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1.  パール・ハーバー
軍需産業をも国益としてはばからない米国とは違い、反戦・恒久平和をベースに教育を受け、武器や兵器といった言葉にさえも嫌悪感を抱く我々日本人が当事者となる映画はとても辛いものです。歴史考証や政治の舞台裏を持ち出すつもりはなく、結果原爆投下に至ったことに被害者面するつもりもありませんが、若い方に知って欲しいのは、米国では退役軍人団体の反対で原爆展(たぶん原爆映画も)などが開催できないことです。これは非常にアンフェアー(卑怯)です。自国民には知られたくはないのだろうと勘ぐってしまいます。最近の中東でも、後遺症で性腺が犯され、まともな性交渉を持てないほど影響を及ぼす劣化ウラン弾についても、その影響をひた隠しにする姿勢が軍産複合国家の構図を現しています。遺伝子情報がズタズタにされたイラク国民、アメリカ帰還兵、そしてもしかしたらNGOやマスメディアの人々、さらにはサマワで活動する自衛隊員の将来とその子供達の未来に懸念を感じます。(以上余談謝々)所々コメント出てくる「プライベート・ライアン」について、その酷さや不条理さにあまり見たくはない映画ですが、子供には一度は見せなければならない映画だとも思っています。そのような反戦テーマの重さを当作品からは感じられません。それどころか人を殺すことの軽薄な賛美(オレは戦闘機乗りになって…)に憤りを感じ、人に銃を向ける恐怖が描かれていない映画を、大金を使ってこの時代に生み出した制作サイドと、日本への配給元の無神経さに不快感を覚えます。ロマンスとしても三角関係の恋敵が死んで大団円ではとても良質とは言えず共感も感情移入もできません。私なら、男達に妊娠を告げる→解っていながら「どっちの子か解らないから、二人とも必ず生きて帰ってきて」と嘘をつき日本攻撃に送り出す→「おまえの子だ」「いや、きっとおまえの子だ」と励まし合い敵地を彷徨う→二人がやっと帰還したら恋人(と子供)は不発弾で死んでいた…というプロットの方が戦争の不条理を演出できると思います。その他場面の取捨選択や構成、重要な描写の徹底が問題となりダルい作品だと感じます。私がアメリカ人なら、自国を悪者に描かれて抗議もせず「感動した」と金を払う日本人を奇異に思います。黒船来航ならまだしも、戦時経験者がまだ生存する両当事国を題材とした同盟国が作った戦争映画を、娯楽と観れるほど私は人間ができていません。ILMのCGのみ加点。
3点(2004-03-30 17:15:04)(笑:1票) (良:7票)
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