21. ポストマン・ブルース
面白いんだけど、なんだろう。さんざん馬鹿げたギャグで押しといて、最後にホロリとさせるのはちょっと反則。というか、非常に観ていて居心地が悪い。また、『レオン』や『恋する惑星』のパロディはいかにも時代を感じさせます。大杉漣は良かった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-04-02 11:22:16) |
22. ホステル2
《ネタバレ》 前作よりは面白い。が、もともとストーリーはあってないようなものなのに、相変わらず前フリが異様に長い。これでは拷問開始までに飽きてしまう。今回は加害者側にも焦点が当てられており、「これまでとは違う人間になるために」殺人を犯そうとするその動機が怖い。被害者と加害者の立場が完全に入れ替わる皮肉なラストも面白く、単なる復讐劇に終わらないのがミソ。拷問シーンでは、エリザベート・バートリ風の鮮血浴びが良かった(どーゆう感性じゃ?)。ガキ軍団の再登場も嬉しいところ。 [DVD(字幕)] 5点(2008-02-21 23:10:20) |
23. ホステル
《ネタバレ》 投稿数が意外に多いのでびっくり。やっぱりタランティーノ効果ですかね?正直、想像していたよりはグロくない。ただ、『悪魔のいけにえ』なんかでは、いかにも異常な人が異常なことをしていたのに対し、本作では、一見普通のおじさんが大枚はたいて拷問殺人に参加するという、人間の欲望の底知れなさが怖い。後半、復讐劇に転じるのは、ちょっと意外。ただ、ホラー映画がスッキリ終わっちゃいかんでしょ! [DVD(字幕)] 5点(2008-02-21 18:49:41) |
24. ポゼッション(1981)
ストーリー云々よりも、この圧倒的な狂気の映像と俳優の演技に尽きる。アジャーニの狂いっぷりはとにかく見事。バイクでコケるサム・ニールもすげえ!これが『ジュラシック・パーク』の博士と同一人物とはとても思えん。完全にイッちゃってます。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-07 06:37:57) |
25. 僕の大事なコレクション
《ネタバレ》 おじいちゃんは本来自分がいるべき場所に還ったんだと思う。あの広大なひまわり畑は、名作『ひまわり』を彷彿とさせ、美しくも切ない。戦争で亡くなった人たちの墓標なのだろう。ライトな「異文化コミュニケーション」映画だと思っていたら、存外に奥が深い「自分探し」のロードムービーだった。犬のサミー・デイビス・ジュニア・ジュニアが可愛い。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-17 11:27:02) |
26. ホワイトアウト(2000)
《ネタバレ》 まんべんなく『ダイ・ハード』シリーズと『クリフハンガー』をパクっている。ファンをなめとるのか。ド素人の松嶋が、何の反動もなくマシンガンをぶっ放せるのもあり得ない。邦画の典型的なダメな部分が出た駄作。 [DVD(邦画)] 3点(2008-01-12 09:13:16) |
27. 亡国のイージス
2時間では勿体無い作品。3時間完全版とかないんですか?役者が皆素晴らしいので、のめりこんで観れた。ただ、説明不足な点が多く、「誰それ?」「何でこうなるの?」という疑問点が鑑賞中に何度も出てきた。また、『ザ・ロック』的な展開はもうやめにしようよ。 [DVD(邦画)] 5点(2008-01-12 08:35:00) |
28. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 シリーズものといえば、回を重ねるごとにダメになっていくものだが、本作は常に高い水準を保っている。今回は前作のラスト、モスクワ脱出からニューヨークへの帰還までの語られなかったエピソードにスポットが当てられる。ニッキーを狙う暗殺者との追跡戦、胃がひっくり返りそうになるカーチェイスなど、シリーズ完結篇に相応しい重厚なアクションが連続。「ジェイソン・ボーン」シリーズが、今後のアクション映画のひとつのスタンダードとなることは間違いないだろう。 [映画館(字幕)] 7点(2007-11-10 18:17:05) |