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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2597
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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21.  ヘルタースケルター(2012)
決して完成度の高い映画ではない。稚拙な演出も目につくし、無駄に長いし、全体的にチープだ。 だが、立ち去ろうとする足首を掴んで離れないような独特の禍々しさがへばりつくように残る。 故に「傑作」と言い切ることも、「駄作」と断ずることも、僕にはその勇気がない。 これはそういうちょっと変わった映画体験を半ば強制的に観客に与える類いの映画だと思う。  まず相変わらずイロイロと騒がしい人ではあるが、沢尻エリカという女優は、やはりちょっと「特別」だと思う。敢えてチープな言い方をするならば、「ガッツ」があるのだと思う。 それは何も映画の冒頭から惜しげもなく乳房を露にしているというような分かりやすいことではない。 自業自得な部分もあろうが、マスコミによってあのようなスキャンダルな立ち位置に半ば強制的に追いやられているにも関わらず、まさにその「現実」とピッタリと重なるような今作のキャラクターに挑み、遠慮なく演じ切ってみせるその豪快さにそう感じる。  「はまり役」と言えばまさにそうだろうが、これほどまで自己投影された役柄をこの若さで演じられる女優は、実際なかなかいない。 好き嫌いは別にして、私生活も含めて、その「女優」としての在り方はやはり間違っていないと思う。  “そういう女優”を大胆にも起用し、えげつないストーリーの上で、えげつない演出を真正面から敢行した蜷川実花というこの女流監督のDNAは、まさしく“父親譲り”だなと感じた。 主演女優に対してはもちろんだが、寺島しのぶら脇役に対しても、なかなか“酷い”(褒めている)演出を行っていたと思う。  その一方で、イメージした映画世界の「理想」に対してそれを具現化するには、明らかに映画監督しての力量が及んでいなかったことも事実。 究極的に描き出したかった世界観は伝わってきたが、高みに達せず、節々で陳腐さが露呈してしまっていることは否めない。 長編映画二作目の監督が挑むには、ややハードルが高過ぎたと思わざるを得ない。  ただそれでも、この映画が「異質」であることは確かなことで、イロイロな意味で「見たいものを見せてくれる」映画であることは間違いないと思う。  もしも、監督があと20年早く生まれているか、もしくは主演女優があと20年遅く生まれていたならば、はるかにとんでもない映画に仕上がっていたかもしれない。
[映画館(邦画)] 7点(2012-07-23 12:21:01)(良:2票)
22.  ペイチェック 消された記憶
ストーリーの流れ、特に終盤部分については、フィリップ・K・ディックらしいと言える展開に楽しみつつも何度か観たことがあるようなものだったと思うが、ここぞとばかりに活躍する20個のガラクタという要素は小気味よくスリリングであった。ヒッチコック風のサスペンスという触れ込みにふさわしく、グレーのクラシカルスーツに身を包んで追っ手を掻い潜る主人公の姿は、「北北西に進路をとれ!」を思い起こされる。ただ、映画自体は出来の良い作品だと思うが、これをジョン・ウーが撮る必要があったのかと言えば疑問が残る。「M:I-2」以降、「方向性見失ってんな~」という彼に対する懸念はいまだ拭えない。
7点(2004-03-23 18:44:37)
23.  北京のふたり
中国の法律の間で苦闘するサスペンスは目新しく、緊張感に溢れている。ディテールに問題点はあるかもしれないが、サスペンス映画としての出来栄えは良い。
7点(2003-11-29 16:52:43)
24.  ペンギン・ハイウェイ
想像以上に荒唐無稽で摩訶不思議な物語が、少年の初恋と成長を紡ぐ。 その儚さと、脆さと、幼さ、そしてそれらと同時に内在する果てしなさ。そういう普遍的なジュブナイル性が、瑞々しく綴られた美しいアニメーションだった……とは思う。  謎のペンギンが大量に出現し、利発で好奇心旺盛な小学4年生の主人公を、ファンタジックなアドベンチャーに引き込んでいくというストーリーテリングは、アニメーション表現に相応しい題材だった。 そして、地方都市の小さな町を舞台にしつつも、縦横無尽に無限大の広がりをみせる物語構成は、まさしく森見登美彦の世界観らしいものだったと思う。  アニメーション映画としてのクオリティは高いと思えたし、群雄割拠の日本のアニメ界において、この作品のクリエイター及びスタジオは、また新たな才能として台頭しているなとは思った。  けれど、この摩訶不思議な物語をビジュアルとして紡ぎだし、幅広い観客に“許容”させるには、アニメーション表現としての独創性がやや足りていないように感じた。 それは即ち、クリエイターとしての“エゴイズム”の物足りなさと言い換えてもいい。  森見登美彦の原作は未読だが、他の作品と同様に、良い意味で主観的で、キャラクターのインサイド(精神世界)へとどんどん世界観を広げていくような物語であろうことは、想像に難くない。 ならば、アニメーション表現としても、もっと“独善的”で、ある意味“変態的”な世界観が必要だったのではないかと思うのだ。 アニメ映画として魅力的に捉えられた反面、全編通して引き込まれず、「こんなことあり得ない」と一歩引いた目線でストーリーを追ってしまった要因がそこにあるように思える。  例えば、全盛期の宮崎駿であれば、原作者や原作ファンなど完全無視の独善性で、全く別物の世界観を構築していただろう。 また、同じく森見登美彦原作の「四畳半神話大系」や「夜は短し歩けよ乙女」のアニメーション化に成功してみせた湯浅政明であれば、もっと変態的で、もっともっと果てしない“マイ・ワールド”を展開してみせたと思うのだ。  そういう意味で、この若いアニメ制作スタジオ(スタジオコロリド)の若いクリエイターたちによる初の長編作品は、ただ綺麗にまとまり過ぎているようだ。 クライマックスにおける主人公少年の感情表現等はもっと直情的で無様で良かっただろうし、現実と幻想が入り混じったような街並みはもっと混沌とイカれてほしかった。  “少年”のキャラクター性が憑依してしまったかのように、「大人ぶってしまっている」部分が、アニメ映画として稚拙に見えた最たる原因かもしれない。 ぜひとも、少年同様に研究と成長に邁進してもらいたいものです。
[インターネット(邦画)] 6点(2020-05-06 00:21:09)
25.  ヘルボーイ
現役俳優の中では最も「怪優」という言葉が似合いそうな俳優=ロン・パールマンを主演に起用したことも含めて、“ヘルボーイ”というマンガ魂爆発のキャラクター自体は非常に良かったと思う。そのインパクトの高いキャラクター性のおかげで全体的に飽きのこないヒーロー映画には仕上がっている。がしかし、手放しで盛り上がれる映画かと言えばそうではないというのが正直なところだ。何と言っても、ヘルボーイ以外のキャラクター(敵キャラも含めて)がイマイチ立っていないのが致命的だ。多弁な半魚人や苦悩する人体発火ヒロインなど面白味の高いキャラがせっかく周りを固めているのに、彼らの活躍はいたって地味なまま終わってしまう。それはそのまま展開の地味さにも繋がっているように感じ、結果的にストーリーの粗が最大限に目立ってしまっている。なかなか憎めないキャラ、憎めない映画だけに、惜しいと思う。
6点(2004-10-10 21:55:22)(良:1票)
26.  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
こういう音楽性を存分に打ち出した映画はあまり得意ではないのだけれど、主人公のキャラクターとその生き方は凄まじいまでのエネルギーが伝わり、作品としても熱情に溢れたものに仕上がっている。
6点(2004-01-26 18:00:36)
27.  ベイビー・トーク
個人的な思い出としては、ジョン・トラヴォルタという俳優を初めて見たのはこの映画だった。彼としては落ち目もいいところという時期の作品だったろうけど、彼特有のコミカルな演技は際立っていて楽しく見れた。
6点(2003-10-10 02:58:52)
28.  べクシル 2077 日本鎖国
「アップルシード」の時も感じたことだが、このタイプのCGアニメーションは特異なビジュアルに戸惑いつつ、なぜか感情移入していってしまう。 まあこれは好き好きの問題なのだろうが、明らかに作られた造形が逆に生々しい存在感を生む。 それは、人形浄瑠璃とかマリオネットとか、そういう古典的な人形創作劇の魅力に通じる部分のような気がする。 明らかな造形物に、魂を吹き込む。そういう古くから人間に与えられた“才”。その確かな存在を、この新感覚のアニメーションに感じるのだ。  映画のストーリーとしては、「超ハイテクによって鎖国状態に入った日本」という設定は物凄く興味をそそられ、10年間の鎖国状態から明かされる日本の実態の解明という流れで更に興味は膨らんでいく。 と、そこまでは非常に秀逸な大風呂敷を広げてくれるのだが、日本に入った途端に物語は収縮していってしまった。 舞台自体も強制的に閉鎖的になってしまいストーリーがイマイチ広がっていかない。 とんでもないことが起こっているのに、コトの真相が極めてパーソナル過ぎる。 相当に大規模な設定をしているのだから、いかようにも展開を広げていくことは出来たはずだと思う。  気が遠くなる程に作り込まれたアニメーションと、キャラクターたちの不思議な生々しさを携えた息づかいを前に、勿体なさを感じてしまったことは否めない。 
[映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2007-09-05 00:19:50)(良:1票)
29.  変身(2005)
東野圭吾の原作を読んでいないので憶測の域を出ないが、どうも映画化にあたり原作の持つ物語自体の「意思」を取り違えてしまっているんじゃないかと思った。  人格が崩れ変化してゆく中で苦悩する主人公と、それを目の当たりにして苦しむヒロインそれぞれの葛藤を、表面的な感情のままに映し出しすぎていると思う。 工夫なくただ各々の感情が羅列してしまい、ストーリーの基礎となるテンションに一貫性を持つことが難しい。結果として、文字通り物凄く苦悩する登場人物たちにほとんど感情移入することができない。  おそらく原作は、ある部分においてもっと“客観的”に描き連ねることによって、一層に人物たちの苦悩を引き立たせているんじゃないだろうか。  物語自体の持つアイデアや主題の深みには、映画として仕上げるのに丁度いいバランスと、映像化することによって生まれる付加価値の可能性の高さを感じる。 配役も役者の力量も問題ない。が、結局一番大切な監督の力量が伴っていない。 この物語を映画化するには、今作がデビュー作となった新人監督にはあまりに荷が重過ぎている。 ふいに挿入される音楽がいやにわざとらしかったり、ちょっとした展開にいちいち違和感を感じさせたり、微妙な部分ではあるが、“人間の精神”という非常に繊細なものが主題な物語であるだけに、そういう細部に対するセンスの無さは致命的であったと思う。  実は先日、東野圭吾の直木賞受賞作品「容疑者Xの献身」を読み終えたばかりである。東野作品を読んだのはこれが初めてだったが、大胆なアイデアを礎にした緻密な構成には、流行作家らしい斬新さがある。 この映画の原作である「変身」も読んでみようと思うが、原作を読んだことによって、この映画の評価が尚更下がることは必至のようだ。 
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-11 03:14:53)
30.  ヘラクレス(1997)
最近のディズニー映画におけるキャラクターの安い造形美が顕著に表れた作品だった。ストーリー的に悪いとは思わないけど、コミック雑誌のようなキャラクターには違和感を拭えない。
5点(2003-10-23 17:46:18)
31.  ベルモンドの怪盗二十面相 《ネタバレ》 
タイトルからもっと軽快な娯楽性を期待していたのだけれど、実際の内容は、“怪盗”というよりも“詐欺師”のジャン=ポール・ベルモンドが、くるくるとキャラクターを変える様をコント調に描いたコメディだった。 ベルモンドのパフォーマンスは愉快で楽しめるけれど、延々とドタバタ劇が続くので、中だるみしてしまうことは否めない。内容の割に尺が長いので、徐々に疲れてきてしまった。 このタイトルは、明らかに映画の内容と相反していると思う。  ただし、ジャン=ポール・ベルモンドをはじめとして役者たちにはそれぞれ魅力を感じる。 ヒロインのジュヌヴィエーヴ・ビジョルドは可愛らしく、その愛らしさがラストの顛末に一層の痛快感を与えていると思う。  NHKのBSで放送がなければ、おそらく一生観ない映画だったろう。面白いということは決してないので、観られたことが幸福だったとは思わないが、数多ある映画の中から、自分が生まれる前のこのフランス映画を観たということを、一つの運命だとは思う。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-10-02 15:47:08)
32.  BeRLiN/ベルリン
うーん、全体的な雰囲気には引き込まれるものがあったけど、内容はあまりなかったように感じた。登場人物たちの目的がイマイチ伝わってこず、感情移入も何もできなかった。主演の中谷美紀、永瀬正敏はそれぞれ良い存在感を出していただけに惜しく思う。
3点(2003-11-18 14:57:37)
33.  ペリカン文書
サスペンス映画として、緊張感と説得力に欠けていて物足りなさが大いに残った。ストーリーにインパクトもなく結果的な印象も薄い。デンゼル・ワシントン、ジュリア・ロバーツの共演だけに、もう少し凝った作りをしてほしかった。
3点(2003-11-08 23:57:13)
34.  北京原人 Who are you?
むしろここまで「駄作」としか言いようがない映画もない。小規模映画ならまだ、しょうもない映画として逆に個性を評価のしようもあるが、感動大作として作り出してしまっているのだから、もはや救いようもない。私は、いくら面白くない映画でも大抵は良いところを見つけてしまうのだが、これはその意欲さえわかず、ただ怒りがこみ上げるばかりだ。文句なしに最低点。
0点(2003-10-31 03:30:45)
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