Menu
 > レビュワー
 > ワイルド・サイドでキャサリン さんの口コミ一覧
ワイルド・サイドでキャサリンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
かつてこんなバイオレンス映画があったんでしょうか?この映画で主人公が発動するバイオレンスは、基本的には家族や親しき者を守るために発動されるわけですが、敵を成敗したことによるカタルシスの一切をこの映画は禁じています。ではどんな感情を持ってこのバイオレンスを受け止めればよいのか。家族を守るための暴力が、逆に家族との溝を深めてしまうというパラドクスを孕んでいる為、物語的には「やるせない暴力」とでも表現できそうなものですが、そんな叙情性の一切を配した画面が、バイオレンスシーンには配置されます。その辺りにこの監督の野心なのか資質なのか、並みの映画にはない力が漲っていることを感じます。先に、カタルシスが禁じられていると書きましたが、物語が進行するより以前にこの話が英雄譚ではないだろうという予感を私たちに抱かせてしまう演出の妙。またジョーイの圧倒的で的確な殺戮スキルは思わずランボー辺りを思い出しそうなところですが、そんな楽天的な連想は当然許されず。リッチーの最期におけるユーモアからはタランティーノを想起すると瞬時に否定され。と、バイオレンス映画の歴史から屹立せんとする監督の意志とジョーイの眼差しに、まさに映画の記憶の更新をさせられてしまった気分です。
[DVD(字幕)] 9点(2013-05-18 06:40:36)
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8125.00%
9375.00%
1000.00%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS