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1.  未来のミライ 《ネタバレ》 
15分あたりで挫折しかけた。何時間か中断した後、何とか最後まで視聴。 もしこの映画を音声ドラマとして聞き流し、後で映像を見たら、くんちゃんの容姿に仰天するだろうなと思う。それほどに4歳児とは思えない。演技指導の責任者がこれでOKを出したことにかなり問題があると思う。 それでも、脚本に違和感がなければ何とか途中で慣れたかもしれないが、頼みの綱の脚本がひどい。 4歳児といえば、幼稚園の年中さんでしょ、そんな子に大人(?)が「ひざまずけ」と命令して、彼が中世騎士のように片膝だけ地面につくなんてありえない。「責任」「存在」「徴兵」とか、親もワンコも妹も、軽々しくくんちゃんに熟語を使うな! 特攻隊? おかしいでしょ、それって昔の大人が体験した歴史の話で、くんちゃんの頭の中に潜在的に入っていたものじゃない。子供の年相応のイマジネーションが広がっていくトトロ路線でやってほしいとは言わないけれど、いや、言いたいけど、自転車が一人で乗れるよう、大人の都合で誘導したファンタジーが何の仕掛けもなく突然4歳児の脳裏にふってわくなんて、あまりに都合がよすぎる。 鬼ババの絵にもひと言突っ込ませてもらえれば、やけに輪郭がしっかりしていて、とがった角や目など2つ揃ったものがちゃんと左右シンメトリーに描けている。子供が描いたように見せかけた大人の絵だと一目でわかるとか、何もかも白ける。いちいち引っかかって、せっかくの美しいファンタジーに酔えない。  この作品のいわんとすることは、くんちゃんが兄としての自覚をもつ成長物語なのだとは何とかわかる。 でもその過程の中で、怒りんぼの母といい頼りない父といい、2人とも息子とすれ違ってばかりで、ほぼ何の役割も果たしていない添え物のよう。4歳児が両親としっかり心を通わせるシーンがほぼないのは、かなり異常に思える。 さらに、くんちゃんは女の子が大きくなったらセーラー服を着るなんて知識はないはず。なのに何でそういう姿が4歳児に見えるのか。また赤ちゃんの妹と姉のようになった妹が同一人物だと、なぜ赤あざ1つでくんちゃんは理解できる? 洗濯中の黄色いズボンがなぜ今着られないかが理解できないのに? これらの矛盾を納得させてくれるような設定が一切ない。妹が兄を越えて年齢を上回る話を展開するには、くんちゃんの設定は幼過ぎるのだ。さっきの特攻隊と同じで、大人が知恵をつけるようなファンタジー展開で無理矢理くんちゃんを成長させようとしているところにあこぎさを感じる。残念。
[インターネット(邦画)] 3点(2021-06-18 01:45:04)
2.  ミスト 《ネタバレ》 
後味が悪いとか下らないとか、あまりいい評判を聞いておらずほとんど期待せずに見たら、意外に考えさせられることの多い作品で、けっこう拾いものだった。今年(2016)5月に、年端もいかない1人の小学生が北海道で1週間近くも孤独に耐えて、生き延びた。いかに体力を温存して、1日でも長く助けを待つことが大切かということを、彼は小さな体で証明してみせた。映画の中では、閉じ込められた大勢の人々がうろたえおびえ、言葉は悪いが、勝手に騒いで自滅していった。非常時のパニックが、もっとも命を縮め、何の益をももたらさないことを、この映画は強く訴えている。  この映画に出てくる人々は、自分たちがこうむっている災難を、人のせいにせずにはいられない人たちだった。彼らの信仰は、信じた者だけが救われるというお得感や優越感、排他的な狭い視点に裏打ちされている。  また、この集団が私たち日本人であったなら、どういう流れになっただろうとも考えた。まず、義務感満載の旧約聖書を延々と説き続けるマダムを前にして、きっと誰かが代表して彼女にこう言っただろう。  私たち日本人は、正月に神社へ初詣でに行き、彼岸や盆には墓参り、厄がついたら宮司にお祓いをしてもらい、結婚式は教会で、死んだら戒名をいただきます、そうそう、クリスマスには救い主の誕生をお祝いするよりサンタの方が魅力です。あと、八百万の神さまも捨てがたいですが、まだ続けますかと。  特定の宗教の色に染まりにくい国民性は、本当にありがたい。もちろん、他の国の人々は短絡的だというつもりは毛頭なく、ただ、さまざまな宗教観にとらわれる手間もなく、いち早く一致団結して強者が弱者を守る知恵と勇気を絞る方が、よほど災厄を免れやすいと思うだけだ。深刻な地震に遭い、閉鎖的な環境に長時間閉じ込められた人々が、パニックをさけ、自分にできることを自ら探し出して、積極的に他者に奉仕する姿が、阪神淡路大震災、東日本大震災など、これまでにも何度も報じられてきたが、本当にこれはすごいことなんだと、この映画を観て改めて日本の被災者たちの辛抱強さ、たくましさに気づかされた。
[インターネット(字幕)] 8点(2016-09-14 02:18:52)
3.  みなさん、さようなら(2003) 《ネタバレ》 
「あなたのことが大好きだよ」と、余命いくばくもない本人に幸せな気持ちをプレゼントしてあげる、お酒と料理を囲んで大勢で晩餐会、そういうことができる日本人がどれだけいるだろうかと、深く深く考えさせられた。ハグや握手など、人に触れる文化に乏しいシャイな日本人は、家族が人生のラストを迎えるとき、あの息子が父親に見せた愛情表現をいざ見せられるかというと・・・・・・。こういうシーンを見るたびに、いとも簡単に壁を越えてダイレクトに愛情を伝えられる欧米人が羨ましくなる。また、モルヒネで死ぬタイミングをはかるという演出がズルいというか悔しいというか羨ましいというか、この時間さえわかっていれば、どんな演出も間に合うし、粋な計らいも可能になるというもの。法的に許されないことでも軽々とクリアされているノリを見ると、この映画は「どんな主義を信奉していようがどんな過去を抱えていようが、細かいことは全部忘れて人生の終わりは平らな気持ちで迎えよう(あるいは見送ってあげよう)」ということを人間賛歌として伝えたいのではないかと思う。人づきあいが不器用で問題を多く抱えた人を全身で受けとめる姿は、本当に美しい。
[DVD(吹替)] 8点(2014-03-03 00:19:51)
4.  ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 《ネタバレ》 
エリカを始めとするミレニアムのスタッフたちのふがいなさに仰天した。ロシアのスパイが絡んだ公安関係のネタを追ってるのに、脅しのメールが数通届くぐらいで動揺するとは、絶句もいいところだ。モンスターペアレンツの「殺してやる」という類のクレームですら対処できないんじゃないかと皮肉りたくなる。ちなみに小説の中の彼らは、命がけでやばい橋も渡るし、敵にひるむことなく問題提起に奮闘している。もし原作者のスティーグ・ラーソンが存命でこのヤワなミレニアムを見たら、どれほどがっかりすることか。 また、サブタイトルの「狂卓の騎士」は「円卓の騎士」をもじっていると言われている。ミカエル1人が勇ましくても仕方がないのだ。原作を読んでいる鑑賞者ならこれでもいいのだが、先入観なしに観る人のためには、やはり映像を主体とする手法で、もっと明確に筋を組み立て直すべきだったと思う。つまりリスベットを救わんとする仲間たちと敵グループの2大勢力をくっきりと浮かび上がらせた上で、ガチンコ勝負をさせるべきだった。本作ではいかにも未整理でばらばら感が否めない。「ミカエル」「リスベット」これらの名のもとに騎士たちが結託を強めてこそ、たとえ2人が離れていても鑑賞者は安定して観ていられたと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2013-03-28 23:37:57)
5.  ミレニアム2 火と戯れる女 《ネタバレ》 
ミレニアム1~3すべての原作を読んだ後鑑賞。あの長い話をどう編集したのか見ものだった。各エピソードの取捨選択に納得できて、「さすが」 という感じ。原作にほれ込んだ人が、映像化を楽しむ目的で見る分には充分楽しめる。なつかない山猫のごときリスベットが、かつての上司ドラガンや、親友のミリアム、恩人のパルムグレンに対して、少々びくつきながら上目づかいに相手の出方を伺っているのが、かわいくてしょうがない。ドラゴン・タトゥーをしょいながら、髪をぴんぴんにひっつめ「近寄るな!」オーラ全開だった彼女が、背中を丸めて「・・・怒ってる?」とニャンコになっているのだから、それだけでもう全部許してあげたくなってしまう(笑)。 蛇足ながら1つ。「火と戯れる女」というタイトルに疑問をもつ人もいるのでは。リスベットが戯れているのは他人のPCの中身なのだから、実は火よりもよっぽど危ないのだが。
[DVD(字幕)] 8点(2013-03-28 23:32:02)
6.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
ハリウッド版の後で鑑賞。ハリウッド版のリスベットの方が、動きに無駄がなくてキレがよく、眉がないので表情が読み取れない分、危険度も存在感も上回ってて好きなのだが、ミカエルとリスベットが二手に分かれてする調査内容など、煩雑なストーリーをより良く理解できたのは、こちらの方。またノオミのリスベットは、目が神経質に、細やかに動く。目の動きだけで、的確で合理的な判断や決断をぱぱぱぱっと切り替えているのがわかり、いかにも頭のいい女性なんだろうなぁ、という印象を受ける。ミカエルとの相性もマッチしていて、自然に無理なく鑑賞できた。
[DVD(字幕)] 7点(2013-03-28 11:16:52)
7.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
生乾きのコンクリートに刻まれた名前が痛々しい。デイブの名前だけが途中で切れているのが、とても印象深い。ただ、全体を通してみるに、どこか消化不良な感じがぬぐいきれない。レイのエピソードは余計だろう。一度も姿を見せないレイのことを、誰もが何度も口にすれば、レイは大きな象徴性を持ってしまう。その分、主要キャラ3人のむごい過去がおきざりになる。レイという人物が3人と大きく係わっているならともかく、ジミー1人を中心に描かれているのは残念。それくらいなら3人の確執をもっと密に掘り下げた方がいい。デイブの死は、深く考えさせられる。本人自身が「デイブは死んだ」と口にしていたにもかかわらず、命乞いをする矛盾した言動が興味深い。友を殺害した翌日のジミーの姿は、それこそ「ジミーは死んだ」そのものだ。だが、友が自分の娘を手にかけなかったことが分かると、自分の落ち度に落ち込むものの、安堵感も垣間見える。むしろ、あれほど犯人を憎んでいたにもかかわらず、デイブでなければ犯人は誰でもいい、といった感じだ。ジミーは恐らくとことん不器用なのだ。だからこそ、車に乗らず友を見捨てたコンプレックスからチンピラの道を選んだのだろう。ジミーの妻がデイブの妻に同情を寄せないのは、自分も娘を失っているからだろう。肉親を失う痛みは、五分五分だ、亭主を信じなかった本人が悪い、と自己弁護の態度に出たのだと思う。自分や、自分の亭主の方が格が上だ、という女性特有の優越感も表れている。不愉快には違いないが、ラストはとてもリアル感があった。
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-01 16:13:22)
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