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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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1.  Mr.インクレディブル
傑作コミック「ウォッチメン」を髣髴とさせる設定、犯人の能力に加え、後半では「スパイダーマン2」を意識したシーンが見受けられるなど、監督は相当アメコミ好きなんだなぁ、と思わされる。脚本は能力の活かし方だけでなく、伏線が秀逸で、ダッシュの「じゃ、誰も特別じゃないんだ」というセリフが後のシンドロームの「スーパーヒーローは必要なくなる」というセリフにリンクしたり、公園でのロング・パスがラストに繋がったりと、非常に芸が細かい。個人的にはボブの怪力が、家族と戦う場面になると、より逞しく映るのが印象的だった。後半になってヘレンの活躍が顕著になっても彼の存在感が薄れないのは「家族で力を合わせて戦う」という設定を最後まで見失わないからだろう。そしてピクサーお馴染みの魅力的な脇役も健在。とくに監督自身が吹き替えを担当したエドナ・モードは無茶苦茶いい味を出している。「あなたはイラスティ・ガールでしょ!」とヘレンを励ますシーンが最高だ。「部外者」であるブラッド・バードが監督を務めたことで、ディズニーらしくないシーンが見受けられるのも好感が持てる(シンドロームに同情する人が多いのはオタクが多いから?)。デザインに関しては、パペットじゃないかと思わされるようなリアルな影と金属光沢に驚かされたものだ。しかし、80年代のコミックが元ネタにもかかわらず、エポック・メイキングと言われてしまうのはまだまだ映画がヒーローの概念に疑問を投げかけることも出来ずにいるということか(「バットマン・ビギンズ」は政府公認ヒーローではないのがミソ)。早いところ「ウォッチメン」を映画化してアメコミの世界観に追いついて欲しい。
[DVD(字幕)] 9点(2005-11-10 21:49:38)(良:1票)
2.  ミツバチのささやき
ネガティブな見方をしてしまえば、アナはあの後精神的に引き篭もってしまうのかもしれない。もしくは、ミツバチのように巣から脱出していくのかもしれない。内戦直後で両親はあてのない手紙と蜂の生態に現実逃避している。アナは最後まで死の意味が判らない。彼女とは対照的に姉のイザベルは猫の首を絞めたり、死んだふりをすることで死に近づき、大人になっていく。アナが受け入れられるのはもはや社会から疎外される怪物だけ。前半で2人がはしゃぐシーンがあっただけに、アナが最後にイザベルに心を閉ざすシーンは少し悲しかった。ちなみに好きなショットは母親が小道を自転車で進むシーン。ヨーロッパの道には弱い(あれでもうちょっと天気が良ければ・・・)。
[DVD(字幕)] 8点(2005-11-04 19:32:22)
3.  ミリオンダラー・ベイビー
どこかのサイトで「イーストウッドは世界一美しい74歳だ」といっている人がいたが、本当にそうだと思う。良い意味で「ハリウッドの反逆児」であるイーストウッドが今回は観客の予想するアメリカンドリームとは異なるストーリーを扱っている。もともと淡々とした短編小説であった原作を見事にフィルムに転化させた監督の演出には脱帽してしまう。淡々としていながらどこかもの悲しい雰囲気があり、最後までフランキー、マギー、スクラップの3人の生き様を捉える。人を愛する事の悲しみを体現するフランキー、夢に全てを賭けて生きるマギー、そんな二人を見守るスクラップ。役者の演技はどれも素晴らしい。特にイーストウッドは良い意味で年をとったなぁ、と思わされた。一方でスクラップはマギーと対照的な人物として捉える事もできるだろう。スクラップはマギー同様夢を諦め、人生の傍観者となった。これからはデンジャーを励まし生きがいを見出していくのかもしれない。さらに劇中に出てくるゲール語も隠れた意味をもつ。ゲール語とは「消えゆく言語」。これがフランキーやマギーによって示されるテーマとなっているのだ。ラストの哀愁のあるフランキーの後姿、スクラップの独白も深い余韻を残してくれた。人生について観客に問いかける重く切ない映画。
[映画館(字幕)] 10点(2005-05-29 19:29:56)
4.  ミーン・ガールズ
夏休み中に海外研修帰りの機内上映で見ましたが、どうもこの手の学園コメディは雰囲気が好きになれません。コメディとしては笑えないし、少々大げさなところが多いのが気になりました。どうも登場人物たちの行動の大胆さについていけないのです。内容も比較的予定調和といった感じであまり新味はありませんでした。それでも、ケイディの親友は結構いい味を出していたので(レズとアフリカ系の少年がくっつくところが面白かった)踏みとどまってこの点数です。内容は完全に女の子向けでしたから、女性の方には楽しめるのかもしれません。
[地上波(吹替)] 5点(2004-12-18 14:46:17)
5.  ミラーズ・クロッシング
「ビッグ・リボウスキ」の方が好きですが、こちらも素晴らしい作品だと思います。自分の借金は自分で返す、と言うように何を頼りに生きているのかわからないトムですが(トム・レーガンというのは間違いなく「ゴッド・ファーザー」のパクリでしょう)、彼は帽子にだけ執着しています。そんな彼が唯一感情的になったのはミラーズ・クロッシングでのシーンでしょう。ミラーズ・クロッシングというのは友情と決別の分かれ道だったのではないでしょうか。しかし、それさえにも裏切られ彼は友情を捨て目深に帽子を被るという風に捉えました。はた目から見れば実に哀しい人生ですが、それでも周りの人を守ろうとする姿は本当にハードボイルドと言う言葉の似合う生き様でしょう。随所に見受けられるユーモアと美しい画面がコーエンならではです。
[ビデオ(字幕)] 9点(2004-12-17 16:19:33)
6.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
イラク戦争を起こしたアメリカにとってはまさにタイムリーな映画。この映画を見て不快感を持たなかった人にはこの映画は何の価値もなくなるでしょう。暴力に継ぐ暴力、そして力のあるものに対する嫌悪感を抱かせる事がこの映画の真の目的なのです。ジミーは典型的な「アメリカの男」を体現しており、デイブはその逆なのもそういった皮肉によるものです。結局、ジミーに家族を幸せにするために罪の意識にさいなまれながらも生きていかねばならないという重荷を背負わせる事で単純なバッドエンドともいえない微妙なラストに持って行っているところがまた素晴らしいです。ジミーの奥さんの「あなたにはあと二人娘がいるのよ」という言葉に、彼女がジミーに前妻のことを忘れさせようとする独占欲の強さを感じたりもしました。それと、デイブを中心にこの映画をもう一度見直してみてください。彼は誘拐されて以来、死人のようでした。そして、彼は少年に対して性的関心を持つ人間になってしまい死んでしまうのです。ラストでデイブ以外の夫婦はそろっているという構図をこれで理解できる人もいるのではないでしょうか。劇中で本当に3人が再会できたシーンがないのも興味深かったです。
[映画館(字幕)] 9点(2004-11-30 23:30:17)(良:1票)
7.  ミッション:インポッシブル
導入部のミッション失敗はディテールの作りこみや緊張感からいってなかなかいい出来なのに、後半部でやたら突っ込みどころの多いストーリーになっていった気がします。言ってみれば、良くも悪くもトム・クルーズの映画になってしまっていました。なによりも、TVシリーズのファンを無視した「反則」的なオチがまずかったのではないでしょうか。まぁ、キャスティングの時点でオチは読めてましたけど。しかし、ラストのヘリコプター追跡のシーンなど、娯楽映画としてのレベルはなかなか高いと思いました。もうちょっとベアールに存在感ある役をやって欲しかった気もしますが。
[地上波(吹替)] 6点(2004-11-14 21:26:30)
8.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 
緩急自在の演出が素晴らしいですね。最初の30分は笑いっぱなしでしたが、ジャックが別れた妻に会うくだりから話にシリアスな雰囲気が混じり、無口なマデューカスとの交流が始まり、話はゆったりとしたロードムービーに変化します。全体的に寂しい荒涼とした風景でのロードムービーとしても私は気に入りました。FBIになりすましてバーの店主をだますマデューカスはクールでかっこよかったです(笑)。ラストで別れを告げる二人の表情の演技が素晴らしいです。それまで硬い表情だったマデューカスが本当の笑顔を見せたところが印象に残りました。ただ、退屈ではありませんでしたが、ちょっと長すぎの感じはしました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2004-11-08 17:35:18)
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