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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  美女と液体人間
ストーリーに核実験が大きく関わっているところは「ゴジラ」を思わせるが、人間を襲うのが核実験によって生まれた巨大怪獣ではなく、核実験によって突然変異した液体人間ということで、怪獣映画とは違うサスペンスホラー的な恐怖感を生み出すことに成功していると思う。円谷英二監督をはじめとした特撮スタッフによるドロドロと動き回る液体人間の描写は今見ると「ターミネーター2」のT1000型を思わせていて、さかのぼること約30年前の日本映画に先駆的作品があったことに驚いた。
[DVD(邦画)] 7点(2007-12-11 14:21:30)
22.  必殺!Ⅲ 裏か表か 《ネタバレ》 
深作欣二監督の「必殺4 恨みはらします」が面白かったのでこの作品も見てみた。監督は工藤栄一で、彼はテレビシリーズもてがけていたとあって最初はテレビ時代劇のような軽いものに仕上がっているのではと思ったが、全くそんなことはなくハードな展開で映画としてもとても満足のいくものになっている。クライマックスは「十三人の刺客」のような迫力があり、監督の衰えを感じさせない。ただ、テレビシリーズを知らないので主水の仲間たちが次々と殉職してもイマイチ感慨深いものは伝わってこないのが残念といえば残念。いつかテレビシリーズも見てみたい。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-07-26 11:14:24)
23.  ビバリーヒルズ・コップ 《ネタバレ》 
エディ・マーフィーの本格的初主演作となった本作。昔テレビで見た時は先に2作目と3作目を見ていたせいか、もっと笑えるものを期待していたら意外にシリアスなストーリーで逆にあまり面白くなかった記憶があるのだが、今見ると単純明快な刑事アクション映画としてじゅうぶん面白いし、エディ・マーフィー演じるアクセルのキャラが魅力的でエディの個性や存在感がじゅうぶん活きているのはもちろん、ビバリーヒルズの刑事であるローズウッドやタガートも良いキャラをしていて、デトロイトからビバリーヒルズに乗り込んできたアクセルを最初は訝しみながらも最後はきっちり友情で結ばれるというのも予定調和的ではあるが、微笑ましく最後まで安心して楽しく見る事ができたし、脇役たちのキャラも魅力的に描かれ飽きさせない。もちろんエディのキャラも「48時間」と比べると洗練されていてよりらしさが出ているし、昔見た時よりも笑えたのは良かったと思う。(バナナを車の排管に突っ込んで止めるシーンはかなり笑ってしまった。)本作は当初スタローンが主演に決まっていたのをいろいろあってエディ・マーフィーに交代になったそうだが、それが功を奏した形になっていると感じた。本作が意外にシリアスなストーリーなのは脚本の骨格はスタローン時代の名残が残っているからではないかとも思う。(2023年10月22日更新)
[DVD(字幕)] 7点(2006-07-02 17:16:54)
24.  ビッグ・ウェンズデー
今は全国的に梅雨だけど、僕の住んでる地方は今年も去年に続いて空梅雨で、もう真夏のように太陽がギラギラ輝いて暑い日々が続いている。こんな状況だと涼しい気分になれる映画が見たくなり、コレを見た。正直言ってストーリーはやや退屈に感じた。でも、サーフィンのシーンはすごい迫力で、とくにタイトルにもなっている大波「ビッグ・ウェンズデー」に乗るクライマックスは想像以上に巨大な波とそれに挑戦する主人公たちに感動さえしてしまった。これだけでもこの映画を見て良かったと思えた。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-20 02:03:12)
25.  ビッグ 《ネタバレ》 
昔テレビで何度か見ている映画だが、20数年ぶりに再見。一夜にして30代の大人になった少年を描いたファンタジーで、さすがに今見ると突っ込みどころも多いものの、それをあまり気にすることなく楽しめた。序盤から引き込まれるが、おもちゃ会社に就職してからは子供ならではの視点でアイデアを次々に出していくジョッシュがなかなか爽快で、純粋に見ていて楽しいし、ジョッシュが大人の女性と恋をする展開もドラマとして面白く、まあ現実にはあり得ない設定ではあるが、それこそ夢のある物語で、とても良かったし、久しぶりに童心に帰れた気がした。社長とのピアノのシーンももちろんいいのだが、トントン拍子に出世したジョッシュがゾルターを見つけた友人ビリーに後にしてくれというシーンは元に戻ることよりも仕事を優先するジョッシュに子供でも仕事ばかりしているとこうなるのかという怖さとともに、本作がこのジョッシュとビリーの友情も丁寧に描いているのだなと思わずにはいられないシーンで、すごく印象に残った。ラストシーンのジョッシュとスーザンの別れは初めて見た時も切なかったが、やはりここは今見ても思わず切なくなった。(この部分が感想変わらなくて少し安心。)この後、実際に大人になったジョッシュはスーザンと再会できたのかを想像してしまうのだが、きっと再会できているのではないかと信じたい。映画の中で描かれないことや、エンディングのあとどうなったかを想像してみるのもまた映画のだいご味だ。それにしてもトム・ハンクスはやはりはまり役で、後年見せるシリアスな役柄よりもこういう喜劇俳優としてのほうが魅力が出ていると感じる。(2020年10月3日更新)
[DVD(吹替)] 7点(2005-04-13 18:05:50)
26.  引っ越し大名! 《ネタバレ》 
国替えをテーマにした時代劇というのは珍しいと思うし、「超高速!参勤交代」と原作・脚本が同じ人というのもうなずける。もちろん話自体も面白い。しかしどうもメリハリが悪く、けっこうシリアスな題材をコメディタッチで描いている作品だと思うのだが、コメディ要素が少し強すぎて全体的に軽すぎる印象で、見やすい娯楽時代劇としてはそれでいいのだが、もうちょっと重さがあっても良かったのではと思う。それでも主人公が国替えの準備のために奮闘している前半は興味深く見たし、主人公が本当に大切なものならすべて書き記すことが出来るだろうというシーンは言われてみればその通りかもとも思って印象にも残るし、人を減らすためにリストラを慣行するシーンも少しやるせなさがある。しかし、後半は急ぎ過ぎた感があり、主人公が国替えに同行することが出来ないヒロインと結婚するのはかなり唐突に感じるし、西村雅彦演じる悪役も途中にチャンバラを入れるために出した登場人物という感じで、少し無理やり感がある。それに終盤も急ぎ過ぎな感じがして慌ただしい印象で、もうちょっとじっくりと描いても良かったのではと思ってしまう。(いきなり時代が飛んでしまったのはビックリ。)全体的に見て二時間以内にまとめるのは無理があったような感じがして、せめて二部作くらいならと思わないでもないが、そうもいかないのだろう。今年初めに見た「ジョゼと虎と魚たち」がすごく良かった犬童一心監督だが、やはり作家性の強い監督ではなく、職人監督として仕事を卒なくこなす監督なのだと思う。(犬童監督の映画をいちばん最初に見たのは「タッチ」だったのだが、もし「ジョゼと虎と魚たち」を最初に見ていたら一発屋監督の印象が強くなっていたかも。)ちなみに、ユニコーンの主題歌は本作の雰囲気にとてもよく合っていた。
[DVD(邦画)] 6点(2021-09-04 23:28:27)
27.  びっくり武士道 《ネタバレ》 
野村芳太郎監督は松竹でのコント55号の映画シリーズも手がけていて、これもそのうちの一本なのだが、原作は松田優作主演の時代劇「ひとごろし」と同じ。「ひとごろし」は松田優作の喜劇俳優としての側面がよく出た映画だったが、本作は主演がコント55号ということもあって「ひとごろし」よりもコメディー色の強い映画になっているが物語自体は「ひとごろし」と同じく、犬が嫌いで甘党で臆病な侍である双子六兵衛(萩本欽一)が上意討ちを買って出て、力では到底かなわない武芸の達人である仁藤(坂上二郎)を奇想天外な作戦で追い詰めるというもので、テーマやメッセージ的にも「ひとごろし」と同じなので普通に時代劇としても楽しめる。ただ、仁藤に対して六兵衛が「この男はひとごろしだ。」と周囲に吹聴して回り、驚いた宿屋や茶屋があわてて店を閉める展開が「ひとごろし」以上にコミカルに描かれ、かなり漫画的になっている印象。「ひとごろし」を見た時には思わなかったことだが、ひとごろしという噂だけで上意討ちの相手を追い詰めるのはどうなのとか他人の噂をすぐ信じてしまうのはどうなんだろうと思えてくる。だからだんだん仁藤のほうが哀れに思えてくる。コント55号の映画を見るのはこれが初めてだが、原作があるためか思ったよりは真面目な映画だった。(おそらく一連のシリーズでは本作は異色作かも。)しかし先に見たせいか「ひとごろし」のほうが面白かった。ただ、終わり方は本作のほうが良い。いろいろ書いたが、見ていて退屈はしなかったので、また機会があれば野村監督のコント55号映画は見てみたい。
[DVD(邦画)] 6点(2012-08-29 22:35:44)
28.  秘密戦隊ゴレンジャー 真赤な猛進撃! 《ネタバレ》 
キレンジャーといえば何年か前にその名を冠したレトルトカレーが発売されて未だにキレンジャーといえばカレーを思い浮かべる人が多いのだなあと思ったものだが、この作品はそんなキレンジャーこと大岩大太の魅力が詰まった一本と言えよう。ゴレンジャーのメンバーの中では大岩キレンジャーがいちばん好きなのでこの話はなかなか楽しめた。助けた女性に恋をしてそれが敵のスパイだと分かっても組織を抜けるようにと説得するあたりに大岩らしい優しさがあふれていていいなあ。
[DVD(邦画)] 6点(2010-02-14 01:53:30)
29.  百万弗を叩き出せ
ボクシングをテーマにした青春映画。最初、ボクサーを目指していた二人が一方はボクサーになり、もう一方はボクシングジムを持つヤクザの手下になるというのは少し違うかもしれないが、どことなく北野武監督の「キッズ・リターン」を思い起こさせている。傑作とは感じないもののなかなか面白い映画だったのだが、今まで見た鈴木清順監督の映画の中では「けんかえれじい」や「東京流れ者」のような特異性は感じられず、比較的オーソドックスな演出で、清順監督の映画としてはとても普通な印象で少し物足りない気がしないでもないが、しかし、これは僕がそう何本もこの監督の映画を見ていないゆえに思うことかもしれないとも感じる。出演者の中では原口ジムのトレーナーを演じる金子信雄が素晴らしく、ラストの試合のシーンで自分のジムを出て行った主人公にトレーナーとして指示をおくる姿にはちょっと感動してしまった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-11-06 17:26:37)
30.  ビバリーヒルズ・コップ2 《ネタバレ》 
シリーズ第2作。コメディーとして笑える部分もありながら基本的にはシリアスな内容だった前作とは打って変わって、最初からエディー・マーフィー主演作として企画されたと思われる今回は雰囲気も前作より明るくなり、エディー・マーフィーらしさもよく出ていて、前作よりも分かりやすく、娯楽性もアップしていて単純に楽しめる映画になっている。アクション面に関しても「トップガン」の次作としてトニー・スコット監督が手掛けているだけあってカーチェイスや銃撃戦、爆破シーンが派手な見せ場となるなど、アクション映画としての見ごたえもあり、飽きさせない作りになっているのはさすが。(トニー・スコット、「トップガン」という大ヒット作の後に他監督作の続編を引き受けてしまうのはなかなかすごいと思うけど、実際、監督にオファーがあったのは「トップガン」撮影中とのこと。)冒頭の宝石強盗のシーンからスピーディーでキレが良く、ここからもう引き込まれる。前作は当初スタローン主演作としてスタートしていたのだが、今回の悪役はそのスタローンの当時の妻であったブリジット・ニールセンというのも皮肉が効いていて、劇中に「ランボー 怒りの脱出」や前作と関わりのある「コブラ」のポスターが登場するという小ネタも笑える。もちろん、今回もアクセルに協力するローズウッドとタガートも前作以上に良いキャラ(ローズウッドが前作でアクセルと出会った影響かかなりはっちゃけているのが笑える。)で、アクセルを含めたこの三人を見ているだけで楽しい映画だ。でも、やっぱり全体としては前作のほうが好きかな。(2023年11月2日更新)
[DVD(字幕)] 6点(2006-07-09 16:20:45)
31.  美女と野獣(1991) 《ネタバレ》 
この映画もかなり久しぶりに見たが、ベルと野獣の距離がだんだんと縮まっていく過程はよく描かれているし、二人でダンスを踊るシーンはとても美しい。それに何といっても呪いをかけられ、食器や時計といった日用品に姿を変えられている野獣(王子)の側近たちが愛らしく、このキャラクターたちの愛らしさがあるからこそ、この映画がファミリー層に受け入れられやすいのだと思う。(この辺りはさすがディズニー。)しかし、ガストンたちが野獣を殺しにいくシーンはなにか狂気じみているし、ハッピーエンドなのは見る前から分かっているのだが、野獣から王子に戻るシーンが少々強引で、これだったら魔法は解けなかったが、真実の愛に目覚めた野獣はその姿を受け入れてくれたベルといつまでも幸せに暮らしましたという終わり方のほうが良かったのではと思えた。とはいえ、ディズニーらしい安心して見られる映画で、アカデミー賞の作品賞候補にもなった作品。少なくともこの年に作品賞を受賞した「羊たちの沈黙」よりは本作のほうが好きだし、他人にも喜んで薦められる一本だ。(2013年3月29日更新)
[地上波(吹替)] 6点(2006-02-15 00:50:16)
32.  秘密(1999) 《ネタバレ》 
設定自体は面白いし、実際、そこまで悪くない映画だったとは思う。しかし、久しぶりに見て、後半あたりからの藻奈美(広末涼子)に憑依した直子(岸本加世子、広末涼子)の行動が「藻奈美として生きてもう一度青春を謳歌したい」というよりは「夫に不満があって娘の姿になったのをいいことに若い男と不倫をしている」というふうに見えてしまい、少し見ていて不快感が残るし、夜行バス事故前の夫婦の生活は描かれていない分、この夫婦は本当にうまくやっていたのかとつい想像してしまう。それに最初に見た時は意味がよくわからなかったのだが、今見るとなんだか納得のいかないラストで見ていて釈然としないまま終わった感じでモヤモヤが残る。いっそ、直子の魂が消えて藻奈美の魂が戻ったラスト前のシーンで終わっても良かった気がするが、それだと「秘密」というタイトルは成立しない気がするので、やっぱり最後の最後に直接ばらすのではなく、思わせぶりにして直子と観客だけの秘密というふうにしても良かったと思う。あのタイミングでストレートに秘密を明かしたことで最後のシーンに至って直子が悪女のような印象になってしまったのも残念だった。人気絶頂のころの広末涼子が主演で、彼女のアイドル映画として製作されたという側面もあるのだろうが、あまりストレートなアイドル映画という感じではないのは良かった。(欲をいえば主人公は広末ではなく、小林薫演じる平ちゃんのほうが物語としては自然だった気がする。)夜行バス事故を起こす掛け持ち仕事で過労気味の運転手を大杉漣が演じているが、今にして思えば大杉漣本人もきっと無理をしていたのかなとつい思ってしまう。ちょっと迷ったけど6点。(2019年12月15日更新)
[DVD(邦画)] 6点(2005-04-13 22:30:09)
33.  ピンポン 《ネタバレ》 
最近テレビアニメ化もされていたが、あらためて久しぶりに見てなるほどこれは単発の映画よりも連続ものでやったほうが見ごたえがあるだろうなと感じた。とはいえ、映画としてそこまで悪い出来ではなく、特撮スタッフ出身の監督にしてはドラマがわりとしっかりとしていて、CGを駆使した卓球シーンもCGが全面に出ているような違和感はなく、すんなりと見られる。昔見た時は中村獅童演じるドラゴンのインパクトが凄かったのだが、(今見てもインパクトのある登場人物で、演じている中村獅童もやっぱりいちばんのはまり役だと思う。)今回見てみると卓球好きでありながら才能の無さを指摘され、屈折して卓球から身を引くアクマ(大倉孝二)に共感するところがあった。クライマックスのペコ(窪塚洋介)とスマイル(井浦新)の試合シーンを直接的に描かずに結果だけをラストシーン間近に写真で見せるのは潔さが感じられる。ドラゴンの「才能は求める者にだけ与えられるものではない。」というセリフが印象に残るのだが、脚本のクドカンは後年「あまちゃん」で鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)に「向いてないけど、続けるのも才能よ。」というセリフを言わせており、今になって見るとあのセリフはこのドラゴンのセリフに対するアンサーだったことが分かって面白い。(このドラゴンのセリフは原作の漫画にあるんだろうとは思うけど。)一方でペコが「アイキャンフライ!」と叫んで橋の上から川に飛び込むシーンは本作の中で有名なシーンの一つだが、冒頭にも出てくるこのシーン、その後のシーンでそれに関して一切触れられないためか、なんかただインパクトのある映像を撮りたかっただけに見えてしまうのはかなり残念だった。まあ、ここも今見ると「あまちゃん」を思い出すような部分ではあるのだが。(2017年10月7日更新)
[DVD(邦画)] 6点(2005-04-11 21:35:13)
34.  びっくり五十三次 《ネタバレ》 
野村芳太郎監督初期の美空ひばりもの。タイトルから「次郎長三国志」のような時代劇を連想するが、確かに森の石松や清水次郎長は登場するものの、大半は宿の中で話が展開し、タイトルと内容があっていない気がする。野村監督の時代劇は初めて見たが、あくまで美空ひばりや高田浩吉のアイドル映画と言う感じである。中村玉緒が出ているが、大映でデビューしたんじゃないんだなというのが意外だった。飯田蝶子と左卜全のコンビぶりは「若大将」シリーズでもお馴染みなので見ていてなにか安心感がある。ラストの映画館の場内放送を模した演出がユニーク。DVDに収録されているフィルムの保存状態があまりよくなかったのが少し不満だが、実際、リバイバルの映画館で昔の映画を見るとこんな感じなのかなと思う。
[DVD(邦画)] 5点(2012-04-06 00:30:44)
35.  ひばり・チエミ・いづみ 三人よれば
美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ共演の三人娘シリーズ第4作。美空ひばりの東映での契約が終わったことにより久々に作られた三人の共演作とあってか、回想シーンでシリーズ過去作の映像を使っていたりして同窓会的な雰囲気がただよっている。この三人の共演作を見るのがまだ2本目なのでそれでちょっとどうかなあとも思ったが、そこはあまり気にせずに楽しめた。「大当り三色娘」でもそうだったが、三人とも明るくのびのびと演じていて見ていてとても楽しい。映画の半分くらいは歌のシーンなのだが、三人が劇場にレビューを見に行くシーンで、その舞台に立っているのがこの映画で主役を演じている三人だったりするのがユニーク。このシーンは三人のエンターティナーとしての力量を存分に見ることができ、すごいなと再認識させられる。この三人の中では江利チエミの明るくて元気でコミカルなキャラクターが好きなのだが、この映画を見る限りでは本人が実生活では決してしあわせとは言えない人生をおくり、若くしてさびしい死に方(それも三人の中ではいちばん早くに。)をしたという現実が信じられない。三人の中では唯一リアルタイムでは全く知らない人なのだが。三人の相手役の中では岡田真澄の怪しいキャラが際立っていて、いい味を出している。宝田明は「大当り三色娘」でもひばりの恋人役だったよなあと思いながら見ていた。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-09-04 14:01:13)
36.  ひみつのアッコちゃん 海だ!おばけだ!!夏まつり 《ネタバレ》 
「ひみつのアッコちゃん」第2期シリーズ劇場版第2作。夏休みに友達とおじいちゃんの所に来たアッコ。そこでおじいちゃんから白いイルカについて聞かされ、大将たちが捕まえに行ってしまうという話。前作はアッコたちの住む町内が舞台だったのに対して今回はサブタイトルにもあるようにいかにも夏休み公開作らしく海とイルカの伝説が伝わる島が舞台となっていて、ラストもアッコたちが祭りで踊るシーンで締めくくられている。でも話としては前作のほうが面白かった気がするなあ。おじいちゃんの声を演じているのが宮内幸平なのだが、東映のアニメでこの人の声を聞くのはかなり久しぶりで、違うアニメだが、思わず彼が演じる亀仙人が懐かしくなってしまった。終盤でアッコが変身する白い竜を見て体色や姿が違うのに神龍を思い浮かべてしまったのはもちろん東映のアニメだからというのもあるが、これも一因かも。チカちゃんを演じる山本圭子はなにかテンションが「サザエさん」の花沢さんそのままのような感じだが、もともとコミカルな役のイメージが強く、やはりこういう役を演じているとコミカルさがほかのキャラよりもあり、見ていてつい笑ってしまう。それだけに「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」の吉乃役は初めて見た時にはかなり意外に感じた。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-27 12:38:50)
37.  ひみつのアッコちゃん(1989)
「ひみつのアッコちゃん」第2期シリーズの劇場版。赤塚不二夫原作のアニメはこれと前後して放送されていた「おそ松くん」と「平成天才バカボン」はリアルタイムで見てた(そういえばその二つしか赤塚不二夫作品は馴染みがない。)が本作は少女アニメということもあってか、ほとんど見ていなかったのだが、今回、BSで放送があると知り、赤塚不二夫原作のアニメが懐かしくなり、見てみることに。原作者が同じとあって絵柄の雰囲気がさっき挙げた2本にとてもよく似ており、それだけで懐かしいなあと思えるのだが、さすがに当時見ていなかった分、キャラへの思い入れは薄いし、やっぱ少し少女趣味かとも思う。内容は空き地にビル建設を計画した父親とそうと知らずに反対運動のリーダーとなったガキ大将の息子(大将)の話。もちろん鏡で変身したアッコの活躍などファンタジー色は強いが、ファンタジーだけに終わらず、大将が空き地を守るためにハンストをする場面は妙に現実的な感じがするし、どうしても空き地を守りたいという大将の気持ちがよく伝わってくるシーンだと思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-27 03:32:19)
38.  秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン 《ネタバレ》 
「秘密戦隊ゴレンジャー」の劇場版で、テレビシリーズのブローアップではないオリジナル作品。それだけあって舞台である四国・松山でロケをしているなどテレビシリーズと比べて少し豪華な印象。キレンジャーが二代目だったり、火の山仮面マグマン将軍の次の幹部であるゴールデン仮面大将軍が出ていて製作時期も分かりやすいものの、今まで見たテレビシリーズのブローアップ版に比べてそれほど楽しめなかった。登場する怪人に必殺技であるゴレンジャーハリケーンがきかないという設定なんだけど、タイトルの爆弾ハリケーンの繰り出し方も普通で別にタイトルに持ってくる必然性がないように感じた。二代目キレンジャー 熊野大五郎はテレビシリーズでは初代の大岩に比べてあまり印象に残っていないキャラだが、この映画ではメンバー中でいちばん存在感が薄いように思う。好きな人には悪いんだけど、やっぱりキレンジャーは初代の大岩がいい。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-15 00:07:29)
39.  秘密戦隊ゴレンジャー 火の山最後の大噴火 《ネタバレ》 
黒十字軍の幹部である火の山仮面マグマン将軍とゴレンジャーとの最終決戦を描いたエピソードの劇場用ブローアップ作品。今まで声だけだった総統が顔を出しており、声を演じていた安藤三男がそのまま引き続き演じてるのだが、これに関してはこれ以前のエピソードを完全に覚えていないのでなぜこうなってるのかよく分からずちょっと違和感を感じた。ゴレンジャーが挑む黒十字軍の要塞の名前がナバローンというのは明らかに「ナバロンの要塞」のもじりで、そのまんまのような気もするけど面白かった。「そんな技は通用しない。」とゴレンジャーを追い詰めていた火の山仮面だけど、最後はあっさりしすぎな上に間抜けすぎて唖然。まあ、そんなバカバカしさが「ゴレンジャー」らしくもある。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-14 03:00:31)
40.  秘密戦隊ゴレンジャー 青い大要塞 《ネタバレ》 
黒十字軍に奪われたバリブルーンを取り戻そうとするゴレンジャーの活躍を描いたテレビシリーズのエピソードのブローアップ劇場公開版で、中でもバリブルーンの操縦者であるアオレンジャー・新命明(宮内洋)の活躍が目立つ一篇。この頃の宮内洋はどうしても「仮面ライダーV3」の風見志郎のイメージしかないのでどうもキャラがかぶって見えて仕方ない。ナレーションが田中信夫から大平透に代わり、やはりこっちのほうがしっくりくる。それに作風もややソフトになった印象。「なぜ新命は摑まっている?」「手を離せば落ちるから」という問答にはつい笑ってしまった。幹部の怪人である日輪仮面が「ハーヒフーへホー」と言いながら逃げていく場面も声をやってるのが増岡弘だったので、ジャムおじさんがばいきんまんのまねをしているように見え、思わず笑ってしまった。黒十字総統も声を演じているのが安藤三男だから一瞬プロフェッサーギルがしゃべってるように聞こえた。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-13 03:00:34)
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