41. 灰とダイヤモンド
当時のポーランドの社会情勢と共産主義とは何か理解しておかないと納得ができないと思う。 先日、この監督作品の特集番組が放送されたようだが、恐らくそれを観た人の評価は高くなると思う。 私は観ていないので、細かい演出まで理解できなかった。 暗殺に成功した主人公と殺された人間が抱き合う事で「我々は同じポーランド人なんだ」なんて、何も予備知識なく観賞した人間がどうして理解できるというのだ? 点数が高い人は恐らく高齢者で「良」の評価が沢山ついているのも、これまたこの時代を知る高齢者だと思う。 最初のレビューの方で「理解出来ないからと言って点数を下げるな」なんてコメントを書いてあったが、とんでもない話しである。 映画とは、社会を理解出来ない人に送るメタファーを交えたメッセージなのだ! 理解出来ない隠喩に価値は見出せない。 とは言っても、私にとっては10年後には価値が変わりそうな映画にもなりかねない不思議な作品である。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-12-12 20:30:58)(良:1票) |
42. ハリーの災難
ヒッチコック作品を未見なら、まずは他の作品を選んだほうがいい。 後にビリーワイルダーがヒッチコックに影響を受け「情婦」を作ったが、本作は逆にヒッチコックがワイルダーに影響を受けて作ったような作品だ。 話しは完全な会話劇で進行するが、ほとんど初対面といっていい男女が、いきなり結婚を約束してしまうなど、感情移入出来ないシークエンスが多すぎる。撮影も、スタジオセットのチープさが目立って、ロケーションの紅葉の色まで作り物のように感じてしまう。 しかし、20年以上前、テレビ放送された時は笑いながら観た覚えがあり、今、その時の感性がない自分を少し淋しく思ったりもする。若かりし頃のシャーリー・マクレーンはカラーより白黒のほうが美人に見えるのは私だけだろうか? 死体役をヒッチコック自身がやっていたら、それだけで最高のコメディになっていたかもしれない。 [DVD(字幕)] 4点(2008-12-09 08:02:02) |
43. パンドラム
「通称:ダメな方のポール・アンダーソン」ね。(笑) もうバイオハザードの匂いがプンプン。 っていうか「エイリアンvsプレデター」に近い出来だったと思います。 オリジナルってものが何一つ感じられない。 宇宙船に金かけるより脚本に金かけろって。 もう、こういう映画しか作れないクリエイターは生涯、名作という映画は作れないんでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-02-18 17:08:30) |
44. バトル・オブ・ザ・セクシーズ
まず吹き替えで見たのが間違いでした。 ボビー・リッグスの声、最悪…。 正直、始め見たときは、ただのギャンブル好きのおっさんかと思いました。 まるでコメディアンみたいです。 実話物とはいいますが、シナリオはロッキー、もしくはロッキー4の焼き直しです。 今は男尊女卑を批判する題材がタイムリーなんでしょうね。 #metoo、同性愛、ロケットマン、そして、エマ・ストーン…。 もうウンザリです。 私も性差別反対運動は同意はします。 ですが、こんな薄っぺらいシナリオでは説得力がないと思います。 心に残るものが全くありませんでした。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2020-01-22 03:44:14) |
45. バックドラフト
人間ドラマの薄い映画だったなぁ。 スピルバーグのファンタジー映画を見てるみたい。 デ・ニーロの存在って、一体何だったんだろう。 ドナルド・サザーランドとか名優が揃っているけどホント無駄遣い。 偽物の炎で2時間以上も見せられて「どうだ?凄いだろう」って言われても見てる方はどう感じていいのやら。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-03-16 17:17:13) |
46. バレット(2012)
スタローンは「ロッキー・ザ・ファイナル」より若く見える。今回字幕で見たが、なんでスタローンは、頭が悪い人間にしか見えないんだろう。それはシナリオで「俺は殺し屋だ」とか「女と子供は殺さない」とか、説明セリフが多すぎる点にあるからだと思う。こういうので娯楽感覚を私は感じることができない。内容が全くない。正直、娯楽映画というより、苦痛映画にしか思えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-06-09 22:20:25) |
47. PARKER/パーカー
まぁ、私自身、アクション映画って、あまり観ないんですが、つまんなかったです。主人公のバックボーンが全く描かれてないし、シーンにメリハリがないから疲れました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-04-17 19:50:20) |
48. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
うわぁ~、なんとなくダラダラ観ちゃって時間の無駄遣いをしてしまったって感じ。 広末のやることをどこまで許せるか、いや、そもそも広末が好きか嫌いか、それが観る人の評価を変えると思う。 私はこの広末のホームコメディ調の演技については好きでも嫌いでもないと言いたいところだが、さすがにラストまで観るには辛いものがあった。 [地上波(邦画)] 3点(2013-03-02 18:44:45) |
49. パリは霧にぬれて
フェイ・ダナウェイというと「俺たちに明日はない」や「華麗なる賭け」を思い出すが、それほど綺麗な女優とは思わなかった。 本作はそのフェイを最大限に美しく撮った作品だと思う。 例えれば、ジェーン・フォンダの「バーバレラ」みたいなものだ。 内容はいかにもこの時代のフランス映画っぽい、じれったさと煮え切らないストーリー展開で、90分程度で終わってくれたのが唯一の救いだ。 ベッドの上で丸まって横たわる時の脚線美やセミヌードで下着の後ろ姿を見せるフェイの姿だけが、この映画を抹殺できない理由だと思う。 BSで観賞した限り映像は美しかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-07-24 19:29:00) |
50. ハッピーフライト(2008)
《ネタバレ》 例えて言うなら「ナースのお仕事」の笑いのセンスが半減して、かつ、同じようなエアホース映画に比べれば全くと言ってないいほど、スリルを感じさせない作品でした。 専門用語満載でリアリティは感じましたが、こんな出来栄えでは、脚本家も資料を集めたスタッフの苦労も水の泡ですね。 ドラマの中で、田辺誠一と綾瀬はるかの接点が全くありません。それに加えて数々のギャグは私には全く笑えませんでした。今時、かつらネタで笑う人なんているのでしょうか? 終始、鉄仮面を被ったような無表情の綾瀬はるかさん。こんなダイコン演技のタレントを起用する時代は、いつまで続くのでしょうか? 誤解しないで下さい。彼女が嫌いじゃないんです。私はダイコン役者が主役を演じるのが許せないないだけなんです。 テンポはいいです、ですが、ラストのエンディングロール、フランク・シナトラで誤魔化さないで下さい。天国(or地獄?)で彼が泣いています。 [DVD(邦画)] 3点(2009-08-02 04:12:37)(良:1票) |
51. バイス
年に一度あるかないかのハズレ映画とは、このことを言う。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2020-04-10 23:06:58) |
52. ハンガー(1983)
《ネタバレ》 冒頭から全く意味不明。 他のレビュー読むまで、これがヴァンパイア映画だともわからなかった。 デヴィッド・ボウイなんてほとんど出ていないし~。 老けメイクしていないシーンは正味3分くらいだし~。 こういうの詐欺っていうんだよ~。 それに何だよ。 脚本の段階で「なんで私たちがレズプレイなんかしなきゃなんないのよ」とか思わなかったの? カトリーヌ・ドヌーヴも顔にシワが目立って腐りかけてるし。 スーザン・サランドンも何だかな~って感じ。 トニー・スコットなんて監督、よくこんなの作った後「トップガン」なんか作ったよな。 まあ「トップガン」も大した映画じゃないし。 訳わかんないもん作って「これが芸術だ~」とか言ってる奴いるんだよね。 頼むから俺のいないところでやってくれよって感じ。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2018-07-01 14:12:11) |
53. パリの恋人
私はオードリーの大ファンなんですが、どうして、どの映画もオードリーの相手役はこれほど年齢が離れているか疑問でなりません。 他のレビュアーも仰ってますが、フレッド・アステアなんて、どうみてもお爺ちゃんですよ。 まるで浅田真央ちゃんとと歌丸師匠がキスしてるようで気持ち悪いッたらない! 不潔よ!不潔!不潔! 本当はこれだけで0点にしたいくらいですよ。 [地上波(字幕)] 2点(2013-02-21 13:59:43) |
54. バニシングIN TURBO
たしかによく言えば「ブルース・ブラザーズ」ですが、私には悪い意味での「キャノンボール」でした。冒頭10分でラストがわかる内容のなさに久々の1点。ロジャー・コーマンに言いたい。「なんでも作ればいいってもんじゃないよ!」 [CS・衛星(字幕)] 1点(2013-04-19 17:22:45) |
55. バルタザールどこへ行く
面白いかどうかという問題ではなく、全く意味がわからない。 どうして、こんなに点数が高いのだろう? 主人公が全編通して出てこないのだから、どうしたって理解しづらい。 他の登場人物の行く末も全く描かれてないし。 私以外に7名が高評価を出しているが、これから先、多くの人が観賞したら点数は変わっていくと思う。 そういう意味で是非観賞してもらいたい作品だ。 [DVD(字幕)] 1点(2010-02-07 22:02:49) |
56. ハヴァ、ナイスデー
酷いなぁ……。タナダユキ目当てで観賞したけど、一番最低なのが彼女の作品でした。1時間でシナリオ考えて、半日で撮影したって感じです。特典映像の舞台挨拶にも出席していなかったのは彼女自身も満足していなかったからではないでしょうか。 本作の企画意図は、ネームバリューのある監督を2,3人餌にして、無名の監督や俳優にチャンスを与えるのが目的のような気がします。 どの作品も映画学校で製作されたようなチープなものばかりで、フシギ系のシナリオが目立ち、正直全然面白くなかったです。 アングラ系の演劇が好きな人はハマるかもしれませんが、私は「映画」というものを探しています。 不快感はないです。っていうか、不快になる前に次の作品に変わります。なので、おまけして+1点。 [DVD(邦画)] 1点(2009-10-08 04:19:28) |