221. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 「アメリカ人って歴史の短さコンプレックスがあるから、こうやって『アメリカにも歴史はありますよ!』みたいにされると、ころっとやられちゃうんだよね」ととりあえずは言いたくなってしまう。また、しつこいナレーションも、本来なら、いい加減にしろと言いたくなるはずである。しかしそれでもこの作品にそこはかとない好感を持ってしまうのはなぜなのかと考えていたのだが、やはり、主人公フォレスト・ガンプの人物造形に尽きるのだろう。彼は、自分の話を聞いていない人にも、聞いてくれる人にも、とにかく語る、語る(何でそんなにテンションが高いの?という理由も、最後に分かる仕掛け)。どの人に対しても、誠実に、公平に、愚直に語る。その語り口は、迷いがなく、確信に満ちている(話の中に出てくる主人公の行動そのものと同じく)。だから、見る側の誰に対しても、一筋の希望の光を与える結果になっているのだろう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-02-20 00:00:59) |
222. ふたりの男とひとりの女
テンポも悪いし、笑える部分がほとんどない。レニー・ゼルウィガーも、どう演技していいのか困っているような感じ。自分同士の喧嘩のシーンが面白かったので+1点。 3点(2005-02-01 02:09:03) |
223. フリーズ/地獄の相続人
19世紀の白人によるアラスカ侵略という興味深そうなテーマなのに、このC級アクションと2時間ドラマをミックスしたような陳腐なシーンのオンパレードは一体何なんだろうか。何のためにわざわざ雪山でロケをしたのだろうか。何よりもショックだったのは、それ目当てで見たキャサリン・マコーマックの役が、魅力的でも何でもなく、そもそも存在の必要性すら疑問なような役でしかなかったこと。邦題も最低。 2点(2004-12-22 02:03:04) |
224. フランティック
冒頭の妻の失踪場面などはなかなか魅力的な映像で、興味を引く謎を呈示しているのに、解明が進むにつれて着実にしょぼくなっているのは何なんだろう。 4点(2004-12-15 03:45:30) |
225. プレデター2
内容的な価値はほとんどないが、パクストンに免じて+1点。 3点(2004-11-29 01:28:20) |
226. フィフス・エレメント
ベッソンがこの映画を作った動機を考えると、全体の安っぽさもB級臭さもわざととしか思えない。真面目に鑑賞してはいけません。 3点(2004-11-05 23:52:21) |
227. フローレス
設定はまあまあ魅力的なのに、しかもデニーロまで使っておいて、何でここまで趣旨不明確で退屈な作品になるんだろう・・・。 2点(2004-11-03 23:54:59) |
228. 冬の華
このスタッフとこのキャストなら否が応でも期待が高まるのに、何じゃこりゃー。普通の任侠ものとほとんど変わらないじゃないですか。勝手に、主人公と少女の心の交流が主題であると期待した私が馬鹿でした。豪華キャストの皆様も、ほとんど本領発揮の場面がありません。唯一、各場面の意図を的確に把握した夏八木勲の巧みなサポートが光っていました。 5点(2004-10-23 01:17:52) |
229. フレンチ・コネクション2
古き良き刑事もので良いのですが、中盤は少しだれました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-10-18 01:40:08) |
230. 豚と軍艦
謎めいたタイトルでなかなか期待を誘うのですが、誰が何をしたいのかさっぱり分からないまま終わってしまいました。あと、若き日の長門裕之が、活舌悪すぎです。 2点(2004-08-09 01:33:06) |
231. フラットライナーズ(1990)
カメラがぶれすぎな上に色彩も毒々しくて、見ていて酔いそうになった。話の内容も、はっきりいって悪趣味。生命への敬意など微塵も感じられない。ジュリアとベーコンの底力で何とか見られる程度になったという感じ(演技レベルとしては、本領発揮にはほど遠いが)。 3点(2004-07-27 01:41:21) |
232. ブラックアウト(1997)
何が言いたい話なのか、さっぱり理解できませんでした。 1点(2004-07-26 01:30:30) |
233. プレデター
これってつまり、ウルトラ怪獣との対戦と原理的には同じではないですか。それならそれでいいけど、救出工作とかゲリラ戦とかもっともらしい設定にすんなよな。最初と最後で中身が全然違うよ。 3点(2004-07-26 00:33:00) |
234. ブリジット・ジョーンズの日記
周辺人物(親族等含む)の描写がことごとくステレオタイプで、全然新鮮味がないのが難点だが、レニーの頑張りとキャラクターの強烈さで、後々まで記憶に残る作品となっている。 [DVD(字幕)] 6点(2004-07-18 22:50:32) |
235. プレイス・イン・ザ・ハート
《ネタバレ》 地道で堅実な描写の中にも、暖かさ、力強さ、そして登場人物への制作者の深い愛情がにじみ出ている秀作。サリー・フィールドの好演はもちろんだが、一つ一つのシーンの描写が、ありがちなようで実は新鮮であり、それはそのまま主人公の自信に満ちた確実な歩みを表している。夫の急死、負債の判明、ハリケーンの到来という危機に次々に襲われても、奇跡に頼るわけでも裏技を出すわけでもなく、ひたすら目の前のことに対する努力を一歩一歩行っていく主人公の姿は、人生の上でも参考になる。 [DVD(字幕)] 8点(2004-07-13 01:52:44) |
236. フェアリーテイル(1997)
内容自体はそう大した話ではないのですが、風景と映像の美しさがとにかく絶品です。それから、女の子2人の、それ自体が妖精ではないかというくらいの気品のある可愛らしさも素晴らしいです。妖精の出番のタイミングや登場のさせ方も絶妙で、その存在を前提として話が進むことに少しも違和感がありません。ファンタジーを基本的に理解しない私でも楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2004-07-06 02:07:27) |
237. フォー・ウェディング
やりたいことは分からなくもないのです。4つの結婚式を軸にして、その周りにいろんなカップルとかそれもどきとかそれ未遂とかをちりばめて。ただ、前提の各キャラとかその人間関係とかが作り込まれてないので、似たようなカップルが大量にいるようにしか見えないのです。それと、肝心のマクダウェルよりもK・S・トーマスの方が圧倒的に魅力的なのも、バランスをずらしてるなあ・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2004-06-12 23:31:41) |
238. プロミスト・ランド/青春の絆
結構期待して見たんですが・・・ストーリーが全然前に進まず、何のためにあるのか分からないシーンも多数あり、見ている時間の大半が苦痛でした。雰囲気はまあまあ良いのですが。 5点(2004-06-08 01:47:18) |
239. 不滅の恋/ベートーヴェン
製作者の気合の入った好作品ですが、3人の女性がそれぞれ何の関連性もなくて、オムニバスみたいな感じになってしまったのがちょっと残念だった。 6点(2004-05-29 23:08:03) |
240. 不機嫌な赤いバラ
前半は「さっさと辞めればいいのに」といらいらしたのですが、後半は良かったです。ただし、設定は「ドライビング・ミス・デイジー」を意識しているのでしょうが(原題からしてモロだ)、あの名作には遠く及んでいません。 5点(2004-05-24 01:09:12) |