黒人- 《ネタバレ》 
人種差別が根強い1920年代のニューヨーク。肌の色が薄いことから白人のフリができる二人の黒人女性が10数年ぶりに再会する。一人は元来の黒人コミュニティで家庭を築き、もう一人は白人男性の妻として…。対照的な生き方の二人をクラシカルなモノクロ映像とジャズピアノで時代を彩る。波風を立てないように日々を生きてきたアイリーンにとって、クレアの快活で奔放な振る舞いに危うさを感じながらも、差別を恐れるあまり己を偽り深いギャップに苦悩する彼女に共感する、その微妙な距離感が上手い。だが、クレアの夫は根っからの差別主義者で、肌の濃さを問わず"一滴でも黒人の血が入っていること"に嫌悪する男。終始どこか不穏な空気が漂い、静かに悲劇に繋がっていく。初監督を務めた女優のレベッカ・ホールは、母方の祖父が肌の色が薄い黒人であり、アイデンティティの拠り所を深く抉り取る。自分が何者であり如何に生きていくかを模索する。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-26 21:27:00)(良:1票)
17.  パッチギ! 《ネタバレ》 
別に良いんじゃないでしょうか? 偏った政治的要素を前面に押し出そうが、大衆が自分の価値観を信じて、彼らに歩み寄りたいのなら肯定も否定もしない。今やヘイトスピーチが問題になっているが、グローバル化が避けられない以上、大衆が多民族との共生を望むのであれば、この結末のように個人レベルから仲良くなれば良い。それはともかくとして、娯楽として見るなら、自分には政治的云々以前に合わない。役者のパワーがあっても、暴力シーンを無意味に強調させるのは如何なものかと。描くにしても最低限留めてくれるならまだ見れた。つまるところ、偶然脚本が良かっただけで監督のセンスがなかったということ。俳優陣の熱演に+1点で5点が限界。
[地上波(邦画)] 5点(2022-01-09 01:19:14)
18.  パワー・オブ・ザ・ドッグ 《ネタバレ》 
漢らしさ溢れるカウボーイが弟の婚約相手である女性とその連れ子を邪険に扱う。自分の世界を異形の存在に侵されたくなかったのか、はたまた同性愛を隠すために虚勢を張るしかなかったのか・・・。やがて青年に対する内なる想いに気付いたカウボーイは、次第に好意を露わにしていくが、その青年の恐ろしさに気付かないまま破滅していく。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』と『ベニスに死す』を合体させた芸術点の高い逸品であり、ベネディクト・カンバーバッチとコディ・スミット=マクフィーの憑依したような怪物性が浮き彫りになっていく。ただ、作家性の強い映画を受け入れるネットフリックスだけあって万人受けしないのは確か。作品賞は無理でしょうね。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-01-01 00:07:56)
19.  パルプ・フィクション
最初見たときはただ喋っているだけでつまらない映画だと思っていた。時が流れ、映画鑑賞経験を積んだ上で再見すると、改めてその面白さに気付く。クールとは無縁の恰好悪い殺し屋はいるしトイレで用は足す、どうでも良い無駄話に花を咲かせる。それなのに登場人物も小ネタの数々も全て愛おしく、魅力的で可笑しくて、ここまで来ると突き抜けてクールさも感じてしまう。特にチーズバーガーと5ドルシェイクは飯テロにも程がある。パルプロールのように永遠に廻り続ける仕様もない物語は、浅いようで深く融け込んだアメリカ文化そのもので新しい発見だらけ。埋もれて消えていったB級映画のように、「こういう映画があっても良いんだ!」とタランティーノは熱弁する。噛めば噛むほど味の出るスルメみたいな傑作。
[DVD(字幕)] 9点(2021-12-25 00:01:13)
20.  パリ20区、僕たちのクラス
移民の集う中学校から見えるフランスのリアル。冒頭を除くとほぼ全編学校のみで展開される徹底さで、余計なドラマを排してドキュメンタリーのように見せる(そもそも主演は原作者の教師)。多民族国家だからこそ見える問題や、主張の強い生徒たちに対してどうすべきかの議論が最重視され、生徒を軍隊のように生産していく事なかれ主義の日本とは違う発見はあった。ハッピーエンドにはならない苦みのあるエピソードもあり、常にどうあるべきかの教師の奮闘はこれからも続く。外国ルーツが増えてきた日本はどうする?
[DVD(字幕)] 5点(2021-12-09 21:59:30)
020.22%
1202.25%
2202.25%
3434.84%
410211.47%
516218.22%
616718.79%
722425.20%
811212.60%
9273.04%
10101.12%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS