21. ファミリー・ゲーム/双子の天使
《ネタバレ》 復縁なんてぜーったいにありえない元・夫婦もいるわけだから、それを思うと手放しで賞賛するのはちょっと・・と思ってしまいますが、子どもの心は本当によく描けていると思いました。若い独身の内にこそ見ておくのがいいかもしれませんね。 6点(2004-07-11 21:59:49) |
22. ブラス!
『シーズンチケット』のほうが好みですが、こちらもわるくありません。 ぼろは着てても心は錦。そんな心情が、こちらの心にもぐぐっと迫ってきます。 7点(2004-07-11 21:23:58) |
23. フィラデルフィア・エクスペリメント(1984)
あんまりよく覚えていないんですけど、B級映画の良作ではないかと。妙にリアリティーあるシチュエーションで、ほんの少し先の未来にタイムスリップする設定、予定調和的ではあるけれどほっとするラストだったと思います。 でもこの手のSFものって今見たらショボさのほうが先にたってしまうのかなあ。せめてスターが出ていて、「あ、あの人ってこの頃こんなのに出てたんだー」っていうお楽しみでもあると違うんでしょうけどねえ。ザンネン。 [ビデオ(字幕)] 7点(2004-07-04 21:50:13) |
24. ブルース・オールマイティ
うーん、微妙ですねえ。テガタク笑わせてくれるし、カワイイし、ホロッともくるんだけど、ジム・キャリーってばこんなに小さくまとまってきてしまっていいの?とも思います。キリスト教ネタが多すぎて、コンサバ層にコビをうってんじゃないの?とちょっと疑惑が・・。はじけすぎのジムに、わーウルサイ、いい加減にしろ、と思ってたこともあるのに、観客ってワガママですね!(あ、私が特に、かしら?・・失礼しました!) 6点(2004-06-06 10:58:46) |
25. フェイク
原題にテーマがこめられていたのだとすれば、あるFBI捜査官の仕事ぶりと苦悩とを描こうとしたもの、と推察できるけれど、そういう映画にはなりえていないと思う。 [ビデオ(字幕)] 4点(2004-05-18 23:48:41) |
26. ブルース・ブラザース2000
別物として見るのは悲しいけれど、たとえば「同窓会」と見れば、いなくなった人もいる、歳月は隠しようもない、というのは、むしろ当然ではないかと・・。同窓会でありかつ文化祭でもある、と思えば、やっぱりこれは楽しい映画じゃないでしょうか。ビデオで1回見て、今回BSで再見しましたが、改めて気づいたことが幾つかありました。グッドマン、あなたもジョンだったわねえ、とか、ダン・エイクロイド、あなたはもしかしてがんばってこの役のためにダイエットしたのかな、とか。前作をめいっぱい彷彿とさせよう、という努力も、それを感じさせない、力の抜け方も私はよかったと思うなあ・・。「2000」がきっかけでオリジナルを見たくなった、という人も相当いるに違いないしね。ま、そんなとこ。 7点(2004-04-30 22:22:15) |
27. ブルース・ブラザース
あらま、私はこの作品もレビューを書いたつもりでいました。本日、BSで再見したので、改めて・・。いやあ今見ても、これが四半世紀前の作品とは、とても思えないです。でも、ジョン・ベルーシもジョン・キャンディーも亡くなってしまいましたねー。それを思うと、あーときが経ってしまったんだなあ、と。まあ二人とも若すぎましたけどね・・。(それとやっぱりキャラクターとはいえ太りすぎだったのかな・・ドキッ!)でもベルーシなんて、何度もバク転してたのにね。ノリのよさはもちろんだけど、一瞬彼がグラサンはずしたときのあの目も忘れられないですね、シャイな感じで。そして、大好きなダン・エイクロイドがまだスリムでハンサムだったことー! でも一人ずつじゃ魅力は半分以下なんよね。あの二人がそろってこその「ブルース・ブラザース」でした。あーア、笑って、ノッて、最後はシンミリ、でした。 8点(2004-04-29 23:06:43) |
28. ファニー・レディ
「ファニー・ガール」の続編ですが、いまいち。よかった最初の作品にまでケチがついてしまった感じがします。作らなければよかったのにね。 5点(2004-04-07 08:10:00) |
29. ファニー・ガール
公開当時かなりヒットした作品です。これはズバリ女性向き映画。つうか、バーブラは女性観客のためにがんばっているようなアクトレスだと私は思うデス。まーたとえばスタローンが男性向きアクターなのと似たようなもんじゃないっしょか? 男性に「見なさんな」とは申しませんが、わるいけど合うわけないっしょ、と思いますわ。主人公は、実在した女優ファニー・ブライス。失敗ばかりしていた踊り子がやがてエンタテイナーとして華やかなスターになっていく、けれど恋愛は無器用でいじらしい、というストーリーは、まさにバーブラにピッタリで、以後、お得意の役柄になっていったわけです。彼女の歌のうまさはもちろん素晴らしいですが、この作品ではファニーの人間像に共感した女性は私ばかりではなかったはず。相手役になった、ニヤケ顔のオマー・シャリフは、わるいけどまー添え物っす。私の好きなタイプじゃないけど、この映画では出過ぎず、ちゃんとバーブラを盛り立ててたから、合格です。 8点(2004-04-07 07:54:39) |
30. ブルー・イン・ザ・フェイス
『スモーク』に惹かれた人たちが「俺も出させろよ」と迫ったのかしらね? 私はもちろん(?)『スモーク』の方が好きだけど、この映画の雰囲気も好き。まあ楽屋オチが嫌いな人にはオススメしませんが、私はけっこうこっちにもウルウルしちゃいます。 7点(2004-03-27 00:44:58) |
31. ブロンクス物語/愛につつまれた街
デ・ニーロ監督作品という先入観がじゃまして、期待しすぎてしまったかもしれない。見た当時、ごくオーソドックスで、予定調和的な作品に、少しがっかりしたことを覚えている。再見するとすれば今度は1作品として冷静に見られるだろうと思うけれど・・。 6点(2004-03-22 10:23:27) |
32. フォー・ルームス
ガッカリ。その一言につきます。オムニバスで、最後が特につまんない、というのはサイテー。タランティーノの持ち味である「情けない&カッコいい」に加えて、「小粋さ」をねらったのかもしれませんが、思い切りすべってます。何でもティム・ロスの役にはブシェーミも候補になっていたのだとか? それならもうちょっと何とかなっていたかも?と思うと、ちょい惜しかったですけどね。 3点(2004-03-09 22:41:59) |
33. ふたりのトスカーナ
2000年制作、という最近の作品だということにハッとしました。日本における反戦映画は、最近はとんと見ませんよね。本作は映画の完成度としてはいまいちだと思いますが、すごくシンプルに訴えかけるものがあって、本作だけではありませんが、こういう映画を今もなお作ろうとする作家がいることには、一定の評価ができると思います。 6点(2004-03-08 23:16:07) |
34. フライド・グリーン・トマト
女の友情を描いたいい映画ってほとんどない、とブツブツ言っていましたが、ありましたねえ~、これが。いつかレビューを書こうと思っているうちに、いつのまにか忘れていました。でも(見たのは10年ほど前になるにもかかわらず)内容はほぼ覚えてるつもり。重たいんだけれど押し付けがましくなくて、女性映画なのにあまったるくなかった。「いい話」におとしこまなかったところがセンスあるし、ユーモアもあって、これは男性にもお勧めできる作品だなあと思うんですけど、いかがでしょ? 9点(2004-03-08 01:00:19)(良:1票) |
35. フル・モンティ
ラストシーンのすがすがしさだけでも、6点は差し上げたい。情けないせつない話だけど、八方ふさがり、失うものももうないゾ!という開き直りから思いつくのが男性ストリップ、というのが(確かに元手が要らない、原価ゼロだもんね)、笑えます。題材が題材なのに品が悪くないのは、お父さんたちが一生懸命だからよね。 7点(2004-02-08 14:39:18) |
36. 15ミニッツ
何にも印象に残らず、観たことすら忘れてしまっていた作品。2回目に見たら、題材やキャスティングを考えると、もっといい映画になり得たのでは?と思った。 [ビデオ(字幕)] 5点(2004-02-07 17:43:33) |
37. 普通の人々
「ORDINARY PEOPLE」と「普通の人々」とでは、ニュアンスにかなり違いがあると思うのだけど、英語のニュアンスはよく分からないから、まあこれ以上つっこむのはやめておきます。 見たのは公開当時で、その頃は映画というものはもっと簡単に作られているような錯覚をしていたので、「フツウ」? ほんとにふつうだわー、とバカにしていたような気がします。 「ふつう」としか思えないほどにナチュラルに演出しているすごさに、気づいてなかったんですよね。 今思うと、自分が出ればそれだけでベーシックな観客動員は約束されているようなものなのに、それをしなかった監督の潔さにも、改めて感服です。 ○ニーニとか、○ブソンのように、自分で監督して主演して、という人が好きじゃないので、 なおさらです。 今なら素直に言えます。「感動しました」って。 でも観た当時はそう言えない何かもこの映画は持っていたのも事実です。 直球勝負の映画に、たじろいだということかもしれません。 [映画館(字幕)] 8点(2004-02-07 16:57:55)(良:2票) |
38. ふたりの女
《ネタバレ》 ソフィア・ローレンが、名作「ひまわり」(70年)と同じく、ヴィットリオ・デ・シーカ監督と組んだ、60年製作の反戦映画。戦時下の、母と娘がたどる運命を描いた、やりきれない、悲しい映画です。ソフィア・ローレンが、母。今回の相手役は、マストロヤンニではなく、 ゴダール作品の常連、ジャン・ポール・ベルモンドです。彼は今ではそういう特定の監督の作品のイメージが色濃いかもしれませんが、けっこう多彩な監督、共演者と仕事をしていました。本作でも、なかなかのハート・ハンサムを演じていた記憶です。二人がたどった運命は実に悲惨で、「ひまわり」以上に苛酷な描き方でしたが、「ひまわり」が音楽に華麗に彩られた作品であることに不満がある方には、本作をぜひお勧めいたします。男は殺され、女は陵辱される・・。戦争を端的に象徴しています。きれいごとは一つもありません。美しい反戦映画からはうかがいしれないものが、ここにはあります。でも、忘れてならないのは、現実はこの映画以上に悲惨だということです。最近の映画作家がつくる戦争物は、私たちの日常から戦争の実感が薄れているのに比例して、絵空事ばかり。そんな中、つらくても目をそむけずにこういう映画も、観てみてほしいものです。ソフィア・ローレンは、本作と、「ひまわり」の出演の経験が、エットーレ・スコラ監督と組んだ「特別な一日」(77年)の、静かですが確かな演技で反戦を伝える名演へと結びついていったような気がします。 7点(2004-01-10 22:50:01)(良:1票) |
39. PLANET OF THE APES/猿の惑星
もっと過激にパロディーにしちゃえばよかったのに。ティム・ロスはサルがおなんだから、いっそスッピンで出たほうが面白かったかも!? [ビデオ(字幕)] 4点(2004-01-09 00:17:15) |
40. ブレイブハート
新婚の妻を殺され、抑圧を受けていた人々とともに解放軍を結成したあたりまでは、納得できた。あとはもう、戦闘シーンはグロテスク、カメラワークはとりたててよくないし、ソフィー・マルソーの登場と濡れ場がどうして必要なのかわからないし! メル・ギブソンたら、自分がかっこいいだけ、おいしいだけの映画を自分で好きなだけ作ったんでしょ、ずるいなア。 [ビデオ(字幕)] 4点(2004-01-08 18:30:37) |