1. ぼくのエリ/200歳の少女
萩尾望都の「ポーの一族」でエドガーがアランに「きみもおいでよ。ひとりだとさみしすぎる」というシーンがあったのを思い出しました。 日本の映画タイトルがミスリードを誘い、そのせいで見る気のなかった映画でした。 残酷なシーンもたくさんあります。見ていて嫌になるようないじめのシーンも。 リメイクされた「モールス」も見ましたが、オスカーとエリの、その後の関係が、 幾つかのシーンから途中で死んでしまったエリの父親とエリの関係と オスカーとエリとの関係が違うように感じられて 見終わったあとに、どこかホッとするような後味の残る映画でした。 モールス信号が生きています。 北欧の映画らしい独特の空気感も気に入りました。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-07-02 12:47:44) |
2. ポパイ
アルトマンの失敗作と言われていますが、これは楽しいファンタジーです。ありきたりのコミックをおとぎ話のように演出したアルトマンはさすがです。アルトマンファミリーのシェリー・デュバルもいい味出しています。 8点(2003-06-17 03:55:20) |
3. ぼくを葬る(おくる)
《ネタバレ》 死期が近づいて砂浜にいくロマンがアイスクリームを食べるシーンで味がわからないという顔をします。他にも苦しい表情がいつくつでてくるけど、あえて苦痛を感じている部分を削除して映像にしたような感じがしました。 人はいつか必ず死を迎えます。 どんな死に方がいいのかフワンソワ・オゾン監督は半ば冗談交じり、半ば美化しながらの痛みを和らげるやり方、死を迎える方法を模索してるように思えます。 私もラストは「ベニスに死す」のオマージュだと思いました。 [地上波(字幕)] 7点(2016-12-13 04:05:01) |
4. ボルベール/帰郷
《ネタバレ》 ペネロペをはじめとする女優陣がすごく良かったです。母親は父親を殺し、娘も父親を殺し、ともに証拠隠滅で罪にはなりませんが、それで当然と思わせてしまうところはアモドバルならではだと思います。姉妹と母親の関係がとても良かったです。男は添え物みたいなところも、この映画では良い感じです。映画の中に出てくる食べ物や飲み物も興味のあるものばかり。そう思えた映画につまらない映画はありません。面白い映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-04 19:42:10) |
5. 炎のランナー
ヴァンゲリスのNo1になったテーマを聴きたくて見た映画です。いろいろなスポーツ映画がありますが、こういう静かで淡々としたスポーツものは決して嫌いじゃないです。 7点(2003-09-10 02:27:25) |
6. 慕情(1955)
恋愛映画が苦手でベタなものも苦手なんですが、見たときの状況でシンクロ率が高かったので涙涙でした。丘の上の蝶に涙。せつないテーマソングに涙。見たときの状況って大切ですね。 7点(2003-09-01 00:23:42) |
7. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
「タワーリング・インフェルノ」のジェニファー・ジョーンズ同様、シェリー・ウインターズは儲け役ですね。ふとったおばさんが命をかけて水の中に潜っていくなんて、素敵すぎます。 7点(2003-08-26 04:40:01) |
8. ぼくのバラ色の人生
とっても良い映画でした。かわいくて、せつなくて、おかしくて、やるせない。こういう大団円的でないラストは大好きです。映像もきれいですジャック&ジルの世界のような「パムの世界」って本当にあるのでしょうか?この映画が好きな人は大島弓子の昔のマンガ「つるばらつるばら」は必見です。彼のその後のような夢と現実のような世界のマンガです。 7点(2003-07-16 03:45:25) |
9. ボンボン
《ネタバレ》 人の良い気が弱そうな中年男が血統書付きの表情豊かな犬を押しつけられてからロードムービーになります。失業中でお金に困っているのに、当たり前のように人に親切にしていまう中年に悲哀と優しさを感じる反面、おとなしすぎてはっきりしない生活のため人間味が感じない部分もありました。同じ中年の巻き込まれ型ロードムービーなら、嫌々おせっかいをやく、性格がいまいち良くない「セントラルステーション」の中年女性の方が人間味があって好きです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-21 02:51:06) |
10. ぼくの伯父さんの休暇
のどかな景色のモノクロ映像。かわいい動物とおかしな人たち。粋で洒落た音楽。愛すべき映画なのですが、いかんせんストーリーがない分、ギャグを楽しみたかったのですが、あまり面白くはなく、全体的に興味を引かずに見終えてしまいました。音楽がなければさらにマイナスです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-20 17:33:09) |
11. ホーンテッドマンション(2003)
前半のやりとりは少し退屈だったけど、ホーンテッドマンションに着いてからはとても面白かったです。どこを切ってもディズニーで、そのわくわくするところがたくさんつまっていました。エディ・マーフィーを主役にしたのはぴったりです。オバカシーンの彼ははまりすぎ、かわいすぎです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-22 03:05:31) |
12. ぼくセザール 10歳半 1m39cm
《ネタバレ》 すごく等身大の子供をみたような気がした映画でした。適度に遊びもあって、適度も痛みをあって、でもなにか物足りないのは、親が牢屋に入ったと思っていたので、学校中の子供に憧れの女の子、校長先生まで同情してしまうところや、父親がどこへ行くのか何故隠していたのか意味不明なところなど、納得いかない部分が多々ありました。ラストの風船のシーンがとってもきれいで大好きです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-06 02:46:56) |
13. ホワイト・オランダー
《ネタバレ》 親の支配から逃れられない子供の自立物語というとありがちなストーリーですが、全体を流れるトーンが一定していて良い雰囲気でした。ラスト、母親は母親、自分は自分と区切りをつけたあとの母親は自分を愛している・・というつぶやき印象的でした。この映画のように母親の束縛を逃れられない友人がいて、置き換えてみていましたが、友人は50近いので、どちらかが死ぬまでは束縛されたままだろうなと関係の無いことを考えてしまいました。血は水より濃いと言いますから。 6点(2005-02-02 21:50:37) |
14. ボウリング・フォー・コロンバイン
いろいろな問題を起こすのもアメリカなら、それを痛烈に非難するのもアメリカ。この映画で勉強になることも多かったけど、ラストの持っていき方が強引かな。それでも色々なデータを列挙して、分析してみせるマイケル・ムーアには拍手したくなりました。 6点(2004-02-19 20:58:36) |
15. 北北西に進路を取れ
ヒッチコックのサスペンスは個人的に今ひとつなんですが、この映画に関してはクライマックスが好きです。ヒッチ先生、ラッシュモア山(残念ながらセットなんですよね)でのラストを撮りたくて、そこまで引っ張っていた感じです。 6点(2003-09-14 01:02:44) |
16. ボーイズ・オン・ザ・サイド
内容は乗り切れない部分もあったけれど、こういうロードムービーもいいなあと思います。ウーピー「You got it」。ボニー・レイットより良かった。沁みてきます。CD買いました。 6点(2003-09-01 00:21:16) |
17. ホーム・アローン2
1の方が面白かったかなとも思うけど、クリスマスの街の風景が大好きなので、どっこいどっこいしょ。 6点(2003-08-18 11:02:51) |
18. ポルターガイスト(1982)
子供の使い方が上手だなあと思いました。サンドストームでしたっけを見ている少女のシーンが不思議でした。思った以上に楽しかったです。 6点(2003-08-04 06:58:11) |
19. ホーム・アローン
悪者が上手におバカをしている映画は素直に楽しめます。普通にこんな生活しているなんてすごいなあと思いました。カルキン君の脳天気な演技も大好きです。この後、麻薬やって問題おこして・・・マイケル・ジャクソンのせいもあるのかなぁ。 6点(2003-08-04 04:22:48) |
20. 冒険者たち(1967)
ぜいたくな奴らだなと思いながら憧れてしまいます。全編を通して、すごくいいムードが流れています。音楽も好きです。 6点(2003-07-28 03:07:40) |