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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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41.  真昼の決闘 《ネタバレ》 
それまでの西部劇のヒーロー像とは一線を画した、 現代の人間ドラマにも通じるような人間の強さだけでなく弱さを併せ持つ保安官と 町の人々のドラマを描いた西部劇の異色作です。 かつて自身が逮捕したならず者が釈放され、今まさに列車に乗って自分の元に復讐に向かおうとしている。 列車の到着は正午。残された時間は1時間半足らず。劇中時間と、見る者に流れる時間が同時進行していく。 度々挿入される、確実に正午への時を刻む時計が印象的。 ”真昼の決闘”の時刻となり、いつもは馬車や人が行き交うが、誰もいない静まり返った町の通り。 1人決闘に赴く、町の人々に見放されたゲイリー・クーパーの姿があまりにも孤独。 決闘が終わっても、彼の周りに歓喜の輪が出来ることも無い。 ラストで保安官のバッジをそっと捨てて町を去っていくその姿は「ダーティハリー」のラストと重なります。 孤独な保安官と孤独な刑事。「ダーティハリー」のそれは、本作へのオマージュでもあったのでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-19 23:59:33)
42.  マーニー
「赤い恐怖」という邦題が付いていますが、本作を見てまず思い出すのは「白い恐怖」。 巻き込まれサスペンスと並んでヒッチコックが好んだサイコ・サスペンスですが、 ティッピ・ヘドレンの美しさ、ラトランド邸、街並・・・と重なるバーナード・ハーマンの音楽、 これら作品を構成する要素の落ち着いた味わいに品や格調の高さを感じます。 マーニーがラトランドの会社で盗みを働く。掃除のおばさんとマーニーの行動を同時に見せる。 落ちそうな靴、音。ヒッチコックのこだわりを感じる緊張感があります。 しかしその後、中盤以降はショーン・コネリー演じる夫が完璧すぎる。 あまりにも全てお見通しで常にマーニーの先回りをするのですが、 それ故サスペンスとしては盛り上がりに欠けてしまう。 「鳥」のヒロインに抜擢し、ヒッチコックが見出し寵愛したティッピ・ヘドレン。 この頃には2人の関係は微妙なものであったようですが、 彼女が演じるマーニーをねちっこく執拗に追い詰めていく様が怖かったりもします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-11 01:07:12)
43.  マダム・マロリーと魔法のスパイス 《ネタバレ》 
大ヒットを連発していた90年代から2000年頃までを境に、 以降近年に至るまで扱いが地味化の一途をたどるハルストレムの最新作です。 映画の中にある、この人ならではの優しさは本作でも全く変わることはありません。 苦労を重ねインドから、長い旅路を経てフランスの田舎町に辿り着いたインドの料理人一家。 辿り着いた田舎町で店を構えるまでは良かったのですが、頑固一徹の料理人親父を演じるオム・プリ。 そしてそう広くない道を挟んだ前にはもう一軒のレストランが。支配人を演じるのはヘレン・ミレン。 前半はレストランの経営をめぐりライバル関係にあるこの2人が、事あるごとにいがみ合う。  そしてもう1組の男と女。 インドの料理人の次男とヘレン・ミレンのレストランの副シェフの女性、2人のロマンス。 ハルストレムが描く若い2人のロマンスはいつも本当に爽やかです。 この2人の終盤の会話の中の「あの時、車が故障して本当によかった。理由があって車が故障したんだ」という台詞がいい。 人生、辛く苦しい時期は必ずありますが、そんな時こそ、それも全て理由があるんだと思いたいものです。 しかしお話の方はあれよあれよという間に幸せな方向に進んでいく。 いがみ合っていた2人が和解して以降、この2人の間に流れる穏やかな空気に心が和まされる。 単純なストーリーですが、こういう人情喜劇風の作品にはこんなストーリーがよく似合います。
[DVD(字幕)] 6点(2015-07-19 17:41:28)
44.  マンハッタン花物語 《ネタバレ》 
出会いは1つ間違えばストーカーみたいだったけど、 花を愛する心優しき男を演じるクリスチャン・スレーターと、大きな会社の重役ながらどこか影があるメアリー。 大都会の片隅のありふれた男と女を演じる2人がとても良かった。 僕はメアリーが好きだったのもありますが、特に彼女の普通な感じが良かったですね。 その分若くして重役のポストにまで上り詰めたという設定は作品の中ではあまり活かされていませんでしたが。 この頃のスレーターもこういう役が似合います。 彼の実家でのクリスマス。そこには絵に描いたような幸せな家族の姿がありましたが、 全く違う生い立ちの彼女にはどうしていいか分からない。 それでもそこで皆に祝福されて幸せ一杯のハッピーエンドにしてしまっていたら駄目だったと思います。 その上で一呼吸置いてのハッピーエンドが良かったですね。 そう言えば最近の映画でメアリーを見かけないけど、どうしているのかな? ホームドラマの母親役などが似合う感じになっているんじゃないかと思うんだけどなあ・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2014-08-01 21:08:34)
45.  真昼の死闘
一風変わったテイストの面白さがある西部劇でした。 イーストウッドとシャーリー・マクレーン、2人っきりの時間が長いのですが、この時間帯が意外に面白いんです。 ちょっとユーモラスなシャーリーの言動。 西部劇の代表的な移動手段と言えば馬ですが、馬より1回りも2回りも小柄なロバに、「早く走りなさい!」と言うようにロバのお尻をペンペンしながら乗るシャーリーが可愛らしくもあります。 途中は2人を必要以上に親密にさせすぎず、少し距離感のある2人の関係が時にコミカルですが、程よい緊張感も持続させています。 ラストもおめかししてロバに乗るシャーリーが可愛らしかったですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-06 22:15:17)
46.  マリリン 7日間の恋
関係者が書いた書物などで知る限りですが、「王子と踊子」の頃からのマリリンを思うと、彼女が安らぎのひと時も味わいますが、予期していた通り彼女の姿が辛い映画でした。  マリリンが抱える不幸な少女時代の記憶や、結果的には数年後に離婚することになるアーサー・ミラーとの彼女にとっての3度目の結婚生活、演技に関する不安など女優マリリンとしても、一人の女性ノーマ・ジーンとしても、ミシェル・ウィリアムズは容姿もさることながら、彼女の内面も好演していたと思います。  特にケネス・ブラナー演じるオリヴィエ卿(さすがにいい味わいのある演技でしたねえ)の「君はセクシーでいてくれればいい」に取り乱すマリリンの姿は、彼女がNYに渡り、本作にもリー・ストラスバーグの妻ポーラが登場しますが、アクターズスタジオで演技指導を受けるに至る彼女の思いが端的に表れていたと思います。  「王子と踊子」以降もいい映画がありますが、本作にも描かれている通りマリリンは不安定な状態で、いずれも撮影が遅れ製作費もかさんでいったという。彼女の周りには本作にも登場する人、しない人、様々な人々がいましたが、彼女にとっての本当の心の支えは何であり誰だったのでしょうか・・・。
[映画館(字幕)] 6点(2012-04-11 17:55:14)(良:2票)
47.  マッチポイント
ニューヨークを離れ、ウディ・アレンがイギリスで撮った恋愛サスペンスの上質な一編。  ウディ・アレンと言えばNYの風景、軽快な音楽、アパートの一室、ホームパーティ、そんな中繰り広げられる様々なニューヨーカーの悲喜こもごも、というイメージですが、本作はやはりイギリスを意識してかガラリと作風が変わっています。  しかしお話の方は「ウディ・アレンの重罪と軽罪」でマーティン・ランドーが演じた男の話が思い出される。「重罪と軽罪」で語られる人生の重要な分岐点における選択。本作はそこに運という要素を加味したというところでしょうか。  NYのインテリ層の中年男女の人生の選択を描いた群像劇を、イギリスの上流階級の若い美男美女の恋愛サスペンスに置き換える。「重罪と軽罪」ほどの深みはないですが、その中にもチラリチラリとアレンらしさが顔を覗かせるのにニヤリとしてしまう。  ヨハンソンにとって、これがアレン映画デビュー作ですよね。まず彼女が最初に登場する卓球のシーンで見せる妖しさが凄い。アレンさん、本作を撮っていて、どうしても彼女と一緒に映画に出たくてたまらなくなったのでしょう。翌年には「タロットカード殺人事件」でしっかり共演されていましたから。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-25 10:06:49)(良:1票)
48.  マイ・ドッグ・スキップ
犬と家族モノのお馴染みの展開の中に色んな事が含まれていたように思います。大感動する準備万端で見たのですが、全体的に思っていた以上に淡々と流す作風で泣けはしませんでしたが。  主人公のいじめられっ子の少年と、体が大きないじめっ子とその子分の少年、いつも励ましてくれる優等生でみんなの憧れの可愛い女の子。のび太とジャイアンにスネ夫、しずかちゃんを思い出す設定ですね。  でも、ピンチの時に四次元ポケットから便利な道具が出てくる訳じゃない。フットボールではスキップに助けてもらったけど、野球ではスキップの手を借りず自分の力で頑張ろうとした。その後スキップがいなくなった時も自分一人でガキ大将に立ち向かった。少年の成長や、戦争で片足を失った父、地元の英雄である野球選手の隣人が心に傷を負って戦地から帰郷する描写からは戦争についても言及しています。  その父を演じたのはどうしても悪役のイメージがついて回るケビン・ベーコン。機嫌が悪い時とかには(やっぱり顔は怖い)何をしでかすのかとちょっと心配しましたが・・・。成人した主人公の回想となっているので、ラストにスキップがどうなるのかは冒頭から分かるのですが、このテーマの映画は基本的にいい人が中心のいいお話なので気軽に見られるし子どもと見るのにもいい映画です。
[DVD(吹替)] 6点(2011-11-13 15:17:30)
49.  マンデラの名もなき看守
ネルソン・マンデラの傍で長い年月を過ごした一人の看守、グレゴリーの視点で描かれるアパルトヘイトとマンデラ。ロベン島監獄やアパルトヘイト下の南アの描写はかなり抑え気味で、どちらかと言うとグレゴリーとマンデラ、グレゴリーや家族とアパルトヘイト下の白人社会のドラマであるという印象を受けます。しかし、その中にグレゴリーの苦悩や「黒人の肩を持つ家族」だと批判され、白人の隣人から疎外される描写などを通して、知る機会があまり無い当時の南アの白人社会からの様々な視点でのアパルトヘイトが垣間見える作品です。 
[DVD(字幕)] 6点(2011-10-19 21:38:24)
50.  マイレージ、マイライフ
ラストの何人もの解雇を宣告された人々が異口同音に語る家族という心の支え。中盤には妹の結婚もありました。結婚に不安を感じた妹の結婚相手の男に一人でいることの不安や、誰かと共に生きることの素晴らしさを説く。そして最後に再び出張を命じられた際の複雑な表情。そんな出来事を通し彼の心の中に人生やライフスタイルに対する変化が感じられます。終盤のシカゴ行きもそんな思いの表れだったのでしょう。だからこそ、シカゴ行きの顛末とラストが寂しすぎたと感じました。最後は彼の人生のいい方向への変化が見たかったですね。 
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-10 21:03:50)(良:1票)
51.  マン・オン・ザ・ムーン 《ネタバレ》 
どこまでが嘘でどこからは本音なのか、どこまでが芸でどこからは本当の自分なのか。そこで決して万人に受け入れられるタイプではないですが実在したアンディ・カウフマンというコメディアンを演じたジム・キャリーの凄さを見せてもらいました。  前半からずっと彼の芸を見せる時間が非常に長い。僕はなかなか受け入れられない芸風でこの間はしんどい時間帯でしたが、これが終盤に効いてくるんですね。一方癌が分かってからラストまでは非常に短かったですが、この間をもう少し見たかったです。しかし自身の癌までもがギャグになってしまうとはなんという皮肉でしょうか。  実は本作で一番嬉しかったのがプロレスのシーン!本作が製作された99年、僕はWWF(現WWE)を夢中になって見ていた頃なのですが、南部の帝王ことジェリー”ザ・キング”ローラーが彼の地元メンフィスのリングのシーンで登場した時はビックリ。で、実況席で実況していたのがJRこと、ジム・ロス。この団体のプロレスを見なくなって随分経ちますが、思わぬ所でのキングとJRの2人との再会が嬉しい作品でもありました。
[DVD(字幕)] 6点(2011-03-07 23:50:11)
52.  マーサの幸せレシピ
リメイクの「幸せのレシピ」を先に見ました。正直、あまり内容は覚えていなかったのですが、見ているうちに少しずつ思い出しました。ラストがリメイクとは異なっています。リナを迎えに行って以降のラストは敢えて台詞を省き幸せの風景を流れるように見せていくのですが、これがとてもいい感じです。やはりラブコメにはこんなハッピーエンドがよく似合います。どちらかと言うとドイツ映画の雰囲気は苦手なのですが、(一方イタリア映画は好き)誰もがイメージするところの陽気なイタリア男のマリオの存在がドイツ映画の中にとても自然に溶け込んだ作品でした。
[DVD(吹替)] 6点(2010-08-29 15:07:40)
53.  M★A★S★H/マッシュ
1970年の作品。ベトナム戦争が泥沼の状態に陥っていた頃に発表された、朝鮮を舞台にしたかなりブラックな戦争コメディ。さすがに1970年当時にベトナムを舞台にこの作品は発表できなかったでしょう。これといったストーリーが無く映画としては一つ一つのエピソードをつなぎ合わせたという印象が強く冗長に感じられましたが、実際の戦場シーンや傷つき死んでいく兵士の姿をリアルに見せるのではなく、国家間の愚かな戦争を笑い飛ばし、戦争なんかウンザリだぜ!という痛快な厭戦メッセージが確かに伝わってくる映画でした。
[DVD(吹替)] 6点(2010-06-16 23:27:40)
54.  間違えられた男 《ネタバレ》 
ヒッチコックらしい巻き込まれサスペンスですが、ヒッチ映画で一本を選べと言われて本作を選ぶ人は少ないでしょう。しかし実話がベースになっているという点で異色の作品であり、それゆえ同じ巻き込まれサスペンスでも飛行機に追いかけられる事もないし、組織の陰謀もないし、自由の女神での攻防もないし、“ケセラセラ”のようなドラマティックな事件解決の要素もないし、ブロンドの美女も出てこない。ヒッチらしいユーモアのセンスも影を潜めている。実話ゆえの制約もあるし徹底的に地味な作品です。だからこそリアリティを感じるし、ひょっとしたら仕事が終わり家路に着く途中、自分と瓜二つの凶悪犯と間違われて通報されて・・・なんて事が無いとは言えない。そう考えると怖い映画であり、犯罪捜査のあり方と冤罪という問題に対するヒッチコックの問題提起でもあるのでしょう。そして「いつもの私の映画とはちょっと違いますよ」と言いたげなヒッチ自らが冒頭に作品の説明を行うあたりにこの人の映画と、それを観る者の反応に対する用意周到ぶりを感じます。
[DVD(字幕)] 6点(2010-02-25 20:52:37)
55.  まわり道 《ネタバレ》 
ひょんなことから一緒に旅をする事になった他人同士が時にはいがみ合いながらも様々な出来事やハプニングを通して少しずつ互いに共感が芽生え、目的地に向かう…というロードムービー定番の展開が何も無い、ヴェンダース監督初期のロードムービー3部作の中の一作。目的地もあても無い旅。繰り返される無意味とも思われる会話を聞いていると気が滅入りそうになる。まさに「まわり道」のような放浪。確かに観ていて気が滅入りそうではあるのだが、彼らに共感できないという事でもない。この不思議な感覚がこの異色のロードムービーの魅力なのでしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-13 22:46:51)
56.  マッケンナの黄金
莫大な黄金が眠る伝説の地を目指す一行の人間模様を描くアクションアドベンチャー。 どこまでも続く巨岩、奇岩が連なるダイナミックな風景描写も見どころです。 キャストも豪華で、白人と先住民、善人と悪人、男と女とキャラの描き分けも分かりやすい。 ですが、これだけの舞台設定にしては展開は地味でもう少し見せ場というか、抑揚があってもよかった。 頻繁に挿入されるナレーションに古さを感じさせるのは仕方がないところですが、 この手のアクションアドベンチャーにしてはテンポはいいとは言えずまったりとしていて終盤まで動きが少ないのが勿体ないところ。 主演グレゴリー・ペックに悪役オマー・シャリフ以外にもテリー・サヴァラスに名脇役イーライ・ウォラックら味のあるキャストが顔を揃える。 脇を固める顔ぶれにもうちょっと役割を与えてもよかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-26 23:11:02)
57.  マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 《ネタバレ》 
イギリスのベテラン俳優達が上質のアンサンブルを見せてくれた「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の続編。 まず、前作を見ていないと登場人物たちはあそこで何をやっているのか?なかなか掴み辛いと思います。 前作も登場人物がちょっと多いなという感じはあったのですが、 前作から引き続き登場するマリーゴールド・ホテルの人々に加え、新たな登場人物が多すぎたと思います。 前作を見た人の多くは、ダグラス(ビル・ナイ)とイヴリン(ジュディ・デンチ)のロマンスの続きとはじめとした 彼らのインドでのセカンドライフのその後を見たいと思うのですが、 それよりも、ホテルの経営をめぐる新たな騒動に軸足が置かれてしまっているのは残念。 マリーゴールド・ホテルの人々のその後に希望を感じさせる前作のラストと比較すると、 本作のラストのミュリエル(マギー・スミス)の姿は少々淋しげ。 それでも、インドを舞台にした映画特有の熱さやまるでお祭りのような賑やかさは本作でもやはり楽しかった。
[DVD(字幕)] 5点(2016-07-24 20:20:14)
58.  マリリン・モンロー 最後の告白 《ネタバレ》 
晩年のマリリンに大きな影響を及ぼしたとして有名な精神科医ラルフ・グリーンソン。 その彼とマリリンの生々しい肉声が残された録音テープが残されていた・・・。 そこから浮かび上がる晩年の彼女の様々な人間関係と死の真相という触れ込み。 となると、晩年のマリリンを語る時避けては通れないジャックとボビーのケネディ兄弟などとの関係をはじめ、 彼女の周りでは一体何が起こっていたのか新事実を期待してしまうのですが、 残念ながらあまり突っ込んだものは無く、これまでに読んだ本などで触れられているものとは大きくは変わりませんでした。 「グリーンソン医師とマリリンの肉声テープ」という割には、その肉声はほとんど聞かせてはくれず、 彼女の周りにいた人の証言が挿入されることもない。全編にわたりナレーターの語りで構成されているのも残念でした。
[DVD(字幕)] 5点(2014-11-05 21:39:45)
59.  マリアージュ(2004) 《ネタバレ》 
新郎新婦ならびにご両家との間に様々な事情を抱えた登場人物が一堂に会する結婚式って、基本的に最後はハッピーなコメディに料理しやすい映画の舞台だと思います。  本作でもフクザツな事情を抱えた人々が結婚式に参列する。花嫁の母親の元夫とその恋人、参列者の複雑な浮気の構図などなど、面白くなりそうな序盤の展開。しかし徐々にコメディ色は薄くなり、複雑な事情が泥沼化して作品が重たくなっていきます。  作中に度々挿入される、「結婚は包囲された村のようなもの。外の者は中に入りたがり、中の者は外に出たがる」という諺。これをもうちょっとおもしろ可笑しくやってくれると良かったのですが・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2014-03-01 20:05:18)(良:1票)
60.  マイ・プライベート・アイダホ
本作のリバーを見ていると、あの若さでこの世を去っているだけにその姿が余計に、強烈に目に焼きつきます。本作の姿や「スタンド・バイ・ミー」のラストの儚い彼の姿など、彼の運命を思うと何とも言えない気持ちになりますね。  何も無い荒野の果てしなく続く一本道にリバーが現れる冒頭は「スケアクロウ」の冒頭を思い出した。終盤までのリバー演じるマイクとキアヌ演じるスコットを見ていると「真夜中のカーボーイ」の2人を思い出した。関係や状況は全く違いますが、何故か男2人の内の1人に悲劇が訪れる、男2人の友情を描いたニューシネマと重なって見えました。  それだけにラストはどう解釈すべきでしょうか。彼を拾っていったのは誰だったのだろう?2人の男が思い浮かびました。スコットと、マイクの兄。いずれにしても本作はマイクを見捨てなかったと、そう思いたいラストでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-09-28 21:39:45)(良:1票)
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