1. 彼岸のふたり
《ネタバレ》 不幸な家庭に生まれた少女の話だが、とにかく悲惨すぎて気分が落ちる。 見ていてなんも楽しくない。 アイドルとの絡みの必要性も感じない。 唯一の希望はラストのくじで当たった自転車だが、自転車程度では報われないよ。 幽霊として出てくるおそらく父親なのだろうが、これも邪魔だった。 [インターネット(邦画)] 1点(2024-06-04 22:13:22)《新規》 |
2. 白夫人の妖恋
《ネタバレ》 李香蘭より八千草薫の方が好きだな。 ウエストが細くて、顔も晩年のような卵型ではなくシュッとしていて可愛い。 ラストは少し間延びしていてクドく感じた。 白蛇と人間との愛を描いた内容で、最後はめでたく結ばれてハッピーエンド。 愛には蛇も人間もない。 ひたすら相手を思う気持ちが大事。 なんだけど、後半はひたすら円谷劇場でスペクタクル過ぎるんだよなぁ。 上田吉二郎のアクの強い変態ジジイ演技と、顔がシュッとした可愛い八千草薫に加点で、4点で。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-04-21 20:21:39) |
3. ピカソ-天才の秘密
ピカソが身近に感じられるという点だけでも、あまりに貴重な作品。 しかも、ピカソ自身が「ひどい、失敗だ」ともらしたりと、人間らしい一面をのぞかせたりするのが面白い。 もう少しピカソのおしゃべりを聞きたかった気もするが、ピカソがどのように画を創り上げていくかが徹底的に描かれていて、それはそれで良かったように思う。 それにしても、ピカソの背景の描き方が鮮烈に印象に残った! さらりと簡潔に背景画を挿入したりするのだが、これが実にシンプルでいて、何を現しているかが分かってしまうところが凄い。 裸で去るラストのピカソはカッコよすぎた。 ところで、終始、裸なのはピカソのこだわりなのだろうか。 裸で描くと、何が変わるのだろうか? 私にはその“秘密”が最後まで分からなかった。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-03-30 18:14:39) |
4. 曳き船
《ネタバレ》 なんだか暗い話だよなぁ、なんだかなぁ 浮気をしてたら妻が危篤で病床で妻から愛の告白を受けたけど、妻は死んでしまう 浮気の代償は大きく取り返しがつかない なんだかなぁ、面白くはないわな [インターネット(字幕)] 5点(2024-03-08 22:57:12) |
5. 緋色の街/スカーレット・ストリート
《ネタバレ》 フリッツ・ラングとモノクロ映像と犯罪映画。 鉄板で面白い。 安定した面白さ。 下手に時間軸をずらしたりせず真っ向勝負で分かりやすいのも好み。 主人公のオッサンがこれまた絶妙に冴えないのがリアルすぎる。 「女で人生を棒に振る」を映像化した内容で、このオッサンが不幸になればなるほど何だかスッキリするのは、私の性格が捻くれているせいだろうか? 女に暴力を振るっていた彼氏が冤罪で死刑になったのに何故だか大して可哀想だと思えないのは、私の人格が歪んでいるせいだろうか? オッサンが女に求婚するが、キモいと拒否られるシーン。 それまでフレンドリーだったのに態度が急に冷たくなる。 女のこの変わり身よう…なんか経験あるよなぁ、酷いよなぁ。 オッサンがホテルで一人落ち込んでいる時、ホテルのネオンサインがひたすら点滅しているシーン。 虚しさが倍増する心憎い演出でとても気に入った。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-02-15 20:22:54) |
6. ひらいて
《ネタバレ》 もっとすごい方向へ突っ走るかと思っていたら意外とまともな形で終わった。 女子高生の狂気の愛はこんなもんでいいのか? 物足りないぞ! [インターネット(邦画)] 7点(2024-01-16 22:57:04) |
7. ヒメアノ~ル
《ネタバレ》 後半のバイオレンスシーンだけ見たら、単なる不快な映画という評価で終わりそうだが、これはそんなに単純な作品ではない。 前半の濱田岳とムロツヨシの絡みがとにかく面白くて微笑ましい。 そんな朗らかな前半と対比しての後半なのだろう。 森田剛の青年期が実に痛々しく、無差別な殺人の動機になり得るものである。 森田剛はセリフ回しに相当な難があった。 滑舌は悪いし、ボソボソとしゃべる。 この作品の主人公は濱田岳だと感じたが、トップクレジットには森田剛。 製作には藤島ジュリーKの名前が… これが今が旬のジャニーズ忖度なのかな、作品自体は気に入っただけになんか残念。 それはともかく、中盤で突如として現れる作品タイトルと出演者の名前。 何かが始まる事を観る者に予感させる素晴らしい演出だ。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-07-17 23:39:03) |
8. ヒッチコックの ファミリー・プロット
《ネタバレ》 ファミリーものかと思いきや全然違った。 これがヒッチコックの遺作かと思うと、感慨もひとしお。 終盤のハラハラ感はさすがヒッチコック。 なぜ莫大な遺産の話をしたのに全くスルーなのか意味が分からず。 ガレージの外に垂れ流された白い液体もなんなのか分からず。 消化不良感が残る。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-06-05 22:00:00) |
9. 拾った女
ラストに拳銃を奪うシーンでも、鮮やかなスリを見せてくれる。 途中までは悪人として扱われていたスリが、実は人情堅い女性思いの人間だったという展開も面白い。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-01-03 17:58:13) |
10. 日の名残り
《ネタバレ》 疲れのこない穏やかで大人の映画。 仕事熱心とやらを完全否定している私的には感情移入は難しかったが、恋心がほのかに香るストーリーは実に味わい深い。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-11 00:10:02) |
11. 緋牡丹博徒
《ネタバレ》 短い尺の中で物語がギッシリと詰まっている。 藤純子が実に美しい。 着物がとにかく似合う。 今作の後にシリーズが続いたのが納得の出来栄え。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-11-13 23:43:31) |
12. The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ
《ネタバレ》 女性の心変わりの怖さをうまく描いている。 興味津々から始まり、自分たちの敵だと認定した瞬間から、冷酷な仕打ちへ。 マーサやエドウィナに甘い言葉をかけておいて、夜這いをした相手はアリシア(ちゃっかり一番の綺麗どころを狙ったのが面白い)。 これを女の花園でやったら確かに命取り。 でももし、自分がこの環境にいたとしたら同じ事をしているかも。 そう思うと背筋がゾクっとする。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-10-20 23:16:00) |
13. ピアニスト
《ネタバレ》 この先どうなるんだろ?って、緊張しながら見ていた。 だけど、ショッキングなシーンが多い割に、ストーリー的には大して衝撃は受けなかった。 女の方は最後ひどい事をされたが、希望通りのはずなのに全く嬉しそうにしていない。 男の方は女の変態さに嫌悪したと言っておきながら、その変態的な行為をする。 二人のこの心理を理解できなかった。 色んな意味で消化不良。 (追記) 他の方のレビューを拝読して少し理解できました。 なるほど、あの母親がキーなんですね。 母親と同じベッドで寝ている。過剰に娘に干渉する。人生がピアノだけ。 鬱屈した人生を歩んできた女性が、不器用にも自分の精神を解放しようとする。 自分の理解力不足、感受性が不足しておりました。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-10-05 19:43:32)(良:1票) |
14. 人妻集団暴行致死事件
《ネタバレ》 単なる日活ロマンポルノかと思いきや、社会派要素の強い作品だった。 3人の若者が、よっぱらった勢いで人妻を輪姦し、過って殺してしまう。 しかし、その殺された女の夫(室田日出男)は、3人の若者に酒を飲ませた自分の責任だと感じ、自分を責める。 3人の若者の内、主犯格でない少年は、執行猶予つきの扱いとなり、恋人と旅に出て、出先で同棲生活をし、楽しく暮らしたりしている。 かたや、妻を殺された被害者である女の夫は、罪意識から死を選択する・・・ 妻を殺された夫は自分を責め死を遂げ、加害者である少年を恋人と楽しく同棲。 この何たる皮肉なエンディング。 このエンディングからして、ただセックスシーンばかりを散りばめただけのロマンポルノ作品とは一線を画す出来である。 その他、性欲とエネルギーを持て余し、やり場のない鬱憤を性的な方向でしか発散することを知らない若者たちが、とてもリアルに描かれている。 そういった部分をみても、本作は映画としての価値を十分に持ち合わせていると言えよう。 [ビデオ(字幕)] 7点(2022-04-19 22:22:00) |
15. 百円の恋
《ネタバレ》 32歳、自堕落な生活を送り、負け犬の人生。 そんな中、ふとした事からボクシングを始める。 試合では負けた。 だけど、練習を必死にやり、試合もやりきった。 試合の後、勝ちたいよ!って、泣きじゃくる。 必死に何かにうちこんだからこそ、勝ちたい!って気持ちがわき起こったんだろね。 それまでのやる気の無かった人生では決して味わうことのなかったであろう、その気持ち。 結果が全てではなくて、生きてる実感のわく、その気持ちが大事。 安藤サクラの、女優としてのプロ根性に拍手。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-24 01:12:26) |
16. 人も歩けば
映画館で観ました。 ドタバタ喜劇は苦手な方なんですが、それを補うだけの面白さが本作にはありました。 なんと言っても、小林千登勢の美しさが印象的でした。 ご冥福をお祈り申し上げます。 [映画館(邦画)] 6点(2021-07-11 19:26:57) |
17. ひとまずすすめ
《ネタバレ》 人見知りの30歳女性。 結婚を意識してはいる。 だけど人付き合いは得意でない。 街コンはともかく、前に進もうと電話にチャレンジしたのは良かった。 一歩ずつでも前に進む事が大事。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-06-22 18:05:30) |
18. 美人が婚活してみたら
《ネタバレ》 この時点での黒川芽以が美人であるかはさておき、リアルなストーリー展開で、結構楽しめた。 試しに婚活をしてみて「私は恋愛をしたいんだ!」と気づく。 これだけで、この人は婚活をした意味があったんだろう。 だけど、それに振り回された男がかわいそうだ。 自分は恋愛至上主義なもんで、婚活とやらは全く理解ができないが、婚活をテーマに扱った映画としては、とても良く出来ている。 実際に婚活をしてみたら、こんなんでした、みたいな感じの擬似体験もできる。 しかし、最後に鼻歌を歌って愉快に一人で散歩はしているが、あまり明るい将来は待ってなさそう気がしたのはわたしだけだろうか? 彼女にはこの先、苦難の道が続くような気がした。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-06-19 00:24:42) |
19. 桃色(ピンク)の店
《ネタバレ》 自分が文通相手だともっと早く教えてあげたらいいのに… でも、それだと話が終わってしまうか。 話を引っ張る為に、なかなかそれを教えない。 隠してるし、騙してる感じだし、彼女からしたらよく思わないのでは? なんかどうも不自然なんだよなぁ。。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-06-11 22:15:08) |
20. PiCNiC(1994)
Charaと浅野忠信が結婚するキッカケとなった作品。有名な、「地球最後のキスシーン」は、観てるこっちが恥ずかしくなるくらい、Charaの浅野忠信に対する溺愛ぶりが伝わってくる。 [ビデオ(邦画)] 6点(2021-06-05 19:03:02) |